本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2021年9月8日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,181.21 +265.07 +0.89
TOPIX 2,079.61 +16.23 +0.79

米国株は、ダウは続落、ナスダックは4日続伸。ワクチン接種が進んでもコロナの終息に依然見通しが立たないこともあり、ゴールドマン・サックスが、2021年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)伸び率の見通しを引き下げ、景気敏感株は売りが優勢となった。一方、緩和的な金融政策が続くとの思惑から、ナスダックは連日で史上最高値を更新した。

日経平均は8日続伸。反落して始まったものの、安かったのは朝の一瞬だけ。その後は指数寄与度の高いソフトバンクグループの急騰を受け切り返し、節目の3万円台を回復した。日経平均は8営業日で2,540円上昇したことで過熱感はかなり高まっているが、コール売りの踏み上げや、先物へのヘッジ買いが上昇に拍車をかけている感じ。本日を乗り切ったことで、3万円台でのSQの可能性も高くなりました。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:1社 1100株



2021年9月7日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,916.14 +256.25 +0.86
TOPIX 2,063.38 +22.16 +1.09

米国株式市場は、レイバーデー(労働者の日)の祝日で休場。

日経平均は7日続伸。米国株式市場は休場だったが、昨夜のナイトセッションで30,200円まで上昇するなど勢いが継続。コール売りのヘッジで先物が買われ、それをスクイーズする動きも出ているのでしょう。本日、現物で30,000円台をつけた後は、達成感も出て揉み合いとなりましたが、週末にSQを控えていることもあり、明日、明後日もボラは高止まりしそうです。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:2社 1200株



2021年9月6日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,659.89 +531.78 +1.83
TOPIX 2,041.22 +25.77 +1.28

週末の米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続伸。雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比23万5000人増と市場予想は72万人増を大幅に下回ったが、テーパリングの開始が遅れるとの思惑も有り、ナスダックは連日で史上最高値を更新した。

日経平均は6日続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、日本株は金曜日の流れを引き継ぎ政治一色の展開となった。自民党総裁選は、9月17日告示の29日投開票ですから、まだ二転三転するんでしょうが、本日は世論調査の結果を受け、河野プレー(電力会社売り、再生エネルギー買い)が目立ちました。世論調査と党員票は勿論イコールではありませんが、このまま河野氏を望む世論調査が続けば、バンドワゴン効果で地滑り的に河野氏に傾く可能性もあります。ただ、29日の投開票までまだ3週間以上もあり、最後は議員票だけの決選投票になるでしょうから、関連銘柄などは殆どゲーム感覚で捉えておいた方がいいでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:2社 1200株



2021年9月3日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,128.11 +584.60 +2.05
TOPIX 2,015.45 +31.88 +1.61

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。雇用統計の発表を控え上値は重かったが、週間新規失業保険申請件数の改善などが好感され堅調な展開となった。S&P500とナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は5日続伸。米国株の上昇を受け小高い水準で推移していたが、昼休みに菅義偉首相が自民党総裁選には出馬しないことを表明すると、先物主導で大幅高となった。

株価が上昇したのは、首相が変われば一時的にせよ支持率が大幅に上がるのは確実なので、衆院総選挙で与党が大敗するというシナリオが後退したこと。政治の混乱を嫌う外国人も自公の安定政権が継続するのは買いでの反応となりますし、新総裁による経済対策もマーケットは暫く買い材料にするので本日の急騰につながりました。昨日も書きましたが先物でかち上げたい雰囲気がプンプンしていたので、これがなくても近いうち何かを材料にして上げたでしょうね。ただ、選挙は水物ですし、次の政権が長期安定政権になる保障もありません。安倍政権以前のように回転寿司のように首相が変わるなんてことも考えられます。勢いで3万円乗せもあるでしょうが、あくまで期間限定の買い材料。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:1社 1100株




2021年9月2日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,543.51 +92.49 +0.33
TOPIX 1,983.57 +2.78 +0.14

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反発。景気敏感株は引き続き利益確定売りが優勢だったが、緩和的な金融環境が続くとの思惑からハイテク株には買いが入り、ナスダックは再び史上最高値を更新した。

日経平均は4日続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、日経平均は3営業日で800円ほど上昇した反動も有り、買い一巡後は下げに転じるなど上値の重い展開となった。ただ、戻りを試す展開は続いており、隙あらば先物主導でもう一段かち上げようとしている感じ。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1100株



2021年9月1日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,451.02 +361.48 +1.29
TOPIX 1,980.79 +20.09 +1.02

米国株は、ダウは続落、ナスダックは反落。8月の消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことが嫌気され、利益確定売りが優勢となったが、下値も限定的だった。

