本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2012年11月21日 日経平均株価9,222.52(+79.88)
米国株はダウは小幅に反落、ナスダックは続伸で戻ってくる。ヒューレット・パッカードの子会社で不正会計が発覚したことや、バーナンキ議長が「財政の崖」問題で「FRBは経済への打撃を相殺する手立てを持っていない」と述べたことも市場心理を冷やした。

日経平均は反発。米国株は横ばいだったが、昨晩からの円安進行が支援材料となり買い先行での始まり。後場、ギリシャ支援が持ち越しになったことが分かるとユーロが売られ、日経平均も上げ幅を縮小した。ただ、ユーロが104円台で止まったことで、日経平均も持ち直し9,200円台での大引け。9,200円にのせると急に不安定な動きになりますが、ここをサポートに9,500円のコールを狙う動きになれば面白くなるんですがね。

昨日、日銀の白川総裁が安倍氏の一連の主張に対しことごとく反論していましたが、為替は反応しませんでしたね。まあ、日銀の立場からすれば、肯定するわけには行きませんから、反論するのは当然と言ったところでしょう。安倍氏のことを批判する政治家もいますが、円高・デフレを放置した政治家が批判する資格などないでしょう。安倍氏はもっとドンドン言ったらいいと思いますね。下手くそな介入よりよほど効果的です。ECBやFRBにしたって、無制限とか、あらゆる手段とか、トラストミーとか、あらゆるハッタリをかましてマーケットを操作しているのです。安倍氏の建設国債や輪転機ぐるぐる発言など可愛いものです。ヘリコプター・ベンの向こうを張り、ヘリコプター晋ちゃんで日本はちょうどバランスが取れる感じです。

本日の取引:1社 2勝 +13,200円
持ち越し:3社 買い7900株 



2012年11月20日 日経平均株価9,142.64(-10.56)
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。住宅指標の改善や「財政の崖」を回避できるとの期待から買いが優勢となった。

日経平均は反落。寄り前にムーディーズによるフランスの格下げがあったが、ユーロの反応は限定的で、日経平均は一瞬9,200円台を回復する場面もあった。しかし、前日までの買い戻しの勢いは続かず、次第に利益確定売りが優勢になった。

3日間で500円近く上昇した後ですから、当然の動きともいえますが、このタイミングで9,200円を超えられないと、またボックス圏の動きかって感じになっちゃいますね。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年11月19日 日経平均株価9,153.20(+129.04)
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。朝方は崖問題から軟調な展開だったが、オバマ大統領と協議した民主・共和両党の議会指導部が崖を回避するため、協調して交渉に臨むと述べたことで、やや警戒感が和らいだ。

東京市場は続伸。CMEの清算値を上回る強い寄り付きとなり、若干伸び悩んだものの、売り物をこなしながら終日堅調に推移した。しかし、為替は安倍さんが何か言うたびに円安になりますね。建設国債の日銀引き受けなど日銀法を改正してからの話ですが、安倍トレードの勢いはなかなか衰えません。

株もちょっとはしゃぎ過ぎている面はありますが、9250円を超えて9500円が見えてくると、9500円にはコールの建玉が7万以上ありますから、先物のヘッジ買いを巻き込んで急騰することも考えられます。ほぼボックス上限に到達した、ここから買うのもアレですが、売るのもそれなりにリスクがあります。

本日の取引:1社 1勝 +17,000円
持ち越し:3社 買い8200株 



2012年11月16日 日経平均株価9,024.16(+194.44)
米国株は続落。引き続き「財政の崖」を巡る不透明感や、ウォルマートの利益見通しが市場予想を下回ったことが相場の重しとなった。

日経平均は3日続伸。こちらは引き続き衆院解散に伴う円安が続き、終日堅調な推移となった。今まで内需買い・外需売りだったポジションが一気に巻き戻されている感じで、個別ごとに値動きは荒くなっている。

しかし、今週初めは7日続落で8,500円の攻防かと思いきや、円安で一気に9,000円にのせてきましたね。目先は9,200円どころが大きなレジスタンスですが、米株が下げ止まらないなど、外部環境が悪い中、円安だけでどこまで行けるのか? 来週も為替が株式市場を大きく左右しそうです。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い8800株 



2012年11月15日 日経平均株価8,829.72(+164.99)
米国株は大幅に続落。朝方は上昇して始まったが、バマ大統領が富裕層向けの減税延長を拒否したことで「財政の崖」の回避に向けた与野党協議が難航するとの警戒感が強まった。

東京市場は続伸。米国株は大幅続落も、衆院解散と円安を手掛かりに上昇での始まり。その後、自民党の安倍総裁が、日銀と協調して無制限の金融緩和を実施すると発言したことで、更に円安が進行し、日経平均は上げ幅を拡大し高値引け。しかし、国土強靭化計画を先取りした、ゼネコン株の急騰ぶりは、まだ何も決まっていないのにちょっとやり過ぎですね(笑)

