本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2021年10月5日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,822.12 -622.77 -2.19
TOPIX 1,947.75 -26.17 -1.33

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。原油先物相場が約7年ぶりの高値を付けたことで、インフレ懸念というかスタグ懸念が警戒され売りが先行。長期金利の上昇でハイテク株が総崩れとなり、中国恒大集団の過剰債務問題と連邦債務の上限問題も引き続き重しとなった。

日経平均は7日続落。米国株安を受け売り先行で始まり、戻しそうになると先物にまとまった売りが出て一時900円を超える下げ幅となった。日経平均は年初来高値を付けてからまさかの3,000円安。先月のメジャーSQとは真逆の展開で、プット売りの損失をカバーするためのヘッジの先物売りが下げを加速している印象。長い下ヒゲは出たものの、SQ週の水曜日は荒れる傾向にあるので、明日も要警戒ですね。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:3社 2900株



2021年10月4日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,444.89 -326.18 -1.13
TOPIX 1,973.92 -12.39 -0.62

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。ISM製造業景況指数と消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことや、メルクが開発中の新型コロナウイルス経口治療薬の良好な臨床試験結果を好感し買いが優勢となった。

日経平均は6日続落。米国株高を受け買いが先行したが、1時間も持たずに失速し、そのままズルズルと下げ幅を拡大した。香港取引所が中国恒大集団の売買を停止すると発表しが、理由を明かさなかったことで不安感が高まり、売り仕掛けも入りやすかった。指数は大きく続落したが、リオープン(経済再開)銘柄には引き続き買いが入っていた。それにしても先週全敗して、本日は反発するだろうと思っていたところの6連敗ですから、嫌な感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:2社 2600株



2021年10月1日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,771.07 -681.59 -2.31
TOPIX 1,986.31 -43.85 -2.16

米国株は、ダウは反落、ナスダックは5日続落。朝方は買いが先行したが上値は重く、イエレン財務長官やパウエルFRB議長が債務上限が引き上げられなければ深刻な事態をもたらすと再度警告したことで投資家心理が悪化し、売りが優勢となった。

日経平均は5日続落。米国株安を受け売り先行で始まったが、寄り付き後、暫くは小安い水準で持ちこたえていた。しかし、米国株先物が軟調に推移していたこともあり、ズルズルと下げ幅を拡大する展開となった。本日の下げで菅首相退陣表明後の上昇がほぼ帳消しとなりましたが、外国人というか、日本人から見ても菅氏と岸田氏の違いはあまり感じられず、振り出しに戻るのは、ある意味納得と言ったところ。米長期金利の上昇、債務上限問題、中国の電力不足、中国恒大集団の過剰債務など海外発のリスク要因が増えてきており、売り仕掛けしやすい環境になっている。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:2社 2600株



2021年9月30日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,452.66 -91.63 -0.31
TOPIX 2,030.16 -8.13 -0.40

米国株は、ダウは反発、ナスダックは4日続落。長期金利の上昇一服を受け買いが先行したが、連邦債務の上限問題で与野党協議が難航していることもあり、上値は重かった。

日経平均は4日続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、自民党総裁選など注目イベントが一巡したことで、終日方向感の定まらない、ぼんやりした相場となった。日経平均の銘柄入れ替えに伴う売りも警戒されていたが、影響はそれほど大きくなかった印象。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 2300株



2021年9月29日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,544.29 -639.67 -2.12
TOPIX 2,038.29 -43.48 -2.09

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続落。長期金利の上昇が続いていることや、連邦政府の債務上限問題も重しとなり、ナスダックは2.83%と今年3番目の下落率となった。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は3.8%の下落。

日経平均は3日続落。米国株安を受け、ハイテク株中心に終日売りが優勢となった。配当落ちを考慮すれば460円安程度で、NYダウに準じた動きだった。総裁選は予想通り岸田氏の勝利となりましたが、1回目の投票で岸田氏が1位、河野氏2位となると先物が急落するなど、織り込み済みじゃなかったの? って感じで変な動きでしたね。高市総裁を期待する向きもそれなりにあったのか。選挙に向け岸田氏で野党はラッキーとの声もありますが、確かに選挙の顔としての弱さは否めませんが、河野氏や高市氏と比べ大きな失策もしないでしょうから、逆に攻めづらいと思いますがね。ただ、菅政権と何が大きく変わったの? と問われれば、いまのところ言語が明瞭になったということしか思い浮かびません。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 2300株




2021年9月28日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,183.96 -56.10 -0.19
TOPIX 2,081.77 -5.97 -0.29

