本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2012年12月26日 日経平均株価10,230.36(+150.24)
米国市場は「クリスマス」で休場。

日経平均は続伸。海外市場はクリスマスで休場だったが、85円台まで下落したドル円相場を好感し買い先行での始まり。その後も堅調に推移を続け、2時過ぎから先物主導で更に上げ幅を拡大し高値引けとなった。きょうは12月決算銘柄の配当落ちが約15円ほどあるので、日経平均は、ほぼ年初来高値に到達したことになる。

しかし、この勢いを少し年明け残しておいたほうが、いいんじゃないかと思うぐらい強いですね。まあ、暗黒の3年半を考えれば、こんな上昇はまだ序の口とも言えますが・・・

本日の取引:1社 1勝 +8000円
持ち越し:3社 買い6800株




2012年12月25日 日経平均株価10,080.12(+140.06)
週明けの米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。短縮取引のなか「財政の崖」を巡る不透明感から売りが優勢となった。

日本が3連休の間、米国株は続落したが、東京市場は円安基調を好感し買い先行での始まりとなった。ただ、外国人投資家が休みに入っていることもあり、上値を追う動きにはならず、ほぼ寄り天となる。まあ、基本的に上値を買い上がるのは外国人しかいませんからね。ただ、売り手も少ないことから、大引けにかけ先物主導で再び強含んだ。毎年同じですが、ここから大納会へ向けては、時価総額の小さい中小型株中心の相場でしょう。

本日の取引:1社 2勝 +12,400円
持ち越し:3社 買い6900株



2012年12月21日 日経平均株価9,940.06(-99.27)
米国株はダウ・ナスダックとも反発。良好な経済指標や「財政の崖」回避に向け、ベイナー下院議長がオバマ大統領と財政協議を続けるとの見通しを示したことが好感された。

日経平均は続落。米国株高を好感し買い先行で始まったものの、午前10時すぎに、米国議会で共和党が提案する減税延長の法案採決が先送りされると伝わると、「財政の崖」に対する不安が高まりグローベックスが急落、東京市場も円高・株安の流れとなった。

日経平均は、本日の高値から205円下がっての大引けですから、調整は当然としても形は悪くなりました。よく初押しは買いとか言いますがどうんでしょうね。ベイナー下院議長が党内もまとめられないとなると、アメリカが崖から落ちるなんてことも・・・

本日の取引:1社 1勝 +6,800円
持ち越し:3社 買い7000株



2012年12月20日 日経平均株価10,039.33(-121.07)
米国株はダウ・ナスダックとも反落。共和党が提示した財政計画に対し、ホワイトハウスが拒否権行使の方針を表明したため、「財政の崖」を巡る与野党協議が近くまとまるとの期待が後退した。

日経平均は反落。米国株安や昨日急騰した反動から売り先行での始まり。日銀の追加緩和策決定後に、株・為替とも値動きが荒くなり、日経平均は本日の安値圏での大引けとなった。移動平均との乖離率の大きさなど、昨日までの急ピッチの上昇を考えれば当然の一服でしょう。ただ、東証1部の値上がり・値下がり銘柄は拮抗しており、下げても強しと言ったところ。

金融政策決定会合も終わり、これで外国人も休暇入りって感じですかね。例年通りなら、明日から大納会へ向けては商いは減少に向かうでしょうが、買い余力が戻った個人が下値を支えそうです。

本日の取引:1社 1勝 +8,500円
持ち越し:3社 買い7100株



2012年12月19日 日経平均株価10,160.40(+237.39)
米国株はダウ・ナスダックとも続伸。民主・共和双方から「財政の崖」回避に向け妥協案が示されたことで楽観論が広がった。

