本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2021年3月24日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,405.52 -590.40 -2.04
TOPIX 1,928.58 -42.90 -2.18

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受け、世界経済の正常化が遅れるとの懸念から、景気敏感株中心に売りが優勢となった。

日経平均は4日続落。米国株安を受け売り先行で始まり、終日右肩下がりの展開となった。今年に入ってからはグロースが駄目ならバリュー系が買われるなど、指数が大幅安の日でも値上がり銘柄数が多かったことが何度もありましたが、本日は指数の見た目通りの全面安でした。一昨日、バリューでなくなったバリュー株と書きましたが、コロナ前の水準を大幅に上回る異常な上がり方をした銘柄も多かったので、当然の調整と言ったところでしょう。

欧州でコロナが再拡大と言っても、コロナの拡大はハイテク株などのグロース系にはむしろ好材料です。ただ、去年は長期金利が低位で安定していましが、現在は長期金利が動意づいているので、無邪気にグロース買いと言うわけにも行かず、グロース、景気敏感株どちらに比重をかけるのか? イナゴたちがあちこち食い荒らしてしまったので、難しいところですね。

本日の取引:2社 2勝 +8,500円
持ち越し:3社 1900株



2021年3月23日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,995.92 -178.23 -0.61
TOPIX 1,971.48 -18.70 -0.94

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。長期金利の上昇が一服していることから、グロース系の銘柄に買い戻しが入り堅調な展開となった。

日経平均は3日続落。米国株高を受け買い先行で始まり、一時300円を超える上昇となったが、上値は重く、後場になるとマイナス圏に転じ安値引けとなった。米国株先物はほぼ横ばいだったので、この下げは上場投資信託(ETF)の買い入れ対象をTOPIX連動型のみとしたことが、引き続き影響している可能性が高いと思われます。本日はバリュー系も売られたので見た目より内容は悪かった印象。

バイデン政権が近く総額3兆ドル(約330兆円)の新たな経済対策を提示するそうですが、1兆9千億ドルの対策が成立したばかりで凄いですね。米長期金利は一体どうなってしまうんでしょう。今度はさすがに法人税や富裕層増税もセットになるでしょうから、実施されたらポジティブな面とネガティブな面が綱引きとなり、マーケットも荒れた展開になりそうです。なんかわざと長期金利を急騰させて、株式バブルを潰しに来ているんじゃないかと勘ぐりたくなります。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2021年3月22日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,174.15 -617.90 -2.07
TOPIX 1,990.18 -22.03 -1.09

週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。銀行の自己資本比率を規制する「補完的レバレッジ比率(SLR)」の基準を緩める特例措置が延長されなかったことがネガティブサプライズとなった。ただ、長期金利が朝方急伸した後、徐々に落ち着きを取り戻したことで、グロース株は買い戻される展開となった。

日経平均は続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、先週末のETF購入方針変更の影響が残り、日経平均は600円を超える下げとなった。ただ、東証1部の値上がり銘柄数は908もあり、相変わらず跛行色の強い展開だった。これだけ大規模なリバランスが長期間続くのは珍しいことですが、既にバリューでなくなったバリュー株も多く(変な日本語ですが)、なんだか訳のわからない状態です。一つ言えることはカネ余り状態には変わりはないので、あまり考えても意味はないってことですかね。

本日の取引:1社 2勝 +9,300円
持ち越し:なし



2021年3月19日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,792.05 -424.70 -1.41
TOPIX 2,012.21 +3.70 +0.18

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。FOMC直後は無反応だった長期金利が一時1.75%と昨年1月以来の水準に急上昇したことで、高PERのグロース株が再び売られる展開となった。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行の始まりとなったが、グロースとバリューのリバランスが続いていることもあり、日経平均が下げる中でも地合いは強かった。