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは続落。長期金利の上昇を受け、相対的な割高感が意識されやすいグロース株から景気敏感株に資金を移す流れが強まった。

日経平均は続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、日本株はいまだ過熱感が残っていることもあり、一時30,000円割れ寸前まで売られたが、配当権利取りの買いが支えとなり下げ渋って大引け。配当落ち分は180円程度なので、明日は180円安の3万円がニュートラルとなる。総裁選は決選投票になるのはほぼ確実な情勢で、岸田氏でかなり固まってきた感じですね。

本日の取引:1社 2勝 +8,000円
持ち越し:2社 2300株



2021年9月27日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,240.06 -8.75 -0.03
TOPIX 2,087.74 -3.01 -0.14

週末の米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反落。ダウは直近2営業日で800ドルを超える上昇となっていたこともあり、マイナス圏で推移する場面も多かったが、利鞘改善期待から金融株が買われ指数を下支えた。

日経平均は反落。米国株は小動きで戻ってきたが、前週末急騰した反動もあり、終日上値の重い展開となった。ただ、米国株先物が堅調に推移していたことや、個人の配当権利取りの動きももあり、下値も限定的だった。中国恒大集団の過剰債務問題は引き続き重しとなっているが、秩序あるデフォルトに向かっているという認識で不安は抑えられている。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:2社 2500株



2021年9月24日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,248.81 +609.41 +2.06
TOPIX 2,090.75 +47.20 +2.31

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは3日続伸。FOMCはどちらかと言うとタカ派的な内容だったが、不透明感が払拭されたことで買い戻しにつながった。中国恒大集団の過剰債務問題も、中国国内の問題と受け止められ売りは続かなかった。

日経平均は反発。日本が祝日の間、米国株が堅調に推移したことで窓を空けての急反発となったが、短期筋の買い戻しによる上昇で、ギャップアップした後は殆ど横這いだった。円安を考慮すればもう少し上がって欲しいところでしたが、連休の谷間なのでこんなもんかなって感じ。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:2社 2400株



2021年9月22日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,639.40 -200.31 -0.67
TOPIX 2,043.55 -21.00 -1.02

米国株は、ダウは4日続落、ナスダックは反発。前日急落した反動から買いが先行したが、中国恒大集団の過剰債務問題や、FOMCの結果発表を控え、次第に様子見ムードが強まり、この日の安値圏で取引を終える。

日経平均は続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、中国恒大集団の過剰債務問題、FOMCの結果発表を控えるなか、明日が祝日という事もあり、売り買いとも手掛けづらい展開となった。東証は世界一休みが多く、取引時間も短い市場ですが、こういうマーケットが動いているときは、マーケットが閉鎖されていること自体がリスクになりますね。中国恒大集団に関しては、昨日書いた通りで特に追加のコメントもなし。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:2社 2700株



2021年9月21日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,839.71 -660.34 -2.17
TOPIX 2,064.55 -35.62 -1.70

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反落。中国恒大集団の経営不安の高まりが、香港市場、欧米市場に拡大しリスクオフの動きとなった。また、イエレン財務長官が、WSJへの寄稿で債務上限を引き上げられなければ広範な経済的大惨事が生じるだろうと述べたことも警戒感につながった。

日経平均は反落。過剰債務問題を受け欧米市場が急落した流れを受け売りが先行。ただ、香港市場や上海市場は落ち着いた動きで、米国株先物も堅調に推移していたことから、売り一巡後は揉み合いとなった。仮に中国恒大集団が見せしめで解体されたとしても、それがリーマン・ショックのような世界的なシステミック・リスクにつながるリスクは低いでしょう。あくまで中国国内の問題で、いざとなれば中国共産党がどうにでも処理出来る問題。今日の動きなども、なんちゃってリスクオフって感じで、本気で怖がっている売られ方じゃないですしね。

本日の取引:1社 2勝 +9,000円
持ち越し:2社 2100株




2021年9月17日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,500.05 +176.71 +0.58
TOPIX 2,100.17 +10.01 +0.48

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。8月の小売売上高や9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことを好感し、上昇して始まったが、景気の減速懸念は根強く買いは続かなかった。

日経平均は反発。米国株はまちまちで戻ってきたが、為替が円安に振れたことや、直近2日間下げたことで過熱感が若干和らぎ、押し目買いが優勢となった。先高感は根強いものの、来週は3営業日しかなく、FOMC、中国恒大集団の過剰債務問題など手控え要因も多い。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 2200株



2021年9月16日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,323.34 -188.37 -0.62
TOPIX 2,090.16 -6.23 -0.30

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。9月のニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を大きく上回ったことや、直近の下落で値ごろ感もあり、買いが優勢となった。

