本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2013年8月20日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13396.38 -361.75 -2.63
TOPIX 1125.27 -23.86 -2.08

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。長期金利が約2年ぶりの高水準に上昇したことが嫌気され利益確定売りが優勢になった。NYダウの4日続落は今年初めて。

日経平均は大幅に反落。米国株安を受け売り先行の始まりとなったが、為替が97円後半で安定していたことから、前場は13,730円まで下げ渋るなど底堅さも見られた。しかし、アメリカのQE縮小観測に絡んで、インドネシアを始めとする新興国が大きく崩れると、日本の関連株も大きく売られ市場心理を冷やした。後場になると薄商いの中、先物主導で崩されて本日の安値圏で大引け。

先物の買い仕掛け、売り仕掛けで日経平均は大きく動くが、今日なども現物市場には大きな売りが来ている感じはしません。外国人の買わないまでも売らないという姿勢は維持されているようです。ただ、民主党政権の末期時まで売買代金が落ち込んでいるというのは嫌な感じですね。為替も株も期待先行で動いている部分がかなりありますから、今後アベノミクスへの期待が剥落していくと外国人が大きくアンワインドしてくる可能性もあります。

本日の取引:1社 1勝 +2,200円
持ち越し:なし



2013年8月19日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13758.13 +108.02 +0.79
TOPIX 1149.13 +6.48 +0.57

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。消費者態度指数、住宅着工件数が市場予想を下回ったことや、
長期金利の上昇も嫌気された。

日経平均は反発。前場は米国株安を嫌気し軟調に推移したが、売り物も少なく徐々に買いが優勢になった。米国株安を考えれば上出来なんでしょうが、お盆休みが明けても相変わらず売買代金は低調なままで、夏枯れと言うよりか、夏バテと言った感じの相場。

日米の金利差がこれだけ拡大すれば、本来ならもっと円安に振れてもいいはずなんですが、米株も同時に下がってしまうので反応は鈍いですね。鈍い理由としては、QE1、QE2が終了した後のアメリカの長期金利は下落基調に入っていますから、9月にQE3が縮小された場合、素直に円安になるかは疑問だからでしょう。あと、日本の消費増税が先送りされた場合は、財政不安から長期金利が上昇し円安という考え方もできますが、アベノミクスへの失望から外国人がポジションをアンワインドすれば円高・株安が同時に進む可能性もあります。いずれにしろ、9月の各種イベントを前に動きづらい展開が続きそうです。

本日の取引:2社 2勝 +10,600円
持ち越し:200株



2013年8月16日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13650.11 -102.83 -0.75
TOPIX 1142.65 -9.17 -0.80

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に続落。週間新規失業保険申請件数が予想より少なかったことで量的緩和早期縮小懸念が高まったことや、各種景気指標の悪化も売り材料となった。

日経平均は続落。米国株安と円高を嫌気し売り先行の始まりとなった。ただ、為替が97円台とそれほど円高に振れなかったことで売りは限定的だった。昼になると上海市場が突然5.6%も急騰(誤発注か?)したことで日経平均もプラ転寸前まで戻ったが、上海が伸び悩むと日経平均も再び3桁の下落になって大引け。

今週はGDP速報や法人税減税などの材料で大きく振られたが、終わってみれば先物がドタバタしていただけで先週末とほとんど変わらない終値でした。来週は参加者も戻ってくるが、エジプト情勢の緊迫化など懸念材料も多い。

本日の取引:なし
持ち越し:200株



2013年8月15日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13752.94 -297.22 -2.12
TOPIX 1151.82 -19.52 -1.67

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。量的金融緩和早期縮小に関する不透明感から引き続き利益確定売りが優勢になった。

日経平均は反落。米国株安と97円台に押し戻された円高を嫌気し売り先行の始まりとなった。その後、ドル円が98.30円まで戻したことで70円安まで下げ渋る場面もあったが、菅官房長官と麻生財務相が法人税減税の引け下げに消極的な発言をしたことで再び売り直された。法人税減税がどの程度相場に影響したかは分かりませんが、薄商いの中、2日間先物主導で上げた分を先物主導で吐き出しただけであまり意味のない動き。

米国株も大きく下がることはないが、上にもいっぱいいっぱいって感じですね。ヒンデンブルグ・オーメンなんて急落を示唆するテクニカル指標も出ているようです。

本日の取引:1社 1勝 +8,500円
持ち越し:200株



2013年8月14日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14050.16 +183.16 +1.32
TOPIX 1171.34 +14.19 +1.23

米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。7月の小売売上高は市場予想を下回ったものの、変動の大きい自動車・同部品を除く売上高の伸びは市場予想を上回ったことから、引けにかけ買いが優勢になった。

日経平均は続伸。為替の円安基調を好感し買い先行で始まったが、その後は前日急騰した反動もあり、3桁の下落になる場面もあった。このままズズズル下げるのかと思いきや、為替が再び円安に振れたこともあり、後場中ごろから先物主導でかち上げて日経平均・TOPIXとも高値引けとなった。アメリカなどは高値圏でほとんど動きませんが、日経平均は1,000円下げて2日間で530円上げてと、先進国の中で突出してボラの高い状態が続いている。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2013年8月13日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13867 +347.57 +2.57
TOPIX 1157.15 +22.53 +1.99

