本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2013年1月23日 日経平均株価10,486.99(-222.94)
米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。朝方は中古住宅販売件数が市場予想を下回り、売られる場面もあったが、好調な企業業績を受けジリ高となった。ダウは、リーマン・ショック後の高値を連日で更新。

日経平均は大幅に3日続落。10,600円割れで始まり、その後は100円ほど戻したものの、引けにかけ円高が進行したことで一段安となり安値引け。アベノミクス相場が始まってから初の3日続落となった。金融政策決定会合に向け、ヘッジファンドは先物のポジションを積み上げてきたわけですから、為替が止まれば売りが出てくるのは当然。まあ、基準線レベルまでいったん下がったほうが押し目も入れやすいか。

本日の取引:1社 1勝 +3,000円
持ち越し:2社 買い2400株 売り1800株



2013年1月22日 日経平均株価10,709.93(-37.81)
米国株式市場は、キング牧師誕生日で休場。

日経平均は小幅に続落。注目の金融政策決定会合は、オープンエンド方式(無制限)の導入はあったものの、ほぼ事前予想通りの内容。ただ、材料出尽くしへの警戒感から昨日下げていたこともあり、市場の初期反応はショートカバーが優勢で上方向となった。しかし、その後は売りが優勢になり、日経平均は一時3桁の下落になったが、下がったところでは買い戻しや押し目買いが入り指数は小幅な下げにとどまった。

非常に慌ただしい動きでしたが、まだ消化しきれていない面もあり、今晩から明日にかけ外国人がどう評価するかですね。アベノミクスが始まってから、3日続落はまだありません。

本日の取引:1社 3勝 +19,400円
持ち越し:2社 買い2500株 売り1500株



2013年1月21日 日経平均株価10,747.74(-165.56)
週末の米国株は、良好な企業決算が好感され、ダウはリーマン・ショック後の高値を更新、ナスダックは小幅に反落となった。

日経平均は反落。明日の決定会合での材料出尽くしを警戒した売りに先物が押されたが、あくまでポジション調整の範囲内で、東証一部全体で見れば値上がり銘柄の方が多かった。今日は基本的に様子見だったこともあり、東証1部の売買代金は今年最低となった。

明日の決定会合を受け、ここから更に上方向というのはちょっと想像し難いですが、相場は想像し難い方に動くことも多いので、下手な予想はよそう。

本日の取引:2社 2勝 +11,000円
持ち越し:2社 買い3300株 売り1500株



2013年1月18日 日経平均株価10,913.30(+303.66)
米国株はダウ・ナスダックとも上昇。週間の新規失業保険申請件数が5年ぶりの水準に改善したことや、12月の住宅着工件数が4年半ぶりの高水準となったことが好感された。

日経平均は大幅に続伸。朝からドル円が90円台にのせるなど、円安進行を好感し、ほぼ全面高の展開となった。米国本社ビルを約987億円で売却すると発表したソニーは12.2%の上昇。これって好材料なのかと首を傾げたくなりますが、相場が強い時は、なんでもポジティブに解釈されます。日経平均はこれで10週連続の上昇。10週連続は日本がバブル相場に突入した1987年以来の出来事ですから、まさに歴史的な現象です。

後場の円安進行は、安倍首相のブレーンである浜田氏内閣官房参与が「95円~100円の円安は心配ない」と発言したことが材料となりました。マーケットでは石破レンジ85~90円が意識されていましたが、これからは浜田レンジに移行するんでしょうかね(笑) 政府要人が安易にレンジを言うのはやめてもらいたいのですが、もうわざと言っているんでしょうね。自民党のなかも民主党ほどではないにしろ、まとまっていませんね。

来週の決定会合での追加緩和は、高いハードルで120%織り込んだ感じですが、押し目買い意欲も強いので、これで材料出尽くしにはならないかも知れませんね。ただ、海外から急速な円安についてクレームも出始めていますから、来週も政府要人発言などで大きく振らされる展開でしょうか。

本日の取引:1社 3勝 +18,000円
持ち越し:3社 買い3800株 売り1000株



2013年1月17日 日経平均株価10,609.64(+9.20)
米国株はダウは反落、ナスダックは反発。787のトラブルが相次ぐボーイングが3%を超える下げでダウの足を引っ張ったが、今日はアップルが4%を超える上昇となり指数の下支え役となった。

