本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2009年11月12日 日経平均株価9,804.49(-67.19)
米国株は6日続伸で戻ってくる。東京市場はNY高を受け買い先行の始まり。ただ、値下がり銘柄数は、またもや前場段階から1000を超え、前日までの流れと同じ。後場になると指数を支えていたユニクロとSBが下がったことで、日経平均もマイナス圏に沈んだ。4日続伸のあとの小反落ですが、中小型株は金融危機のころのレベルまで下がったものも多く、日経平均とかなりの温度差が生じている。

明日のオプションSQに関しては、直近無理して日経平均だけを支えてきたという印象の方が強いので、通過後の動きが注目されます。

行政刷新会議の人選で、亀井(郵政改革・金融相)が「強権をふるう刷新会議のシステムに国民新党や社民党が入らず、外国人や市場原理至上主義者を入れているのはおかしい!」とまくし立てたそうですが、株に関わる人間を全て悪人のように扱うのはどうなんでしょうね。ここまでくると反市場原理主義者と云う感じですね。亀井氏も自民党の政調会長のころは、まともな人だったんですが、小泉に苛められ過ぎて人間が変わりましたね。こんな人が金融担当では、外国人でなくても引きますよ。

本日の取引:1勝 +3,800円
持ち越し:3社 4804株



2009年11月11日 日経平均株価9,871.68(+0.95)
米国株は小動きで戻ってくる。東京市場は機械受注が市場予想を上回ったものの、特に材料視はされず。機械受注もPM2時に発表されていたころは、発表と同時に先物が乱高下しましたが、時間が朝に変更になっただけで、全く相手にされなくなりましたね。一体あの莫迦騒ぎはなんだったんでしょうね。まあ、株の材料なんてそんなものですね。

今日は昨日まで売り込まれたセクターが、リターンリバーサル的に買い戻されたのが目立った他は特に何もナシ。日経平均は堅調に? 4日続伸ですが、今日も含めそのうちの3日間が値下がり銘柄数が1,000を超えていますから、なにおかいわんやです。

本日の取引:3勝1敗 +14,500円
持ち越し:2社 4800株



2009年11月10日 日経平均株価9,870.73(+61.74)
米国株は大幅高で戻ってくる。東京市場は買い先行の始まりも、勢いは続かず。後場になると、お決まりのジリ貧状態となり、ほぼ本日の安値引けとなった。今日も日経平均の上げ幅の半分(31円)はユニクロによるものであり、3日続伸も実質的には3日続落と云う感じの相場です。25年株をやっていますが、こんなに弱い3日続伸はみたことがありません。

主力株にファンドの換金売りが断続的に出ているようです。ファンドにしてみれば、短期間で結果を出さないといけないので、世界一パフォーマンスの悪い日本市場に金を置いておいても意味はないので、現状割高でも米国株という流れになるんでしょう。しかし、それだけでこの日本株の弱さは説明できません。国債増発を引き受けるための、ゆうちょ銀行の売りではないかという噂が出ていましたが、それもありえそうな話ですね。

トヨタはアメリカを怒らせたみたいですね。あまり車のことは詳しくないのですが、今回のレクサスの暴走にしても、なんかいきなり問題化したと云う感じですね。思うにトヨタはアメリカの新車買い替え助成金制度などで恩恵を受けながら、工場を閉鎖したりして反感をかったんじゃないでしょうか。民主党になってアメリカとの関係も今後ギクシャクしてくるでしょうし、どうなることやら。

本日の取引:1勝 +4,500円
持ち越し:4社 5202株



2009年11月9日 日経平均株価9,808.99(+19.64)

日経平均は続伸。続伸と云うと聞こえはいいですが、薄商いで値下がり銘柄は1000を超え、一部の値がさ株だけで日経平均がプラスになるという、金曜日と殆ど同じ内容。なんか最近ボヤキしか出てきませんね。たまにはポジティブに日本株を買う理由を探すと、ちょうどメリルリンチから日本株を買う9つの理由と云うレポートが出ていました。

