本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2007年6月7日 日経平均株価18,053.38(+12.45)
日経平均は小幅に反発。米国株が金利上昇を背景に続落したことで日経平均も売り先行の始まり。ただシカゴCMEをかなり上回っての寄付きでしたし、そこから一段と売り込む向きもなく、後場寄りに前場のレンジを上にブレイクすると、スルスルと値を戻して行った。

後場寄りに若干先物主導という面は見られましたが、それ以外は終日現物が主導する形。SQに絡む先物売買は、昨日指摘したように売り買いとも18,000円で既に折り合いがついている感じでしたので、特にこの切り返しに意外性はありませんでした。普通に考えればSQ通過後は、上に振ってくるような気がしますがどうでしょう。

自衛隊が反戦運動をする市民を監視していたというニュースはちょっと嫌ですね。こんなことを言うのも、このサイトも結構有名になったのか、政治ネタを書くと国の機関からチェックが入るんですよね。最初は偶然かと思いましたが、政治ネタを積極的に書いていたころなど、国会やら某機関から毎日アクセスされていたので気味が悪かったのを覚えています。別に監視されるだけなら問題ありませんが、共産党などは、昔の赤狩りを思い出して過剰反応してしまうんでしょう。私は特定の政党を支持しているわけでも、無論アカでもありませんが、政府批判をするだけで公安から目を付けられるとしたら気味が悪いとしか言いようがありません。

本日の取引:A社・B社 2勝 +13,000円
持ち越し:1銘柄買い 2000株



2007年6月6日 日経平均株価18,040.93(-12.88)
日経平均は小幅に反落。個別では派手に動いている銘柄も多いが、今週に入ってから先物への大口売買がなくなり、指数は今日も膠着感の強い展開となった。SQを前に18,000円から動かしたくないと言う意志があるみたいで、良くも悪くもちょっと期待外れな値動き。ただ物色対象が徐々に広がってきたので、その点はポジティブに評価したい。米国は長期債利回りが5%に近づいてきたので、こちらはひと休みに入るタイミングか。

本日の取引:A社・B社 2勝0敗 +15,000円
持ち越し:1銘柄買い 3000株



2007年6月5日 日経平均株価18,053.81(+80.39)
日経平均は4日続伸。米国株がしぶとく続伸したこともあり、昨日、引け後に漂っていた、なんとなく嫌なムードは払拭されました。先物は昨日同様おとなしく、ザラバの動きは乏しかった。中国は予想外の株価下落となったことから、政府が盛んに火消しに走っており、まさにマッチポンプ状態。今日の上海は大きく上昇したので、共産政府の面目躍如と言ったところでしょう。

株売買の履歴提供、松井証券・一橋大研究に苦情。←年金ほどじゃないですが、これ凄い苦情が寄せられているようですね。なんでも行動ファイナンスの研究で、成果を顧客サービスの向上目的に使うということですが、サービスの向上と行動ファイナンスの研究は誰が考えても直接関係ない話でしょう。結局、データを二次利用されて、なんらかの金儲けに使われるんじゃないかと考えてしまいますね。そもそもサンプリングを取るなら全顧客を対象にするのではなく、公募という形で協力者に金銭を払って集めるのが筋というものでしょう。もう何年も松井証券は使っていませんが、口座数が68万にもなっていたんですね。私が口座を作ったときはまだ2千口座ぐらいでしたから凄いもんです。昔の松井はいろんな意味で良かったんですが、手数料の値下げで遅れをとってから、やることなすことちょっとズレ気味なのが気になることろです。

本日の取引:A社・B社 2勝2敗 -8,000円
持ち越し:1銘柄買い 1000株



2007年6月4日 日経平均株価17,973.42(+14.54)
日経平均は3日続伸。米国株高を受けギャップアップしての始まりも、指数は寄り天となり大幅に伸び悩んだ。鉄鋼・海運は踏み上げ状態となり活況ですが、ハイテク系の動きがいま一つで、この辺が指数の伸び悩みにつながった。2月28日にあけた窓をほぼ埋めて伸び悩んでしまったのは気に入らない形です。また今日は先物に仕掛け的な売買が出なかったので、ザラバの動きは鈍かった。先物は明日、明後日でメジャーSQを睨んだ仕掛けが入ってくるでしょう。

