本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2005年1月31日 日経平均株価11,387.59(+67.01)
日経平均は反発。ハイテク企業の下方修正ラッシュで小安い水準で揉み合っていましたが、後場よりから先物に怒涛の買いが入り、一時は150円近く指数は上昇しました。その先物の出来高を見ると今日は7万6千枚の大商いです。しかし過去7万枚レベルの大商いをやった日の日経平均は上下どちらかに300円ぐらい動いていることを考えると上値は重かったと言えそうです。

イラクの選挙が終わりましたが、どうなんですかね。アメリカとその取り巻き国は大成功であったとプロパガンダをやり自画自賛してますが・・ 私には何がそんなに大成功だったのか意味がよく分かりません。素晴らしい大成功と盛り上げるアメリカのプロパガンダの巧さは、いつもながら感心しますが。

株式市場もイラク選挙と言う大きなイベントが一つ終わり、メリルなどは大統領選挙後のようなラリーがまた始まると煽っていますが、果たしてドジョウは2匹いるんでしょうかね。今日の先物買いはその伏線なんて考えることもできますが・・・ よく分かりません。

本日の取引:3勝 +26,000円(武田・リコー)

*明日の更新はお休みします。



2005年1月28日 日経平均株価11320.58(-20.73)
日経平均は小幅に続落。先物主導で一時下げ幅を100円以上に拡大する場面もありましたが、引け際になんらかのバスケット買いが入り大幅に下げ幅を縮小して取り引きを終えました。一目均衡表の基準線が11310円でしたから、それを意識してか最後に強引に指数を引き上げた感もあります。ただし先物はその後11280円で引けていますからこちらは基準線割れになってしまいました。

日経平均はハイテク株の比重が高いですから、此処が膠着状態になると指数の動きも鈍くなります。足元は下方修正が目立ちますが、それで極端に売り込まれる訳でもなく、案外底堅い動きです。騰落レシオで過熱感どうこう言われてますが、多くの主力ハイテク株は年初から逆に下がっています。それを嫌い周辺銘柄に買いが入りレシオは高止まり状態にあるわけですが、主力ハイテク株があく抜けしてくれば、今度はレシオが下がりながら指数は上昇する逆転現象が起きる可能性もあると思います。評論家は騰落レシオを指数に絡めて物を言いますが、個人的には意味が無いと思うのですが・・

本日の取引:3勝 +21,000円(リコー・ローム)



2005年1月27日 日経平均株価11,341.31(-35.26)
日経平均は小幅に反落。今日も狭い値幅で終了です。ハイテク株の決算を見極めるまでは動きずらいと言ったところでしょう。とんでもない下方修正を発表する会社も散見されますが、概ね順調で市場は05年下期を見に行く段階にきているのでしょう。

CSK子会社の元専務がインサイダー取引で告発されましたが、しかし彼等は儲けるどころか売り時を逃し、逆に損を出したようで、それでも告発されるとは、ちょっと面白いですね。泥棒が空き巣に入って逆に財布を落としてきたようなもので、なんとも間抜けな話です。

本日の取引:1敗 -15,000円
持ち越し:1,000株



2005年1月26日 日経平均株価11,376.57(+99.66)
日経平均はNYの自律反発を受け、ギャップアップして始まりましたが、一目均衡表の転換線11375円レベルで頭を押さえられ、終日狭いレンジで取引を終了。NYが弱い時も日経平均は基準線を死守していたので、過熱感がどうこう言われてますが、まだ指数は上に行く可能性の方が高いと思われます。ただ個別にはもう買いたくない水準にきている銘柄も多く、これらは踏み上げが終わるまでの期間限定勝負でしょう。今後は銘柄の選択がより大切になってくると思われます。

昨年後半からの日中のボラティリティーの低下は酷いものです。昨日も凪相場と書きましたが、今日の後場など先物でも±10円程度の動きしかないのですから、ちょっと異常ですね。

本日の取引:2勝1敗 +9,000円



2005年1月25日 日経平均株価11,276.91(-12.58)
日経平均は小幅に反落。ナスダックはとうとう雲割れして2000P割れまでも後僅かとなりました。東京も今日は大きく下がるのではと思いましたが、寄り前の外国証券経由の買いは意外にも大幅な買い越しで、市場に安心感を与えました。この外国証券の寄り前の売り買いは、あくまで外国証券経由の注文であり、実際、本当に外人が買ってるのか、裏で日本人が買ってるのかは分かりません。ですから個人的には、殆ど注目していませんが、株価操作には便利な道具かも知れませんね。

個別に材料の出た銘柄は大きく動いていますが、全体的には今日もベタ凪相場といった感じです。そんな中で、下方修正を発表したエルピーダがどうなるか注目していましたが、思ったより大きな下げにならず、同セクターへの波及が限定的だったのは、既にこの手の下方修正は織り込まれつつある感じなのでしょうか

