本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2020年5月8日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 20,179.09 +504.32 +2.56
TOPIX 1,458.28 +31.55 +2.21

米国株は、ダウは反発、ナスダックは4日続伸。経済活動の再開が30を超える州に広がり、新型コロナウイルスで落ち込んだ景気が次第に持ち直すとの期待感から買いが優勢となった。ナスダックは年初来でプラスに浮上した。

日経平均は続伸。米国株高を受け買い先行で始まり、米国株先物も堅調な推移となっていたことで終日買いが優勢となった。米国株が大幅上昇で戻ってきても、米国株先物が軟調だと日本株の上値は重くなりますが、本日は両方とも上がったいたので、一番上がりやすい日だったと言えます。

本来、米雇用統計前は様子見ムードが強くなりますが、4月の数字は悪いのは当たり前なので、マーケットはどんな数字が出ても大丈夫だと言う変な安心感が広がっています。ただ、S&P500のPERは既に過去15年で最も高い水準まで上昇し、ナスダック指数はこのまま行けば今月中に再び史上最高値を更新するような勢いです。金融・財政から大きな支援があるにしても、楽観的過ぎるように思います。

本日の取引:1社 1勝 +20,000円
持ち越し:1社 500株



2020年5月7日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,674.77 +55.42 +0.28
TOPIX 1,426.73 -4.53 -0.32

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続伸。欧米の一部で経済活動が再開されたことを好感し上昇する場面もあったが、ADP全米雇用リポートの大幅な悪化や米中の対立激化懸念が上値を押さえた。

日経平均は小幅に反発。朝方は売りが先行したが、中国貿易統計の改善や米国株先物が堅調な推移となったことで徐々に買いが優勢となった。コロナ第2波への警戒は強いものの、欧米での経済活動再開が買い戻す材料となっている。対して国内はPCR検査の受診の目安を見直すとか言っている段階ですから、まるで発展途上国並の遅さです。マーケットは国内の対応の遅さは無視している形ですが、今後が心配です。

米国は経済活動の再開に伴い、後回しにしてきた対中強硬論が盛り上がってくるのは避けられず、トランプは中国に対してオバマの二番煎じで弱腰のバイデンと言う差別化を図りたいため、国民を煽りながら中国に対しより強硬な姿勢ととってくるでしょうね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 700株



2020年5月1日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,619.35 -574.34 -2.84
TOPIX 1,431.26 -32.77 -2.24

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。直近大幅に戻した反動や、週間新規失業保険申請件数と個人消費支出がいずれも市場予想を上回る悪化となり売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株安や前日2万円まで戻した反動もあり売り先行での始まりとなった。その後も、米アップルが業績見通しを示さなかったことが嫌気され、米国株先物が軟調な推移となったことや、大型連休中の悪材料を警戒した手仕舞い売りに押された。日銀のETF買いも入っていたんでしょうが、国内は相変わらず検査が進まず、どれだけ感染者がいるのかも全く分からない状態なので、2万円台は時期尚早だったって感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +12,000円
持ち越し:1社 700株



2020年4月30日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 20,193.69 +422.50 +2.14
TOPIX 1,464.03 +14.88 +1.03

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。原油先物相場の上昇やギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルス治療薬の臨床試験で有効性を示したと発表し買いが先行。また、FOMCで現状のゼロ金利政策を維持と無制限の量的緩和の継続を決定したことで上げ幅を拡大した。

日経平均は反発。米国株の大幅高を受け、窓をあけて節目の20,000円を回復した。20,000円を超えたことで損失覚悟で先物を買い戻す動きも強まり、日経平均の上げ幅は一時600円に迫る場面もあったが、大引けにかけては大型連休を控えていることもあり、利益確定売りから上げ幅を縮小した。さすがに戻りすぎって感じもしますが、東京市場に関しては少しでも株が下がれば日銀が12兆円も株を買ってくれる異常なマーケットなので、売りづらいし、同時に買いづらいマーケットにもなっています。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:1社 900株