上海総合指数が再び急落(-8.26%)したが、他のアジア市場は全面高で影響は限定的でした。ようやく上海離れなどと言ってる人がいますが、もともと日本と上海など全然連動していないんですから、離れるも何もないでしょう。ただ現在、中国株だけでなく他のアジア市場も十分バブルなので、ネガティブな心理がどこに飛び火してもおかしくはない。

本日の取引:A社・B社 3勝1敗 +15,000円
持ち越し:1銘柄買い 800株



2007年5月31日 日経平均株価17,875.75(+287.49)

*6月1日の更新はお休みします。

日経平均は大幅に反発。昨日の上海市場の急落を受け、世界同時株安の再来かと先物でショートを振った向きが、NYの思わぬ上昇で買戻しを余儀なくされ、本日の大幅高につながった。この辺は勝負のアヤと言ったところでしょう。

これでようやく2月28日の窓を埋めに入った訳ですが、現物市場の方は、先物の荒い動きとは対象的に、まだシラケ気味に映りました。ただレンジを抜けてきたことには変わりないので、物色の広がりに期待したいところ。

本日の取引:A社 3勝 +16,200円
持ち越し:1銘柄買い 600株



2007年5月30日 日経平均株価17,588.26(-84.30)
日経平均は反落。寄り前の鉱工業生産指数は市場予想を下回ったものの、大口のバスケット買い観測などから、寄り付き直後は上昇する場面もあった。しかし、上海市場が急落して寄り付くと、先物に仕掛け的な売りが断続的に入り弱含む展開となった。

本日、上海市場が急落したきっかけは印紙税の引き上げですが、中国は年初からだけで60%も上昇している市場ですから、6%~7%程度の下げでは大勢に影響なしと言ったところ。大げさに報道し過ぎです。それよりもっと矢継ぎ早に抑制策を出していかないと、1日で20万とか30万とか言うレベルで口座が増えているわけですから、チャイナバブルの肥大化を止めることはできないでしょう。こんな異常な市場に、年初から横這いの日本株がつき合う道理は無いわけで、中国絡みで日本が下がったときは、買いで良いんじゃないでしょうか。

本日の取引:A社 3勝 +17,100円
持ち越し:1銘柄買い 1000株



2007年5月29日 日経平均株価17,672.56(+84.97)
日経平均は続伸。朝方は売りが先行したものの、その後は先物の買戻しなどもあり堅調に推移した。ただ商いは本日も薄かった。依然としてボックス圏での動きだが、下値が徐々に切り上がっており、上抜け期待が高まりつつある。

年金の納付記録漏れ問題ですが、聞けば聞くほど腹が立ってきますね。マスコミはこれを社会保険庁のミスと言いますが、私はミスではないと思いますね。皆さんは普通の知能を持った人間が単純な入力作業をして、5千万件ものミスを起こすと思いますか? 統計学的に考えてもあり得ない数字です。また仕事をしているとか、してないとか言うレベルの話でもありません。

では何が原因かと言えば、いい加減な枠組のまま基礎年金番号への一本化を行ったことが直接の原因ですが、その結果として宙に浮く年金が出ることは、国は容易に予測できた筈です。そこで何の対策もとらないで、5千万件を超える記録漏れを生じさせるというのは、国家がなんらかの意図を持って故意に放置したと解釈するしかありません。つまり将来これが問題になっても、国としては泣き寝入りしてくれる国民の方が多いと判断し、意図的にやったとしか考えられないのです。

現在、選挙前ということもあり、領収書がなくても本人の主張に信憑性があれば認めるという、姑息な救済案が示されていますが、これは別の言い方をすれば、認める・認めないは国のさじ加減一つということです。うるさく言ってくる人は認めてやるが、おとなしい人はそのまま放置してしまえと言う意図も透けて見えます。盗人猛々しいとは正にこのことではないでしょうか。また政府のノンビリしたやり方で、記録漏れの全件調査を実施すると、少なくとも10年の時間が必要と言われています。その間に高齢者が死んでくれればラッキーぐらいに思っているのでしょうかね。政府は目先の選挙さえ乗り切ってしまえば、それで良いということなんでしょうが、他の国なら暴動が起きてもおかしくない酷い話です。

