本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2005年6月27日 日経平均株価11,414.28(-122.75)
週末のNY安を受け日経平均は続落。指数銘柄の下げが若干きつくなりましたが、先週のインデックス買いのインチキ分があるので、この指数の下げは当然と言ったところ。それを除けばNYがこれだけ下がった割には底堅かったのではないでしょうか。2部指数などは逆に騰がってますしね。しかし、騰がっても下がってもザラバのボラティリティの低さは相変わらずですがね。

本日の取引:A社 2勝 +14,000円
持ち越し:A社 7,000株買い。2,000株空売り。




2005年6月24日 日経平均株価11,537.03(-39.72)
WTIが一時60ドルに乗ったことから、NY市場は久々に大きな下げとなりました。原油高を無視して上昇してきた株式市場が59ドルから60ドルになった途端に急落と言うのも馬鹿げた話ですね。昨日の下げは恐らく何らかの裁定かプログラム売買による部分が大きかったのではないでしょうか。

日経も朝方こそCMEにサヤ寄せして100円程下げましたが、このところ空売りが増えている分それなりに買戻しも入るので次第に下げ渋る展開となりました。大引けにはインデックス買いのオマケまでついて本日の高値引け。

それにしても最近、大引けのインデックス買いが多いですね。SESCは個人投資家には見せ板や株価操作になるような売買は厳しく禁止していますが、この大引けに入るインデックス買いにはなんの規制もありません。実に矛盾したことです。これが株価操作で無いと言うなら、一体株価操作とはどのようなことを言うのでしょうかね?

日経のここまでのチャートを見ると去年と殆ど同じですね。4月から5月の始めにかけ急落し、その後1ヵ月半戻しています。去年は7月からまた1ヵ月半下げに入ったのですが、今年はどうなるんでしょうね。個人的には7月は去年に近い形になると想定してますが・・。

本日の取引:A社 4勝 +28,000円
持ち越し:A社 7,000株買い。3,000株空売り。



2005年6月22日 日経平均株価11,547.28(+58.54)
日経平均は2日続伸し11,500円を回復。信用の取り組みが良い指数銘柄が相場を引っ張りました。信用の買い残は5週連続で減少してますが、依然として3兆円を超しているのは、もう少し高いところでシコリを抱えた投資家が多いのでしょう。一方、信用売り残も1兆3千億まで増えてきており、強弱感の対立が鮮明になってきています。相場は本来、強弱感が対立している状態が正常であり、全体の取り組みがもう少し良くなれば、ボラティリティの高い面白い相場になりそうなんですがね。

本日の取引:京セラ 2勝 +20,000円
持ち越し:7,000株買い。

明日の更新はお休みします。



2005年6月21日 日経平均株価11,488.74(+5.39)
日経平均はNY安を受け小安く始まりましたが直ぐに先物主導で切り返しました。しかし、その後は殆ど動きが無くなり小幅高で取引終了。良く言えば戻り売りをこなしているとも言えますが、物色の柱がなくボロ株が盛んに買われているのを見ると、あまり相場の質は良くありませんね。それでも日米とも踏み上げ相場はまだ続いていると言ったところでしょう。

本日の取引:A社 7,000株買い。



2005年6月20日 日経平均株価11,483.35(-30.68)
日経平均は7日ぶりに反落。主力大型株は冴えませんでしたが、中・小型株はそれなりに堅調だったようです。

米原油先物が時間外で59ドル台に突入し、60ドル台が視野に入ってきました。WTI自体は投機の対象でしかありませんが、日本にとって重要なドバイ原油は53ドル台になり年初からの上昇率はWTIを上回る50%に達しているのは要注意でしょう。それでも過去のオイルショック時の為替レート、エネルギー効率等を考慮すると、現在の53ドルでもまだ低いと言う意見もあります。第二次オイルショックの最高価格は41ドルだが、現在に換算すると上記の理由から1バレル90ドル前後だったと試算されているようです。(1979年の為替レートは240円)本当に原油高は日本にとって大したことがないのか、それともボディーブローのように徐々に効いてくるのか? 実際、時間が経ってみなければ机上の計算では分からないと言ったところが本音ではないでしょうか。