日銀の金融政策決定会合は、長期金利の変動許容幅を上下共に0.25%ポイント程度(昨日昼の日経報道通り)に拡大。はっきり言って邪魔なだけの上場投資信託(ETF)の買い入れに関しては、こちらも事前予想通り上限の12兆円は残したが、225連動型の買い入れはなくして、TOPIX連動型のみとする内容となった。この最後の部分は完全に織り込まれていなかったので、恩恵を受けていたファーストリテイリングなどが大きく売られ、日経平均を押し下げる結果となった。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンの3社で日経平均を300円ほど押し下げましたが、東証1部は値上がり銘柄数の方が圧倒的に多かった。このニュースがなくてもグロースとバリューのリバランスは更に加速している感じで、今月いっぱいは続きそうな感じですね。

本日の取引:2社 2勝 +13,100円
持ち越し:なし




2021年3月18日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,216.75 +302.42 +1.01
TOPIX 2,008.51 +24.48 +1.23

米国株は、ダウは反発、ナスダックは3日続伸。FOMCは大方の予想通り、パウエル議長が前回の超ハト派的な発言を繰り返すものだったが、長期金利の上昇が限定的であったことから、株は堅調な展開となった。

日経平均は反発。米国株高を受け買い先行での始まりとなった。FOMCで長期金利が大きく上がらなかったことで、グロース株が買い戻され、日経平均は一時500円を超える上げ幅となった。しかし、昼休みに日本経済新聞が、明日の日銀決定会合で長期金利の変動幅を若干拡大する方向であると伝えると、先物が売られ伸び悩む展開となった。ETFの購入も実質テーパリングとなる見通しですが、大きく下げた日には買うわけですから影響は限定的か。

FRBは2021年のGDP増加率の見通しは4.2%から6.5%へと大幅上方修正したが(200兆円のインパクトは強く個人的には8%は超えると思う)、それでも米国経済はまだ全然弱いので、大規模金融緩和は継続し、利上げも23年まではしないと言っています。でもインフレにはならないと思うので長期金利の上昇は当面放置するとも言っています。よく考えれば(よく考えなくても)、ご都合主義の無茶苦茶な話なんですが、あまりにも自信満々で言ったので昨日は長期金利がそれほど上がらず、株は堅調な展開になりました。しかし、この理屈がいつまでも続くとは思えません。今後、10年債が2%台に上がるスピードがどの程度になるのか、その時株式市場がどのような反応になるのか見ものですね。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:なし



2021年3月17日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 29,914.33 -6.76 -0.02
TOPIX 1,984.03 +2.53 +0.13

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。FOMCの結果を発表を控え、直近大きく上昇した景気敏感株が利益確定売りに押されたが、下げ幅は限定的だった。

日経平均は反落。FOMCの結果を発表を控え、様子見ムードが強まり終日方向感のない展開が続いた。パウエルFRB議長の発言は前回と殆ど変わらないと思いますが、言語難解意味不明だったグリーンスパン元FRB議長と比べ非常に話が分かりやすいので、マーケットが神経質になっている時はちょっと怖さもあります。時には玉虫色で誤魔化した方がいいときもありますからね。

本日の取引:2社 2勝 +11,000円
持ち越し:なし



2021年3月16日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,921.09 +154.12 +0.52
TOPIX 1,981.50 +12.77 +0.65

米国株は、ダウは7日続伸、ナスダックは反発。長期金利の上昇が一服していることや、追加経済対策に盛り込まれた1人最大1400ドルの現金給付の手続きが始まり、今後の個人消費の押し上げ期待から堅調な展開が継続。ダウは4日連続で史上最高値を更新した。

日経平均は6日続伸。NYダウとS&P500が史上最高値を更新した流れを受け買いが先行。日経平均は2月25日以来となる3万円台を回復する場面もあったが、FOMCや日銀の金融政策決定会合を控え、後場は様子見ムードが広がった。16日から始まるFOMCは、ドットチャートより「補完的レバレッジ比率(SLR)」の条件緩和が延長されるかどうかの方が注目されているみたいですね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし



2021年3月15日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,766.97 +49.14 +0.17
TOPIX 1,968.73 +17.67 +0.91

週末の米国株は、ダウは6日続伸、ナスダックは反落。長期金利が一時1.64%に上昇したが、追加経済対策やワクチン普及による景気改善期待が上回り、ダウは景気敏感株中心に買いが優勢となった。

