本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2020年3月23日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16,887.78 +334.95 +2.02
TOPIX 1,292.01 +8.79 +0.69

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。朝方は上昇する場面もあったが、カリフォルニア州に続いてニューヨーク州も外出禁止命令(在宅勤務命令)を発令したことで不安心理が高まり、再び売りが優勢となった。

日経平均は反発。早朝にNYダウの先物が急落しサーキットブレーカーとなり、シカゴ市場の日経平均先物も一時15,060円まで急落した。ただ、東京市場が始まると日経平均は何故かプラス圏での推移となり、終日堅調な推移となった。なんとも違和感のある上昇でしたが、GPIFなど公的年金の買いに加え、先週末は日銀がETFを一気に2,000億円も買うなどしているので、投機筋も売り込みづらくなっているのは確かでしょう。そう言えば、武漢で感染者が急増している期間、上海総合指数は政府の買い支えてずっと右肩上がりだったのを思い出してしまいました。個人的にはもっと急落したところで買いたいんですがね。

本日の取引:2社 2勝 +19,000円
持ち越し:2社 4700株



2020年3月19日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16,552.83 -173.72 -1.04
TOPIX 1,283.22 +12.38 +0.97

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。トランプ政権が1兆ドル規模の経済対策を発表するも、感染拡大による不安の方が勝り、ダウの下げ幅は一時2300ドルを超えるなど荒れた展開となった。ダウはトランプ政権発足後の上昇がほぼ帳消しとなった。

日経平均は続落。米国株は大幅反落で戻ってくるも、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策の拡大を好感し買い先行での始まりとなった。ただ、欧米の感染拡大に歯止めが掛かっていないことから買いは続かず、米国株先物が弱含むと再び売りが優勢となった。ただ、TOPIXは本日も上昇し続伸。

急落している銘柄もあれば、なぜか急騰している銘柄もありと非常に不自然な動きになっています。これは公的年金のリバランス、海外勢が割高な日経平均を売って割安なTOPIXを買うリバランス、昨日書いたロング・ショート系のヘッジファンドが撤退を余儀なくされ、アンワインドが重なっている為だと思われます。勿論、小型株などは個人の投げ売りで値を消してしまうこともあるでしょうし、落ち着くにはまだまだ時間がかかりそうです。

本日の取引:2社 4勝 +20,500円
持ち越し:2社 5100株



2020年3月18日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16,726.55 -284.98 -1.68
TOPIX 1,270.84 +2.38 +0.19

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。朝方は不安定な動きで下げる場面もあったが、トランプ大統領が家計への現金給付を含む総額1兆ドル規模の経済対策を公表すると買いが優勢となった。ただ、新型コロナウイルスに対する懸念は根強く、原油安にも歯止めがかからないことから、ダウは前日に下げた分の1/3程度の戻りにとどまった。

日経平均は反落。米国株の反発を受け買い先行での始まりとなり、日経平均の上げ幅は一時400円に迫る場面もあったが、米国株先物が軟調で伸びきれず。後場に米国株先物が下げ幅を拡大し、サーキットブレーカーとなると大引けにかけ売りが優勢となった。

本日はソフトバンクグループとファーストリテイリングの2社で日経平均を190円ほど押し下げ、TOPIXはプラスになるなど歪な動きとなった。短期でこれだけの急落を起こせば、マーケットにはいろんな歪が出てきます。リーマンショックの時は、ロングオンリー系ファンドの売りも長く続きましたし、ロング・ショート系ファンドの解約に伴うアンワインドなどは、割安な株が売られ、割高な株が買われることになるので、なんとも理不尽な動きとなったのを覚えています。現在、金融危機にはなっていないのでこうした動きはまだ限定的ですが、日本の場合、米国に比べ市場に厚みがないにも関わらず、公的資金や日銀のETF買いなど巨額なマネーが相場をかく乱するので買うタイミングも図りづらくなっています。