本日の取引:A社・みずほ・武田 2勝2敗 ±0円



2005年6月17日 日経平均株価11,514.03(+97.65)
日経平均は6日続伸。NY高を受けギャップアップして始まりましたが、その後は狭いレンジの揉み合いに終始。今日はこのまま終わるのかと思っていたところ、引け間際に先物に仕掛け的な買いが入り11,500円を回復する高値引けとなりました。

ついこの間まで、原油と株は逆相関の動きでしたが、今は株式市場の需給が良いせいか殆ど無視された状態です。中でもドバイ産原油の上昇は日本の企業にとって、深刻な問題であり、企業業績が少しでも落ちてくれば、原油高を吸収できなくなるのは明白です。

日本の株式市場もNYに遅れて踏み上げ的な動きになっており、二律背反する各種経済指標を尻目に暫くは需給に支えられる展開でしょう。、

本日の取引:リコー・京セラ 3勝 +26,000円
持ち越し:A社1,000株



2005年6月16日 日経平均株価11,416.38(+0.50)
日経平均は小幅に5日続伸。2時の機械受注発表後にマイナスになる場面もありましたが、現在は買いの方に若干勢いがあるため徐々に買戻しが優勢になりプラス引け。NYも東京も似たような動きとなっています。そのNYの揉み合いもそろそろ1ヵ月ですから、いい加減どちらかに放れる時期でしょう。日経もNY離れとか言われていますが、結局NYをなぞる動きになるんじゃないでしょうか。

本日の取引:A社・京セラ 3勝1敗 +9,000円



2005年6月15日 日経平均株価11,415.88(+79.96)
日経平均は4日続伸して6月2日の高値11,374円を更新。最近の傾向としてNYが高くても安くてもCME225が堅調に戻ってくるので、それが買い安心感に繋がっているようです。本日チャート上の節目を超え、後はボリュームが戻ってくれば強弱感の対立から、もう少し面白い相場が見られそうです。

本日の取引:帝人 2勝 +20,000円
持ち越し:A社1,000株



2005年6月14日 日経平均株価11,335.92(+24.41)
日経平均は小幅に続伸しましたが、売買代金・出来高とも更に減少し、先物の出来高も半日立会いの日を除くと今年最低でした。

投信の残高が14年ぶりに30兆円を超えたそうですが、これはかなり銀行が頑張った結果なのかも知れません。リスクが同じ商品でも証券会社が売るより、銀行が売る方が日本人には抵抗が無いのかも知れませんね。でも銀行もかなり強引に売りつけている気がしますね。私の家にも某都市銀行から、証券会社顔負けのかなりしつこい勧誘がありましたが、きちんとリスクを説明して売っているのかなと思いました。買う方も投信は株より、リスクが少ないと思っているんでしょうが、それは勘違いですね。かつて鳴物入りで発売した野村の日本株戦略ファンドがその後どうなったか確認してみるといいでしょう。

現状のような右肩上がりの相場が続けば投信も良いのでしょうが、少し下がりだせば、リスクを認識しないで買った人達は慌てだすでしょうね。それに投信が買った分は、すべて将来の売り圧力になるのですから、我々もこの残高増を喜んでばかりもいられないでしょう。

本日の取引:A社 2勝 +14,000円



2005年6月13日 日経平均株価11,311.51(+7.28)
日経平均は小幅に続伸。朝方は先物が買われ、テクニカルポイントである6月2日の高値11,374円を抜くかと思われましたが、買いは続かずその後は上げ幅を縮小して取引を終了。先物に仕掛け的な買いを入れても、肝心の売買代金が1兆円割れでは、いかにもエネルギー不足と言ったところ。