日経平均は5日続伸。米国株はまちまちで戻ってきたが、長期金利の上昇を受けナスダックが軟調だったこともあり、東京市場も出遅れバリュー株を物色する流れとなった。日米とも本当のバリュー株は少なくなっており、相対的に出遅れているってだけで、バリューって位置づけになっている感じ。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2021年3月12日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,717.83 +506.19 +1.73
TOPIX 1,951.06 +26.14 +1.36

米国株は、ダウは5日続伸、ナスダックは反発。追加経済対策を受けた景気の再加速期待や、長期金利の上昇が一服していることから、ハイテク株など高PER銘柄も好調に推移した。ダウは連日で史上最高値を更新。

日経平均は4日続伸。米国株高を受け買い先行での始まりとなった。朝方はもたもたする場面もあったが、米長期金利の上昇が落ち着き、ナスダックも反発基調を強めていることから、日本株も直近売られたハイテク株を買い戻す動きが活発化した。SQ通過に伴い物色動向も変化を見せ、直近物色されたバリュー系銘柄は一服する銘柄が多かった。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:なし



2021年3月11日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,211.64 +175.08 +0.60
TOPIX 1,924.92 +5.18 +0.27

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは反落。前日急騰したナスダックは利益確定売りに押されたが、米下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策を可決したことで景気敏感株が買われ、ダウは史上最高値を更新した。

日経平均は3日続伸。本日もグロースとバリューのリバランスが継続したが、ファーストリテイリングが強かったこともあり、久しぶりに日経平均がTOPIXに対し優位な流れとなった。SQ通過後にリバランスの流れが変わるのか、更に加速するのか注目ですね。

本日の取引:1社 2勝 +15,500円
持ち越し:なし



2021年3月10日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,036.56 +8.62 +0.03
TOPIX 1,919.74 +2.06 +0.11

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反発。長期金利が1.5%前半まで低下したことを受け、直近大きく調整したグロース株に買い戻しが入り、ナスダックは4%近い急伸となった。

日経平均は続伸。米長期金利が低下しナスダックが急伸した流れを受け、朝方はグロース株が買われる展開となったが、長期金利がまだ不安定なこともあり、戻り売りに押された。週末にメジャーSQを控えていることもあり、後場は前日終値を挟み方向感のない展開となった。大きく動くのはSQ通過後って感じですかね。

本日の取引:1社 1勝 +5,200円
持ち越し:800株



2021年3月9日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,027.94 +284.69 +0.99
TOPIX 1,917.68 +24.10 +1.2

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。追加の経済対策が近く成立するとの期待から景気敏感株が買われ、ダウは史上最高値を更新したが、長期金利の上昇を受けてナスダックは軟調な展開となった。

日経平均は反発。米国株同様に、本日もグロースとバリューのリバランスが継続し、前場は方向感のない展開が続いた。ただ、ドル円が109円台まで円安に振れたことで、さすがに自動車株などは全面高となり、後場になるとグロース株の一部に突っ込み警戒感も出て、日経平均は29,000円台を回復して大引け。それにしても跛行色の強い相場ですね。バリュー株を深追いして米長期金利が下がれば、今とは逆の動きになる可能性もあり、なかなか難しいところです。一つ言えることは、全体的な底上げが進み安心して買える銘柄が少なくなってきたのは確かでしょう。

本日の取引:1社 3勝 +20,300円
持ち越し:200株



2021年3月8日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,743.25 -121.07 -0.42
TOPIX 1,893.58 -2.60 -0.14

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比37万9000人増と、市場予想の21万人増を上回る結果となった。米長期金利は雇用統計の発表直後に1.6%台まで上昇したが、その後は落ち着きを取り戻し1.5%台半ばに低下したことで、株は買い戻しが優勢となった。