本日の取引:
持ち越し:1銘柄買い 800株



2007年5月28日 日経平均株価17,590.58(+109.37)
日経平均は反発。直近軟調だった米国株は、再びM&A絡みのニュースから反発。それを受け、日経平均も堅調に推移した。

個別ではリターン・リバーサルが効いているが、指数の上値は相変わらず重く、今晩の米国が休場となることから商いも薄かった。それに輪をかけたのが、昼過ぎに伝わった現職閣僚の自殺、年金問題で支持率急落中の安倍政権には大きな打撃となるだろう。誰かさんが推奨した鈍感力も結構だが、鈍感過ぎるというのも考えものである。

本日の取引:A社・B社 3勝 +14,500円
持ち越し:1銘柄買い 600株



2007年5月25日 日経平均株価17,481.21(-215.76)
日経平均は続落。昨日の米国株は、耐久財受注・新築住宅販売件数が市場予想を上回り、堅調な始まりだったが、その後は金利上昇が嫌気され大幅な下落となった。しかし、これは後付の解説ですね。今までの米国株は、良い経済指標が出れば景気が良いと言って上げ、悪い指標が出れば利下げ近しと言って上げていましたから、昨日の指標が直接どうこうと言うことではないでしょう。株価水準から、梯子を登ってる途中で下を見ると、そろそろ恐怖を覚える水準にきていると言ったところか。

日経平均も当然ギャップダウンしての始まりとなり、下げ幅は一時300円を超えた。東証1部だけ見れば、ほぼ全面安の展開だが、大きく売り込まれたセクターもなく、指数の下げ幅ほど悪い内容ではなかったように思います。新興市場などは後場に切り返してますしね。結局、今週の日経平均はレンジ上抜けまであと一歩というところで、中間値まで押し戻され、相変わらずトレンドレスの煮え切らない相場が続いている。

本日の取引:A社 1勝 +3,000円
持ち越し:2銘柄買い 1700株



2007年5月24日 日経平均株価17,696.97(-8.15)
日本株は小幅に反落。NYダウはザラバに史上最高値を再び更新したが、グリーンスパン前議長の「中国株はいずれ劇的な収縮が起きるだろう」発言で売りが優勢となり小幅に3日続落。このところ米国もファンダメンタルズから乖離したM&A絡みで上昇しているので、なにかきっかけがあれば、売りが出やすい位置でしょう。日経平均は一時下げ幅を拡大する場面もあったが、売りの勢いもなく終日方向感を欠く展開となった。

中国株に関してはグリーンスパンが言わなくとも、誰が見ても異常であることは明らかですから、いずれ人類が経験したことの無いような大暴落が起きるのは必然でしょう。ただ外国人は規制により中国株を僅かしか持っていませんから、これが直接どうこうと言うことにはなりません。ただ先日も言ったように、下がるときだけ中国株をやたら重視する洗脳報道がなされていますから、どうなるかは分かりませんがね。個人的には中国株など、騰がろうが下がろうが、ほっときゃいいって感じなんですがね。

本日の取引:A社・B社・C社 4勝 +16,400円
持ち越し:2銘柄買い 601株




2007年5月23日 日経平均株価17,705.12(+25.07)
日経平均は小幅に続伸。メガバンクが主導する形で5月10日以来の高値、17,800円台に一瞬のせる場面もあったが、戻り売りに押され、伸び悩んでの大引けとなった。

日経平均・TOPIXとも、現在レンジの上限にきていますから、ここを明確に抜けてくると売り方も諦めて買い戻しに入るんでしょうが、微妙な位置で止まりましたね。明日、反落するようだと、また膠着状態に逆戻りなんてことも頭をよぎります。先物も売買こそ出来ていますが、どうも最近動きが鈍い。まあ現物の売買代金が連日3兆円を超えているので、悪くはないんですがね。

本日の取引:A社・B社 2勝1敗 +5,900円
持ち越し:3銘柄買い 1602株



2007年5月22日 日経平均株価17,680.05(+123.18)
日経平均は続伸。米国株が小動きだったことから、日経平均もほぼ前日比変わらずの静かなスタートだったが、銀行・ハイテクといった時価総額の大きいところが買われ、指数は底堅く推移した。また新興市場も決算通過でようやくアク抜けしてきた感があり、本日リバウンドらしいリバウンドとなったことで、個人投資家のセンチメントも幾分改善した模様。この勢いで壁となっている17,800円を超えることができるのか明日に注目。