先日テレビでやってましたが、アメリカの富裕層は徐々に不動産や株から資金を引き上げているようですね。彼等に特殊な先見性があるから富裕層になれたのか、それとも「頭と尻尾は猫にくれてやれ」と言う余裕のある行動が彼らを富裕層にしたのかは分かりませんが興味深いところです。まぁ一つ言えることは、常にガツガツしている人間が最後にババを引いて行くという構図は、世界共通なのかも知れません。

本日の取引:A社買い 2,000株



2005年6月10日 日経平均株価11,304.23(+143.35)
日経平均は大幅に反発。昨日下げた値幅以上に上昇したので、一見すると強そうですが、SQ分を除く出来高は相変わらず低調で、活況だったのは先物だけと言う印象です。最近の市場は先物の影響力が強すぎて、ピンポイントで指数の値幅だけ見て、強いとか、弱いとか言っても意味がありません。

グリーンスパン議長は議会証言で利上げの継続性を示唆しましたが、株式市場にも配慮して、必ず一言付け加えるあたりは老練のなせる業なんでしょう。インテルの上方修正はサプライズと言うほどのインパクトはなく、4月から25%も上昇していることから、ここで一旦、材料出尽くしとなるのか今晩の動きが注目されます。

本日の取引:A社・味の素・王子製紙 4勝0敗 +24,000円



2005年6月9日 日経平均株価11,160.88(-120.15)
日経平均は大幅に反落。今日の市場はSQ・インテルの中間報告・グリーンスパンの議会証言を控え、総見送りとなりました。先物の出来高も3万株にも満たない状態でしたから、先物主導で下がったと言うよりか、やはり今日は見送りだったと言うのが適切でしょう。もうあと100円も下げれば、オプションの絡みで先物に大量売りが出て、面白いことになったのでしょうが、流石にそこまではやりませんでしたね。

ポイズンピル導入した新株予約権の発行を巡り、東京地裁は、ニレコの異議申し立てを退け、発行を差し止める仮処分命令を認める決定をしました。当然と言えば当然ですね。既存株主になんのメリットもないこんなものを、安易に発行されたら株主はたまったものではありません。敵対的買収がけしからんと言うなら、前にも書きましたが上場などしないで身内で株を持ち合っていれば良いのです。

ライブドアがニッポン放送にTOBした時、会社は誰のものかで議論になりましたが、これも馬鹿げた話です。株主のものに決っています。ただ村○氏のような総会屋もどきの人が多くなっても困りますがね。それとニッポン放送の時に堀江氏が乗り込んでくると、嫌だとか、ふざけるなとか感情的になっいた社員も見ていて不愉快でしたね。そもそも一般社員は社長が誰になろうが関係ないでしょう。ただサラリーで雇われているだけなんですから、そんなことを言う権利すらありません。どうしても嫌なら黙って辞めればいいだけです。私なら社長がホリエモンだろうが、ドラえもんだろうが、ネミズ男だって文句はありませんし、また言う権利もないと思っています。

本日の取引:なし




2005年6月8日 日経平均株価11,281.03(+63.58)
日経平均はTIの4―6月期の業績見通しの上方修正を好感して上昇したなんて解説が多いようですが、たかがTIの決算が日経平均を100円も押し上げるはずはありません。今日の先物主導の上昇は、りそな株の併合問題の方向性が示されたことによるヘッジの買戻しでしょう。

昨夜のNYはグリーンスパンが利上げ打ち止めの可能性を否定しなかったことから、ダウ・ナスダックとも、一時大きく上昇しましたが、買いは続かずダウは小幅高・ナスダックは反落しました。

米長期金利が低下していることについては、相変わらず「謎で異例の動き」と言ってます。この謎は欧州・日本でも同じであり、経済原理から言えば明らかに矛盾した動きでしょう。グリーンスパンが分からないと言ってるものを、私が講釈垂れても仕方ないのですが、そもそも矛盾しているということは、両方正しいと言うことは理論的にあり得ず、少なくともどちらか一方が間違っていると考えなければならないでしょう。