日経平均は続落。米国株高を受け反発して始まったが、前日の押しが浅かったこともあり、買い一巡後はスピード調整の売りが優勢となった。日本はまだ総裁選でお祭り騒ぎですが、グローバル・マーケットでは、各方面で強まる中国の規制強化がじわりと重しになっていますね。本日も中国第2位の不動産開発会社、恒大集団の過剰債務問題が話題になっていましたが、負債が30兆円とも言われており、見せしめとしてデフォルトさせることになれば、影響は大きそうです。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:2社 2200株



2021年9月15日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,511.71 -158.39 -0.52
TOPIX 2,096.39 -22.48 -1.06

米国株は、ダウは反落、ナスダックは5日続落。消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、緩和的な金融環境が当面続くとの思惑から買いが先行したが、同時に景気鈍化懸念も意識され、買いは続かず下げに転じた。

日経平均は反落。米国株の下落や直近の急騰に対する警戒感から売りが先行したが、それでもCMEの清算値からはかなり高く寄り付き、ザラ場も底堅い動きだった。下げたと言っても日経平均は本日も陽線で、これで12営業日連続陽線となります。まさに、押し目待ちに押し目なし、という典型的な動きになっていますね。

本日の取引:1社 2勝 +9,100円
持ち越し:1社 1100株



2021年9月14日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,670.10 +222.73 +0.73
TOPIX 2,118.87 +21.16 +1.01

米国株は、ダウは反発、ナスダックは4日続落。ダウは先週700ドルを超える下げとなっていた反動もあり、値頃感からの買いが優勢となった。また、米国の新型コロナの新規感染者数もピークアウトの兆しが出ていることも景気敏感株への買いにつながった。

日経平均は3日続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、良好な需給を背景に堅調スタートとなり、一気に年初来高値を更新した。CTAのアルゴよるトレンドフォローの買いと、外国人投資家が欧米株と日本株の配分割合を調整するリバランスのような買いも入っているんでしょう。それにしても今日はさすがに一服するかと思いましたが、全然下がりません。日経平均のチャートは、まるで新興市場の小型株のような動きになっており、相変わらずオモチャ市場って感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1100株



2021年9月13日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,447.37 +65.53 +0.22
TOPIX 2,097.71 +6.06 +0.29

米国株は、ダウは5日続落、ナスダックは3日続落。年後半の経済成長率見通しを引き下げるリポートが多く出されるようになり、持ち高調整の売りに押された。

日経平均は続伸。米国株の下落を受けCMEの清算値は200円近く下落していたが、需給の良さから小幅安で寄り付き、すぐにプラス圏に転じるなど底堅い動き。取引時間の大半は小安い水準で推移していたが、大引けかけ売り物が少ない中、スルスルと上げ幅を拡大し、日経平均、TOPIXとも高値引けとなった。米国株に対し出遅れが指摘されていた日本株ですが、直近1年間の比較では、日経平均が先週NYダウを一気に上回り、更に乖離を広げようとしています。首相の退陣でここまで一変してしまうのは、他の主要指数ではちょっと考えられませんね。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:1社 1100株



2021年9月10日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,381.84 +373.65 +1.25
TOPIX 2,091.65 +26.72 +1.29

米国株は、ダウは4日続落、ナスダックは続落。週間新規失業保険申請件数が31万件と市場予想以上に減ったことが好感され、買いが先行したが、デルタ株の感染拡大による景気の回復鈍化懸念から、次第に売りが優勢となった。

日経平均は反発。米国株は下落して戻ってきたが、SQに絡んだ注文が買い優勢だったことから小高い始まりとなった。その後は、高値警戒感もありSQ値30,085円付近で揉み合いを続けていたが、SQ値上回って推移する時間が長く、次第に買いが優勢となった。結局、日経平均、TOPIXとも高値引けとなり、SQで流れが変わるどころか更に加速。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:1社 1100株



2021年9月9日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,008.19 -173.02 -0.57
TOPIX 2,064.93 -14.68 -0.71

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反落。景気回復の鈍化懸念から利益確定売りが優勢だったが、景気が減速すれば緩和的な金融政策が続くとの思惑もあり、下値は限定的だった。

日経平均は反落。米国株安と日経平均は8営業日で2,540円上昇した反動もあり、利益確定売りが優勢となった。メジャーSQを明日に控え、大きく動かす意志は感じられず、終日30,000円をはさみ一進一退の動きだった。もう少しちゃんとした押しが欲しいところですが、SQ通過後も強ければ、たいした押しも入らず年初来高値を目指しそうな感じ。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:2社 1600株