米国株は、ダウは小幅安、ナスダックは小幅高で戻ってくる。薄商いの中、高値圏での方向感のない動きが続いている。

日経平均は大幅に反発。法人税の実効税率の引き下げ検討や機械受注の上振れなどポジティブな材料もあったが、円安が効いたのと日経平均は直近1,000円近く下げていたので反動高と言ったところでしょう。東証一部の売買代金は、昨日よりは若干増えたものの2兆円を割れる薄商いで、先物に上下振らされる展開が続いている。半沢直樹の「やられたら倍返し」じゃないですが、売られたら倍返し、買われたら倍返しと言った、方向感のない相場が続きそうな感じ。

本日の取引:1社 1勝 +7,600円
持ち越し:なし



2013年8月12日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13519.43 -95.76 -0.70
TOPIX 1134.62 -6.29 -0.55

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。引き続き高値圏での利益確定売りが続いている。

日経平均は続落。4~6月期のGDP速報値は、予測の年率3.6%増に対し、2.6%増と市場予想を下回る内容となり、円高・株安のスタートとなった。ただ、名目成長率は前期比2.9%増とそれほど悪くなく、改定値は上方修正されるのではないかと言う思惑もあり、為替も株も徐々に落ち着きを取り戻した。日経平均はプラス転換する場面もあったが、夏休みで市場参加者が少なく買いは続かなかった。売買代金は今年最低記録するなど先物主導の空中戦が続いている。

いつのまにか消費税が先送りされると円高・株安になるというシナリオが出来上がっていますが、どうなんでしょうね? 確かに先送りは外国人のアベノミクスに対する信任が揺らぎますし、財政リスクが意識され長期金利の上昇も懸念されます。ただ、来年4月に上げたら上げたで、間違いなく消費は落ち込むでしょうし、株式市場はNISA(ニーサ)が新設されるとは言え、今年で証券優遇税制がなくなるデメリットも大きそうです。

ゴールドマン・サックスの9月の日経平均先物の推定建玉が4万枚近くあるのが気になりますね。 

本日の取引:1社 1勝 +6,500円
持ち越し:300株




2013年8月9日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13615.19 +9.63 +0.07
TOPIX 1140.91 +1.32 +0.12

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。中国の7月の貿易統計が輸出入共に市場予想を上回ったことや、週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことが好感された。

日経平均は反発。米国株高と昨夜95円台をつけたドル円が1円ほど円安に振れたことを好感した。ただ、マイナス圏で推移する場面もあり、上値は重かった。現物も薄商いですが、先物も板が薄く非常にトリッキーな動きになっています。日経平均はかろうじてプラスで終わったものの、SQ値の13,640.03円を下回り、あまりいい引け味ではありません。来週も薄商いの中、先物主導でボラタイルな動きが続きそう。

本日の取引:なし
持ち越し:300株



2013年8月8日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13605.56 -219.38 -1.59
TOPIX 1139.59 -15.67 -1.36

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。引き続き量的金融緩和の早期縮小懸念から利益確定売りが優勢となった。

日経平均は続落。朝方は米国株安と円高進行を受け売りが先行したが、昨日576円下げていた反動から買い戻しが進み14,000円台を回復した。昼までは明日のSQはこのまま14,000円前後で着地かと思われたが、このまま終わらないのが今の日本市場。後場中ごろから先物主導で意味不明の急落となり、本日の安値圏で大引け。ただ、昨日同様に指数だけ下げている感じで、全体的に需給が悪化したという感じは受けません。

それにしても、主要国の中で日本のボラの高さは突出していますね。まあ、動かない相場よりはマシですが、ヒストリカルボラなどアメリカの3倍ぐらいあります。ヘッジファンド(CTA)がどうこう言われますが、彼らのオモチャになると言うことは、それだけ市場に厚みがないということです。

本日の取引:1社 2勝 +7,700円
持ち越し:100株



2013年8月7日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13824.94 -576.12 -4.00
TOPIX 1155.26 -38.40 -3.22

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落で戻ってくる。本日もFRB高官からタカ派発言が出たことで利益確定売りが優勢になった。

日経平均は反落。米国株安と取引開始前にドル円が97円前半まで突っ込んだことで、売り先行の始まりとなった。その後、日銀のETF買いを期待した買いで若干下げ渋る場面もあったが、ドルの戻りも悪く、後場に先物主導で一段安となり安値引け。ただ、大型株が売られる一方で中小型株は底堅い銘柄も多かった。

ドル円が三角保ち合いを下抜け。8月はアノマリー的に円高になりやすいと言うのもありますが、日本株にとっては痛いですね。97円レベルなら問題ありませんが、今後の想定為替レートを95円に修正した輸出企業も多いので、ここからの円高は歓迎できません。明日、黒田日銀総裁の会見を控えているので、95円台まで走ることは考えづらいが、サポートらしいサポートもないので予断を許しません。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2013年8月6日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14401.06 +143.02 +1.00
TOPIX 1193.66 +8.92 +0.75

米国株は、ダウは小幅に反落、ナスダックは5日続伸で戻ってくる。FRB高官のタカ派発言を受け利益確定売りが優勢になったが、売りも限定的だった。

日経平均は反発。朝方200円を超える下げになったのも意味不明ですが、その後の戻りもまた意味不明の相場でした。恐らく日銀のEFT買いに合わせて先物を買い仕掛けたら値幅が出て、後はアルゴリズムが走り高値引けってところでしょう。為替も株に合わせるように88円割れから円安に振れた。現物の商いが薄いので先物の影響力が一段と強くなっている。

本日の取引:1社 2勝 +7,600円
持ち越し:なし