本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2013年6月6日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 12904.02 -110.85 -0.85
TOPIX 1070.77 -19.26 -1.77

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。5月のADP全米雇用リポートが市場予想を下回ったことや引き続きQEの縮小観測も売りにつながった。

日経平均は先物主導で上に行ったり下に行ったりと終日方向感のない動き。ただ、TOPIXはマイナス圏での推移が長く、下げ率も日経平均の倍以上ですから、個人の参加者の多くは今日も大幅安だったという印象でしょう。

買いたい人は5月の急落場面で大方買ってしまったでしょうから、今は戻れば売りたい人の方が多く、特別な買い材料がなければ必然的に上値は重くなる。また、今日は中小型株で大きく下げるものが目立ち、押し目買いを入れる体力も徐々になくなってきている。リスク管理をしていない人は投げざるを得ない状況だろうが、全体的には、まだ投げが出るレベルでもなく、セリング・クライマックスには程遠い感じ。5月中旬までの異常な相場が中立に戻ったってところでしょう。明日は米雇用統計待ちで様子見姿勢が強まりそうですね。

本日の取引:1社 3勝1敗  +5,100円
持ち越し:1社 300株



2013年6月5日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13014.87 -518.89 -3.83
TOPIX 1090.03 -35.44 -3.15

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落して戻ってくる。朝方は小高く推移していたが、カンザスシティー連銀総裁が債券購入のペースを減速させるべきだとの見解を示しことで売りが優勢になった。

日経平均は大幅に反落。前場は前日終値をはさみ揉み合いを続けていたが、後場寄りは安倍首相の成長戦略第3弾の発表を受けて13,711円まで上昇する場面もあった。しかし、その後は一転、先物主導で急落し大引け。今日も値幅が700円と荒れた相場でした。

成長戦略第3弾はどうなんでしょうね。株が下がったこともあり、新鮮味がないとか、小粒だとか言われていますが、個人的にはそれなりに評価しています。ただ、民間活力の爆発で国民総所得を現在の水準から10年で150万円増やすというのは、成熟した先進国で目標にするにはあまりにも現実離れした話です。今までは何かひとこと言うたびに市場が好感してくれましたが、これからはそうそう甘くはないでしょう。希望や理想のない政治も嫌ですが、現実離れした希望や理想だけではマーケットからも愛想をつかされてしまいます。あとは、成長戦略で原発の話がまったく出なかったことで、東電がストップ安になるなど電力株が軒並み急落してましたね。まあ、選挙前に原発の話はしたくないでしょうが、そう言うところもちょっと姑息ですね。

本日の取引:1社 1勝  +7,200円
持ち越し:なし



2013年6月4日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13533.76 +271.94 +2.05
TOPIX 1125.47 +28.52 +2.6

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。ISM製造業景況指数が市場予想の50.7から49に悪化したことで、QEの早期縮小観測が後退し、ドルは売られ株は買い戻される。

日経平均は反発。前場は100円を割れた円高進行を嫌気し、日経平均の下げ幅は一時200円を超える場面もあったが、メガバンクや不動産などを中心に買い戻しが入り切り返した。今日は外出していたので前場しか相場を見ていませんが、相変わらず1日の値幅が500円もある異常な状態が続いていますね。ドル円が100円をすぐに回復したのはポジティブですが、どうなんでしょうね。政治的には急ピッチの円安は、不利益を受ける業界や食料品の値上げで庶民から反発も出ますから、選挙前は100円前後が居心地の良いところではないでしょうか。

本日の取引:2社 2勝  +11,300円
持ち越し:1社 600株



2013年6月3日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13261.82 -512.72 -3.72
TOPIX 1096.95 -38.83 -3.42

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。シカゴ購買部協会景気指数など良好な経済指標がQEの早期縮小観測につながった。

日経平均は大幅に反落。CMEの清算値を100円ほど上回る寄り付きとなり、前場はなんとか13,500円レベルで揉み合っていたが、後場寄りから売りが加速して日経平均は安値引けとなった。しかし、500円安のうち200円は米株安の影響で説明がつきますが、残りの300円は今まで買われ過ぎていたとか、そんな説明ぐらいしか誰もできませんね。