長期金利は言うなれば経済の体温であり、これが下がるということは、短期は別として、中長期の米国経済を市場が悲観(否定)しているということに他なりません。まぁ来年には、どちらが間違っていたか嫌でもハッキリするんでしょうが、実に面白いことです。

本日の取引:A社1勝 +10,000円



2005年6月7日 日経平均株価11,217.45(-53.17)
今日も売り買いとも膠着と言った感じで、特にコメントもありません。何かを組成しているのか、裁定取引なのか分かりませんが、先週から大引けに必ずインデックス買いが入るので、指数は100円ほど嵩上げされている状態です。

原油高の修正と人民元の切り上げが、先進各国の経済にプラスになると一般的には思われているようですが、果たして本当にそうなのでしょうか? なんだかんだ言ってもここ数年、各国ともこの状況で上手く経済が廻っていたというのは、まぎれもない事実であって、それを政治的圧力で無理やり変えるのは、ミクロでは正しくてもマクロでは違う結果を生む、いわゆる「合成の誤謬」となる危険もあるんじゃないでしょうか。

本日の取引:王子・帝人 3勝1敗 +12,000円



2005年6月6日 日経平均株価11,270.62(-29.43)
日経平均は小幅に反落。NY安を受け11,200円を割る場面もありましたが、そこから一段と売り込む向きもなく、引けには徐々に先物の買い戻しが優勢になり、高値引けとなりました。売買代金は約1カ月ぶりに1兆円を割るなど、予想通りSQ前のやる気の無い相場で、主力が動かないと小型株のババ抜き相場が始まるのも、いつものことですね。

本日の取引:なし



2005年6月3日 日経平均株価11,300.05(+20.00)
小高く始まったものの、米雇用統計前とあって、機関投資家の動きは鈍く、後場に11,233円まで下げる場面もありました。大引けには先物の買い戻しが優勢になり、プラス引けになりましたが、昨日同様、動意に乏しい相場でした。

機関投資家が動かないと、個別の需給関係が鮮明に出ますね。信用買い残の多い銘柄は、ほっとけば勝手に下がると言った感じで、巷で言われるほどに相場環境が改善しているとは思えません。

来週はビックSQですので、11,500~11,000円のレンジで先物が神経質に動く展開でしょうか。

本日の取引: A社・ニチレイ・日立・リコー 5勝3敗 +14,000円



2005年6月2日 日経平均株価11,280.05(-49.62)
日経平均は反落。NY高を好感し小高く始まったものの、買いは続かず、機関投資家のポジション調整の売りで、指数は安値引けとなりました。特に売り買いが目立ったセクターもなく、小動きな1日でした。

検索エンジン大手のGoogleの株価が、ついに288ドルになり、日本円換算の時価総額は9兆円に迫る勢いです。9兆円と言うと日本では、武田と松下を合わせた額よりも多く、トヨタの14兆円に継ぐ第二位の時価総額です。これだけでも驚きなのですが、昨日、目標株価を350ドルに設定する証券会社も出てくる始末で、一体どこまで行くのやらと言った感じです。SBの株価が20万円近くまで行ったITバブルとダブって見えるのは、私だけでしょうか?

本日の取引: A社・ニチレイ・日立 1勝2敗 -7,000円
持ち越し:A社 10,000株(売り5,000株)



2005年6月1日 日経平均株価11,329.67(+53.08)
日経平均は5日続伸。朝方はNY安を受け利食い先行で始まりましたが、先物の下値が堅く、引けにかけては売り方の買い戻しが優勢となり高値引け。ようやく指数銘柄以外にも買いが入ってきて、個人投資家も元気? になりつつあるようです。