本日の取引:A社・B社・C社 4勝 +24,000円
持ち越し:2銘柄買い 802株



2007年5月21日 日経平均株価17,556.87(+157.29)
日経平均は反発。米国株が史上最高値を更新し、日経平均も買い先行の始まり。前場は狭いレンジでの動きで若干弱さも見られましたが、後場になると先物主導で上げ幅を拡大し大引け。

金利の引き上げを実施した中国株の切り返しが要因との解説が多いですが、どうかと思いますね。心理的な影響はあるにせよ、空前のバブルを形成している中国株が、さも日経平均に影響を与えるかのような解説は、悪い洗脳以外のなにものでもありません。

日本株も欧米の投資家からすれば、他のアジア株との相対的な比較ですから、為替面での割安感は出ても円安が進行する状況ではパフォーマンスが悪く、日本株を積極的に保有する意味がないと言ったところでしょう。ただ、株を保有する意味が無くても、日本企業を買収するには良い時期なので、欧米から大規模なM&A話でも出れば面白くなるんでしょうが。

本日の取引:A社・C社 2勝 +16,100円
持ち越し:2銘柄買い 1800株



2007年5月18日 日経平均株価17,399.58(-99.02)
日経平均は続落。米国株は小動きでしたが、円相場が121円台に落ちたこともあり、小高い始まり。しかし、その後は要所要所で先物に売りが出てジリ貧となる。今日は小型株の病気が大型株にも伝染してしまったようです。

小型株などは売りが多いというか買いが少ないので、僅かな売りものでスイスイ下がってしまい、それを見て、また個人がベタベタと売り板を並べるので、更に買いが引っ込んでしまう悪循環になています。既にナンピンも限界にきていますから、もう一発大きな下げがくれば、総投げとなり底入れになるんじゃないでしょうか。ただ大型株の方は全く別の環境下にありますから、この辺は例年と違うところ。個人的には、もう上でも下でもいいから、もっとガツンと動いてくれよと言う感じです。

イライラするといえば、愛知の立てこもり事件もそうです。亡くなられた警察官の方は気の毒ですが、警察の対応は慎重を通り越していますね。精鋭部隊を投入しても指揮官が決断できないなら、なんの意味もないでしょう。

本日の取引:A社・B社・C社 3勝1敗 +9,400円
持ち越し:2銘柄買い 1700株



2007年5月17日 日経平均株価17,498.60(-30.40)
日経平均は小幅に反落。米国株は史上最高値を更新、ソニーの好決算、円安と上昇する要因はそろっていたが、1―3のGDPが市場コンセンサスを下回ったこともあり上値は重かった。後場に先物が前場のレンジを下抜けると無気力にダラダラと下がりだし、結局マイナス圏に沈んでの大引け。特に先物に売り仕掛けとかあったわけではなく現物主導での下げ。

どうしても我々は米国や中国と比較してしまうので、相対的に見たときの日本株の弱さが目立ってしまいますが、そもそもあちらが異常であって、日本株の動きの方がむしろ正常と言えるんじゃないでしょうか。いずれにしてもレンジをどちらに放れるのか、いまは待つしかないと言ったところ。

本日の取引:A社・B社 3勝 +22,000円
持ち越し:買い1100株



2007年5月16日 日経平均株価17,529.00(+16.02)
日経平均は小幅に反発。『春の海ひねもすのたりのたりかな』という蕪村の句がありますが、GWが明けてから先物があまり動かないので、指数は本当に終日のたりのたりという感じで方向感が出ません。

一方、新興市場に関しては、暗闇の森を彷徨う投資家が絶望の悲鳴を上げており、ダンテの地獄変といった感じになっています。東証1部とのギャップはかつてないほどに拡大しており、この歪がどのような形で修正されるのかが当面の問題でしょう。小型株が戻って修正されればベストなシナリオですが、大型株が下がって修正されるとなれば大変です。それとも更に歪が拡大するのか。