日経平均は3日続落。米国株高と為替の円安基調を好感し買い先行で始まり、一時400円近くまで上げ幅を拡大する場面もあったが、買いは続かず、米国株先物が軟化するとマイナスに転じた。グロースとバリューのリバランスが続いており、日経平均やマザーズ指数は上がりづらい展開となっている。それなりに修正は進んだと思いますが、去年あれだけ偏った相場になったので、この大規模なリバランスがどこまで続くのかはなんとも言えませんね。日米金利差拡大による円安は株高要因だが、米長期金利上昇による米国株の変調は株安要因。グロースとバリューのリバランスはニュートラルだが、日経平均の上値抑制要因。また、週末にはメジャーSQもあるので不安定な動きが続きそうです。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:400株




2021年3月5日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,864.32 -65.79 -0.23
TOPIX 1,896.18 +11.44 +0.61

米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続落。パウエルFRB議長がWSJ紙の公開インタビューで、長期金利の上昇に懸念は示したものの、具体的な抑制策に言及しなかったことが失望された。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行で始まり、一時600円を超える下げ幅となった。しかし、日銀のETF買いや黒田総裁が長期金利の変動幅について拡大が必要とは考えてないと発言すると、日本の長期金利が低下し、ドル円が日米の金利差拡大からの108円台の円安に振れたことで、株の買い戻しにつながった。まあ、600円下げていた時点でも、ファーストリテイリングや東京エレクトロンなど一部の値嵩株が指数を押し下げていただけで、それほど弱い動きではありませんでした。東証1部の値上がり銘柄数も終わってみれば1352と高水準。週明けは強いというアノマリーが継続していますから、先取る動きもあったんでしょう。今晩の雇用統計は久しぶりに注目ですね。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:なし



2021年3月4日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,930.11 -628.99 -2.13
TOPIX 1,884.74 -19.80 -1.04

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。ダウはワクチン普及による景気回復期待から概ねプラス圏で推移してたが、長期金利が一時1.49%まで上昇したことから、相対的な割高感が目立つハイテク株が弱く、ダウも最後は引きずられる形となった。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行での始まりとなった。その後、米国株先物が下げ幅を拡大すると日経平均も一時800円を超える下げとなったが、大引けにかけ200円ほど戻す。先週、1,200円下げたときもそうですが、本日も騰がり過ぎた値嵩のグロース株が売られる一方、バリュー系は逆行高する銘柄も多く、見ている株によって全然体感温度が違う相場になっています。628円安も下げの半分以上はファーストリテイリングとソフトバンクグループの2社によるものですから、全体の地合いはそれほど悪化していません。グロースとバリューが両方売られるようになれば、株式市場から資金が抜け始めているので警戒が必要ですが、まだそうなってはいません。

本日の取引:1社 2勝 +8,000円
持ち越し:200株



2021年3月3日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,559.10 +150.93 +0.51
TOPIX 1,904.54 +9.69 +0.51

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ダウはプラス圏で推移する場面もあったが、前日買われたハイテク株は利益確定売りや戻り売りが出て軟調な展開となった。

日経平均は反発。海外市場が波乱なく戻ってきたことで、買い優勢での始まりとなった。傾向としては、昨年パフォーマンスの良かった株が売られ、パフォーマンスが悪かった株が買われるリバランスが、セクター間、銘柄間で継続している印象。個人的にはもっと相場が荒れてくれた方が嬉しんですが、先物の板の入り方などを見ていると、先週末の急落の影響はなくなり、ほぼ元通りって感じですね。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:なし



2021年3月2日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,408.17 -255.33 -0.86
TOPIX 1,894.85 -7.63 -0.40

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。2月のISM製造業景況指数は市場予想を上回ったが、長期金利は1.4%台で安定していたことから、早くも得意のいいとこ取りに戻り、直近売られたハイテク株中心に買い戻しが続いた。

日経平均は反落。米国株高と為替の円安基調を受け買い先行で始まり、先物は一時30,010円まで戻す場面があったが、上値は重く徐々に売りが優勢となった。たいしたシコリではありませんが、高値を連日更新していた時とは違い戻り売りも出るので、まあこんなもんでしょう。米国の長期金利が落ち着いて、米株が再びいいとこ取り相場に戻れば3万円は余裕で超えて行くんでしょうけど、まだ紆余曲折がありそうです。

本日の取引:2社 3勝 +17,100円
持ち越し:なし



2021年3月1日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,663.50 +697.49 +2.41
TOPIX 1,902.48 +37.99 +2.04