(1)メリルのファンドマネージャー調査によると、日本株は最も人気薄なので逆張りで注目。

(2)日本は機関投資家の投資対象となる30億ドル以上の銘柄がアジアで最も多い。

(3)日本のアジア向け輸出が回復傾向にあり、期初の業績予想が慎重なアジア関連日本企業は 業績上方修正の可能性がある。

(4)日本企業がアジア消費者向けの低価格品を積極的に開発しており、所得が上がっているアジアの消費者の需要に適合する可能性がある。

(5)日本企業はアジアの成長を取り込むために、アジアで積極的にM&Aを行っている。

(6)日本企業には農機・建機などアジア企業が作れない優れた資本財がある。

(7)日本企業は環境技術が世界一優れている。

(8)日本の時価総額は資産、売上や経済規模などに比べて低い比率にある。

(9)アジア通貨は過小評価、2010年に切り上がれば、日本の輸出企業の競争力が改善すると予想。

ただ、メリルリンチのストラテジストが欧州の投資家を訪問し、上記の日本株を買う9つの理由を提示したこころ、殆ど相手にされなかったそうです。個人的にも(8)以外は特に注目に値しないと思いますね。

本日の取引:3勝 +19,300円
持ち越し:4社 5200株




2009年11月6日 日経平均株価9,789.35(+71.91)
米国株は大幅上昇で戻ってくる。ただ米国の市場心理も日替わりで強気になったり、弱気になったりで方向感がありません。そうは言っても、NYがあれだけ騰がれば、今日は東京市場も全面高かと期待されましたが、思いっきり期待はずれの相場でした。日経平均こそプラスですが、東証1部の値下がり銘柄は1115銘柄ですから、ほぼ全面安と云っても過言ではない弱さ。

ファンドのアンワインド(巻き戻し)が相場を歪にしている面もありますが、結局のところ日本株はバリュー面では割安なものも多いですが、収益面では主要国のなかでも一番割高ですし、政治がこれから何をしでかすか分からない怖さもあるので、新規の資金が入ってきません。来週でアンワインドが終わるので、相場は一旦落ち着くでしょうが、それから先の展望が見えません。

本日の取引:3勝 +9,100円
持ち越し:1社 4108株



2009年11月5日 日経平均株価9,717.44(-126.87)
FOMCは金融緩和の時間軸の変更はなく、前回と同じ内容。過剰流動性と云う意味では、株式市場にはプラスなのですが、反応は一時的でした。結局、まだ出口論も出来ないほどアメリカ経済は脆弱なのかという認識にも繋がりますからね。この辺は難しいところです。

東京市場は、米国株が伸び悩んで引けたことを受け、売り先行の始まり。その後も薄商いでジリ貧の展開。ヘッジファンドが決算前なので、換金売りがパラパラ出ているんでしょうが、なにしろボリュームが少ないので吸収できません。メガバンクなどは逆にショートの買い戻しで上がってしますが、これは一時的なものでしょう。ロング・ショートの巻き戻しが終わった後、再び日本に資金が向かうかと云えば、今度は民主党の政策リスクが顕在化してくるので、Japan passingにならなければよいのですが。

本日の取引:2勝 +4,000円
持ち越し:3社 3504株



2009年11月4日 日経平均株価9,844.31(+41.36)
日経平均は小幅に反発。ただ、今晩のFOMCの声明文を受けた為替や米株式市場の動きを見極めたいことから、売買は非常に低水準。まあ、今日も殆どユニクロだけで上げたと云う感じの、実にくだらない相場でした。明日も、米国の動きは寄り付きで調整され、後は米雇用統計待ちで動かなくなるでしょうから、ザラバの動きは限定的でしょう。

FOMCは出口論の時間軸に変更があるかという所が焦点ですが、直近のわざとらしいゴタゴタもあり、先送りされるんじゃないでしょうか。

本日の取引:2勝 +8,200円
持ち越し:1社 2200株



2009年11月2日 日経平均株価9,802.95(-231.79)
東京市場は、米国株の大幅安を受け売り先行の始まり。上でも下でもギャップが大きく空くと、蟹のように1日横這いになるのはいつものこと。今日も寄り付き30分で相場は終わっていました。ただ、1万円を割れてくると国内機関投資家の売りが出なくなるのか、大きくは下げません。外国人は、まだニュートラルなので、結局上にも下にも限定的な動きになってしまいます。

