初心者から経験者まで使える株式用語・証券用語集・経済用語集です。

株式用語集ら行


あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行



雷同買い・雷同売り
自分の信念を持たず市場人気や証券会社の推奨に便乗して売り買いすること。

LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate)
LIBOR(ライボー)とは、ロンドンにおける銀行間の取引金利のこと。東京市場における銀行間の取引金利は、TIBOR(タイボー)という。

乱高下
相場の上げ下げが激しい状態。

ラップ口座
ラップ口座とは、証券会社が個人投資家の要求を聞き、その資産を一任勘定で運用するサービスで、手数料は売買ごとではなく契約資産残高に応じて一括し徴収されるシステムになっている(口座管理料等も含む)このことから「ラップ=包む」と言う名の由来になっている。つまりAと言う投資戦略が上手く行かず、Bと言う戦略に途中で変更しても手数料はかからないという訳です。ラップ口座は主に富裕層向けのサービスで、最低1千万円、会社によっては億円単位からの契約となる。

ランダムウォーク仮説
ランダムウォークとは、酔っ払いの千鳥足になぞらえて名づけられたもので、株価変動はそれに先行したある期の株価変動から全く独立したものであるという仮説。株価変動になんらかの規則性があるとすれば、多くの人がそれを利用して儲けようとするので、その結果、直ちに現在の株価が修正され規則性自体が消滅してしまうというもの。すなわちランダムウォーク仮説≒効率的市場仮説である。


利食い
買った株が値上がりしたときに売って、その差益を稼ぐことを「利食い売り」また空売りしていた株が下がって買い戻し、その差益を得ることを「利食い買い」という。

リターン・リバーサル効果
リターンリバーサル効果とは、ある一定期間に高い投資収益率をあげた株式は、それに続く期間には低い投資収益率しかあげられず、逆にある一定期間に低い投資収益率しかあげられなかった株式は、それに続く期間には高い投資収益率があげられるという現象。理論的には効率的市場仮説に対する反証の1つとして、アノマリーにおける過剰反応仮説と結び付けられて説明されている。

理想買い
現実はよくないが、近い将来、企業の業績や景気がよくなるだろうといった期待から株を買うこと。

両建て(りょうだて)
同じ銘柄で、買いと信用売りを同時に行うこと。

REIT(Estate Investment Trust)
REIT(不動産投資信託)とは、主に不動産に投資し資産運用を行う上場投資信託のこと。株式と同様に立会時間中いつでも売買ができ、指値注文、成行注文や信用取引も出来る。

リスクプレミアム
リスクプレミアムとは、ある資産(債券・株など)の期待収益率が、それと投資期間を等しくするリスクのない資産(安全資産)の利子率を上回る幅のこと。これをリスクプレミアムまたは危険補償料という。

リセッション(Recession)
リセッションとは、景気後退のこと。

リバランス
リバランスとは、ポートフォリオを見直し、その比率を調整することをいう。例えば外需関連の値上がりした銘柄を一部売却し、そのぶん内需関連株を買うなどしてポートフォリオの構成を調整する。



リパトリエーション
リパトリエーション(略してリパトリ)とは、外国に投資していたマネーが本国に還流することをいう。リパトリは自国通貨の上昇要因となる。

流動比率
流動比率とは、企業の短期支払い能力を見るための指標。詳しくは流動比率を参照。

流動性リスク
流動性リスクとは、取引したくても思うように出来ないリスクをいう。例えば、市場になんらかの悪材料が出たとき、売り注文が大量に出て流動性が止まり取引が成立しないリスクをいう。また悪材料がなくても出来高の少ない新興市場の株などは、買い注文がないか、あっても遥か下の指値しかなく、売りたくても売れないことがある。これも流動性リスクである。

理論株価
理論株価とは、ウイリアムズ・モデルなど、なんらかの理論にもとづき算出した株価という意味で、理論の内容は特定されていない。

悋気売り(りんきうり)
悋気というのは、嫉妬とか、やきもちと言う意味です。上昇相場で他の株が勢いよく上がっているのに、自分の持ち株だけ騰がらないことがあります。この時、嫉妬のあまりあと先考えず売ってしまうことを悋気売りと言う。