2020年4月28日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,771.19 -12.03 -0.06
TOPIX 1,449.15 +1.90 +0.13

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。多くの州で新型コロナの感染拡大ペースが鈍化し、一部で経済活動が再開されたことが好感された。また、28~29日に開くFOMCで積極的な金融緩和を維持するとの期待感も買いに繋がった。

日経平均は小幅に反落。米国株は続伸で戻ってきたが、米株の上昇は前日に織り込んで動いていたことや、節目の20,000円に近づいたことで利益確定や戻り待ちの売りが優勢となった。ただ、日銀のETF買い期待から下値も限定的で終日狭いレンジでの取引となった。

各国とも金融も財政もやれるだけやって、株だけ見ると既にV字回復って感じですね。確かに欧米の新規感染者数はピークアウトしポジティブなニュースも増えて来ましたが、世界の大半はまだ新型コロナウイルスの第1波を収束させることに苦労しており、今後2波、3波も懸念される状況では実体経済はそう簡単には元に戻らないでしょう。株価と実体経済の乖離が進めば暴落第2波も必然でしょう。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 800株



2020年4月27日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,783.22 +521.22 +2.71
TOPIX 1,447.25 +25.96 +1.83

週末の米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反発。目新しい材料はなかったが、原油先物相場の上昇や4840億ドルの追加の経済対策が成立し相場の支えとなった。

日経平均は反発。米国株高を受け買い先行で始まり、じり高の展開となった。日銀の追加金融緩和策は概ね市場予想通りだったが、CPや社債の購入上限額倍増はセーフティーネットの意味合いではマーケットに一定の安心感が生まれた。日銀の追加金融緩和策で上昇したと言うよりは、米国株先物が堅調に推移していた方を好感した感じ。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:1社 800株



2020年4月24日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,262.00 -167.44 -0.86
TOPIX 1,421.29 -4.69 -0.33

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。経済活動の再開へ向けた期待感から、ダウの上げ幅は400ドルを超える場面もあったが、ギリアド・サイエンシズの新型コロナ治療薬の臨床試験の結果が「失敗だった」との報道を受け売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株はまちまち戻ってきたが、週末に加え特段の材料もなく終日狭いレンジでの揉み合いとなった。下がったところでは日銀のETF買いが下値を支えているが、新型コロナウイルスがピークアウトしてきた欧米諸国に比べ国内の感染者数の増加に対する懸念は根強く、膠着感が強まっている。今年はゴールデンウィークと言う雰囲気じゃないですが、株式市場も5連休となるので来週も積極的な売買は手控えられそうです。

本日の取引:1社 1勝 +20,000円
持ち越し:1社 900株



2020年4月23日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,429.44 +291.49 +1.52
TOPIX 1,425.98 +19.08 +1.36

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。目新しい材料はなかったが、経済活動の再開期待や中東の地政学リスクの高まりから原油先物相場が反発し指数を押し上げた。

日経平均は反発。米国株の反発を受け買い先行での始まりとなった。買い一巡後は上値の重い展開が続いたが、大引けにかけ薄商いの中、先物主導でスルスルと上げ幅を拡大した。今日はファンドのポジション調整もあったような感じで、1日通して変な動きでした。

本日の取引:1社 1勝 +46,300円
持ち越し:1社 1200株



2020年4月22日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,137.95 -142.83 -0.74
TOPIX 1,406.90 -8.99 -0.63

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。原油先物の下落に歯止めがかからずシェールオイルなど石油関連企業の信用不安につながるリスクが警戒され、終日売りが優勢となった。

日経平均は3日続落。米国株安を受け売り先行での始まりとなった。日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面もあったが、米国株先物が持ち直したことや日銀のETF買いへの期待感から下げ渋る展開となった。