CITグループのチャプター11に関しては、実質破綻しているのに今更と云う感じですね。ようやくFOMCで出口戦略の話が出るかと云う時に、わざわざやるんですから、金融緩和を続けたいという意図的なものを感じますね。この影響は殆どないと思います。

本日の取引:2勝 +10,000円
持ち越し:2社 2202株



2009年10月30日 日経平均株価10,034.74(+143.64)
米国株は7~9月期のGDPが前期比年率で3.5%増と予想よりも良く、急反発で戻ってくる。ただ、これに関しては自動車買い替え支援策など特殊要因があった訳で、持続性には疑問が残ります。急反発した一番の要因は、ゴールドマンが2.7%増と弱い予想を出していたので、溜まっていた空売りを買い戻したと云ったところでしょう。

東京市場は買い先行の始まりも、昨日空けた窓さえ埋めきることが出来ず、ちょっと言うか、かなり不満の残る内容。せっかく動きが出そうだったのに、また低ボラ状態に戻ってしまうんですかね。

本日の取引:2勝 +7,500円
持ち越し:1社 2200株



2009年10月29日 日経平均株価9,891.10(-183.95)
米国株はダウは反落、ナスダックは大幅続落で戻ってくる。東京市場は、直近上がり過ぎたハイテク株に売りが出る一方、売り込まれた銀行などには買い戻しが入る。結果、TOPIXの下げは日経平均の半分にも満たず。

これが一時的なアンワインド(巻き戻し)なのか、去年のような急落に繋がるアンワインドなのかは分かりませんが、あまり良い感じはしませんね。もっとも異常なNT倍率の修正だとすれば、今日のように指数が大幅安しても個別株への影響は限定的でしょう。

本日の取引:4勝1分け +12,100円
持ち越し:2社 3000株



2009年10月28日 日経平均株価10,075.05(-137.41)
米国株はダウは小幅高、ナスダックは大幅続落で戻ってくる。東京市場はホンダの好決算がありましたが、これは例外的な扱いで同じ業種でも横への広がりは見られなかった。相変わらずピンポイントで材料の出たものに群がると云う感じで、市場全体のエネルギーはありません。

今の市場はNT倍率の異常な高さが示すように、ほんの一部の株だけで指数を維持しており、投資家にしても、ちょっとズレた銘柄を持っていると、全く儲からない相場になっています。まあ、2極化していると言うかピンポイント化しています。市場に厚みがなく、個別で材料が出た時の振れ幅も大きいので、余計に参加しづらくなっている感じ。日経平均は基準線を若干下抜けてきましたが、いずれにしろ米国頼みの展開からは抜け出せそうにありません。

国会中継を見ていると、自民党は攻めるのが下手ですね。民主党は与党になったんですから、本来受ける立場なのに、逆に攻めていましたね。長年の癖とは怖ろしいものです。

本日の取引:2勝 +5,500円
持ち越し:4社 3101株



2009年10月27日 日経平均株価10,212.46(-150.16)
米国株は資源株・金融株が売られ続落で戻ってくる。東京市場は昨日の意外な強さが本物か試される日でしたが、やはり昨日は先物の買い戻しだけだったようです。NYダウが2日続けて100ドル下げたのは久しぶりなので、今日も続落するようだと警戒感が出てきます。

国内は決算が始まり、多少ザラバに動きが出てきたのは良いことですが、それでもショボイ動きに変わりありません。昨日から決算後の個別株の動きを見ていると、良くも悪くも余程のサプライズが出ないと、ポジションクローズに伴う売買で上下に振れるだけで、新たなトレンドが発生する雰囲気にはありません。

本日の取引:2勝 +10,500円
持ち越し:3社 3001株



2009年10月26日 日経平均株価10,362.62(+79.63)
週末の米国株は反落。東京市場は売り先行の始まりも、ドル/円が92円台の円安方向に振れたこともあり、先物主導で堅調な動きとなった。今日は国内機関投資家の売りが出ていなかったと日経CNBCで云っていましたが、まぁそんな感じの上昇ですね。