日経平均は小幅に反発。昨日大幅安した反動から買いが先行したが、昼休みに先物が売られ、後場は10,432円まで下げる場面もあった。ただ、引けにかけ再び戻り歩調となり、なんとかプラスで引ける。

引けにかけ急速に戻したのは、甘利経済財政相が「円は水準修正の過程にある」と述べたことが材料。自分の発言で円高と株安を招いたので、慌ててフォローしたんでしょうが、日替わりで違うことを言うなら、最初から黙ってくれって感じですね。

本日の取引:1社 2勝 +8,900円
持ち越し:3社 買い3800株 売り1000株



2013年1月16日 日経平均株価10,600.44(-278.64)
米国株は、ダウは5日続伸、ナスダックはアップルが足を引っ張り続落で戻ってくる。

日経平均は大幅に反落。ユーログループのユンケル議長がユーロは「危険なほど高い」水準と述べたことや、昼過ぎに自民党の石破茂幹事長がこのところの円相場の下落で「産業によっては困る企業も出てくる」と発言したことを手掛かりに、引き続き円が買い戻された。日経平均は円高の進行とともにズルズルと下がり続け、大発会の終値も割り込んで大引け。

今日は前場にTOPIXが1%以上下げていたので、後場に日銀のETF買いも入っていたんでしょう。ただ、このところ東証1部の売買代金は2兆円前後ですから、昨年のような1兆円を大きく下回っていた時とはインパクトが全然違います。日銀が200億円買ったぐらいでは、蚊が刺した程度ですね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:3社 買い3900株 売り1000株



2013年1月15日 日経平均株価10,879.08(+77.51)
昨夜の米国株は、ダウが4日続伸、ナスダックは反落。アップルがiPhoneの部品発注を、当初計画の半分に減らしたとの報道を受け、アップル株が一時4%を超える下げとなり、指数の足を引っ張った。

日経平均は続伸。円安進行を追い風に、連日で昨年来高値を更新したが、昼過ぎに甘利経済再生担当相が「過度の円安になれば、国民生活に悪影響も出てくる」などと発言したことで、円が買い戻され、株も伸び悩む展開となった。

90円にもとどかない水準で円安を心配すると言うのは、それだけ日本が円高に慣れすぎってしまったと言うことでしょうね。企業も工場をどんどん海外に移転し、円安のメリットを受けられる会社も減っています。こんな円高になる前にあらゆる手を打つべきだったんですが、政府も日銀も無策すぎました。ちょっと円安になっただけで国内に工場を建てる会社もないでしょうし、消費者は原油を始め輸入品が上がるだけなので、FXや株をやっている人以外は当面メリットを受けられる人はいません。そもそもこんなに為替が変動したら企業も長期的な戦略が立てられませんし、困ったもんですね。

本日の取引:2社 2勝 +16,000円
持ち越し:3社 買い3800株 売り1000株




2013年1月11日 日経平均株価10,801.57(+148.93)
米国株はダウ、ナスダックとも続伸。中国の輸出が市場予想を上回る伸びとなったことや、来週から本格化する企業決算にも楽観的な見方が広がり、終日堅調な展開となった。

日経平均は3日続伸。ドラギ総裁の楽観的な景気見通しや、朝方発表された経常収支のマイナス、昨日今ひとつ反応が鈍かった日銀の追加緩和期待など、円安材料が揃い踏みとなり、円が主要通貨に対し全面安の展開となった。株式市場はこの円安を受け昨年来高値を更新した。

3連休前で普通ならヘッジ売りも増えるところですが、連休中に更に円安に振れると、連休明けにまたギャップで上に持っていかれるので、逆に売るリスクのほうが意識されていた感じ。

なんかこの活況相場で、今日がSQだったことを忘れてしまうほどでしたね。ちなみにSQ値は10,771円98銭でした。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:3社 買い4800株 売り1000株



2013年1月10日 日経平均株価10,652.64(+74.07)
米国株はダウ、ナスダックとも反発。非鉄大手アルコアの決算が市場予想を上回ったことから、マーケットに楽観的な見方が広がった。

日経平均は続伸。日銀の金融緩和期待から再び円安が進行したことで、外需系にも買いが戻り終日堅調な推移となった。ただ、明日のオプションSQを意識してか値幅は狭かった。