日経平均は大幅に続伸。海外勢の買いが止まらず、節目の1万円を抜け最後は踏み上げっぽい感じで高値引けとなる。それにしても今日は、ぶっ壊れたように騰がりましたね。もう過熱感とか言うレベルは超えています。しかし、民主党がまだ政権についていたら、日経平均は本日も8,000円台でチョロチョロ動いていたでしょうから、政治の力は大きいですね。失われた20年、民主党で破壊された3年を取り戻すことができるのか? 高望みはしませんが、せめてドイツや米国のようにリーマン・ショック前のレベルには戻って欲しいですね。

本日の取引:1社 1勝 +12,500円
持ち越し:3社 買い7100株



2012年12月18日 日経平均株価9,923.01(+94.13)
米国株はダウ・ナスダックとも反発。共和党のベイナー下院議長が、富裕層増税で譲歩する姿勢を示したことで、「財政の崖」回避への期待感から買われた。

日経平均は続伸。騰落レシオが152%を超えるなど、短期的な過熱感が強いものの、日銀の追加緩和期待から、本日も堅調な動きとなった。ただ、アップルが成長鈍化観測から心理的な節目の500ドルに近づくなどしているため、日本でも関連株がさえない動きとなっていた。

金融政策決定会合は、昨日・今日とかなり期待値が上がってしまったので、よほどのサプライズがないと、1万円の目標達成感とともに反動安も懸念される。

本日の取引:1社 +10,000円
持ち越し:3社 買い7300株



2012年12月17日 日経平均株価9,828.88(+91.32)
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。引き続き「財政の崖」を巡る与野党協議の停滞が嫌気された。

日経平均は反発。自公が過半数を上回ることは事前予想通りだったので、本来であればこれで材料出尽くしとなるところでしたが、参議院で否決された法案を再可決できる320議席超えまで大勝したので株式市場はポジティブな反応となった。ただ、原発再稼働の思惑で電力株が急騰した以外は、上ヒゲを残した銘柄も多く、上値は重かった印象。後は、19~20日に開く日銀の決定会合に注目が集まる。

今回の選挙に関しては、脱原発とか消費税反対とか言われていたが、まったく争点になりませんでしたね。結局のところ、政権担当能力がない口だけの政党が勝つと、どういう結果になるかを、この3年半で国民が学んだということでしょう。ただ、自民党が多くの国民に支持されているわけではなく、あくまで消去法的に勝ったわけですから、これで浮かれることなくしっかり仕事をやってもらいたいものです。壊滅的大敗をした民主党は、「継続企業(政党)の前提に関する注記」がつくレベルか。・・・

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い7200株




2012年12月14日 日経平均株価9,737.56(-5.17)
米国株はダウ・ナスダックとも続落。ベイナー下院議長が、オバマ大統領の予算案は均衡のとれた内容から「ほど遠い」との見解を繰り返したことで売りが膨らんだ。

日経平均は小幅に反落、TOPIXは続伸。米国株安、日銀短観の大幅悪化、選挙前の週末、更に昨日のやり過ぎで過熱感がある状況でしたが、後場は日経平均もプラス圏で推移するなど底堅い動きとなった。

さて、いよいよ選挙ですね。株式市場は自民党が勝つのは既に織り込み済みで、どこまで票を伸ばせるかに注目しています。ただ、これだけ自民党が連日有利と報道されると、アナウンス効果によって、まだ投票先を決めていない無党派層がバランスを取る行動にでる可能性もあるかも知れませんね。選挙は水もの。

ペニーオークションが芸能界を巻き込んで大騒ぎになっていますね。入札を途中でやめれば、いままでつぎ込んだ時間とカネがすべて無駄になってしまうので、サンクコスト効果を利用した典型的な詐欺と言えます。株式投資で損が膨らむのも、サンクコスト効果によって説明できます。⇒株式投資と心理学 サンクコスト効果

本日の取引:1社 1勝 +10,200円
持ち越し:3社 買い7200株



2012年12月13日 日経平均株価9,742.73(+161.27)
米国株はダウ・ナスダックとも反落。FOMC(連邦公開市場委員会)は、実質ゼロ金利政策を継続する一方で、新たに6.5%の失業率目標を導入し、「ツイスト・オペ」の後継策として来年1月から月間450億ドル(約3兆7000億円)の米国債の購入を決定した。ただ、金融緩和を好感する買いは続かず引けにかけマイナスに転じた。