国内の決算発表は始まったばかりですが、どうも通期に関してはコンサバティブな予想になりそうですね。主力どころの通期上方修正が出ないとなると、日本株の出遅れ論には疑問符がつきます。明日以降の決算発表に注目しましょう。

本日の取引:5勝1負 +17,400円
持ち越し:1社 2500株



2009年10月23日 日経平均株価10,267.17(+15.82)
米国株は主要企業の好決算に支えられ反発して戻ってくる。東京市場は買い先行の始まりも、上値は重く、引けにかけ上げ幅を縮小した。もっともTOPIXはマイナス、東証1部の値下がり銘柄数も957なので実質続落という感じでした。

しかし、今週は本当に動かない相場でしたね。今朝の日経にも出ていましたが、リーマンショック後に100まで上がったインプライド・ボラティリティー(IV)が21まで低下しています。IVやHVは相場の買われ過ぎや、売られ過ぎを計るものではありませんが、低ボラ状態が長く続くとエネルギーが溜まり、次の動きが大きくなる傾向にあります。問題はどちらに動くかですが、だいたい相場が上がると思っている人が多ければ下に行き、下がると思っている人が多ければ上に行くものです。

本日の取引:1勝 +5,000円
持ち越し:3社 2804株



2009年10月22日 日経平均株価10,267.17(-66.22)
米国株はウェルズファーゴの格下げなどから、利食い売りが出て続落で戻ってくる。東京市場は売り先行で始まり、一時170円を超える下げ幅となったが、ドル/円相場が91円台半ばまで円安に振れたことで徐々に下げ幅を縮小した。

米国では大きなインサイダー事件が話題になっています。2年もおとり捜査をしたのは凄いですね。日本のインサイダー事件は、数百万円とかどうでもいいショボイ摘発が多く、でかい摘発は見たことがありません。日本は健全かと云えば、決してそんなことはなく、当局の規模とやる気の違いでしょうね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:2社 2700株



2009年10月21日 日経平均株価10,333.39(-3.45)
米国株は好決算連発も、さすがに上げ疲れで小幅安で戻ってくる。東京市場は手掛かり材料が無く、昨日の薄商いを引き継いでの展開。賑わっている銘柄は、よりピンポイントになっており、横への広がりはみられない。なんか最近の日経平均は、ユニクロだけで支えられていると云う感じですね。

昨日、日本郵政の西川社長の辞任会見をTVでみましたが、数年前の郵政選挙は一体なんだったんでしょうね。ダムの問題もそうですが、数年後にまた政権が代われば、再び元に戻るでしょうね。実にくだらない話です。国のことを本当に考えているなら、党利党略ではなく、大局的な見地に立ってやって貰いたいものです。もっとも、小泉フィーバーしたかと思えば、今度は鳩山フィーバーしている国民のレベルも、ちょっと低すぎるという感じですがね。

本日の取引:2社 2勝 +8,000円
持ち越し:1社 1000株



2009年10月20日 日経平均株価10,336.84(+100.33)
米国株は主要企業の相次ぐ好決算を受け堅調に戻ってくる。日経平均はNY高を受けギャップアップして始まったものの、その後はいつものように膠着状態に入り開店休業状態へ。

それにしてもザラバは酷い値動きですね。終値だけ見ている人は、結構動いているように感じるでしょうが、ザラバ派は死活問題の値動きです。どんなに巧い人でも動かない相場では儲かりません。日本株が出遅れているとか云う前に、この閑散状態の方が問題ですね。最近、私もFXの取引の方が多くなってきました。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:2社 3000株



2009年10月19日 日経平均株価10,236.51(-21.05)
日経平均は小幅に反落。前場は週末の米国株安を受け、3桁の下げ幅になる場面もあったが、後場になると金融などの内需関連に買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。ただ、先物・現物とも商いは低調で盛り上がりに欠ける状態。

現在、唯一の好材料である米企業決算が終わったあとの日本株の動きが懸念されます。米株はドル安効果もあり上方修正の連続ですが、円高の日本株に過度の期待はかけられません。もっとも、その辺は既に相場に織り込んでいると思いますが、本日急落したカシオのような下方修正までは織り込まれていないので、国内の決算が本格化する前は動きづらい展開でしょう。

