本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2015年4月6日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19397.98 -37.10 -0.19
TOPIX 1560.71 -3.45 -0.22

週末の米国株式市場はグッド・フライデーのため休場。

日経平均は小幅に反落。米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで三桁の下落で始まったが、外国人の参加が限られ薄商いの中、日銀のETF買い期待や個人の押し目買いで徐々に下げ幅を縮小し大引け。

先高観があるので下がらないという相場解説も多いですが、私に言わせれば先高観ではなく、先安観が出にくいという言葉に置き換えたいですね。本来、先高観があるというのは、株価が割安で企業業績の伸びしろも大きい時に使うものでしょう。私は株価が割安とは思えませんし、業績の伸びしろもあまりないと考えています。

今日も間違いなく日銀はETFを買っているでしょうし、GPIFもまだ買うでしょうし、そこに先週話が出たゆうちょ銀行が加わるわけですから、 ピアノ三重奏ではなく、官製三重奏がこれからも長く続くだろうと言う前提による先高観(先安観がない)ということです。ヘッジファンドも割高だと思っていても官製三重奏に売り向かうより、今はこれに乗っかる方が楽ですからね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし



2015年4月3日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19435.08 +122.29 +0.63
TOPIX 1564.16 +9.99 +0.64

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反落。日欧の株高を受け買いが優勢だったが、引けにかけ利益確定売りに押された。

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。週間新規失業保険申請件数が市場予想より減少したことを受け、雇用統計に対する一定の安心感が生まれ買い戻しにつながった。

日経平均は続伸。昨日急騰した反動から小幅安で始まったが、野村の大型投信の設定があることで国内機関投資家は市場で下値を売りに行く必要もなく、また今晩の欧米市場が休場のため外国人の参加も限られた。そのような環境から、売り手不在の好需給となり、(そうでなくとも需給は良いが)日経平均・TOPIXとも高値引けとなった。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月2日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19312.79 +277.95 +1.46
TOPIX 1554.17 +25.18 +1.65

米国株は、ダウ、ナスダックとも続落。3月のADP全米雇用リポートが市場予想にとどかなかった他、3月のISM製造業景況指数も市場予想にとどかず警戒感が広がった。

日経平均は大幅に反発。107円高で始まりその後も大型株主導で上昇し、一時400円に迫る上げ幅となった。特に大きな材料があったわけではありませんが、ゆうちょ銀行が外債や株式などリスク資産投資を向こう3年で14兆円積み増すと言った報道が後押しした可能性が高いですね。

実際、ゆうちょ銀行が日本株をどの程度買うかは分かりませんが、東証の空売り比率が36.2%まで上昇していたこともあり、この材料をきっかけに短期筋が先物を買い戻したことで上昇に拍車がかかったって感じです。あと、週末に野村などの大型投信の設定があるので、先回り的な買いもあったんでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし



2015年4月1日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19034.84 -172.15 -0.90
TOPIX 1528.99 -14.12 -0.92

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。前日急伸した反動から終日利益確定売りが優勢だった。また、イランとの核協議が合意に至る可能性が高まったことで原油先物価格が下がりダウの足を引っ張った。

日経平均は続落。名実ともに新年度入り相場となった。恐らく期初は国内機関投資家は売りから入るだろうと言われていましたが、実際その通りになったって感じですね。日銀短観が市場予想より悪かったこともあり19,000円を割り込む場面もあったが、下がったことろでは個人の押し目買いや日銀のETF買いなども入り、一定の底堅さも見せた。

TOPIXは昨日、日経平均は本日基準線を割り込んできたが、NYダウもこのところ基準線を挟んで行ったり来たりですから、これで売り転換したとも思えません。当面材料待ちですかね。

本日の取引:2社 1勝1敗 +8,000円
持ち越し:なし



2015年3月31日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19206.99 -204.41 -1.05
TOPIX 1543.11 -14.66 -0.94

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。中国人民銀行の追加金融緩和観測やヘルスケアセクターで大型のM&Aの発表が相次いだことが好感された。

日経平均は反落。欧米株高と円安進行を受け買い先行で始まり、一時19,600円台を回復する場面もあった。ただ、昨日の上げを主導したファーストリテイリングなどにポジション調整の売りが出ると徐々に弱含み、最後はドレッシング買いも不発に終わり安値引けとなった。

東証1部は大引けの売りで値下がり銘柄数の方が多くなったが、それまではずっと値上がり銘柄数が1000を超えていたので、昨日とは逆に見た目ほど悪くない。2部指数、ジャスダック、マザーズなどの小型株は主力が売られる中、資金の受け皿となり終日堅調だった。

中国が主導して進めているアジアインフラ投資銀行(AIIB)ですが、本日が締め切りだったので日本は不参加となりました。日本が参加しても中国からなんの発言権も与えられないでしょうから、別にいいのですが、アメリカの盟友イギリスが参加したことは衝撃でしたね。これで欧州先進国がドミノ倒しのような参加ラシュとなり、韓国もアメリカの反対を押し切って参加するなど、各国台所事情を優先したとは言え、アメリカも随分舐められたもんです。長らく続いたアメリカの覇権国としての寿命も終わりに近づいているのかも知れません。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年3月30日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19411.4 +125.77 +0.65
TOPIX 1557.77 +4.99 +0.32

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。原油安や10-12月GDP確報値が市場予想を下回ったことで上値は重かったが、イエレンFRB議長が講演会で「FF金利の回復は緩やかになるとみている」などと述べたことが好感された。