日銀の追加緩和期待が高まった割りには、為替の伸びが今ひとつでした。ドル円に大きなダブルノータッチオプションが設定されているという噂もありますし、当面、石破レンジでの動きが続きそうですね。今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会とドラギ総裁の会見で、為替に動きが出るかに注目。

本日の取引:2社 2勝 +11,000円
持ち越し:3社 買い4800株 売り1000株



2013年1月9日 日経平均株価10,578.57(+70.51)
米国株はダウ・ナスダックとも続落。引き続き主要企業の発表を前に手控えムードが強く、終日さえない展開。

朝方は米国株安と円高進行で売りが先行したが、下値では「待ってました」とばかりに買いが入り、10時過ぎから為替が円安に振れだすとプラス圏に切り返し、再び上値を追う動きとなった。これで調整が終わってしまったら、本当に強いですね。

目立ったところでは学習塾関連株。なんでも政府の緊急経済対策で、祖父母が孫に教育資金をまとめて贈与した場合、贈与税の一定額を非課税にする措置を検討しているそうです。これを受け関連株銘柄が並みストップ高になった。 当サイトの関連株一覧に学習塾関連株を追加しておきました。深追いするのはどうかと思いますが・・・

本日の取引:2社 2勝 +36,000円
持ち越し:3社 買い5000株 売り1000株



2013年1月8日 日経平均株価10,508.06(-90.95)
米国株はダウ・ナスダックとも反落。8日から始まる四半期決算を前に利益確定売りが優勢になった。

日経平均は続落。輸出主力株に売りが続き、一時節目の10,500円を割り込むなど軟調な展開となった。まあ、衆院解散宣言から日経平均は25%も騰がっていますから、順当なスピード調整と言ったところでしょう。売りも増えてきましたが、売買代金が1兆8725億円と高水準を保っているのは、買い手も多い証拠。ただ、信用取引の規制緩和で売買代金がどれだけ押し上げられているのかは、もうちょっと見てみないと分かりません。

本日の取引:買いのみ 
持ち越し:3社 買い6700株



2013年1月7日 日経平均株価10,599.01(-89.10)
週末の米国株は、雇用統計が堅調な数字となったことから、買いが優勢となった。S&P500は07年末以来の高値。

日経平均は反落。米国株高と円安進行で買いが先行したが、さすがに高値警戒感から買いは続かず、ほどなくマイナス圏に沈んだ。後場に為替が円高に振れると、日経平均は先物主導で下げ幅を拡大し、本日の安値圏での大引けとなった。個人的には、ローソク足の型はあまり気にしていませんが、高値圏で陰の丸坊主に近いつつみ足ですから、目先調整に入る可能性も出てきましたね。ただ、大きく深押しすることはないと思っています。

マグロの初競りで1億5540万円という凄い高値がでましたね。異常だとか、度を越しているとか批判もあるようですが、景気は気からと申しますから、いいんじゃないでしょうか。某新聞みたいに、朝から晩までネガティブなニュースばかり報道していると、金持ちまでカネを使わなくなってしまいます。

本日の取引:1社 1勝 +10,500円
持ち越し:3社 買い6100株



2013年1月4日 日経平均株価10,688.11(+292.93)

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします

昨夜の米国株は、雇用統計前の利益確定売りで下げたものの、2日の取引では「財政の崖」がとりあえず回避されたことから大幅高となった。

日経平均は大幅に続伸。「財政の崖」回避と円安進行を受け大きく窓を開け上昇。まずは幸先のいいスタートとなりました。ここまで騰がると買いづらいところですが、外国人は強気、個人は年末にかなり売ってポジションを軽くしたので、下がったところでの買い余力は十分。深押しを待っていてもなかなか買えない状態が続きそうです。

だいぶ強気の人が増えましたが、株式市場は一寸先は闇であり、テール・リスク(ブラック・スワン)が発生することも念頭に置き、アクセルとブレーキを上手く使いながら、2013年を無事に乗り切っていきたいものです。2002年に始めたこのホームページも今年で11年目に突入、個人が運営している株のページでは、かなり長寿となりました。

本日の取引:2社 2勝 +14,700円
持ち越し:3社 買い6500株