日経平均は3日続伸。米国株は反落で戻ってきたが、昨日は月末安のアノマリーを覆し、本日は月初高のアノマリーを遺憾なく発揮して大幅続伸となった。国内は政局不安が高まってきたが、それと同時に人気取りで大規模な経済・財政政策を打ち出す可能性も高いことから、マーケットも悪乗りしそうな感じも出てきました。なんだかんだ言っても金余りですからね。

本日の取引:1社 1勝 +9,600円
持ち越し:1社 1100株



2021年8月31日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,089.54 +300.25 +1.08
TOPIX 1,960.70 +10.56 +0.54

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。長期金利の低下を受け景気敏感株は利益確定売りが優勢だったが、アップルが上場来高値を更新するなど、ハイテク株は買いが優勢だった。ナスダックは連日で史上最高値を更新。

日経平均は続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、日経平均は11ヶ月連続で月末安となっているアノマリーもあり、前場は小安い水準での取引が続いた。後場になると特に材料もない中、スルスルと上げ幅を拡大し、ショートカバーも巻き込みながら300円を超える上昇となった。全体が戻り基調になってからもファーストリテイリングが安値を更新し、日経平均の足を引っ張っていたので、仕掛けやすい環境が整っていたとも言えます。

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:2社 1400株



2021年8月30日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,789.29 +148.15 +0.54
TOPIX 1,950.14 +21.37 +1.11

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。注目のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は、概ね市場予想に沿った無難な内容だったことから、マーケットには買い安心感が広がった。S&P500、ナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は反発。週末の米国株高を好感し買い先行で始まり、朝方は280円高まであったが、日経平均寄与度の高い2トップ(ファストリ、SBG)が下落したことで、一時15円高まで上げ幅を縮小する場面もあった。ただ、大引けにかけて上げ幅を再び3桁に拡大し、個人が主体の新興市場も直近かなり持ち直してきたので、全体的には悪くない動きだった。

本日の取引:3社 3勝 +11,500円
持ち越し:1社 1000株



2021年8月27日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,641.14 -101.15 -0.36
TOPIX 1,928.77 -6.58 -0.34

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に、複数の連銀総裁からタカ派的な発言が出たことで利益確定売りに押された。また、アフガニスタン情勢を巡る地政学リスクの高まりも重荷となった。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行での始まりとなり、日経平均は一時200円を超える下げ幅となった。ただ、ジャクソンホール会議を控え、売り買いとも身動きがとれず、上にも下にも値幅は限定的だった。後場は殆ど動きがなくなり、一段と膠着感が強まった。パウエル議長は、足元でデルタ株の感染が拡大していることもあり、曖昧な表現で乗り切るんじゃないでしょうか。マーケットもそれを期待している感じですね。

本日の取引:3社 3勝 +12,200円
持ち越し:4社 1600株



2021年8月26日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,742.29 +17.49 +0.06
TOPIX 1,935.35 -0.31 -0.02

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは5日続伸。高値警戒感もあり上値は重かったが、大型財政支出による景気拡大を期待した買いが優勢となった。S&P500とナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は反発。米国株が小動きだったことで手掛かり材料に乏しく、前日終値をはさんで一進一退の動きとなった。本日もザラ場は殆ど開店休業状態で、東証1部の売買代金も2兆円台を維持するのに精一杯。国内に材料がなく、ジャクソンホール待ち。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 1800株



2021年8月25日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,724.80 -7.30 -0.03
TOPIX 1,935.66 +1.46 +0.08

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは4日続伸。FRBによる金融政策を見極めたいとのムードも強く、上値は重かったが、特段売る材料もないことから堅調な展開となった。

日経平均は反落。米国株高を受け買い先行での始まりとなったが、直近2営業日で700円を超える上昇となっていたこともあり、次第に利益確定売りや戻り売りに押される展開となった。パッシブ運用が増えたことが要因なんですが、寄りと大引けだけで出来高を稼ぐマーケットになっているので、2兆円の売買代金ではザラ場は殆ど開店休業状態ですね。

本日の取引:2社 2勝 +8,000円
持ち越し:2社 1500株



2021年8月24日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,732.10 +237.86 +0.87
TOPIX 1,934.20 +19.06 +1.00

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは3日続伸。ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが当局に正式承認されたから上昇と言うが?? ナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は続伸。米国株高を受け買い先行での始まりとなったが、買い一巡後は利益確定売りや戻り売りも出て上値は重かった。個人の需給悪化が続いていたが、新興市場に下げ止まり感が出てきたのはプラス。

本日の取引:2社 2勝 +10,000円
持ち越し:2社 1600株



2021年8月23日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,494.24 +480.99 +1.78
TOPIX 1,915.14 +34.46 +1.83

週末の米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。デルタ株の感染拡大を受け、早期テーパリング懸念が和らいだことで、ハイテク株中心に堅調な展開となった。

日経平均は反発。米国株が早期テーパリング懸念が和らいだことで上昇した流れを受け、買い先行で始まりとなった。その後も、米国株先物が堅調に推移していたことで、ジリジリと上げ幅を拡大し大引け。まあ、昨年はコロナの感染拡大は好材料と言わんばかりにグロース株・ハイテク株主導で上昇したわけで、柳の下にいつも泥鰌(どじょう)はいないという諺もありますが、2匹目の泥鰌をマーケットは期待しているんでしょうね?

