本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2020年2月25日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 22,605.41 -781.33 -3.34
TOPIX 1,618.26 -55.74 -3.33

米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続落。中国以外の国でも新型肺炎の感染者数が急増していることから、終日リスク回避の売りが優勢だった。ダウの下げ幅は1,000ドルを超え過去3番目の大きさだったが、率にすればたかだか3.5%で騒ぐほどの下落でもなかった。

日経平均は続落。楽観を続けてきた米国株が大きく崩れたことで、日経平均も朝方1,000円を超す下落となる場面もあった。ただ、米国株先物が堅調に推移していたことや、上海株も底堅い動きだったことを受け下げ渋って大引け。上海株に関しては、中国政府が大規模に介入していることから殆ど下がらず、皮肉にもいま世界で一番強い市場となっています。

政府の専門家会議が、「これから1~2週間が急速な拡大に向かうか収束できるかの瀬戸際」とする見解を公表しましたが、個人的には瀬戸際はだいぶ前に過ぎ去ったように思います。このウイルスの厄介なところは、SARSなどとは違い軽症者は何も治療しなくも治ってしまうので、その間に感染を広めてしまうリスクが多くなります。また、国内でのウイルス検査の要件が厳しく、検査を受けたくても受けられない人や、医療機関でのたらい回しもあり、国内での潜在的感染者数がまったく分からないのも不安に拍車を掛けている。

本日の取引:1社 2勝 +10,500円
持ち越し: なし



2020年2月21日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,386.74 -92.41 -0.39
TOPIX 1,674.00 -0.48 -0.03

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。中国での新型肺炎は、その信憑性はともかく鈍化傾向を示しているが、日本や韓国など周辺諸国には感染が拡大していることから、利益確定売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株は反落で戻って来たものの、円安進行を好感し日経平均は3桁の上昇となる場面もあった。ただ、明日からの3連休を控え、国内感染者数の増加などネガティブなニュースを警戒した売りが次第に優勢となった。ここ数日で急速に円安が進みました。新型肺炎による日本売りと言うには株価は崩れていませんが、あまり気持ちのいい円安ではありませんね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月20日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,479.15 +78.45 +0.34
TOPIX 1,674.48 +2.62 +0.16

米国株は、ダウは反発、ナスダックは3日続伸。中国での新型肺炎の感染者数の鈍化傾向や、中国政府の景気支援策への期待から終日堅調な展開となった。

日経平均は続伸。米国株高やドル円が1ドル111円台まで円安に振れたことを好感し、買い先行での始まりとなった。日経平均の上げ幅は一時400円を超える場面もあったが、買い一巡後は伸び悩む展開となった。クルーズ船の乗客に死者が出たとのニュースが伸び悩みに繋がったとの解説もありますが、あまり関係ないように思います。まあ、米国のマーケットもそうですが、上げ下げしている材料が後付もいいところで、行き場をなくした過剰マネーが暴れてるという感じにしか映りません。日本はこれから感染者数が増えて行くのは避けられそうになく、実体経済とマーケットの乖離が更に進んで行きそうな感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月19日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,400.70 +206.90 +0.89
TOPIX 1,671.86 +6.15 +0.37

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは続伸。1-3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだと発表したアップルが売られ、ダウの下げ幅は一時300ドルに迫る場面もあったが、売り一巡後は徐々に下げ渋る展開となった。

日経平均は反発。前日アップルのニュースを受け先行して下げたが、米国株が想定より底堅い動きで戻ってきたことで反発しての始まりとなった。朝方はもたもたしていたが、10時半ぐらいから先物に断続的な買いが入り上げ幅を拡大した。特に買い材料が出たわけではないが、米国株が高値圏でも底堅い動きを続けていることもあり、売るに売れない状況。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し: なし



2020年2月18日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,193.80 -329.44 -1.40
TOPIX 1,665.71 -22.06 -1.31

米国株式市場は、プレジデンツ・デー(Presidents’ Day) の祝日で休場。

日経平均は続落。米国株式市場は休場だったが、新型肺炎(COVID-19)の流行で1-3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだとアップル が発表したことを受け、半導体や電子部品関連株が売られ指数を押し下げた。中国の感染者数は鈍化傾向ですが、国内の感染者数はこれから増加すことが予想され不安心理が上値を抑制している。