本日の取引:2社 4勝 +35,800円
持ち越し:2社 3400株



2020年3月17日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17,011.53 +9.49 +0.06
TOPIX 1,268.46 +32.12 +2.60

米国株は、ダウ・ナスダックとも暴落。FRBの緊急利下げが不安を煽る逆効果となり、寄り付き直後に再びサーキットブレーカーが発動された。午後にトランプ大統領が新型コロナウイルスの最悪期が「8月まで延びる可能性がある」と述べると指数は一段安となった。ダウの下げ幅は2997ドルに達し過去最大を更新した。

日経平均は反発。米国株の暴落を受け売り先行で始まり、日経平均の下げ幅は一時600円を超えたが、本日は米国株先物が反発していたことで一段と売り込む動きにはならず、公的年金の買い観測や昨日倍増された日銀のETF買い期待から切り返す展開となった。ただ、今晩の米国株は大きく戻すと思われるものの、実際始まって見なければ分からないことから、大きく上下した後は前日終値近辺で膠着感を強めた。連日の乱高下で主力株も板が薄くなっているので、まとまったインデックス買いが入れば値が飛びやすい状況になっている。

一昔前は1000億円を超える大型投信が設定されると、何日も前から市場で話題になり、先回り買いなどが相場を押し上げたものです。それが今や日銀が1日で2,000億円買うんですから、殆ど常軌を逸していると言うしかありません。好むと好まざるとにかかわらず、そういうマーケットでプレーさせられているんですよね。

本日の取引:2社 2勝 +28,000円
持ち越し:2社 3800株



2020年3月16日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17,002.04 -429.01 -2.46
TOPIX 1,236.34 -25.36 -2.01

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反発。前日に暴落した反動から朝から買い戻しが先行。トランプ大統領が非常事態を宣言すると、対策への期待感から引けにかけ一段高となった。ダウの上げ幅は1985ドルに達し過去最大となった。

日経平均は続落。週末の米国株が急騰し、今日はいい感じで東京市場も戻すのかと思いきや、朝方にFRBが再び緊急利下と量的緩和の再開を決定すると米国株先物がサーキット・ブレーカーが発動する下限まで下がり、そのまま貼り付いた。これで本日も駄目かと思いきや、今度は日銀が正午から緊急会合を開くと伝わり、その期待感で前日終値近辺で膠着間を強めた。その後、日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ額を6兆円から12兆円するなどの政策を発表したが、好感されたのはわずかな時間で引けにかけ下げ足を早めた。

各国の中央銀行が協調する形で動いたものの、早々に全弾撃ち尽くしただけでまったくの逆効果でした。人や物の動きが制限されている状況下では金融政策の効果は限定的です。そんなことは彼らも100も承知でしょうが。中長期で見れば株式市場には間違いなくプラスですが、今日のマーケットは中央銀行の見っともないほどの狼狽ぶりを見て、我々の知らないヤバいことが裏で起きているんじゃないか? リーマン・ショック時のようにクレジットクランチ(信用収縮)を伴って今後スパイラル的に状況が悪化し、コロナ発の金融危機に発展するんじゃないか? と思わせてしまったことが下げた要因でしょう。

本日の取引:2社 2勝 +13,600円
持ち越し:1社 3800株



2020年3月13日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17,431.05 -1,128.58 -6.08
TOPIX 1,261.70 -66.18 -4.98

米国株は、ダウ・ナスダックとも暴落。トランプ大統領の緊急演説が失望され、取引開始直後に再びサーキットブレーカーが発動されるなど大荒れの展開となった。ダウの下落率は10%に達し、1987年10月19日のブラックマンデー(22.61%安)以来の大きさだった。

日経平均は大幅に続落。NYダウが10%の暴落で戻ってきたことを受け朝から売り一色となり、日経平均の下げ幅は一時1800円超えるなどパニック状態となった。後場中頃から強烈なショートカバーが入り、安値から1400円強戻す場面もあったが、大引けにかけ再び売りが優勢となった。

