フィボナッチ数の見方・ポイント

フィボナッチ数


フィボナッチ数とは、イタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチ(Leonardo Fibonacci、Leonardo Pisano 1170年 - 1250年)が発表したものです。



フィボナッチ数列とは?
フィボナッチ数列とは、1,1,2,3,5,8・・・と続く数列で、隣り合う2つの数を足し算すると、その上位の数になる数列を言います。1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13 8+13=21・・・と、永遠に続いて行きます。

1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987・・・・

フィボナッチ数列の特徴
最初の1を飛ばして、前の数字を後ろの数字で割ると1÷2=0.5 2÷3=0.667 3÷5=0.6 5÷8=0.625・・・と、次第に0.618に収斂して行きます。

最初の1を飛ばして、後ろの数字を前の数字で割ると2÷1=2 3÷2=1.5 5÷3=1.667 8÷5=1.6・・・と、次第に1.618に収斂して行きます。

最初の1を飛ばして、二つ後ろの数字で割ると1÷3=0.333 2÷5=0.4 3÷8=0.375 5÷13=0.384・・・と、次第に0.382に収斂して行きます。

黄金分割
黄金分割
この1.618 0.618 0.382という数字が黄金分割比と言われるのもです。古くはピラミッドやパルテノン神殿、ミロのヴィーナスが黄金分割比で設計されており、自然界でも植物の葉の付き方は、フィボナッチ数と関連しています。また身近なところでは、プリペードカード、名刺、煙草の箱も、黄金分割比になっています。古代に黄金分割比が意識されていたかは不明ですが、自然界、建築、美術、日用品に至るまで、黄金分割比になっているのは、人と調和する不思議な力を持った数字なのかも知れません。

フィボナッチで描いた図形はどちら?
では、ちょっと実験してみましょう。上にAとBの長方形があります。第一印象でどちらの形が好きですか? 選んでからページの下を見て下さい。

相場と関係があるのか?
私はフィボナッチ数の専門家ではないので、ハッキリ言って分かりません。しかし、自然界を始め、結果的に古代から人間が支配を受けている数字を軽視することも出来ないと思います。相場も所詮、人間がやっているものですからね。


テクニカル分析でどのように使うのか?
1.618 , 0.618 , 0.382と言う数字を、押し目の目途としたり、戻りの目途としたりします。またエリオット理論の波動計算に黄金分割比が使われます。

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フィボナッチとチャート



*Aが黄金分割比で書いた長方形です。

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