中国の隠蔽体質が新型肺炎の拡大を招いたのは周知の事実ですが、その後の人権を無視した封じ込め策はそれなりの効果を示しているように見えます。もし日本で感染が広がった場合(そうなって欲しくありませんが)、中国共産党のような人権を無視した対応はできませんから、どこまで拡大するのか予測がつきません。メディアはマスクや手洗いのことばかり言っていますが、個人的にはスマホが感染を拡大する因子の一つだと思っています。電車やバスの中を観察すれば分かりますが、殆どの人がスマホをいじくっています。いろんなものに触った手でスマホを操作しているわけですから、手洗いした後に再びスマホを触ってしまえば意味がなくなります。TVでもスマホを消毒しろとは言っておらず、今や殆どの人が体の一部のように無意識に触っているものですから、盲点になっているような気がします。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月17日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,523.24 -164.35 -0.69
TOPIX 1,687.77 -15.10 -0.89

週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。中国での新型肺炎の感染者数の急増を受け利益確定売りが優勢だったが、米景気や企業業績の底堅さを背景に下値は限定的だった。

日経平均は3日続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、寄り前に内閣府が発表した2019年10─12月期実質国内総生産(GDP)が前期比マイナス1.6%、年率換算でマイナス6.3%となり、事前予想のマイナス3.7%を上回る落ち込みとなったことで売り先行での始まりとなった。また、国内で新型肺炎の感染拡大懸念が強まってることもあり、日経平均の下げ幅は300円を超える場面もあったが、日銀のETF買いや上海株が堅調な推移となったことで下げ渋って大引け。

中国株は当局が株式市場に手を入れていることもあり、春節開けの急落を取り戻すような展開になっています。相場に手を入れている点では日本も同じなのでどうこう言えませんが、不自然な強さになっています。米国株も景気がいいのに、トランプ政権が金融緩和や減税を繰り返していることもあり、こちらも好調です。現状、新型肺炎への懸念から買いを入れにくい相場ですが、株価が下がらないので余計に買いづらくなっていますね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし




2020年2月14日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,687.59 -140.14 -0.59
TOPIX 1,702.87 -10.21 -0.60

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。新型肺炎の感染の認定基準の変更で、中国の感染者数が急増したことを受け売り優勢に推移したが、下値は限定的だった。

日経平均は続落。米国株安を受け売り先行で始まったが、為替や上海株が落ち着いていたことから、売り一巡後は狭いレンジでの揉み合いとなった。新型肺炎ですが、日本でも2次、3次あるいはそれ以上のレベルでの感染が実際に起き始めていることから、今後感染が拡大していくリスクも否定できず、上値は買いづらい状況が続きそう。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月13日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,827.73 -33.48 -0.14
TOPIX 1,713.08 -5.84 -0.34

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。新型肺炎の拡大が落ち着きつつあるとの見方から、中国売上高比率が高い銘柄を中心に買いが優勢となった。主要3指数はそろって史上最高値を更新。

日経平均は反落。米国株は新型肺炎の感染鈍化傾向を好感し上昇して戻ってきたが、寄り付き前に中国で新型肺炎の死者と感染者数の急増が発表され、米国株の上昇は相殺される形となった。死者と感染者が急増した背景は、中国当局が感染者の診断法やカウント法を改訂したためだが、帰国した日本人の感染率から考えると武漢市だけでとっくに10万人は超えているはずですから、特に驚きはありません。このニュースを受けアルゴが売り反応するかと思われましたが、殆ど無反応だったことの方がちょっと驚きですね。米国株のぶっ壊れたような上がり方も驚きですが。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し: なし



2020年2月12日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,861.21 +175.23 +0.74
TOPIX 1,718.92 -0.72 -0.04

