本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2023年3月31日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,041.48 +258.55 +0.93%
TOPIX 2,003.50 +20.18 +1.02%

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。買い先行で始まった後、下げに転じる場面もあったが、一連の金融システム不安が収束しつつあるとの見方から、引けにかけ再び買いが優勢となった。

日経平均は反発。米国株高を受け窓を空け上昇し、節目の28,000円を回復しての始まりとなった。グロース系だけでなく、東証がPBR(株価純資産倍率)1倍を下回る企業を中心に経営改善を要請する案を示したこともあり、バリュー系の銘柄も強く、終日堅調な展開となった。今週は欧米の金融不安が後退したことに加え、配当権利取り、配当の再投資、期末のドレッシング買いなど、日本特有の買い需要もあり、強い1週間でしたね。

本日の取引:1社 2勝 +12,000円
持ち越し:なし



2023年3月30日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,782.93 -100.85 -0.36%
TOPIX 1,983.32 -12.16 -0.61%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。長期金利の上昇が一服したことや、欧米の金融システムへの不安が一段と和らぎ、終日買いが優勢となった。

日経平均は反落。小幅安で寄り付いたあと下げ幅を拡大し、一時200円を超える下げ幅となったが、本日は3月期末の配当の権利落ちが日経平均で255円ほどあるので、それを考慮すれば底堅く推移。大引けにかけては、配当再投資買いへの思惑から下げ渋った。100円安での大引けも実質的には150円高の3日続伸となった。

本日の取引:1社 2勝 +6,000円
持ち越し:400株



2023年3月29日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,883.78 +365.53 +1.33%
TOPIX 1,995.48 +28.81 +1.46%

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続落。ダウは上昇して始まったが、前週末に3%台前半に低下していた米長期金利が一時、3.57%を付けたことで、次第に売りが優勢となった。

日経平均は続伸。米国株は小幅安で戻ってきたが、3月期決算企業の権利付き最終日と言うこともあり、配当権利取りや、その後の指数連動型のパッシブ系運用資金による「配当再投資の買い」を支えにじり高の展開となった。昨日とは逆にザラ場に円安に振れたことも追い風となった。明日は配当落ち分が250円ほど生じるので、日経平均は250円安で始まってトントン。

本日の取引:1社 2勝 +10,300円
持ち越し:400株



2023年3月28日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,518.25 +41.38 +0.15%
TOPIX 1,966.67 +4.83 +0.25%

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反落。経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の引受先が決まるなど、米金融システムを巡る過度な懸念が和らいだことで、金融株全般に買い戻しが入りダウを支えた。ナスダックは長期金利が上昇したことで売りが優勢だった。

日経平均は続伸。欧米市場同様に直近売られた金融株が主導する形で買い先行での始まりとなった。ただ、ザラ場に円高が進行したことで、日経平均はマイナス圏に沈む場面もあったが、下値も堅く大引けにかけ再び強含む展開となった。金融システム不安が完全に解消されたわけではありませんが、だいぶ落ち着いてきた感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:400株



2023年3月27日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,476.87 +91.62 +0.33%
TOPIX 1,961.84 +6.52 +0.33%

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。欧州株式市場はドイツ銀行の株が売られたことで金融株が安く、米国株市場も売りが先行したが、売り一巡後はディフェンシブ株中心に買いが入り切り返す展開となった。

日経平均は反発。週末の米国株が上昇した流れを受け買い先行での始まりとなったが、欧米を中心とする金融システムへの不安が燻っていることもあり、上値は重かった。ただ、今週は配当の権利取りや指数連動型のパッシブ系運用資金による「配当再投資の買い」が入るので、明日以降も欧米市場がよほど荒れない限り、底堅い展開が続きそう。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:100株




2023年3月24日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,385.25 -34.36 -0.13%
TOPIX 1,955.32 -2.00 -0.10%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。イエレン財務長官の議会公聴会の前後で不安定な動きとなったが、本日はイエレン財務長官が「預金保護のために追加的な措置を講じる用意がある」と述べたことで、引けにかけ再び買いが優勢となった。

日経平均は小幅に続落。米国株は上昇で戻ってきたが、日本株は円高の進行や前日米国株が大きく下げる中でも底堅く推移していたので、本日は終日小幅安で揉み合う展開となった。先週は欧米の金融不安で荒れましたが、今週は当局のモラルハザードとも言える素早い対応もあり、落ち着きを取り戻しました。ただ、金融不安は燻り続けるでしょうから、常に注意は必要ですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2023年3月23日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,419.61 -47.00 -0.17%
TOPIX 1,957.32 -5.61 -0.29%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。FOMCは予想通り0.25%の利上げとなり、市場の初期反応は買いだったが、パウエル議長が記者会見で量的引き締め(QT)について「変更すべき兆候はない」、「委員らは年内の利下げを基本シナリオとしていない」と述べたことで、一部であった年内の利下げ期待が後退し、更にイエレン財務長官が政府は全ての銀行一律に預金保護拡大を検討していないと述べると、金融株が売られ下げ幅を拡大した。

