本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2010年12月30日(大納会) 日経平均株価10,228.92(-115.62)
米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅上昇で戻ってくる。それにしても12月の米国株は、どんな材料が出ても全てポジティブ解釈でよく上げましたね。

去年の大納会の終値は10,546.44円ですから、残念ながら日経平均の年足は陰線で終わりました。4月以降ファンダメンタルズは悪くないのに、欧州ソブリン危機による円高進行で日本株だけ大きく売られてしまい、難しい相場だったと思います。アメリカのQE2の後、ファンドの巻き戻をきっかけに、11月からは一本調子で戻しましたが、なにせ4月から9月までの下げが大き過ぎました。ただ、ドル建てでみた日経平均はそれなりに上昇しており、来年も為替が大きなポイントになりそうです。

来年は楽観的な予想が多いですが、アメリカの景気回復がどうなるかは予断を許しません。思えば去年の今頃も、アメリカは出口戦略を順調に進め、FRBは利上げするという予想でしたが、結局QE2でしたからね。来年もアメリカの景気回復が腰折れし、QE3なんて噂が出ると、また同じことの繰り返しです。その際、欧州のソブリン問題にプラスしてアメリカの財政問題も浮上するので手が付けられなくなる可能性もあると思います。そうはならないことを祈り、今年最後のマーケットトークをクローズ致します。

読者の皆様、1年間お疲れ様でした。よいお年をお迎えください

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2010年12月29日 日経平均株価10,344.54(+51.91)
米国株は、ケース・シラーや消費者信頼感指数などマクロ指標は悪かったものの、コモディティ市場が堅調で、ダウは小幅高、ナスダックは小幅安で戻ってくる。

東京市場は、広く浅く買われほぼ全面高での高値引け。値幅は出ませんが堅調な動きが続いている。昨日、直近のネックラインを割り込んできた円高進行も眼中にないという感じですね。

ドレッシング買いが前倒しで入る為、このところ月末の最終日は逆に3桁の下落が続いています。明日の大納会、このまま気持よく終われるか。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2010年12月28日 日経平均株価10,292.63(-63.36)
米国株は、薄商いのなかダウは-18.46P、ナスダックは+1.67Pの小動きで戻ってくる。

東京市場は、ベタ凪相場が継続。本日は昨日とは逆にTOPIXが優位の展開だった。日経平均もドル円が82円ミドルまで円高に振れたことを考えれば、十分底堅い動きだったと言える。年内大きな材料が出るとも思えないので、このまま大納会って感じでしょうかね。

来年の株式市場の予想がセルサイドや評論家から出ていますが、なんか猫も杓子も強気になってきましたね。東京市場は、先週からの出来高を見れば判るように、外国人が主導するマーケットです。良い材料も、悪い材料も全て海外からです。国内は政治が常にマイナスにしか作用しない国ですから、来年も国内からは悪材料しか望めないと思います。そこで強気になるというのは、よほど海外市場に対して強気というか楽観的なんですね。

本日の取引: 約+800,000円
持ち越し:なし




2010年12月27日 日経平均株価10,355.99(+76.80)
米国市場はクリスマスで休場。

東京市場は、薄商いのなか堅調な推移となった、中国の利上げに関しては、タイミングだけの問題で織り込み済みだったこともあり、影響はなかった。輸出関連が堅調だったこともあり、終日TOPIXより日経平均が優位の展開となった。この辺は上手く循環しています。ただ、10,400円レベルには先物で分厚い売り板が並んでおり、ここを抜けてくるには何か材料が欲しいところ。

今年もあと3日で大納会です。ゲストの一覧をみるとスポーツ選手が圧倒的に多いですね。政治家や経営者は皆無。そりゃあ市場関係者を逆撫でする発言を連発した、野田財務大臣とかは呼べませんよね。

2010年 - 川口淳一郎(やぶさプロジェクトマネージャー)

2009年 - 石川遼(ゴルフ)

2008年 - 鈴木孝幸、小椋久美子、潮田玲子(水泳・バトミントン)

2007年 - 茂木健一郎(脳科学者)

2006年 - 井口資仁(野球)

2005年 - 為末大(陸上)

2004年 - 野村忠宏(柔道)

2003年 - 毛利衛、ASIMO(宇宙飛行士・ロボット)

2002年 - 長嶋茂雄(野球)

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い1,400株