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。新型肺炎の感染者数の増加は近いうちにピークアウトするとの見方から朝方は買いが先行。その後、パウエルFRB議長の議会証言で金融緩和を示唆する発言がなかったことで、次第に利益確定売りが優勢になった。ナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は反発。休日を挟んで米国株が堅調な展開となったことを受け買い先行での始まりとなった。感染症研究の第一人者で中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏が、中国国内における新型コロナウイルスの流行が2月にピークを迎え、4月ごろに終息する可能性があると予想したことが過度な懸念を後退させた。ただ、本日はソフトバンクグループ1社で日経平均を132円押し上げているので、これを除けば上値は重かったと言える。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月10日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,685.98 -142.00 -0.60
TOPIX 1,719.64 -12.50 -0.72

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回ったものの、直近急騰した反動や、新型肺炎による世界景気への悪影響が改めて意識され利益確定売りが優勢となった。

日経平均は反落。週末の米国株が反落した流れを受け売り先行での始まりとなった。売り一巡後はショート・カバーも入り下げ渋る場面もあったが、連休の谷間に加え新型肺炎の収束に目処が立たないことから商いは低迷し、売り優勢に推移した。 中国では患者が4万人を超え、死者は908人になったと言いますが、実際の数字はこんなもんじゃないでしょうから、事態は深刻と言えいます。ネットではネイチャーが危険性を指摘していた、海鮮市場から約30キロ離れた武漢市内にあるバイオセーフティーレベル4の研究施設から兵器用ウイルス説が流出したなんて説まで出てくる始末です。当局の隠蔽体質から初動が遅れ、今回も感染拡大を招いた不信感があるのでこういう噂でも中国に関しては、もしかしてなんてことも考えてします。

本日の取引:なし
持ち越し: なし




2020年2月7日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,827.98 -45.61 -0.19
TOPIX 1,732.14 -4.84 -0.28

米国株は、ダウ・ナスダックとも4日続伸。中国政府が米国からの一部輸入品の関税引き下げを発表したことで、今後も米中交渉が進展するとの期待感から買いが優勢となった。主要株価3指数はそろって史上最高値を更新。

日経平均は小幅に反落。米国株高や為替の円安基調を好感し買い先行での始まりとなったが、中国政府による関税引き下げは昨日のザラ場に織り込んだこともあり、ショート・カバーの勢いは続かず利益確定売りが優勢に推移した。新型肺炎の感染拡大は続いており、先週と比べて外部環境はほとんど変わりなのですが、株だけ本当によく上がった1週間でした。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月6日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,873.59 +554.03 +2.38
TOPIX 1,736.98 +35.15 +2.07

米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続伸。ロイター通信などが「中国の浙江大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」と伝えたことや、ADP雇用統計とISM非製造業指数が市場予想を上回ったことなどが好感された。ナスダックとS&P500は史上最高値を更新。

日経平均は3日続伸。米国株高と円安進行を受け大幅続伸での始まり、ザラ場に中国が米国からの一部の輸入品の関税を半分に引き下げると伝わり、これも追い風となった。新型肺炎の治療薬はまだ時間のかかる話ですが、ヘッドラインでアルゴが反応してしまえば指数はカチ上がってしまいます。コロナウイルスでショートが溜まったところで中国の景気対策も含め、支援材料が相次いだことで売り方がたまらず値段に関係なく買い戻しを入れたと言ったところでしょう。急な動きだったのでショートはまだ買い戻せていないでしょうから、目先は先物主導で荒くなりそうですね。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: なし



2020年2月5日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 23,319.56 +234.97 +1.02
TOPIX 1,701.83 +17.59 +1.04

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に続伸。中国政府が連日で市場への大規模な資金供給を行ったことや、人民銀行が「プライムレートと預金準備率の引き下げを近く実施する可能性が高い」とロイターが報じたことで、新型肺炎が経済に与える悪影響が和らぐとの思惑から買いが優勢となった。ナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行での始まりとなった。買い一巡後は上海株を睨みながら神経質な展開となったが、寄り付き後の高値を維持して大引けとなった。それにしても米国株の上昇は異常ですね。

世界保健機関(WHO)は新型ウイルスに大きな変異は見られずパンデミック(世界的流行)にはなっていないとの見方を示しました。たしかに今のところ感染者の約8割が中国本土ですからパンデミックとは言えませんが、他国への感染の拡大は続いていることから、いつパンデミックに発展しても不思議ではありません。

本日の取引:なし
持ち越し: なし