先週の金曜日の日経平均の終値が20,749円で本日が17,431円ですから、わずか1週間で3,318円下げたことになります。当初多くの市場関係者はコロナウイルスなど、ちょっとたちの悪いインフルエンザ程度で大したことないと高をくくっていましたが、今の相場はアルゴがいったん走ってしまえば、そこに理屈も合理性もなく機械的に買いが買いを呼び、今回のように売りが売りを呼ぶ展開となります。そこにパニックになった人間が加わり暴落に拍車をかけることになります。デマでトイレットペーパーがなくなるなんて話が出ただで、一定の人が動き、トイレットペーパーが品薄になり、それを見て当初理性的だった人も買い溜めに動き、本当に店からトイレットペーパーが消えてしまうなんてことが実際に起きるのです。なんか話が脱線しましたが、要はコロナウイルスに限らず人間がパニック状態になった時の行動を専門家は低く見積もり過ぎでしょう。

本日の取引:3社 5勝 +65,300円
持ち越し:1社 3800株




2020年3月12日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18,559.63 -856.43 -4.41
TOPIX 1,327.88 -57.24 -4.13

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反落。新型コロナウイルスの感染が確認された国と地域は117に拡大し、感染者数は12万人を超えた。トランプ大統領の経済対策も具体的な中身に乏しく、世界保健機関(WHO)がパンデミック宣言を表明すると下げ幅を拡大した。

日経平均は大幅に続落。米国株の下落は前日にある程度織り込んでいたが、想定を超える下げだったこともあり、売り先行での始まりとなった。その後は、日本時間10時に始まるトランプ大統領の緊急TV演説に対する期待感から下げ渋る場面もあったが、いざ演説が始まると前半は相変わらずの自画自賛で目新しいことは英国除く欧州からの渡航停止ぐらい。最後に「神の御加護を」で締めくくると、失望感から米国株先物が急落し、日経平均も一時1,000円を超える下げとなった。WHOのパンデミック宣言は今更感が強いですが、マーケット的にはモヤモヤしている状態より、悪材料はどんどん出してもらった方が反転も早くなるので悪い話ではありません。まあ、そもそも今回の世界的感染拡大は中国の隠蔽体質とWHOの中国を過度に忖度した対応が根源なんですけどね。しかし、すごい状況でSQを迎えることになりました。

本日の取引:3社 3勝 +12,000円
持ち越し:1社 3100株



2020年3月11日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,416.06 -451.06 -2.27
TOPIX 1,385.12 -21.56 -1.53

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。新型肺炎による景気下振れリスク防ぐため、トランプ大統領が給与減税を含む大規模な経済支援策を発表する予定と伝わり、買い戻しが優勢となった。

日経平均は反落。米国株高や円安進行を受け続伸して始まったが、トランプ大統領の減税の話は前日に織り込んでいたことから上値は重かった。米国の給与税は連邦政府の歳入の3分の1強を占めることから、減税の実現性に懐疑的な見方もあり、米国株先物が下げ幅を拡大すると日経平均も連動する形で下げ幅を拡大し大引け。FOMCでの利下げも既に織り込まれていますし、まだ乱高下は収まりそうにありません。

日銀保有のETFですが、昨年の株高局面で買い増した分で損益分岐点が切り上がり現在19,500円ほどです。次回の決定会合でETFの買い入れを更に増額するのではなないかと言う思惑で、日銀(8301)が連日で上場来安値を更新しています。そもそも日銀のETF買いなど、上昇局面では個人投資家の買いの機会を奪い、下落局面では外資に国民の金を使って利食わせる機会を与えるだけで、一体なんの意味があるのか私にはさっぱり理解できません。本当にいい迷惑です。

本日の取引:1社 1勝 +10,500円
持ち越し:1社 2400株



2020年3月10日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,867.12 +168.36 +0.85
TOPIX 1,406.68 +17.71 +1.28

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に3日続落。新型肺炎の感染拡大や原油先物相場の急落を受け、アジア→欧州と株安の流れが止まらず、取引開始直後にサーキットブレーカーが発動されるなど大荒れの展開となった。ダウの下げ幅は2013ドルに達し過去最大となった。

