証券会社の選び方-使えるネット証券を比較検討-

自分のスタイルに合った証券会社を選ぶ


はじめに

ネット証券も数多くあり、最初はどの証券会社を選んだらよいか悩むと思います。ポイントとしては、自分が何を、どのくらい、やりたいかで決めれば良いと思います。

■証券会社の選び方 その壱 コスト(手数料)
コストはあくまで本人の取引量により相対的に決るものなので一概には語れません。年に数回しか取引しない人は、コストを気にするよりも、取り扱い商品の多さ、各種無料サービスの充実度に重点を置いて取引会社を選ぶと良いでしょう。一方、月に何十回もトレードする人は、手数料の安い定額制の会社を選ぶべきだと思います。その差は年に数十万、数百万にもなります。

■証券会社の選び方 その弐 機能・操作性
操作性は使う人の感覚的なものなので、これも一概には言えませんが、ゴチャゴチャし過ぎて正直使いづらいと感じる会社もあります。高機能にすればするほど、操作性が悪くなるのは仕方のないところでしょう。単純に売り買いだけ出来ればいいと言うのであれば、シンプルな発注画面の会社がお勧めです。またサラリーマンの方で、どうしても逆指値が使いたいと言う人もいるでしょうから、どの様な機能があるのか事前に確認して下さい。疑問点はメールや電話をすればどの証券会社も丁寧に答えてくれます。

どの会社を選ぶにしろ、全てにパーフェクトな会社は存在しません。自分のトレードスタイル、トレード環境を考慮して、一番合っているなと思う会社を選んでください。

アドバイスとしては、複数社に口座を作っておく方が良いと思います。理由としては、デイ・トレーダーの人などは、ポジションを持っているときにシステムダウンで回線が繋がらないと、ヘッジも出来ず思わぬ損失を被ることもあるからです。またIPOも複数社に出す方が当選確率も高くなります。他にも各社が提供するサービスが口座を持っているだけで無料で使えるメリットがあります。

ちなみに私は、11社のネット証券に口座を作り、使い分けています。

資料請求・口座開設は無料なので、取り合えず資料を取り寄せて、比較して見るのもいいでしょう。ここで紹介している証券会社は、口座を作っても口座維持費用などは一切かかりません。また、資料を請求しても、その取引業者との口座開設、実際の取引の義務は一切生じませんし、電話で勧誘してくることもないので安心して下さい。

口座開設の手続きの流れは?(各社共通)

まず、気に入った証券会社の「口座開設資料の請求」ページで、必要事項を入力して送信。

証券会社から、新規口座の開設に必要な書類一式が送られてくる。ここで疑問点などがあれば納得いくまで聞きましょう。

必要書類に署名、捺印して、運転免許証のコピーなどを返信用封筒で返送。

証券会社で確認審査し、口座を開設。

口座開設後に、支店コード、口座番号、パスワードが封筒で送られてくる。後はお金を入金すれば、いつでもトレードできます

全部で大体10日前後です。

*最近はオンラインのみで口座開設できる証券会社もあります。

以下に発注画面と簡単なコメントを書いてみましたので、選ぶ際の参考にして下さい。



SBI証券
SIB証券発注画面
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旧・イートレード証券。手数料が安く、取り扱い商品の多さなど総合的にバランスがとれているネット証券だ。初心者が最初に口座を開くには無難な証券会社と言える。個人投資家に人気のIPOは落選する度にポイントがたまり、徐々に当選確率が上がって行くシステムを採用している。ネット証券の中では一番多く主幹事を取る会社なので、IPO狙いの人は是非口座を作っておきたい。また、便利で高機能なトレーディングツール「HYPER SBI」は利用条件を満たせば無料で使い続けることができる。

詳細は→SBI証券



松井証券
松井証券発注画面
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ネット証券の老舗。次々に新しいサービスを打ち出し業界をリードしている。発注画面はシンプル系で文字も大きく、高齢者にも優しい設計。とにかく画面の文字がデカイのだ。個人的にお勧めなのが、QUICKの豊富な証券・金融データベースとQUICK企業研究所が発信するアナリストコメントが口座を開くと無料で見られるところだ(他社では有料)

松井証券はサービスは良いが手数料を7年間据え置いたことから、口座数は伸び悩み気味であった。しかし、2006年4月から新ボックスレートを採用し料体系を大幅変更してきた。具体的には従来のボックスレートをきめ細かくしたことで、少ない金額の取引手数料は大幅に下がった。松井の反撃開始である。

詳細は→松井証券

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