一目均衡表を使ったデイトレード

一目均衡表デイトレード


まず始めに、下図のチャートは5分足ですが、5分足と言わなければ日足なのか月足なのか誰にも分からないと思います。チャートの見方や考え方は一つ覚えれば時間軸に関係なく使えます。なので、ここで説明することは日足でも週足でも同じことです。



ソフトバンク5分足
ソフトバンク一目均衡表5分足

デイトレードでのポジションエントリー(新規建玉)、ロスカット(損切り)、プロフィットテーク(利食)のポイントは人それぞれだと思いますが、それほど複雑なものではありません。と言うか各種テクニカル指標RSI・ストキャス・RCI・ボリンジャーなどを分足で何個も表示させても、短時間で決断を下さなければならないデイトレードでは頭が混乱するだけです。他の方法を否定すると言うことではありませんが、個人的には一目均衡表だけで充分だと思います。

デイトレードは寄り付きのギャップを利用してエントリーすることも多いのですが、ここでは私がザラバのチャートをどのように見ているかを簡単に説明したいと思います。チャートは一目均衡表と出来高だけのシンプルなものです。転換線の利用法は一目均衡表のところで書きましたので、そちらを参照下さい。

まず、寄り付きでエントリーしなかった場合は30分間は様子見とします。30分間の値幅をブレイクした方向にポジションを取る(30分ブレイクアウト下図)も有効な手段です。では売買のポイントを書いてゆきます。チャートは寄り付いてから転換線を挟んでのも揉み合いになっています。①の転換線を超えた瞬間に買いポジションをとっても間違いではありませんが、直前に上で2回頭を押さえられているので、少し早すぎるでしょう。ロスカットライン(損切り)は下に引いた点線となります。


明確な買いシグナルとなるのが②のポイントです。4回頭を押さえられていた上値抵抗線を抜けてきたわけですから、取りあえず買いを入れるポイントです。(ここで出来高が伴っていれば尚良い)ロスカットラインは赤の点線ですが、揉み合っていた水準の下値(青)でも構いません。

売りは転換線を割れてきた③のポイントで手仕舞いか新規の空売りを考えます。後場の下値サポートとなっていたラインと基準線を割った④で売りシグナルとなります。前場ブレイクアウトしたラインの⑤を割った時点でダメ押しです。③のポイントでは利食の幅が少なくなってしまうと不満の方は、買いは5分足でエントリーして、売りは3分足で脱出すると言う方法もあります。

それじゃあ雲や遅行スパンはいらないじゃないかと言われそうですね。デイトレードでは雲の上下のエントリーでは遅すぎるので必要ないのですが、ただ視覚的に雲を表示させて置いた方が目安にでき安心できます。
30分ブレイクアウト
*ここで説明したものは、出来高がそれなりにある株でないと、使えないと言うか意味がありません。また当然ダマシもありますので、各自自己責任でお願いします。



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