日経平均は反発。欧米株の急落と急激な円高を受け朝方は節目の19,000円を割れる場面もあったが、米国の景気下支え措置は「大規模」なものになるというトランプ大統領の発言が徐々に好感され切り返す展開となった。米国株先物が大きく上昇していたことから、後場はショート・カバーが活発になった。500円ぐらいはあっと言う間に動くほどボラが高い状態なので、売りも買いも両方チャンスがありますが、なかなか入るのに勇気がいる場面でもあります。

巷ではリーマン・ショックを超えたとか言っている人がいますが、そもそも当時とは株価位置が違うわけですから値幅で語っても意味はありません。これからどうなるかは分かりませんが、現時点でリーマン・ショックと比較するのは、リーマン・ショックに失礼でしょう(笑) あの当時は、いまより真面目に相場をに取り組んでいたこともあり、見ているだけで変な汗が出てくるし、慎重にポジションをとっても、どの株もあっと言う間に半値になってしまうほど酷いものでした。見づらいですが日経平均の月足長期チャートです。

日経平均長期チャート(月足)
日経平均長期チャート

本日の取引:2社 3勝 +38,500円
持ち越し:1社 2200株




2020年3月9日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19,698.76 -1,050.99 -5.07
TOPIX 1,388.97 -82.49 -5.61

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。世界の新型肺炎の感染者数が10万人を超えるなど感染拡大に歯止めがかからず、企業業績への懸念が一段と強まった。

日経平均は大幅に続落。週末を挟んで新型肺炎の感染拡大に加え、「OPECプラス」の協調減産協議が決裂し、サウジアラビアが逆に原油の増産を示唆したことで原油先物が暴落。また、長期金利の指標とされる米国10年債利回りが過去最低を記録するなどリスクオフの動きが加速した。米国株先物(E-miniダウ)が朝から1000ドルを超える急落となっていたこともあり、日経平均はなんの抵抗もなく節目の20,000円を割れた。

新型肺炎が収まらないうちに原油安という新たな問題が出てきました。過度な原油安はオイルマネーの株からの引き揚げに加え、米シェール企業の信用リスクへも発展するので負の連鎖が懸念されます。

さすがに追証になった個人も多いのか、本日は買いの手も止まっていたように感じます。今後、追証がらみの強制決済も出てくるでしょうから、指数が反発していても、寄り付きや後場寄りに流動性の低い株は強制決済で値が飛ぶことがあるので注意が必要です。買いたい人にはチャンスでもあります。

本日の取引:3社 3勝 +18,000円
持ち越し:2社 1800株



2020年3月6日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 20,749.75 -579.37 -2.72
TOPIX 1,471.46 -44.25 -2.92

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。新型肺炎を巡りカリフォルニア州が州全域に非常事態宣言を出し、ニューヨーク州でも感染者数が一晩で倍増した。対岸の火事だった新型肺炎の感染者数が米国内でじわじわ増えてきていることから、景気への懸念が再燃し終日売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株安と円高進行を受け売り先行での始まり、日経平均の下げ幅は一時700円を超えるなど終日売り優勢に推移した。日銀のETF買いも入っていたんでしょうが、週末にどんな悪材料がでるかも分からず下を拾う動きは限定的だった。

国内への入国規制に関しては、政府としてやれることは全部やるという姿勢を見せたいんでしょうが、1月中に動くならともかく、今さらやっても効果は殆どないでしょう。効果が見込めないだけならまだマシですが、これでインバウンド関連は更に苦境に追い込まれ、中小は資金ショートするところも出てくるのではないか。FRBも意味のない緊急利下げを実施し、その挙げ句、今月のFOMCでの追加利下げまでマーケットに織り込ませてしまいました。なんかちぐはぐな感じですね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:500株



2020年3月5日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,329.12 +229.06 +1.09
TOPIX 1,515.71 +13.21 +0.88