本日の取引:1社 3勝 +12,100円
持ち越し:1社 2000株



2009年10月16日 日経平均株価10,238.65(+18.91)
米国株は小動きで戻ってくる。主体性のない日本市場は米国が動かなければ動きようがなく、前日終値を挟んで終日揉み合いの展開。なんともコメントのしようがない相場です。

最近、TVや新聞で日本株の出遅れを指摘する声が多いですが、出遅れの具体的な説明がありませんね。そもそも株屋の云う出遅れというのは、不当に安く放置されているという定義で使っていると思うのですが、個人的には日本株が不当に安いとは全く思いません。むしろ割高に感じるくらいです。あくまで相対的なもので、日本株は出遅れているように感じると云うのなら話は分かります。

本日の取引:1社 2勝 +7,300円
持ち越し:1社 2200株



2009年10月15日 日経平均株価10,238.65(+178.44)
米国株は大幅上昇となり1万ポイントを回復して戻ってくる。東京市場は昨日のインテルの好決算には反応できなかったが、米国が上がってしまったので、ノコノコと連れ高する。ただ、株価の値動きは、米国の動きを反映する朝の30分~1時間で終了し、あとは先物も現物も終日揉み合い。特に後場などは殆どヤル気が無く、今晩の米国待ちと云った相場が続いています。当面こんな感じが続きそうですね。

本日の取引:1社 2勝 +9,700円
持ち越し:1社 2000株



2009年10月14日 日経平均株価10,060.21(-16.35)
米国株は小動きでしたが、引け後のインテルの決算は好調でグローベックスは大きく上昇。これで今日の東京市場は堅調かと思われましたが、今晩のアメリカを見てからでないと動けないと云うのが日本市場の主体性のなさといいましょうか、終日ショボイ揉み合いでした。なかでもJALに対する債権放棄要請からメガバンクが売られたのが全体の足を引っ張った。

結局、国内には為替の円高、民主党の意味不明の政策など売り材料しかないわけで、それでもアメリカが年初来高値を更新しているので、しかたなく付き合っている感じですね。今晩アメリカが材料出尽くしで下がるのか、まだ能天気に上げ続けるのか、見守るしかありません。

本日の取引:1社 2分 0円
持ち越し:1社 2000株



2009年10月13日 日経平均株価10,076.56(+60.17)
日経平均は5日続伸。日本独自の要因で買われている訳ではないので、米国の写真相場で騰がったと云ったところ。5日続伸はいいとしても、出来高は少ないしザラバの動きも悪いですね。活況とは程遠い相場です。

日本時間の明朝に発表されるインテルの決算が目先の材料。インテルは今回の上昇相場の起点となっただけに、更に勢いがつくのか材料出尽くしとなるのか予断を許さない。まあ、普通に考えれば材料出尽くしだと思いますが、アメリカは普通ではないですからね。いずれにしろ今晩の米国株の上げ下げは関係なく、明日の時間外市場を睨みながらの展開。

松井証券の松井道夫社長が以下のような発言をしていますが、私もほとんど同じ意見です。「最近の東証の売買代金は1兆4000億円程度だが、いずれ継続的に1兆円を割ると思う。経済全体をみても、日本だけではなく世界的に、政策で何とか支えてきたものがそろそろ息切れして財政赤字が悪化する。デフレもまだまだ進むと思う。デフレ期は株ではなく、債券やキャッシュが好まれる。そういう中で、個人が株に向かわないのに決まっている」

「内需拡大の政策がはっきり示されていればいいが、民主党政権の言っていることはどうもはっきりしない。円高についても、日本の産業をリードしていたような企業は壊滅的な状況になる。トヨタをはじめとして海外に出て行く企業が増える。そうすると、ますます日本の雇用は悪化する。外需頼みでずっと何とかだましだまし来た日本が、内需拡大といっても誰も信じない。外国人投資家はそれを見越している」


本日の取引:1社 2勝+9,100円
持ち越し:1社 2000株