日経平均は大幅に続伸。FOMC決定後に円安に振れ、米株の下げも小幅だったので、日本株には理想的な展開となった。9,750円までは行かないと思って、コールを売っていた向きの買い戻しや、先物にヘッジ買いを入れたため一気に上昇が加速した。ここまで過熱すると選挙後はさすがに調整しそうな感じですが、まだ日銀の金融緩和期待もあるので、踏み上げ相場となり、1万円を試しに行く可能性も出てきましたね。衆院解散から売り上がってしまった個人は苦しい展開になりました。

本日の取引:2社 2勝 +12,000円
持ち越し:3社 買い8200株



2012年12月12日 日経平均株価9,581.46(+56.14)
米国株はダウ・ナスダックとも続伸。ドイツの景気予測指数が前月比で大幅に改善したことや、
財政の崖を巡る協議が進展しているとの報道も好感された。

日経平均は反発。米国株高やユーロ高を好感し終日堅調な展開となった。北朝鮮のミサイル発射もまったく影響はなく、56円高以上に相場は強かった印象。

イベント前に警戒感も出そうなものですが、利益確定売りをこなし崩れませんね。強弱感の対立から空売りも増えてきましたし、選挙後どっちに動くか面白くなってきました。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:3社 買い7000株 売り700株



2012年12月11日 日経平均株価9,525.32(-8.43)
米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に上昇。中国の11月の工業生産が前年同月比10.1%増加したことなどが好感されたが、引き続き「財政の崖」が重しとなっており上値は重かった。

日経平均は小幅に反落。FOMCなどのイベントを前に様子見姿勢が強く、終日狭いレンジでの取引となった。東証1部の売買代金は2日連続で1兆円割れとなり、物色は材料株に限定されている。

最近はそうでもありませんが、SQ前の水曜日は先物主導で大きく下がることが多く「魔の水曜日」と呼ばれていた時期がありましたね。9,500円でSQを迎える感じになっていますが、油断は禁物です。

本日の取引:1社 2勝 +10,000円
持ち越し:3社 買い7000株



2012年12月10日 日経平均株価9,533.75(+6.36)
週末の米国株は、市場予想を上回る雇用統計を受けダウは続伸、ナスダックはアップルの下落が響き反落で戻ってくる。

日経平均は小幅に反発、TOPIXは小幅に反落。朝方は金曜日の地震でショートを振った向きがいたようで、先物はCMEの清算値を上回る強い寄り付きとなった。しかし、特に買い上がる材料もなく、その後は前日終値付近まで押し戻され膠着感を強めた。

SUMCOは業績下方修正も悪材料出尽くしでストップ高比例配分。この株は、かつてのエルピーダメモリのように、いつも実力以上に評価される不思議な銘柄ですね。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い7000株



2012年12月7日 日経平均株価9,527.39(-17.77)
米国株はダウ・ナスダックとも上昇。新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことや、昨日急落したアップルがリバウンドしたことが相場を支えた。

日経平均は小幅に反落。米国株高もユーロ安を嫌気し上値の重い展開となった。ただ、過熱感のあるなか、9,500円をサポートに底堅さも見せている。米雇用統計ですが、最近は荒れることが少なくなっているので警戒する向きもいませんね。

来週は、アメリカはFOMC、日本は週末にメジャーSQです。投票日前の1週間ということで世論調査などの数字も株式市場に影響を与えそうです。昨日、自民党が単独過半数を確保する勢いという報道が流れてしまったので、勝ったとしても織り込み済み、自公でも過半数にとどかないようだと、選挙明けは300円ぐらいは軽く売られるでしょうね。来週は選挙後を見据えた、売りポジションと買いポジションが均衡することで指数は膠着感が強まり、個別株中心の動きになるんじゃないでしょうか。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:3社 買い7000株