日経平均は反落。パウエルFRB議長とイエレン財務長官の会見内容が嫌気され、米国株が反落した流れを受け売り先行での始まりとなった。ただ、売り一巡後は米国株先物が堅調に推移していたこともあり、ジリジリと下げ幅を縮小する展開となった。まあ、パウエルFRB議長もイエレン財務長官も当たり前のことを言っているだけなんですが、これで下げてしまうのは、まだ金融不安が燻っているってことですね。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:なし



2023年3月22日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,466.61 +520.94 +1.93%
TOPIX 1,962.93 +33.63 +1.74%

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。イエレン財務長官が、米国銀行協会のイベントで「中小銀行が預金流出に陥れば、当局による預金保護が正当化されうる」「状況は安定しつつあり、米国の銀行システムは健全性を保っている」述べたことで、一連の銀行危機が景気を冷やすとの警戒も後退した。

日経平均は反発。欧米の金融不安が和らぎ前日の欧米株が上昇した流れを受けて買いが先行。祝日前にヘッジ売りした先物の買い戻しを巻き込みながら一段高となった。日本時間の明日午前3時に、米国で米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。市場ではインフレと銀行危機両方に対応する形で0.25%の利上げが予想されており、予想通りならひとまず好感されそうだ。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:100株



2023年3月20日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 26,945.67 -388.12 -1.42%
TOPIX 1,929.30 -30.12 -1.54%

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。クレディ・スイスの経営不安や米地銀の経営不安も引き続き根強く、リスク回避の売りが優勢となった。

日経平均は反落。スイス国立銀行(中央銀行)による7兆円の流動性供給で落ち着くかと思いきや、市場の懸念は払拭できず、週末再びクレディ・スイス株が10%近く急落したことで、スイス当局の意向で今朝UBSがクレディ・スイスを救済合併することになりました。また、日銀など主要6中銀が米ドルの流動性供給で協調行動を取ると発表したことが好感され、週末のCMEの清算値は300円ほど下がっていたが、朝方は上昇する場面もあった。ただ、クレディ・スイスが発行した劣後債の一種である「AT1債」2.2兆円分の価値がゼロになったことで、今後その影響が懸念されますし、米地銀の連鎖破綻が完全に出尽くしたかどうかも予断を許さず、疑心暗鬼の状態で買いは続かなかった。

それにしても今回はどの国も対応が素早いですね。まあ、考えてみれば世界的金融緩和の副作用で株も債権も歪みが溜まりに溜まっている状態ですから、ここで金融危機を起こしたら、リーマンどころの騒ぎではないですからね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし




2023年3月17日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,333.79 +323.18 +1.20%
TOPIX 1,959.42 +22.32 +1.15%

米国株は、ダウは反発、ナスダックは4日続伸。欧州中央銀行(ECB)が16日の理事会で前回に続き、0.5%の利上げを決めたことで朝方は売りが先行したが、米大手銀行が経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンクを支援するとの報道が伝わると、金融システムの不安定化が和らぐとの期待感から買いが優勢となった。

日経平均は反発。米国株の上昇を受け買い先行での始まりとなった。前場は上値の重さが目立ったが、後場になると再び買いが入り一段高となった。ナスダックが一連の騒動の中でも長期金利が低下したことで堅調推移となっているのは皮肉な話ですが、あっちが駄目でもこっちがあるさと言った感じで、株に対する信頼感はまだ相当なものですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2023年3月16日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,010.61 -218.87 -0.80%
TOPIX 1,937.10 -23.02 -1.17%

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続伸。以前から経営不安のあったクレディ・スイスですが、その筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が追加出資を拒否したことで同社の株価が暴落し、欧州株が軒並み安となった。ダウの下げ幅も一時720ドルに達したが、スイス国立銀行(中央銀行)が同社に流動性を供給する用意があると伝わると引けにかけ下げ渋った。

日経平均は反落。昨夜のナイトセッションから大荒れでしたね。朝方は500円を超える下げとなったが、スイス国立銀行(中央銀行)がクレディ・スイスに対し最大7兆円の流動性を供給すると言う、具体的な数字が出たことで下げ渋る展開となった。一旦落ち着きましたが、次はどこかと言った市場の疑心暗鬼は続いています。まあ、モラルハザードの問題はありますが、もしクレディ・スイスのようなグローバルな金融機関を潰したら世界的な大惨事になるので、リーマンの時の教訓が生きていますね。ただ、問題のある金融機関は他にも多くあるでしょうし、マーケットはリスク無頓着な状態からリスク過敏な状態になっているので、しばらくは要注意ですね。

