篠原レシオ(強弱レシオ)
今回は篠原レシオです。分類としてはオシレーター系になります。篠原レシオは別名「強弱レシオ」とも呼ばれ、篠原正治氏により考案された分析手法です。この分析手法は市場のエネルギーと人気を数値化すると言う、他のオシレーターにはない独特の考えによって成り立っています。
計算式
強エネルギーと弱エネルギーのAレシオ、強人気と弱人気のBレシオを以下のように算出します。
篠原レシオ(強弱レシオ)の基本的な見方
Aレシオ
Aレシオはエネルギーの強弱が均衡しているときは100%を中心に動きます。Aレシオが150%以上に上昇した時はそろそろ反落に注意で、Aレシオが60%前後に下げた時は底値圏にきていると見ます。
Bレシオ
Bレシオは人気の強弱が均衡しているときは100%を中心に動きます。Bレシオが200%・300%と上昇してきた時は、過熱感の現れでありポジションを手仕舞いにかかります。また下落局面でBレシオが30~70%の間で長く推移した場合は、底値圏にきていると見ます。
Aレシオ・Bレシオを利用した売買ポイント
・低い位置(100%付近)でBレシオがAレシオを下から上に抜いたときは買い。
・A・Bレシオが高い位置から急落し、ともに70%を下回ったときは買い。
・Aレシオが低い位置でエネルギーを溜めている間に、Bレシオが高い位置からAレシオに接近したときは買い。
・Bレシオが上昇前の3倍になったときは売り。
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