NYダウも金曜日の下落で25日線の攻防になっており、ここを明確に割り込んでしまうのかに注目です。QEの縮小は基本的には円安要因ですが、それも米国株式市場が落ち着いていればと言う条件付き。薬が切れた米株が大きく崩れるようだと、リスクオフの円買い戻しで日本株にはダブルパンチとなります。

本日の取引:2社 3勝1敗  +6,900円
持ち越し:2社 1,400株




2013年5月31日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13774.54 +185.51 +1.37
TOPIX 1135.78 +1.36 +0.12

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。週間新規失業保険申請件数の増加やGDPが速報値から下方修正されたことを受け、量的緩和策が長期化するとの見方が広がり堅調な推移となった。しかし、米国は出口論とか言ってる前に景気が失速するなんてことはないでしょうね? リーマン・ショックから5年、これだけ大量にカネをばら撒いてもバーナンキが望むほど景気や失業率が改善しないのであれば、アベノミクスも? って話になりますよね。

日経平均は反発。米国株高や鉱工業生産指数の上振れなどを受け堅調に始まったが、TOPIXが一時マイナスになるなど上値は重かった。今日は昨日とは逆で、ファーストリテイリングが強かったので日経平均がTOPIXの2倍強上昇したが、中身はあまりない相場だった。
2015年日経平均月足チャート
日経平均の5月の月足が陽線になるか、陰線になるか、気にしていた市場関係者も多かったみたいですが(なんでそんなものを気にするのか意味不明ですが)最後に大きな売りが出たことで陰線が確定してしまいました。だからどうと言うこともありませんが、2,000円の上ヒゲというのは美しくはないですね。

本日の取引:2社 2勝  +7,300円
持ち越し:なし



2013年5月30日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 13589.03 -737.43 -5.15
TOPIX 1134.42 -44.45 -3.7

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。高値警戒感や量的緩和の早期縮小観測を背景に利益確定売りが優勢になった。

日経平均は急落。欧米株安を受け14,000円割れから始まり、為替の円安にともない再び14,000円台を回復したが、後場は先物主導でズルズルと下げ幅を拡大した。今日は朝からファーストリテイリングが異様に弱かったので、日経平均を下げたいんだなとは思いましたが、それにしてもよく下がりました。ただ、個別を見ると737円も下がったような相場には感じられません。いずれにしろ、これだけ14,000円を意識させてから下にいったので、2~3日で回復できないと今度は14,000円がレジスタンスになりそうです。

日経平均は50日移動平均線レベルにきたので、セオリー通りなら値幅的にはいいところまで来ています。個別株に関しては、個人の先高感が強く、懐にもまだ余裕があるので投げ売りが出ず、調整が不十分な銘柄が多い印象。

本日の取引:2社 1勝1敗  +4,000円
持ち越し:なし



2013年5月29日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14326.46 +14.48 +0.10
TOPIX 1178.87 +10.60 +0.91

連休明けの米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。欧州株高やケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数がともに市場予想を上回り、終日堅調に推移した。

日経平均は小幅に続伸。欧米株高を受け、日経平均は朝方200円を超える上昇となったが、その後下落に転じるなど終日フラフラと落ち着かない動き。一方、TOPIXは終日プラス圏を維持した。現物市場が終わってから、また先物が大きく売られていますし、なかなか安定しませんね。欧米株式市場の絶好調にだいぶ救われている感じです。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2013年5月28日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14311.98 +169.33 +1.20
TOPIX 1168.27 +14.20 +1.23

米国株は、メモリアルデーで休場。

日経平均は反発。驚いたのは昨夜のナイトセッションで先物が意味不明に13680円まで急落したことですね。本日の寄り付きは、弱いCMEにサヤ寄せする形で14,000円を割り込んだが、あっという間に切り返し、為替も株に追随するように円安が進んだ。後場は為替が落ち着いていたこともあり、一時14,399円まで上げ幅を拡大するなど堅調な推移となった。

まだ相場が落ち着いたとは言い難いですが、14,000円レベルで3回跳ね返しているので、下値不安は後退してきた感じです。

本日の取引:1社 1勝 +9,600円
持ち越し:なし