本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2016年8月16日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16596.51 -273.05 -1.62
TOPIX 1298.47 -18.16 -1.38

米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。原油相場の上昇や早期利上げ観測の後退から三指数(ダウ・S&P500・ナスダック)とも史上最高値を更新した。

日経平均は続落。米国株は堅調な動きだったが、円高基調が変わらないことや、上がれば日銀のETF買いもないので買い上がる向きはいなく前場は前日終値付近での揉み合いだった。昨日も書いたように前場マイナスなら日銀のETF買いを当て込んだ買いが入りますが、皆がそのような行動をとれば日銀が後場に買っても、当然それにぶつけるような売りが出ます。また、本日のように昼休みに予想外の円高が進むと、前場に日銀頼みで先物を買った向きが最後に投げさせられ安値引けになってしまうという、ある意味わかりやすく、ある意味わかりづらい相場でした。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2016年8月15日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16869.56 -50.36 -0.30
TOPIX 1316.63 -6.59 -0.50

週末の米国株は、ダウは小幅に反落、ナスダックは続伸。さえない経済指標を受けダウは軟調な展開だったが、それでも下げは極めて限定的であり、ナスダックの方は連日で史上最高値を更新するなど相変わらず呆れる強さです。

日経平均は小幅に反落。東証1部の出来高は今年最低で、売買代金も今年2番目の低水準と夏枯れ状態。それにしても日銀のETF買いが相場をつまらなくさせていますね。安く始まるとそれが強烈な悪材料でない限り、日銀のETF買いを当てにした買いが入ってくるので、前場が終わる頃には前日比変わらず水準まで戻るというパターンが続いています。まあ、皆が前場安いところを買って後場手放そうと行動すると、本日のように前場プラスになってしまうこともありますし、そのうち梯子を外されることも出てくるでしょう。明日も低調な商いでしょうから、オリンピックでも見ていた方がマシですかね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2016年8月12日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16919.92 +184.80 +1.10
TOPIX 1323.22 +8.39 +0.64

米国株は、原油高や主要小売企業の好決算などが好感され、ダウ・S&P500・ナスダックとも史上最高値を更新。

日経平均は4日続伸。世界的な株高の流れを受け買い先行で始まり、その後も堅調な動きが続き本日の高値圏で大引け。オプションSQの分を除けば、東証一部の売買代金は2兆円行くか行かないかの水準なので夏枯れのなか指数だけスルスル上がったって感じですが、日本は日銀の買い支えもありファンダメンタルズなど関係なく妙な安心感が生まれています。米国株もかなり割高になっていますが、つかまるところまでついて行くしかないってところか。まあ、株が暴落している時より、皆がリスクをリスクと感じなくなっている時が、実は一番危険なんですがね。

本日の取引:2社 2勝 +57,300円
持ち越し: なし



2016年8月10日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16735.12 -29.85 -0.18
TOPIX 1314.83 -2.66 -0.20

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。欧州株高の流れを受け買いが先行したが、原油価格が下げに転じると上げ幅を縮小した。ナスダックは史上最高値を更新。

日経平均は3日続伸。米国株はそこそこ堅調な動きだったが、ドル円が101円台と円高に振れていたことで売り先行の始まりとなった。その後は、日銀のETF買い期待でプラスに転換する場面も、大引けにかけ再びマイナス圏に沈む。昨日と比べてドル円は約1円円高になっていたので、1円の円高で200~300円ほど日経平均を押し下げるという方程式を当てはめれば、本日たった30円安で済んだというのは日銀のETF買いで全部説明がついてしまいます。ついこないだまでは101円台は15,200円とかそんなレベルでしたから、随分変わったものです。まあ、6兆円も買えば不自然な動きになるのは当たり前か・・・。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し: 2社 1400株




2016年8月9日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16764.97 +114.40 +0.69
TOPIX 1317.49 +11.96 +0.92