本日の取引:A社・B社 3勝 +16,000円
持ち越し:買い1900株



2007年5月15日 日経平均株価17,512.98(-164.96)
日経平均は反落。米国株は小動きでしたが、寄り前の機械受注で出鼻を挫かれ、ほぼ全面安の展開。機械受注の前月比4.5%減はコンセンサス下限で1兆円割れは2005年以来、しかも4-6の見通しが-11.3とネガティブな内容でした。

機械受注はもともと振れが大きい指標ですし、国内だけの統計なので内容を精査する必要がありますが、この悪い数字でこれだけしか下がらなかったのは強かったというべきか。日銀の利上げ時期が遠のくとの思惑から、為替ももっと円安に振れると思いましたが、こちらもそれほど動かず。膠着相場のレンジをどちらに抜けるのか決め手の無い状況。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:買い2000株



2007年5月14日 日経平均株価17,677.94(+124.22)
日経平均は反発。米国株の反発を受け、先物は180円ギャップアップしての始まり。後場寄りに前場のレンジを上抜けして更に上値を追うかという場面もありましたが、現物主導で次第に伸び悩む。

決算発表を受け明暗分かれる形になっていますが、上下いずれにしても、ちょっと過剰反応し過ぎという気もしますね。新興市場などは余程信用が無くなったのか、決算発表を待たずに見切り売りが断続的に出ている模様。最近では個人も新興から大型株に乗り換えているので、新興が下がってもあまり話題にもなりませんがね。しかし、ここから新興の安値を叩き売って、過熱感溢れる大型株に鞍替えという選択肢もどうかと思います。ダボハゼを釣るのは良いですが、自分がダボハゼになってはいけません。

本日の取引:A社・B社 4勝1敗 +18,800円
持ち越し:買い1100株



2007年5月11日 日経平均株価17,553.72(-183.24)
日経平均は反落。NYが久々に下げらしい下げとなり、東京も窓を空けての続落となった。ただ基準線レベルでは下ヒゲを出して止まっているので、依然レンジ内での動きと言ったところ。

相変わらず好需給の銘柄群が指数を支えているが、225銘柄でも市場コンセンサスを下回る決算を出した、カシオ・横河電がS安まで売られるなど、駄目なものには情け容赦ない売りが出ている。こう言う現状を見せられると、さすがに萎えますが、15日で決算も峠を超えるので次第に落ち着いてくるんじゃないでしょうか。ただ歴史的な連続上昇をしたNYと空前のバブルをやっている中国の動きが気になるところです。これらが下がるときだけ日経平均がシンクロする理由もないのですが、下がるときだけ妙に協調性があるんですよね。

本日の取引:A社・ローム 3勝1分 +16,900円
持ち越し:買い900株



2007年5月10日 日経平均株価17,736.96(-11.16)
日経平均は小幅に反落。米国株高を受け買い先行のはじまりも、明日にオプションSQを控えていることもあり、上値は重く終日方向感を欠く展開となった。4月17日高値をブレイクしたが、この程度ではボックス上限という認識に変わりは無い。

昨夜、NHKのクローズアップ現代で『中国 過熱する“マネー』が放送されました。見た人も多いと思いますが、株を知っている知らないは別にして、これを見て異常と思わなかった人は誰もいないでしょう。中国は既に過熱とかマネーゲームとかいう生易しいレベルは超越していますね。

ある中国人投資家が「株のコツは少しでも下がったら直ぐに買うことだ」と得意になって言っていましたが、中国人は下げ相場というのを誰も経験していないわけですから、こう思うのも無理はないでしょう。勿論、会社の価値や実体など誰も興味はなく、どんな糞会社でも買うから騰がる、騰がるから買うというレベルの話です。NHKの司会者はデイトレーダーや短期売買がどうのこうのと相変わらずピンボケな発言をしていましたが、ようするにオランダのチューリップバブルのように、本来なんの価値もないものに投資し、利ざやを稼ぐ行為が既に異常なわけです。もう直ぐ中国の個人投資家は1億人を超えるそうですが、最終的にこのバブルをどう治めるつもりなんでしょうね。その時は共産国らしくまた戦車でも出すんでしょうか。

本日の取引:なし
持ち越し:買い800株



2007年5月9日 日経平均株価17,748.12(+91.28)
日経平均は反発。前場は膠着感の強い展開でしたが、後場13時過ぎから先物市場に大口買いが断続的に入り、そのまま高値圏で取引を終えた。

