万人が呆れ果てたる値が出れば、それが高下の界なりけりの解説

相場格言集

万人が呆れ果てたる値が出れば、それが高下の界なりけり


格言解説
そもそも万人が呆れ果てたる値というのは、どういうものか私にはサッパリ分かりません。万人が呆れ果てたる値というのは、あくまで結果論であり、後から振り返った時に始めて気がつくものではないでしょうか。

株価が高い時というのは、マクロ指標や企業業績も良く、証券会社もイケイケどんどんで強気のレポートを出し続けるので、それなりに整合性はついているものです。バブルの中に入れば、誰でも例外なく正常・異常のバランス感覚は無くなってしまいます。昔のコメ相場では有効な格言だったかも知れませんが、現在の株式市場では、あまり意味の無い格言ですね。



類似格言
・人の行く裏に道あり花の山
・十人が十人片寄るときは決してその裏くるものなり
相場師は孤独を愛す
・野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
・幽霊と相場は寂しいほうに出る


反対格言
・相場に逆らいよろしからず
・高きを買い、安きを売る
・割高に売りなく、割り安に買いなし
・連日の続く相場に逆らうな、ついて行くのが儲るの道
・論をたて相場の逆を張る人は、論に勝っても相場に負ける


相場格言TOPに戻る