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に下落。朝方は先週の雇用統計が改めて好感され上昇して始まったが、その後は高値圏にあることから利益確定売りが優勢になった。

日経平均は続伸。前場は昨日の終値を挟み方向感のない展開だったが、後場になるとジワジワと買いが優勢になり、本日の高値圏で大引け。まあ、日銀のETF買いで売り込みづらい相場になっていることは確かですが、17,000円を超えてどんどん上がっていくと云うイメージも湧きにくく、なんだかやりずらい相場ですね。今日の後場の騰がり方などを見ていると、買いたくないけど、買わなければベンチマークに負けるので仕方なくって感じ。

本日の取引:なし
持ち越し: 2社 1500株



2016年8月8日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16650.57 +396.12 +2.44
TOPIX 1305.53 +25.63 +2.00

週末の米国株は、ダウは反発、ナスダックは3日続伸。注目の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比25万5000人増と市場予想の18万人を大幅に上回り素直に好感された。

日経平均は反発。景気敏感株買いのディフェンシブ株売り、そして日銀のETF買いの恩恵の及ばない新興株は蚊帳の外と言った相場。ポジションのアンワインドで指数は高いものの、個人投資家の多くは400円近い上昇でも体感温度は低そうです。こらからサマーラリーになるとは思えませんが、米国株の強さはちょっと異常。

それにしても毎日暑い。真夏の東京五輪でマラソンなんてできるんですかね? ちょっと想像できません。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: 2社 1500株



2016年8月5日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16254.45 -0.44 0
TOPIX 1279.9 -3.09 -0.24

米国株は、ダウは小幅に反落、ナスダックは続伸。イングランド銀行が7年ぶりに政策金利を引き下げたことで買いが先行したが、さえない経済指標や雇用統計を前に様子見ムードも強く、買いは続かなかった。

日経平均は反落。雇用統計前で様子見ムードが強くなるのはいつものことですが、昨日の700億円を超える日銀のETF買いを見せられてはショートも出来ず、かといって買い上がる向きもいなく1日膠着状態が続いた。なにしろ前場に下がっていれば後場から700億円の買いですから、官製相場もここまで来たかって感じですね。まあ、大きな悪材料が出た時は日銀が買っても下がりますが、普段はショートより買いの方が断然有利になるので、一昨日も書きましたがいろいろ弊害というか副作用が出てきます。来週はオリンピックも始まりますし、いよいよ夏枯れ相場に突入ですかね。

本日の取引:2社 2勝 +8,600円
持ち越し: 2社 1500株



2016年8月4日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16254.89 +171.78 +1.07
TOPIX 1282.99 +11.01 +0.87

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。原油相場の上昇やADP雇用統計が市場予想を上回ったことが好感されたが、相変わらずボラは低く、高値圏で膠着状態。

日経平均は反発。米国株高を受け買い先行で始まったが、ドル円の円高基調が重しとなり一時節目の16,000円を割れる場面もあった。その後は日銀の岩田規久男副総裁の9月の総括的な検証で「金融緩和を縮小することはあり得ない」と云う発言や、本日から日銀のETF買いが増額されるのでは? という期待感もあり切り返した。なんだかよく分からない動きですが、ザラ場にボラが出てくれるのは歓迎です。

本日の取引:2社 3勝 +12,900円
持ち越し: 2社 1600株



2016年8月3日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16083.11 -308.34 -1.88
TOPIX 1271.98 -28.22 -2.17

米国株は、ダウは7日続落、ナスダックは反落。原油安や7月の新車販売台数が前年同期比で減少したことが嫌気されるも下げ幅は限定的だった。

日経平均は続落。欧米株安と円高進行を受け売り先行で始まり、日銀のETF買い期待から下げ渋る場面もあったが、原油安が海外投資家のリスクオフ行動に繋がっており、本日の安値圏で大引けとなった。