日経平均はまだレンジ上限と言ったところだが、鉄鋼・船などの好需給銘柄で再び売り方が担がれており、指数の下値を支えている。昨日、決算発表したソフトバンクは売られたが、マーケットへの影響は限定的でした。SBが売られると相場が崩れて行くというのは既に過去の話ですね。最近は個人も値動きの悪い新興やSBを見切り、東証1部の大型株に資金をシフトさせているので、いまは新日鉄が相場のバロメーターと言った感じ。

本日の取引:A・B社 4勝1敗 +19,000円
持ち越し:買い600株



2007年5月8日 日経平均株価17,656.84(-12.99)
日経平均は小幅に反落。本日の相場をひとことで言えば、焦点の定まらないボケた相場でした。米国株はダウ構成銘柄でアルミ最大手のアルコアが、ライバルで業界2位のアルキャンに対してTOBを実施すると発表したことから両社とも急騰し、またしても史上最高値を更新。日本でも大型M&Aが出れば盛り上がるんでしょうがね。

しかしNYダウは下がりませんね。4月も僅か3日間しか下がっていないので凄いペースです(上げ幅自体はそれほどでもないが)なんでもこんなことは1929年(昭和4年)以来だそうです。1929年といえばNY市場の暴落から世界恐慌に入った年ですので記憶している人も多いんじゃないでしょうか。休み明けの上海市場も一昨日の人民銀行総裁発言など全く無視する形で急伸し、4000Pまであと僅か(こっちは上げ幅も凄い)

本日の取引:なし
持ち越し:買い4500株 売り4000株



2007年5月7日 日経平均株価17,669.83(+274.91)
日経平均は大幅に続伸。連休中の米国株が大型M&Aなどの報道を手がかりに上昇を続け、為替も円安となれば、この程度の上昇は当然と言ったところ。4月17日の高値は抜けず上値の重さも感じられたが、まずまずの内容じゃないでしょうか。

昨日、中国人民銀行の総裁が国際決済銀行(BIS)定例中央銀行総裁会議の場で中国株式市場のバブルについて懸念していると発言したそうです。まあ、こういう発言を定期的にすることでガス抜きしたい気持ちは分かりますが、結局いつも口だけでなにも出来ないんですよね。もうこのレベルで実際に投機抑制策など出せば一気に市場がクラッシュするでしょうね。そうなれば当然中国だけの問題ではすみません。バブっているのは米国も同じですから、どこか一つがおかしくなれば一蓮托生で世界の全市場が3月の時みたいに急落するリスクを抱えています。恐らく今度急落するときは3月のような、ちんたらした下落ではなく、前回の2倍~3倍規模の暴落になるんじゃないでしょうか。まあ、そんなことを気にしていたら株はできませんが、少しは気にしておくことも必要でしょう。

本日の取引:A社・B社  3勝 +22,300円
持ち越し:買い4500株 売り4000株



2007年5月2日 日経平均株価17,394.92(+119.94)
日経平均は反発。米国株はダウ・ジョーンズの買収報道などもあり再び史上最高値を更新。日経は先物主導で前場・後場寄りに多少乱高下したものの、終日方向感はなく昨日の下げ分を取り戻したに過ぎない。昨年の5・6月で大きく下げたので警戒感が強いようですが、ここまでの流れをみると今年はなんか逆に行きそうな気もしますがね。

三角合併が解禁され2日目だが、これどうなんでしょうね。マスコミの論調などでは自社の株価を上げるのが最強の防衛策などと暢気なことを言っていますが、そもそも欧米の一流どことは時価総額の桁が違い、日本では巨大な武田薬品にしても世界レベルでみれば、言葉は悪いですが鼻くそ程度の存在です。ですから、いまさら時価総額を上げる努力などして一体なんの意味があるのかと言うことですよね。しかもこの円安、ダウは史上最高値ですから、狙われたら最後株主総会で否決されることを祈るしか方法がありません。まあ経営サイドから考えれば、最強の防衛策はマネジメント・バイ・アウトしかないと思うのですがね。

本日の取引:A社・B社・C社  4勝1敗 +13,100円
持ち越し:買い5600株 売り4000株