ソニーは1500億円のCB発行による希薄化懸念から急落。転換価格が957円と低いので希薄化懸念は仕方のないところでしょう。しかし、ITバブルの頃の高値が33,900円で、今日の終値が793円、時価総額はユニクロの半分以下・・・ 何というか諸行無常って感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +10,300円
持ち越し:3社 買い8300株 




2012年11月14日 日経平均株価8,664.73(+3.68)
米国株は、ダウ・ナスダックとも下落で戻ってくる。終日プラス圏で推移していたが、引けにかけて「財政の崖」問題をめぐる懸念が広がり下げに転じた。

日経平均は、小幅に反発。商いは相変わらず低調で、日経平均の値幅も1日通して26円と今年最少となった。そのはけ口という感じで、アイフルなど一部の材料株が狂ったように上昇していたが、それ以外は何もなし。

引け後に、野田首相が衆院の定数削減を条件に、16日に解散する考えを表明したことで為替は円安に振れています。 しかし、民主党は一体何のために政権をとったんでしょうね。3年間滅茶苦茶な政治をやり、はっきり言って国力を更に衰退させただけでした。マーケットは次の政権に期待するというより、とにかく今は民主党以外の政権ならポジティブって感じでしょうか。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い8700株 




2012年11月13日 日経平均株価8,661.05(-15.39)
米国株は、ダウ・ナスダックともほぼ変わらずで戻ってくる。

日経平均は7日続落。朝方は6日続落の反動から、若干買われる場面もあったが、ユーロ安の進行とともに下げに転じ、後場はほぼ横這いでそのまま大引け。今日も東証1部の売買代金は8486億円とまったくエネルギーがなく、材料の出た個別株で遊ぶのが精一杯と言った相場。今日は、年内解散の可能性が出てきたことで選挙関連銘柄が物色され、更に自民党中心の政権が誕生すれば、原発再稼働と言うことで電力株が軒並み高となった。しかし、こんなことぐらいしか買う材料がないと言うのも寂しいですね。

IEA(国際エネルギー機関)の見通しによると、米国はガスの生産量では2015年にロシア、石油では2017年にサウジアラビアを上回り世界最大になるそうです。米国にとっては良いニュースなんでしょうが、世界最大のエネルギー消費国が自給自足になると、相場も変わってくるでしょうし、軍事面でもいろいろ影響が出てきそうですね。

本日の取引:2社 2勝 +9,200円
持ち越し:3社 買い7900株 



2012年11月12日 日経平均株価8,676.44(-81.16)
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反発。ミシガン大学消費者信頼感指数が2007年7月以来の高水準となったことが好感され、ダウは一時80ドル近く騰がる場面もあったが、買いは続かなかった。

東京市場は6日続落。予想されていたとは言え、2012年7-9月期の実質国内総生産(GDP)が大幅に悪化したことや、米国の「財政の崖」問題も引き続き手控え要因となり、薄商いの中、下値模索の展開となった。日経平均・TOPIXとも安値引けとなり、6日続落も下げ止まり感は見られない。「秋の日は釣瓶落とし」といいますが、株価が落ちるのも速いですね。

決算発表も今日でだいたい終わりましたが、業績より自社株買いの発表が少なかったことに失望しました。企業がこの株価で納得しているのであれば、先行きに対し自信がないという表れですから、個人投資家も積極的に株を買っていこうという気持ちにはなれませんね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い8500株 



2012年11月9日 日経平均株価8,757.60(-79.55)

米国株は続落。朝方は前日急落した反動から上昇して始まったが、財政の崖とブッシュ減税の失効が再び売り材料視され、引けにかけ下げ幅を拡大して行く展開となった。

日経平均は5日続落。米国株安や円高を嫌気し売り先行の始まりとなり、若干下げ渋ったものの、軟調な展開でした。オプションSQなのに売買代金が1兆円にとどかない相場ですから、コメントもありませんね。ただ、大きく売られないのは、日銀の姿勢が変わってきたので為替が大きく円高にならないからでしょう。

アメリカは「財政の崖」もあるでしょうが、それよりアップルがおかしくなってきたのが大きいですね。「アップルがコケればみなコケる」と言われるほど、米市場に占めるウエイトが大きい銘柄ですから、指数が下げ止まるかどうかはアップル次第といえます。そのアップルの時価総額は、この1か月半で約12兆円消滅しました。12兆円と言えば、トヨタの時価総額10兆8千億円を大きく上回る金額です。ほとんどのファンドがアップルをポートフォリオに組み入れているはずですから、その影響は大きいと言えます、逆に米株は今までアップル1社に支えられていたとも言えますが・・・。

本日の取引:2社 2勝 +8,000円
持ち越し:3社 買い8000株