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反発。民主党の候補者争いを巡り、左派のサンダース氏が伸びず、中道派のバイデン前副大統領が躍進していることが好感された他、議会で78億ドル規模のウイルス対策緊急予算措置が決まったことも追い風となった。

日経平均は続伸。米国株の大幅反発を受け買い先行で始まったが、カリフォルニア州で非常事態宣言が出されたことから米国株先物が弱含みで推移し、日本株の上値を抑制した。米国株は非常に高いボラティリティとなっていますが、日本は下げると公的資金や日銀が余計な買いを入れ株価を支えるので、下げ方はマイルドになりますが、反発力も弱く結果つまらない相場となっています。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2020年3月4日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,100.06 +17.33 +0.08
TOPIX 1,502.50 -2.62 -0.17

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。FRBが緊急利下げを発表し、直後は好感した買いでダウは381ドル上げる場面もあったが、買いは続かず大幅反落となった。

日経平均は小幅に反発。米国株安を受け朝方は売りが先行したものの、突然意味不明の買い(恐らく公的資金)が入り上昇に転じた。その後、米大統領選に向けた民主党の候補者争いを巡り、左派のサンダース氏が伸びず、中道派のバイデン前副大統領が複数の州で勝利を確実にしたと伝わり、米国株先物が堅調な展開となったことも下支えとなった。売り方は日銀がETFをどのタイミングでどれだけ買ってくるか分からなくなったこともあり、売りづらくなっている感じですね。

FRBの緊急利下げに関しては、下がったから言うわけではありませんが、無駄弾って感じですね。やるならもうちょっと市場の動揺が収まってからやっても十分でしょう。去年のトランプ氏からの圧力で行った予防的利下げもそうですが、パウエル氏はFEB議長の器ではないように思います。これでいざと言うときにアメリカが弾切れになるのは確実です。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:なし



2020年3月3日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,082.73 -261.35 -1.22
TOPIX 1,505.12 -20.75 -1.36

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続伸。新型肺炎の感染拡大を受け、G7で各国の中央銀行が協調して金融緩和に踏み切るとの思惑から終日買いが優勢となった。ダウは1293ドル高となり、1日の上げ幅としては過去最大だった。

日経平均は反落。米国株の急反発や円安進行を受け買い先行で始まったが、G7の会議後に公表される声明文に、協調利下げや財政出動は盛り込まないとの報道が嫌気され値を消す展開となった。日経平均・TOPIXとも安値引け。

新型肺炎で人やモノの移動が制限される中で、金融緩和や従来型の公共投資をしても効果が限定的なのは当然ですが、金融緩和と聞けばパブロフの犬みたいに条件反射してしまうのは仕方ないところでしょう。今までの上昇を考えれば、、ここで下げるのはむしろ健全な調整であり、それを日銀にように株価を無理やり買い支えるなど意味が分かりません。リーマン・ショックの頃のように日経平均が1万円を大きく割れている状態なら、百歩譲って分からなくもないですが、現在2万円を超えている水準ですからね。中国を後進国だと見下したことを言いますが、新型肺炎の対応や株価の買い支えを見ていると、日本もやっていることは中国と殆ど変わらないんだなと思いましたね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2020年3月2日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,344.08 +201.12 +0.95
TOPIX 1,525.87 +15.00 +0.99

週末の米国株は、ダウは7日続落、ナスダックは小幅に反発。新型肺炎の感染拡大が世界経済の停滞を招くとの懸念が一段と強まり、ダウの下げ幅は再び1000ドルを超える場面もあった。ただ、午後にパウエルFRB議長が追加利下げの可能性を示唆する発言したことで引けにかけ急速に下げ渋る展開となった。