今朝のモーニングサテライトで、どこかの外人がダウ・ナスダックとも出来高が少なく、この上昇には懐疑的だと言っていました。私も下の19日の日記で、出来高の少なさは当初から指摘済みで、全くその通りだと思います。ただ踏み上げの上昇と言うのは、こんなもので、出来高の少なさを馬鹿にしていると、そのうち出来高も増えてきて本格上昇になってしまうケースもあるので、難しいところです。個人的には、アメリカの不動産バブルは遅かれ早かれ弾けると思っています。ではいつ弾けるか? それが分かれば誰も苦労はしません。ただ言えることは、日本もそうだったように、弾ける前が株式市場も一番オイシイ時期だと言うことです。

6月の国内に関しては、機関投資家がハイテクを本気で相場にする気があるのか無いのかを、見極めるのがポイントでしょう。ナスダックの踏み上げに提灯をつけているだけでは、先がありませんからね。

本日の取引: A社・リコー・日立 3勝0敗 +35,000円



2005年5月31日 日経平均株価11,276.59(+10.26)
日経平均は小幅に4日続伸。前場は利益確定売りで安くなる場面もありましたが、後場になると先物が踏まれ気味になり、指数は切り返しました。

6月相場は高いと見ている人が多いようですね。私も6月は高いと思っていましたが、こうも楽観的な人が多いと、ちょっと引いてしまいますね。まぁ私の場合、高くても安くても関係ないのですが、ボラの低い保合い相場だけは、どうすることも出来ないので勘弁して欲しいものです。

本日の取引: A社 3勝0敗 +12,000円
持ち越し:A社 4,000株



2005年5月30日 日経平均株価11,266.33(+74.00)
日経平均は3日続伸。まずはチャート上の節目である11,200円を超えて、堅調な展開でした。今晩NY市場が休みなのも、買いが入りやすい状況を作ってましたね。

ここから指数が上がって行くには、空売りがどれだけ入ってくるかでしょう。強弱感の対立が起きず、また楽観が優勢になった時が、反落の合図と見ています。

本日の取引:日立・王子製紙など 4勝2敗 +14,000円
持ち越し:A社 4,000株



2005年5月27日 日経平均株価11,192.33(+164.39)
日経平均はNY高を受け、ハイテク株主導で大幅に続伸。ナスダックほどではないですが、ハイテク株の一部は、踏み上げ的な動きになってきました。しかし、全体を見ると、まだ処分売りが継続している銘柄もあり、まだら模様と言ったところ。

来週も個別の需給が明暗を分けそうですが、11,200円を超えてくれば、売られ過ぎた銘柄のリバウンドを狙うのも面白そうです。

本日の取引:リコー・京セラ 4勝1敗 +28,000円
持ち越し:A社 7,000株



2005年5月26日 日経平均株価11,027.94(+13.51)
日経平均は小幅に反発。ナスダックもようやく下落しましたが、相当前からこの上昇には、みんな警戒感を持っていたので、市場もほぼ織り込み済みでした。ナスダックは昨日時点でも、まだ信用の売り残は、過去最高水準にあり、大きな陰線を引くまでは、踏み上げ相場は継続中と見るべきでしょう。

ライブドアのゴタゴタから、ポイズンピルを導入する企業が増えましたね。しかし、なんでこう言う方向になるんでしょかね。買収されるのが嫌なら、上場を辞めればいいのに・・ 金のある者が会社を買うことは、純粋な商行為で、資本主義の根幹です。それを妨害するポイズンピルを安易に導入するのは、個人的にはいかがなものかと思います。

自分が割安だと思い、30万で液晶テレビを買いに行ったら、店主に実はこの商品はポイズンピルが導入されており100万円になるのです。と言われるようなものです。売るのが嫌なら、最初から商品(会社)を並べるなと言いたくなります。また、どう考えても、誰も買収などしないであろうショボイ会社まで、必死に防衛策を考えているのは、見ていて滑稽です。よほど暇なんでしょうね。