原油価格の下落をチャンスと捉え、長期投資で原油ETFを買うとう言う書き込みを見かけましたが、原油ETF(1699の野村原油など)は基本ロールオーバーで継続的に減価して行く商品なので長期投資には全く向きません。少額で投資できるのは魅力ですが、あくまで短期~中期で値幅を取る商品です。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:1社 2000株



2020年4月21日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,280.78 -388.34 -1.97
TOPIX 1,415.89 -16.52 -1.15

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。新型コロナウイルスによる経済活動の停滞で原油在庫が積み上がり、期近5月物が一時マイナス40ドルに下落した。原油先物の史上初のマイナス圏への落ち込みを受け、株式市場も売りが優勢となった。

日経平均は続落。米国株安を受け売り先行で始まり、終日冴えない展開となった。原油先物のマイナスはCMEグループが数日前からマイナスに対応できるようプログラムを修正したしたので、個人的には特に驚きはなく、マーケットも比較的冷静に受け止めていたように感じます。初期反応は冷静でもこれからどうなるかは分かりませんが。それより北朝鮮の金正恩委員長が重体になったとの報道の方が気になります。実際どうなのか詳細はまったく不明ですが、もし金正恩委員長が死ぬことがあれば北朝鮮の混乱は必至。コロナで世界が混乱している中、軍がヤケクソで暴走することも考えられるので続報が待たれます。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1900株




2020年4月20日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,669.12 -228.14 -1.15
TOPIX 1,432.41 -10.13 -0.70

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。トランプ大統領が新型コロナの感染者数が少ない地域から段階的に経済活動の再開を認める方針を示したことや、新型コロナウイルスの治療薬への期待感から大幅高となった。

日経平均は反落。米国株は大幅高で戻ってきたが、東京市場は金曜日のザラ場に米国株の大幅高を織り込んで動いていたことから、戻り売りや利益確定売りに押される展開となった。主要国に比べ周回遅れとなってしまったコロナ情勢も重荷となっている。バブル後の不良債権処理は「too little too late」と揶揄されましたが、感染症の対応でも「too little too late」では話になりません。日本は一度方向性が決まれば、協調性と勤勉さで比較的スムーズに物事は進んで行きますが、決定の遅さは如何ともし難いですね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1900株



2020年4月17日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,897.26 +607.06 +3.15
TOPIX 1,442.54 +20.30 +1.43

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。過去最悪レベルの経済指標の発表を受け売られる場面もあったが、ハイテク株などが引き続き堅調で下値を支えた。引けにかけてはトランプの経済再開に関する「重要発表」を前に買い戻しが進みダウもプラス圏に浮上した。

日経平均は反発。NY市場が引けてから東京市場が始まる間に、トランプ大統領が経済活動再開へ向けての「3段階」指針を公表し、米国の大手製薬会社ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」が新型コロナウイルスに劇的に効いたという2つのニュースが好感され米国株先物が大幅高となった。これを受け東京市場も寄りから先物主導で買戻しが進み大幅高なった。ただ、日経平均が600円上昇しても商いはさほど盛り上がらず、東証1部の値上がり・値下がり銘柄も拮抗していることから、完全に225先物主導の上昇だったと言えます。

本日の取引:1社 1勝 +7000円
持ち越し:1社 1900株



2020年4月16日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,290.20 -259.89 -1.33
TOPIX 1,422.24 -11.83 -0.82

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。予想されていたこととは言え、新型コロナウイルスの影響を受けた過去最悪レベルの経済指標の発表が相次いだことや、原油相場の下落が重しとなり、戻り売りや利益確定売りが優勢となった。

日経平均は続落。米国株安を受け売り先行での始まりとなったが、日銀のETF買い期待から下値を売り込む動きは限定的で、終日狭いレンジでの取引となった。

相場も多少落ち着いてきてきましたが、どうなんでしょうね。ボラの高いときは多少ミスショットしても幾らでもリカバリーできますが、ボラも商いも落ちて来た時のミスショットはリカバリーに時間がかかるので注意したいところです。

本日の取引:1社 1勝 +8000円
持ち越し:1社 1900株