日経平均は反発。米国株が下げ渋って戻ってきたことで、最近ではまずまず落ち着いた寄り付きとなった。10時過ぎに黒田総裁が日銀として「今後の動向を注視しつつ、適切な金融市場調節や資産買い入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針である」と発言したことで、先物を中心にショート・カバーの動きが加速した。朝方の気配値から、黒田総裁の談話がなくても今日は反発したと思いますが、売り方も一回買い戻したいタイミングだったので、談話が重なり日経平均の上げ幅は一時450円となった。株式市場が期待しているのは、日銀によるETF買いの1回あたりの買い入れ額の増額で、実際それをやるんでしょうが、やっていることは中国の買い支えと一緒でどうしょうもない愚策ですね。

本日の取引:1社 2勝 +18,000円
持ち越し:なし



2020年2月28日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,142.96 -805.27 -3.67
TOPIX 1,510.87 -57.19 -3.65

米国株は、ダウは6日続落、ナスダックは反落。中国以外の国でも新型肺炎の感染者数が急増し、早期の収束は困難になっていることから、改めて新型肺炎が世界景気を押し下げるとの懸念から売りが優勢となった。NYダウは1190.95ドル(4.4%)安となり、下げ幅としては過去最大となった。

日経平均は5日続落。米国株安を受け売り先行で始まり、米国株先物が下げ幅を拡大すると一時心理的節目の21,000円を割れるなど、ほぼ全面安の展開となった。新型肺炎に楽観的だったゴールドマン・サックスも米国主要企業の今年の1株当たりの増益率はゼロになるとの見通しを出すなど、実体経済への影響は不可避となってきました。今後、世界的なパンデミックに発展すれば、学校を休校にしたぐらいで大騒ぎしている日本はどうなってしまうんでしょうかね。ここまで短期で突っ込めば、来週はさすがに自律反発する場面もあるでしょうが、まだパンデミック宣言が出るか否かという段階であり、収束の兆しが出るにはまだ道が遠く、買いは続かないでしょうね。

本日の取引:1社 2勝 +9,600円
持ち越し: 200株



2020年2月27日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 21,948.23 -477.96 -2.13
TOPIX 1,568.06 -38.11 -2.37

米国株は、ダウは5日続落、ナスダックは小幅に反発。直近2日間で1911ドル下げた反動から、ダウは461ドルまで上げる場面があったが、米食品医薬品局(FDA)当局者が新型ウイルスはパンデミックに向かっているとの見方を示したことなどが重しとなり買いは続かなかった。

日経平均は4日続落。米国株はまちまちで戻ってきたが、米疾病対策センター(CDC)がカリフォルニア州で感染経路を確認できない新型肺炎の事例を確認したと発表したことで、米国株先物が大きく下がり、今晩の米国株の下落を懸念した売りに押された。個別株を見ているとまだ投げが出ている感じはなく、個人に関しては急反発を期待して買っている人の方が多いように見えます。どこで反発するのかは誰にも分かりませんが、日本は満足な検査もできず潜在的患者数がどれだけいるのかも分からない状態なので、少なくともここの不透明感がなくなってからの判断でしょう。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2020年2月26日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 22,426.19 -179.22 -0.79
TOPIX 1,606.17 -12.09 -0.75

米国株は、ダウ・ナスダックとも4日続落。前日の急落を受け朝方は反発する場面もあったが、米疾病対策センター(CDC)が新型肺炎の米国内での感染拡大は不可避との見解を示したことで、売り直される展開となった。

日経平均は3日続落。米国株安を受け一時477円安まであったが、11時過ぎに恐らく公的資金と思われる買いが入り300円ほど一気に戻すなど荒い展開となった。その後は、昨日同様に米国株先物や上海株が底堅い動きとなったことで下げ幅を更に縮小した。日銀のETF買いも当然入っていたんでしょう。中国や日本は国が相場操縦しているので、こう言う時は強いですね。NYダウは2日間で1911ドル下げたと言っても、こちらも今までの上昇を考えれば微々たる下げで騒ぐほどのことでもありません。新型肺炎が本当にパンデミックになれば、世界的なリセッションは不可避で、ここ数日の動きなど誤差の範囲にも入らないでしょう。

本日の取引:なし
持ち越し: なし