PEGレシオとは

PEGレシオの見方


PEGレシオとは、PERを一株当たり利益成長率で割ったものです。新興市場で成長性のある有望な会社を見つけたが、PERが高くて投資するか迷っているという時などに使います。

PEGレシオは1倍以下は割安とされています。例えばPERが60倍と高い会社でも、利益成長率が80%なら、60÷80でPEGレシオは0.75倍にしか過ぎません。
PEGレシオ


計算式
PEG=株価収益率(PER)/1株当たり利益成長率

ここで問題なのが利益成長率をどうのように算出するかです。ネットで調べると今後3年~5年間の予想EPSを使えという説明もありますが、アナリストがフォローしていない銘柄の場合、そんなものをどうやって調べるのか? また予想されていたとしても、それが信憑性のあるものなのかは疑問です。

個人的には、PEGレシオの算出には、特別損益の影響を受けない営業利益や経常利益の成長率を使った方がいいと思います。 利益成長率を単純にEPS(純利益÷発行済み株式数)にすると、損益計算書で特別利益や特別損失が大きく計上されていた場合、PEGレシオも実態から大きく乖離してしまうからです。

結局、どうすればよいかと言えば、ちょっと面倒くさいですが、直近過去3年間の営業利益の伸び率を計算し、そこに今期と来期の予想を加味して成長率を推定するのが現実的な使い方ではないでしょうか。

もっと楽をしたいという方は、PEGレシオは楽天証券でスクリーニングできます。ただし利益成長率は、経常利益成長率 = (今期予想経常利益÷前期経常利益 - 1)×100で計算しているようです。これで十分という方はどうぞ。

ポイント
・PEGレシオが2倍以上は割高。

・PEGレシオが1倍以下は割安。

・PEGレシオは高PERを正当化する為の指標ともいえます。ですから新興市場などの急成長している会社で使わないとあまり意味は無い。

・現在、PEGレシオが1倍を割っているから割安だと思って買っても、その企業の成長率が鈍化すればPEGレシオでの割安性は機能しなくなり、高PERが正当化できなくなります。



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