本日の取引:リコー・日立 3勝0敗 +33,000円
持ち越し:A社 7,000株



2005年5月25日 日経平均株価11,014.43(-119.22)
ナスダックは、とうとう5年半ぶりの8連騰となり、ITバブル期並みの勢いです。オシレーター指標は、先週から上限値に貼りついたまま、踏み上げ状態が続いています。しかし、この上昇を当のアメリカ人よりも、日本人の方が心配しているのですから、なんとも、せつない話です。

一方、本日の日本のマーケットは、大幅に続落。朝方、外国証券経由の注文が大幅に売り越しだったことが響いたのでしょうか? そりゃ新日鉄などの低位株をこれだけ売れば、株数ベースでは大きな売り越しになるのは当然でしょう。毎朝発表されるこの無意味な数字で、市場が振り回されているとしたら、なんとも罪な指標です。

小型株は、指数の上昇にはついて行けず、指数が下がれば一緒に下がると言う、悪循環で需給の悪さが目立ちます。松井の評価損益率の日々の動きを見ていると、個人はかなり新興市場に偏ったポジションであることが想像でき、まだ厳しい場面が続きそうです。

本日の取引:A社 3勝0敗 +14,000円
持ち越し:A社 4,000株



2005年5月24日 日経平均株価11,133.65(-25.00)
日経平均は小幅に反落。NY高を好感し、続伸して始まりましたが、11,200円を超えることが出来ないのを確認すると、次第に売りに押されました。11,200円近辺には窓と200日移動平均があり、戻り売りが出やすい水準だけに、もう少しボリュームが回復してこないことには、どうしょうもありません。

日経とナスダックを比較すると、どうしても戻りの弱さが目立ってしまいます。日本にも、もっと弱気な人が増えて、ショートがバンバン入ってくれば面白いのですが、証券界は万年強気の人ばかりで、買いばかり煽ってますから、一旦崩れるとショートが少ない分、戻りが弱く、こんな動きになるんでしょう。

本日の取引:みずほ・リコー 3勝1敗 +7,000円



2005年5月23日 日経平均株価11,158.65(+121.36)
日経平均は大幅に反発。前場はほとんど動きがありませんでしたが、後場になると先物主導でジリジリと上げ幅を拡大し、ほぼ高値圏で終了。先の下落過程で、ポジションをリバランスした外国人が、今度は先物を上げつつ、ハイテク株の売り場探しですか・・・ 相変わらず上手いですね。

ここで注意すべきは、指数の上昇と個別銘柄の動きはまったく別であると言うことです。特に新興市場は、東証一部市場の値動きが悪かったことから、多くの個人投資家が過剰な資金を振り向けた結果、異常な値段にまで上昇しています。今後、主力ハイテクが騰がるような相場になれば、資金の逆流が起こることもあるでしょう。

ようやく中国の官製デモが鎮静化したのに、小泉氏の靖国参拝発言で、雲行きが怪しくなりそうです。個人的には小泉氏が固い信念をもってやっているなら、否定も肯定もしません。ただ一つの疑問として、もしアメリカが靖国参拝の中止を求めてきても、同様な行動を取れるのだろうかと言うことです。そうなれば恐らく中止するんでしょうね。上司にはペコペコし、同僚や部下には横柄な奴、そんなふうに見えてなりません。

私などは、もっと裏を考えて、首相の靖国参拝が始まったのが、アメリカべったりだった中曽根氏からですから、アジアの分断を狙ったアメリカが、裏で煽っているんだと妄想していますが・・・

本日の取引:日立・リコー 3勝 +17,000円



2005年5月20日 日経平均株価11,037.29(-39.87)
日経平均は小幅に反落。NYの続伸を受けてプチ踏み上げ的な動きも期待しましたが、引けにかけて手仕舞い売りに押されました。まぁ今日は揉み合えただけでも上出来でしょう。

