損益計算書P/L (Profit and loss)の見方

損益計算書の読み方


損益計算書 P/L (Profit and loss)とは、いくらで仕入れて、いくらで売れて、どれだけ経費がかかって、税金を払った後に、いくらお金が残ったかを表したものです。


では、損益計算書を見てみましょう。
秘損益計算書

こんなの面倒くさい! と思う人は5つの利益だけ覚えましょう

売上高 ←相手に製品を引き渡したときを持って売上計上。

売上原価 売り上げた商品の仕入原価。

売上総利益 ←売上総利益=「売上高」-「売上原価」

販売費及び一般管理費(販管費) ←いわゆる営業経費。給料、家賃、光熱費、広告費、福利厚生費、減価償却費など。

*人件費や消耗品のコストは売上原価に入れたり、販売費及び一般管理費に入れたりと区分があいまいなので、同業の他社と比較するときは、販管費を引いたあとの営業利益を使った方がいい。

営業利益 ←営業利益=「売上総利益」-「販売費及び一般管理費」
*営業利益は会社が本業で儲けた利益。アナリストはこの営業利益を重視する。なぜなら経常利益や純利益は、本業とは直接関係ない財務活動や特別利益の影響を受けてしまうからです。

*営業利益率%=営業利益÷売上高で計算する。業種によりかなりばらつきがあるものの、売上高に対し3~7%が標準。

営業外収益 ←受取利息、受取配当金、有価証券売却益、為替差益、仕入割引、不動産の賃貸料収入、雑収入など。

営業外費用 ←支払利息、有価証券売却損、売上割引、為替差損、社債利息、雑損失など。

経常利益 ←経常利益=「営業利益」+「営業外収益」-「営業外費用」

特別利益 ←営業活動とは直接関係ない、その期だけ発生した臨時的な利益。不動産や株の売却益など。
特別損失 ←営業活動とは直接関係ない、その期だけ発生した臨時的な損失。不動産や株の売却損、災害損失など。

主な特別利益と特別損失
1・土地や建物など固定資産の売却利益(売却損)
2・長期保有の有価証券売却利益(売却損)
3・債務免除(債権放棄)
4・火災・風水害・地震などの災害による損失


特別利益や特別損失の項目がやたらに多い会社は怪しい。販管費などを削って特別損失として計上することで、営業利益をかさあげしている可能性も・・・ 毎年に渡り大きな特別損失を出している会社は要注意。  

税引前当期純利益 ←税引前当期純利益=「経常利益」+「特別利益」-「特別損失」

法人税等 ←法人税、事業税、住民税。

当期純利益 ←当期純利益=「税引前当期純利益」-「法人税等」

日本の法人税は40%前後でしたが、安倍内閣ではこれを段階的に20%台に引き下げる予定です。なので、2015年は税引前当期純利益から35%前後を引いた額が、だいたいの当期純利益になります。



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