本日の取引:1社 2勝 +16,800円
持ち越し:なし



2023年3月15日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,229.48 +7.44 +0.03%
TOPIX 1,960.12 +12.58 +0.65%

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。朝方発表の2月の消費者物価指数(CPI)は市場予想通りの結果となり、インフレへの過度な警戒感が後退。この日は前日まで売り込まれた金融株が買い戻されたことで、他の銘柄へも安心感が広がった。

日経平均は反発。米国市場同様に直近売り込まれた金融株が買い戻され、朝方は200円を超える上昇となった。ただ、金融株以外はそれほど売られていたわけでもないので、戻りは限定的で後場は一時100円ほど下げるなど不安定な動きとなった。

そうそう。昨日、一昨日と2日連続で日銀がETFを買っていましたね。この期に及んでまだこんなことをやっているんですから、呆れて物が言えません。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:1000株



2023年3月14日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,222.04 -610.92 -2.19%
TOPIX 1,947.54 -53.45 -2.67%

米国株は、ダウは5日続落、ナスダックは反発。地銀を中心に金融株には売りが続いたが、一連の騒動を受け3月のFOMCで政策金利が据え置かれる可能性が浮上したことで、ダウの下げ幅は限定的なものに留まった。ナスダックは長期金利の低下を受け反発。

日経平均は3日続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、為替が円高に振れたことや、高値圏にあった金融株に売りが続き日経平均の下げ幅は一時700円を超える場面もあった。ただ、大きく売られたのは金融株だけでロング・ショートのアンワインドが中心だった。米当局の対応は早かったものの、わずか1週間で3行が破綻したわけですから、不安定になるのは仕方のないところ。今晩のCPIはどうなるか分かりませんが、次回FOMCはつい最近まで80%の確率で0.5%の利上げ予想だったものが、利上げ見送り予想まで出てきました。CPIどころではなくなったとも言えますが、それでもCPIで強い数字が出てしまうと、ネガティブな反応になりそうですね。

本日の取引:1社 1勝 +6,400円
持ち越し:なし



2023年3月13日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,832.96 -311.01 -1.11%
TOPIX 2,000.99 -30.59 -1.51%

週末の米国株は、ダウは4日続落、ナスダックは続落。米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったものの、失業率が3.6%に悪化し、平均時給も前月比0.2%上昇に伸びが鈍化した。また、SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンクが経営破綻したことで次回FOMCでの0.5%の利上げ確率は5割未満に低下し、ダウは上昇する場面もあったが、最終的にはリスク回避の売りが優勢となった。

日経平均は続落。シリコンバレー銀行の経営破綻を受けて、朝方はリスク回避の売りから日経平均は一時500円を超える下げとなったが、米当局が預金者保護と新融資制度を矢継ぎ早に発表したことが安心感に繋がり、米国株先物が終日堅調に推移。これを見て日経平均も下げ渋る展開となった。ただ、FRBがこれだけ強烈に金融引き締めを行っているので、今後もこのような経営破綻が出てくる可能性が高いことから、しばらくは不安定な動きになりそうです。まあ、日本でも金利が上昇したら地銀で経営破綻が出ることは避けられないでしょうね。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし



2023年3月10日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,143.97 -479.18 -1.67%
TOPIX 2,031.58 -39.51 -1.91%

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反落。朝方に発表された週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで上昇して始まったが、今晩発表の雇用統計が市場予想並みの結果でも、次回のFOMCでFRBが0.5%利上げを決定するとの思惑から次第に売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行での始まりとなった。その後、日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、現状維持が伝わると株先は一瞬買いで反応したが、これは織り込み済みで再び売り直される展開となった。今晩の雇用統計よりも来週の消費者物価指数(CPI)の方が注目度が高く、よほど乖離した数字がでなければ雇用統計は荒れることはないと思いますがね。米金融のSVBファイナンシャル・グループが大規模な資金調達計画を発表したことで、金融不安が取り沙汰されています。現状、広がりを見せる気配はありませんが、一応注意は必要か。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:なし



2023年3月9日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,623.15 +178.96 +0.63%
TOPIX 2,071.09 +19.88 +0.97%

米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。労働市場の底堅さを示す経済指標が相次いだことで、FRBの利上げ再加速を警戒して軟調な展開だったが、下値も限定的だった。