昨日、投資主体別の売買動向が発表されましたが、外国人は金額ベースでは全然と言っていいほど売っていませんでした。以前、外国人が本気で売ってきたら、この程度の下げではすまないと言いましたが、案の定ですね。昨年同様、先物売りでヘッジをしただけでした。逆に外国人が買わなくなるだけで、これだけ下がると言うもの考えものですが。

4月26日にも書きましたが、寄り前の外国証券経由の売買動向は、ある意味操作されているので、まともに参考にしない方がいいでしょう。それに株数ベースとなると更に意味がありません。新日鉄を2万株売って、キヤノンを千株買えば、株数ベースでは大幅な売り越しですが、金額ベースでは買い越しなんですから。外国人のポジションのリバランスを売り越し、売り越しと勝手に騒いでいた人達って一体なんなのでしょうね。まぁこんな話は、このHPを読んでくれている読者の皆様には釈迦に説法かもしれませんが・・ 

本日の取引:リコー・日立 3勝2敗 -2,000円



2005年5月19日 日経平均株価11,077.16(+241.75)
日経平均は大幅に上昇。なんだかんだ言っても米国市場の上昇は大きいですね。日経も久しぶりの先物主導による大きな上昇でした。最近は強く寄っても先物売りで下がってくるパターンでしたから、今日もショートを振った人が多かったのでしょう。その買戻しが先物の上げを加速させたようです。

日経平均は米国のおかげで、底割れは回避できましたが、今回も投売り一歩手前で反発してしまったので、需給は何も改善されておらず、結局、米国頼みと言った相場でしょう。

昨日ナスダックは下がると書いたら、逆になってしまいましたね。そのナスダックの急騰ですが、これは強いと言うよりか、弱気筋のショートポジションが一時的に踏み上げ状態になった為でしょう。チャート上は節目である4月の高値を抜きましたが、出来高の伴わないブレイクですから、個人的にはかなり懐疑的に見ています。しかし、かなり弱気に傾いていたので、まだ上ブレする可能性もありますね。

本日の取引:日立2勝 +28,000円



2005年5月18日 日経平均株価10,835.41(+10.02)
日経平均は小幅に反発。この10円の反発にどれ程の意味があるのか分かりませんが、取り合えず連敗脱出です。個人的にはガツンと下がって貰って、投売りが出た方が、その後の立ち直りも早いと思うのですがね。

米国の上昇にケチをつける気はありませんが、騰がっている材料を見ると? と思うものばかりです。ナスダックのオシレーターは既に過熱圏に入っており、直ぐ上には一目の雲ですから、普通なら一旦、下がる場面でしょう。逆に此処をブレイクできれば上昇トレンド復活と言うことになりますが。

ここ最近のNYと日本の差はショートポジションの違いもあるのかもしれません。NYの信用売り残は過去最高レベルで、CNBCの調査を見ていても弱気な人の方が多いですからね。対して日本は信用買い残が示す通り、強気な人がいまだ大多数を占めています。これが直近の戻りの差になっているのではないでしょうか。

今日はトレードする気がおきませんでした。

本日の取引:A社 1敗 -1,000円
持ち越し:なし



2005年5月17日 日経平均株価10,825.39(-121.83)
NY高、GDP良好、6連敗中、とあれば今日は最低でも200円高はあるかと思いましたが、まさかの7連敗。寄りが弱かったので、もしかしたらと思いましたが案の定です。後場は先物にドカ売りが出て、堅調だった主力株も裁定解消売りで値を消していきました。しかし、楽天ゴールデンイーグルスより弱いですね。

小型株の下げが、かなりきついですね。ジリジリ下がってドカンとやられると、一番投げたくなるパターンでしょう。ここでWash&Rinseをさせ、個人の投げを誘っているようです。

松井の信用評価損益率は現時点では分かりませんが、おそらく-10%を超えてきたと思います。もう一発下がれば今度は耐えられないで投げてくるでしょうね。勿論、いままで我慢してた人にはチャンス到来です。

本日の取引:リコー・A社 6勝0敗 +37,000円
持ち越し:A社2,000株