為替水準から考えれば、16,000円台を維持できている方が不思議なんですが、日銀の6兆円のETF買いが不自然な底堅さに繋がっている感じですね。結局、こういう愚かなことをやるとファンダメンタルズを反映せずマーケットを歪めてしいます。企業は業績が悪くても株価が下がらないので不採算事業のリストラも遅れがちになりますし、日銀が実質民間企業の大株主になることはコーポレートガバナンス的にも問題でしょう。まあ、こんな市場でも我々はやっていくしかないんですがね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し: 2社 1500株




2016年8月2日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16391.45 -244.32 -1.47
TOPIX 1300.2 -21.63 -1.64

米国株は、ダウは6日続落、ナスダックは5日続伸。経済指標は強弱入り交じる内容だったが、原油先物価格が一時40ドルを下回ったことでエネルギーセクターが売られ、ダウの足を引っ張った。

日経平均は反落。米国株はまちまちだったが、ドル円が102円前半と円高基調が変わらないことから、昨日同様売り先行での始まりとなった。その後、日銀のETF買い期待で下げ渋る場面もあったが、債券相場の急落などもあり安値引け。東証1部の売買代金は再び2兆円レベルまで落ち、マザーズに短期資金が向かうという少し前までのパターンに逆戻り。決算プレーも後半戦に移りますが、思っていたよりも悪くないので、この辺は救いですかね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し: 2社 1400株



2016年8月1日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16635.77 +66.50 +0.40
TOPIX 1321.83 -0.91 -0.07

週末の米国株は、ダウは5日続落、ナスダックは4日続伸。4~6月期のGDP速報値が市場予想を大幅に下回り、ダウは一時85ドル安まであったが、これで年内の利上げが難しくなったと得意のいいとこ取りを発揮し下げ渋る。

日経平均は続伸。円高進行を受け朝方は売りが先行したが、その後はジリジリと盛り返しプラス圏で大引け。東証1部の値下がり銘柄数は1384と結構多いんですが、日経平均寄与度の高いファーストリテイリングとソフトバンクだけで日経平均を約75円押し上げています。この辺はETFを6兆円に増額した効果が早速でている感じですね。ファーストリテイリングなどは大量に自社株買いをしてもらっているようなもんですから・・・。まあ、本来やってはいけないことをやっているので、マーケットにいろいろゆがみが出てくるのは仕方のないところ。しかし中央銀行が株価操縦をここまで露骨にやる日本の株式市場は、もはやマーケットとは呼べませんね。

本日の取引:なし
持ち越し: 2社 1400株



2016年7月29日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16569.27 +92.43 +0.56
TOPIX 1322.74 +15.74 +1.20

米国株は、ダウは4日続落、ナスダックは3日続伸。原油安を受けダウは冴えない展開だったが、ハイテク・IT関連の好決算でナスダック指数は昨年12月1日以来の高値で終える。

日経平均は反発。決定会合の発表前に日経平均先物は800円幅での乱高下になるなど不穏な雰囲気でしたが、発表されたものはETF(上場投資信託)買い入れの増額という、物価目標の早期2%達成とは殆ど関係ないものでした。黒田総裁が何と言おうが、これは中央銀行による相場操縦以外の何物でもないので、個人的には呆れましたね。まあ、既に量は限界に達していますし、マイナス金利は銀行から不評なので深掘りもできない、でも政府からの圧力でゼロ回答も避けたい、そこで仕方なくETFの増加にしたって感じです。でも、6兆円全部買えば毎月5,000億円ですから、これは毎週大型投信が設定されるようなものなので、株の下支え効果は抜群でしょう。しかし、あの中国でさえ中央銀行が株を買うなどという愚かなことはやっていないのに、本当に恥ずかしい中央銀行ですね。リスク資産をこんなに買い込んでしまって、いったい出口でどうするつもりなのか? その頃には自分はとっくにいなくなっているので関係ないということか。

本日の取引:1社 2勝 +11,900円
持ち越し: 2社 1400株