閑散に売りなしの解説

相場格言集

閑散に売りなし


格言解説
相場が大きく下落した後、出来高が減り、揉み合いに成ると、強気だった者も次第に弱気になり、空売りをしたい心理状態になってくる。しかし、経験則的にそのような状態になると、目先の売りも出尽くしていることから、きっかけ一つで急騰する場合も多く、閑散に売りなしと言う。

ただ、閑散の揉み合い状態から再び急落するケースも有り、こう言う根拠の乏しい逆張り的な格言を過信するのは、個人的にはいかがなものかと考える。



類似格言
三割高下は一応向かえ
・人の行く裏に道あり花の山
・十人が十人片寄るときは決してその裏くるものなり
万人があきれはてたる値が出れば、それが高下の界なりけり
・野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
・幽霊と相場は寂しいほうに出る


反対格言
・相場に逆らいよろしからず。
・高きを買い、安きを売る。
・割高に売りなく、割り安に買いなし。
・連日の続く相場に逆らうな、ついて行くのが儲るの道。
・論をたて相場の逆を張る人は、論に勝っても相場に負ける。


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