レーティング
レーティングとは、証券会社のアナリストがつける格付けのこと。レーティングの仕方は、証券会社によって1~5であったりA~C/アウトパフォーム~アンダーパフォームなど様々です。誤解している人が多いですが、レーティングは現状の株価を基準に上がる下がるではなく、あくまでTOPIXなどにする相対評価です。つまり、TOPIXが20%下がるような地合いのとき、その銘柄が5%しか下がらなければ、アウトパフォームというわけです。

劣後債(れつごさい)
劣後債とは、一般の債務より該当債務の返済が劣後している債券をいう。つまり会社が倒産したとき、支払い順位が低いことから、会社にとって劣後債は事実上支払い不要の債務といえる。そのため劣後債は社債でありながら自己資本に近い扱いを受け、安定的な資金調達源となっている。劣後債は債務不履行リスクが大きい分、金利は高く設定されるので、比較的信用力のある会社の劣後債は投資家から人気がある。

レッドチップ
レッドチップとは、中国系の香港企業株のこと。中国共産党の赤を象徴する意味からレッドチップと呼ばれている。中国

レバレッジレバレッジ
テコのこと。少額の資金で、大きな効果を出すことを「レバレッジ効果」という。

レーガノミックス
レーガノミックスとは、アメリカのレーガン元大統領がかかげた経済政策で、大幅減税と歳出削減によって経済再生を図った。

レガシーコスト(legacy cost)
レガシーコストとは、継続的に発生する負担のことで、企業の年金債務、医療費負担などをいう。英語で遺産をレガシーといい、これにコストをつけると負の遺産という意味になる。

連結決算(れんけつけっさん)
連結決算とは、親会社・子会社を1つのグループとし財務諸表をつくること。企業グループ全体の実力が表される。

連結対象子会社
連結対象子会社とは、連結決算の連結対象となる子会社のことをいう。出資比率が50%超えの子会社は原則連結対象となる。但し、総資産・売り上げ・利益のいずれもが連結した規模の1/10以下で営業成績に重大な影響を及ぼさない場合は連結対象から除外してもよい。出資比率が20~50%の関連会社と非連結子会社は持分法という会計手法で連結財務諸表に反映させる。これを持分法適用会社という。

連想買い
ある株が上がると、それに関連したほかの株も上がるだろうと想像してその株式を買うこと。 反対語=連想売り

レンジ相場
レンジ相場とは、株価が上下一定の範囲内で上げ下げしている状態を言う。レンジの期間が長ければ長いほど一旦レンジを抜けると、抜けた方向に株価の動きが加速する可能性が高い。


ローソク足(Candlestick)
株価の値動きを記録したもので、始値、高値、安値、終値で表される。株価の推移を見るときに日本で最もよく使われている。
ローソク足
ろうばい売り
突発的な悪材料とかで相場が急に下がったとき、あわてて投げ売りすること。

労働生産性
労働生産性とは、投下した労働時間と、その結果として得られた生産量との割合。簡単に言うと、仕事の能率が良いか悪いかという話し。

ロスカット
ロスカットとは、損切りのこと。損を確定させる取引。

ロールオーバー(乗り換え)
ロールオーバーとは、先物売り・現物買いの裁定ポジションを持ている場合で解説すると、まず買っている現物はそのままで、SQ前に一旦先物を買い戻すと同時に期先の先物を新たに売り建てることで決済を先送りすることをいう。ロールオーバーが進むとSQ当日に現物売りが減少することになる。ですからSQが近づいてくるとロールオーバーがどの程度進んでいるかが注目されるわけです。ロールオーバーが活発化すれば期先物の建て玉が増加するので目安となる。

ロックアップ
ロックアップとは、IPO(新規株式公開)において、ベンチャーキャピタルなど上場前の大株主が、上場に合わせ大量に株を売却すると、円滑な価格形成ができなくなり需給も悪化するので、一定期間は株を売却できないようにした取り決めのこと。必ずロックアップが掛かっているわけではないので、ベンチャーキャピタルが多いIPOは要チェック。

ロング・ショート
ロングショートとは、買い(ロング)とカラ売り(ショート)を同時に行う投資法を言う。例えば同業種で割高なA社を空売りする一方で、割安なB社を買う。またセクター間でハイテク全般をロングし、ディフェンシブセクターをショートするなど、組み合わせは多数あり、状況により使い分ける。




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