日経平均は5日続伸。ナスダックが反発したことや、為替の円安基調を好感し買いが先行。週末に日銀の金融政策決定会合や米雇用統計の発表など重要イベントを控えているが、日銀の金融政策決定会合に関しては、現状維持が濃厚であることから、さほど警戒感は高まらず、むしろ買い戻しに拍車が掛かっている感じ。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2023年3月8日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,444.19 +135.03 +0.48%
TOPIX 2,051.21 +6.23 +0.30%

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続落。パウエルFRB議長が7日の議会証言で、利上げペース加速や利上げ長期化の可能性を示唆したことで、次回FOMCでの利上げ幅が0.5%に拡大されるとの見方が強まり売りが優勢となった。

日経平均は4日続伸。米国株安を受け売り先行で始まったが、前日から大幅に円安が進行したことで、直ぐに切り返し終日堅調な展開となった。米国の金利上昇によるリセッション懸念は殆ど無視されて、異次元緩和を続ける日本は円安、株高でホクホクという状態がいつまでも続くと思えませんが、目先は円安効果が効いていますね。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:なし



2023年3月7日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,309.16 +71.38 +0.25%
TOPIX 2,044.98 +8.49 +0.42%

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは反落。7~8日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードが強かったが、アップルなどの上昇に支えられ底堅い展開となった。

日経平均は3日続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、日経平均は2営業日で700円を超える上昇となっていることもあり、小反落での寄付きとなった。ただ、バリュー株(割安株)には本日も継続した買いが入り、直ぐに切り返す展開となった。割安株の水準訂正が進んだことで、本当に割安な株がなくなってきたって感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2023年3月6日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,237.78 +310.31 +1.11%
TOPIX 2,036.49 +16.97 +0.84%

週末の米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは続伸。前日にタカ派で知られるアトランタ連銀のボスティック総裁が、「0.25%の利上げに断固賛成する」と述べたとことで、利上げ幅が警戒していたほど大きくならないとの思惑から、この日も買いが継続した。

日経平均は続伸。米国株が大幅利上げ懸念が後退したことで長期金利が低下し、続伸して戻ってきた流れを受け買いが先行。日経平均は先週末にレンジ上限を上抜け、本日は窓を空けて28,000円台に乗せたことでショート・カバーも活発となった。ただ、今週はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合を控えていることから、買い一巡後は高値圏で揉み合う展開となった。

本日の取引:2社 2勝 +14,300円
持ち越し:なし



2023年3月3日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,927.47 +428.60 +1.56%
TOPIX 2,019.52 +24.95 +1.25%

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反発。直近の強い経済指標を受け、次回のFOMCで利上げ幅が0.5%に拡大するとの観測が浮上していたが、タカ派で知られるアトランタ連銀のボスティック総裁が、「0.25%の利上げに断固賛成する」と述べたとことで、利上げ幅が警戒していたほど大きくならないとの思惑から買いが優勢となった。

日経平均は反発。米国株の上昇を受け買い先行で始まり、その後もファーストリテイリングなど指数寄与度の高い銘柄に買いが継続し、400円を超える大幅高となった。先物主導でカチ上げた感は否めませんが、レンジ上限を上抜けてきたことで来週はもう少し動く相場になって欲しいですね。

本日の取引:1社 1勝 +7,600円
持ち越し:800株



2023年3月2日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,498.87 -17.66 -0.06%
TOPIX 1,994.57 -3.24 -0.16%

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続落。ISM製造業景況感指数が市場予想を上回り、長期金利が一時、昨年11月以来となる4%台に乗せたことで軟調な展開となった。ただ、労使契約で合意しストライキ懸念が後退した建機のキャタピラーが1銘柄でダウを60ドルほど押し上げたことで、ダウはプラス圏で取引を終えた。

日経平均は反落。米国株はまちまちで戻ってきたが、小幅高で始まり一時三桁の上昇となる場面もあった。ただ節目の27,500円を超えると上値が重くなり、後場はいつものように膠着感の強い展開となった。まあ、米国株先物が軟調に推移していたことを考慮すれば、これでも強い動きだったと言えますね。

本日の取引:なし
持ち越し:800株



2023年3月1日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,516.53 +70.97 +0.26%
TOPIX 1,997.81 +4.53 +0.23%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。インフレ高止まりでFRBの利上げが長引くとの観測から長期金利が上昇傾向で株は軟調な展開となった。

日経平均は続伸。米国株の下落を受け売り先行で始まったが、下値は限定的でその後、中国国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を大きく上回ったことが好感され、プラス圏に切り返し、じり高の展開となった。為替も外部環境を考えればもっと円安になってもおかしくありませんが、動きが重いですね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:500株