週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。長期金利(10年物国債利回り)が1.40%台まで低下したことを受け、直近大きく売られていたハイテク株を中心に買い戻す動きとなった。

日経平均は反発。米国株はまちまちで戻ってきたが、米長期金利の上昇が一服したことでハイテク株中心に買い戻しが優勢となった。今晩のISM製造業景況感指数を控え、後場はダレるのかなと思いましたが、高値圏で大引けとなったので思いの外強かった印象。今年に入ってから月曜日は異様に強いというアノマリーも健在。

本日の取引:2社 2勝 +14,800円
持ち越し:200株



2021年2月26日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,966.01 -1,202.26 -3.99
TOPIX 1,864.49 -61.74 -3.21

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。長期金利が節目の1.5%を超え、一時1.61%まで急上昇となったことで、金利上昇で相対的な割高感が意識されやすいグロース株中心に売りが優勢となった。

日経平均は急落。米国株の急落を受け売り先行で始まり、直近大きく値上がりしていた銘柄を中心に終日売りが優勢となった。日経平均の下げ幅1,202円は歴代10位ですが、下落率で見れば3.99%でワースト20にも入りません。個人的な暴落の定義は指数で最低5%としているので、騒ぐほどの下げではありません。

景気が良くなるとすれば金利が上がるのは必然ですが、予想外のスピードで上がってしまったため、プチパニックって感じですね。まあ、パウエル議長は景気に対し慎重な姿勢ですが、実際米国の景気はそれほど悪くなく、コロナもワクチン接種で収束に向かうとすれば、バイデン大統領が提案する総額1兆9000億ドル(200兆円)の経済対策がそのまま実施されれば、幾らなんでもやり過ぎだろうと言うこともあり、想定外の金利急上昇につながっています。かと言って経済対策の規模を大幅に縮小したり、パウエル議長がインフレを懸念して金融引締を少しでも匂わせれば、株は大暴落となります。米国も日本のようにイールドカーブ・コントロールをやる案もありますが、米国の債券市場は桁違いにでかいですから、現実的ではなく無理でしょう。しばらく長期金利の動向見守るしか手がありません。

本日の取引:2社 2勝 +5,000円
持ち越し:500株



2021年2月25日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 30,168.27 +496.57 +1.67
TOPIX 1,926.23 +23.16 +1.22

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは反発。朝方は長期金利の上昇を受け下げる場面もあったが、パウエルFRB議長が下院金融サービス委員会で開かれた公聴会で、インフレ目標達成には3年余りかかる可能性があると発言し、金融緩和の長期化を好感する買いが優勢となった。

日経平均は反発。米国株の上昇を受け、昨日下げたハイテク株などを中心に買いが優勢となった。米長期金利が一時1.43%まで上昇しヒヤッとする場面もありましたが、パウエル議長がこれでもかと言うほどハトに徹し、「物価目標の達成には3年以上かかるかもしれない」との発言がダメ押しになったって感じですね。

本日の取引:2社 2勝 +14,100円
持ち越し:300株



2021年2月24日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 29,671.70 -484.33 -1.61
TOPIX 1,903.07 -35.28 -1.82

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは続落。パウエルFRB議長の議会証言前に売りの勢いが強まり、ダウ平均は一時362ドル安、ナスダック指数は一時529Pまで下げ幅を拡大したが、議長のハト派的発言を受けダウは切り返す展開となった。ナスダックも大幅に下げ渋ったものの、長期金利の高止まりが嫌気され戻しきれなかった。

日経平均は反落。米国株はまちまちで戻ってきたが、ナスダックの2日分の下げを受ける形で指数寄与度の高いハイテク株中心に売られ指数を押し下げた。ただ、リスクオフで資金が逃げたというわけでもなく、今日のところは銘柄を入れ替えた影響で指数が比較的大きな下げになった感じ。まあ、この水準だと仮に600円下がっても日経平均の下げ率はたかだか2%ですから、大したことはありません。

本日の取引:1社 1勝 +7,200円
持ち越し:500株