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:1社 1700株



2021年8月20日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,013.25 -267.92 -0.98
TOPIX 1,880.68 -16.51 -0.87

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反発。引き続き早期のテーパリング懸念から景気敏感株が売られたが、押し目買いも入り下値は限定的だった。

日経平均は続落。小安く始まったが、切り返す場面もあるなど朝方は抵抗を見せていた。ただ、トヨタ自動車の減産報道や日々悪化する国内の感染状況など良い話はないことから、次第にジリ貧となり年初来安値を更新した。年初来安値を更新しても一気に崩れなかったのは、米国株が下げたと言っても依然史上最高値圏ですし、足元の業績から見ても割安感が出てくる水準ということなんでしょう。ただ、本日上場したIPO2社が高寄りした後にストップ安に沈んだのは、個人投資家の需給悪化を象徴する出来事でしたね。

本日の取引:2社 2勝 +4,000円
持ち越し:2社 1900株




2021年8月19日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,281.17 -304.74 -1.10
TOPIX 1,897.19 -26.78 -1.39

米国株は、ダウは続落、ナスダックは3日続落。FOMC議事要旨が年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始を示唆する内容だったことから、発表後に下げ幅を拡大した。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行で始まり、下げ渋る場面もあったが、需給の悪さから大引けにかけ一段安となった。先物は現在ナイトセッションで一時27,000円を割れるなど荒れ模様。明日は1月6日の年初来安値27,002円の攻防になってしまうのか?

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:2社 2000株



2021年8月18日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,585.91 +161.44 +0.59
TOPIX 1,923.97 +8.34 +0.44

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続落。ダウが連日で史上最高値を更新していたこともあり、市場予想を下回った7月の小売売上高をきっかけに利益確定売りが優勢となった。

日経平均は反発。米国株安を受け4日続落しての始まりとなったが、ここ数日米国株に逆行する形で下げていたことも有り、下げ幅は限定的だった。その後、ファーストリテイリングやソフトバンクグループが買い戻されたことで、日経平均の上げ幅は200円を超える場面もあったが、大引けにかけ伸び悩むなど戻りは鈍く、目先底入れしたかは疑問。

本日の取引:2社 2勝 +6,000円
持ち越し:1社 1800株



2021年8月17日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,424.47 -98.72 -0.36
TOPIX 1,915.63 -9.35 -0.49

米国株は、ダウは5日続伸、ナスダックは反落。中国の工業生産高や小売売上高が市場予想にとどかなかったことや、デルタ型の感染拡大が続いていることから、ダウは朝方300ドル近く下げる場面もあったが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、連日で史上最高値を更新した。

日経平均は3日続落。NYダウが連日で史上最高値を更新した流れを受け買いが先行したが、買いは続かずジリ貧となり、日経平均、TOPIXとも安値引け。朝方200円ほど上昇していた時も、どうせジリ貧になって行くんだろうなと思って見ていましたが、案の定そうなってしまう弱い相場。大型優良株は比較的値持ちが良いので、リスクオフと言う雰囲気ではありませんが、マザーズを始めとする小型株でやられている個人も多く、また個人に人気のソフトバンクグループの連日の年初来安値更新も信用余力の低下に繋がっている。日経平均やTOPIXの見た目より相場の体温は下がっている感じで、こんな時に指数に売り仕掛けが入ると1,000円ぐらいストンと下に行ってしまうリスクも考えられます。まずは7月30日安値27,272円で止まれるかどうか。

本日の取引:1社 2勝 +8,800円
持ち越し:2社 1900株




2021年8月16日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,523.19 -453.96 -1.62
TOPIX 1,924.98 -31.41 -1.61

週末の米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは続伸。上値は重かったが、長期金利の低下を受けハイテク株の一角が買われ指数を押し上げた。ダウ、S&P500 は連日で史上最高値を更新。

日経平均は続落。 寄り付き前に内閣府が発表した2021年4-6月期実質国内総生産(GDP)1次速報は前期比0.3%増、年率換算で1.3%のプラス成長となったが、好材料視されることはなかった。日経平均は売り先行で始まり、一時500円を超える下げなるなど終日売り優勢に推移した。ここまで下がるとは予想外で、下がった理由が新型コロナの感染拡大、アフガン情勢を巡る地政学リスク、大雨の影響などいろいろ言われていますが、どれもピンときません。何か他に隠れた悪材料があるんじゃないかと勘ぐりたくなるような下げでした。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 1900株