日経平均は反発。米国株高を受け小幅高で始まり、その後下げに転じる場面もあったが、週末の2日間で460円下げたこともあり、その後は先物の買い戻しが優勢になった。今日はファーストリテイリングだけで日経平均を50円ほど押し上げており、TOPIXの上昇率は日経平均の半分程度と全体的に見れば揉み合いと言ったところ。

日経平均の構成ウエートに占めるファーストリテイリングの割合は約10%あるので、日経平均を上げたい場合(下げたい場合)は、ファーストリテイリングをイジればいいという理屈になります。そもそも1社で10%なんて異常な状態を放置しているのもどうかと思いますし、同社の株価も投機筋のオモチャと化してファンダメンタルズとは無関係に動くので、本日のように日経平均だけ見ると強いが、全体はそうでもないというミスリードが起きます。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:なし



2015年3月27日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19285.63 -185.49 -0.95
TOPIX 1552.78 -16.04 -1.02

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。日本→欧州市場と売られた流れを引き継ぎ売り先行で始まったが、前日急落した反動から買い戻しも入りプラス圏に持ち直す場面もあった。ただ、積極的な買い材料もなく小幅安で引ける。

日経平均は続落。昨日の先物のナイトセッションで19,030円まで売られ、そこから約350円戻してのスタートとなったが、NYも続落なのになんでこんなに高いの? と思っている間に配当落ち分を埋め3桁の上昇になった。昨夜、弱いと思ってショートを振った人をまた踏み上げる形になったんでしょうが、前場は呆れるほどの強さでした。(この時点で戦意喪失)

しかし、今度は後場中頃から先物が一気に売られ、高値から520円急落し、またそこからスルスルと戻すなど荒い動きとなった。結局終わってみれば185円安で、配当落ち分(110円)と外部環境を考慮すれば妥当な終値となった。

昨日から中東の地政学リスクなど言われていますが、こんなに動く材料などないわけで、ここまで一本調子で騰がり続けて株価もかなり割高になってきたので、カウンタートレードを仕掛け、売りで一儲けしようと考えるヘッジファンドも現れてきたということでしょう。

本日の取引:なし
持ち越し:なし




2015年3月26日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19471.12 -275.08 -1.39
TOPIX 1568.82 -23.19 -1.46

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。2月の耐久財受注が市場予想を大きく下回ったことで終日右肩下がりの展開となった。いつもなら良好な経済指標はそのままポジティブに評価し、経済指標の悪化は利上げ時期の後退でこれまたポジティブに評価する、いわゆる好いとこ取りでしたが、昨夜は珍しく経済指標の悪化をそのままネガティブに捉えた。

日経平均は反落。米国株は大幅安で戻ってきたが、今日は3月決算企業の配当権利落ち最終売買日だったので、個人の押し目買いや日銀のETF買いなどで売り一巡後は下げ渋るのかと思っていましたが、さすがに大きな流れには抗えず、それなりの下げになりました。ただ、ナスダックは2.3%も下げているので、それを考えれば比較的軽微な下げだったと言えます。

明日は過去最大の110円の配当落ちになりますが、まだ地合いは良いので今晩米国株が持ち直せば即日埋めてしまう可能性もあります。ただ、先物が現物市場が引けてから売られ、19,290円の安値引けになっているのでちょっと難しいかな。

本日の取引:2社 2勝 +150,200円
持ち越し:なし



2015年3月25日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19746.2 +32.75 +0.17
TOPIX 1592.01 +4.42 +0.28

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。2月の消費者物価指数(CPI)が上昇したことで早期利上げ懸念から利益確定売りが優勢になった。

日経平均は反発。小幅高で寄りつき膠着状態を続けていたが、2万円を前に上値の重さから先物主導で後場寄りに171円安まで売られる場面もあった。しかし、下がったところでは個人の配当権利取りの動きや公的資金による買いもあったんでしょう、プラス圏に切り返し大引けとなった。

このところ寒の戻りで朝晩冷え込みますが、マーケットは一向に冷めませんね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし



2015年3月24日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19713.45 -40.91 -0.21
TOPIX 1587.59 -4.66 -0.29

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反落。FRBによる緩和的な金融政策が長引くとの思惑から買いが先行したが、引けにかけ利益確定売りに押された。

日経平均は小幅に反落。一時3桁の下落になる場面もあったが、買い意欲は強く「押し目待ちに押し目なし」の状態が継続している。

恐らく今日も日銀のETF買いが入っていたんでしょうが、正直もういい加減にして欲しいですね。日銀のQE2が発表されたとき、一番のサプライズがETF買いの規模でした。個人的にはGPIFの構成を変えるので、日銀がETFを買う必要などもうないと思っていましたが、それが1年で3兆円ですからね。日銀もいずれは買った株を売るんでしょうが、後の世代は大迷惑です。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし



2015年3月23日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19754.36 +194.14 +0.99
TOPIX 1592.25 +11.74 +0.74

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。特に材料はなかったが、ユーロ安の恩恵により欧州株が引き続き堅調な推移を続けており、米国株も連れ高となった。

日経平均は大幅に続伸。47円高で始まってアレヨアレヨという間に大幅高となり、そのまま高値圏を維持して大引け。「今日強かった」という以外に言葉がありません。

それにしてもエーザイがストップ高するなど医薬セクターは完全にバブル状態ですね。バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー型認知症治療薬がフェーズ1で良好な結果を得たと言うのが直接の材料なんですが、新薬などフェーズ3でだめになるケースも多々あるわけですから、先走りもいいところです。まあ、エーザイは足元の業績が非常に悪いのでショートが溜まっており、それを狙って踏み上げるような動きもあるんでしょう。

本日の取引:なし
持ち越し:なし