中国の実質成長が9.5%だそうです。政府の引き締め策も効果なしですね。車でも船でも急には止まれません。これだけのバブルをやってソフトランディングで済むなどと言ってる人がいますが、過去の世界の歴史を見ても、そんな甘い例はありません。中国もそれなりの報いは必ず受けるはずです。個人的には、猫も杓子も中国株で浮かれていられるのは、後わずかだと思います。

本日の取引:3勝0敗 +39,000(ローム・リコー)



2005年1月24日 日経平均株価11,289.49(+51.12)
日経平均は5日振りに反発。先週のNY安を受け小安く始まりましたが、それ以上売り込む動きも無く、内需株中心に反発。ハイテクセクターに関しては、押し目も買いたいが、ソニーのプチショックの例もあり、他の主要企業の決算待ちで動きずらいと言ったところです。

日経平均は本日、基準線を割れなかったのは大きいですね。下落過程でも大きな陰線を引かなければ、個人もシコルことはないので、現在の余力度合いから次第に買いが優勢になってきます。

押し目買いと言うと何でもかんでも下がっている銘柄を買うことと、理解している人が居ますが、本来、押し目とは一目均衡表で言えば、転換線、基準線より株価が上の銘柄で、最悪でも雲までです。雲を割ってしまった銘柄は、押し目買いとは言わないでしょう。

本日の取引:4勝1敗 +26,000円(王子製紙・ローム・東京瓦斯など)
持ち越し:無し



2005年1月20日 日経平均株価11,284.77(-120.57)
NY安を受け日経平均は大幅に続落。Globexが終日10P以上下がっていたのも、市場心理を冷やしました。しかし、個別でみると急落している銘柄は少なく、薄く万遍なく売られたという感じです。

最近は騰落レシオで日経平均の過熱感を言う人が多いですが、何を根拠に言っているのかさっぱり分かりません。225銘柄が上昇すれば、当然日経平均は上昇し、周辺銘柄にも好影響が波及します。ここで初めて騰落レシオが上昇してくることになります。下がる時は逆の理屈です。ですから先物主導で上下する指数に対して騰落レシオは遅行する性質があるわけで、これを日経平均と絡めて騰落レシオが130だから日経平均は下がると解説するのは、少し変ではないでしょうか。

*明日の更新はお休みします。

本日の取引:2勝 +15,000円(東京瓦斯)
持ち越し:4,000株



2005年1月19日 日経平均株価11,405.34(-17.92)
NYが珍しく続伸して、CMEは11,535円となれば、かなりギャップアップして始まるものと思っていましたが、意外にもすんなり寄ってしまい、その後、現物指数は11500円台を回復するどころか、ジリ貧となり昨日同様、ほぼ本日の安値圏で取引を終了。

しかし、昨年からNYが調整になると東京が上げ、NYが強くなると東京が調整し、まるで双方が申し合わせて下げを緩和しているように感じます。意外に進まない円高や株価の不自然な動きは、今の日米の蜜月関係を考えれば、分からなくはありませんが・・・

本日の取引:2勝 +16,000円(東京瓦斯・王子製紙)
持ち越し:なし



2005年1月18日 日経平均株価11,423.26(-63.84)
日経平均は反落。11500円を回復して始まりましたが、買いは続かず指数はほぼ安値引けとなりました。11500円を挟んでの滞留時間があまりに長いと、下に放れれば強力なレジスタンスとなり、上に放れればサポートラインになるとこから、この攻防の行方は重要です。

気がかりな材料としては為替と原油価格ですが、株式市場にとっては原油価格の方が影響力が大きいでしょう。50ドルを超えてしまうと、先の史上最高値を目指す波動に入る可能性は高いと思います。原油価格の動向は要注意でしょう。

液晶テレビの販売価格が急落しているそうで、1インチ1万円を切ったとか。まぁでも家電製品と言うのは、一昔前と比べると随分安くなったものです。昔はテレビでもビデオデッキでも給料1ヶ月分は当たり前でしたが、今は安いものなら一杯飲みに行く程度の値段で買えてしまいます。その分、メーカーも基板や部品などでコストダウンをしてますから、製品寿命は相対的に短くなってきているように感じます。こう考えると家電量販店が一番恩恵をうけているのかな?

本日の取引:2勝2敗 -11,000(王子製紙・住友山・メルシャンなど)
持ち越し:なし




2005年1月17日 日経平均株価11,487.10(+48.71)
日経平均は続伸。終値で11,500円を回復出来なかったのは感心できませんが、それでも、出来高、売買代金とも活況で、雰囲気は悪くありません。

トレンドと、ひと言で言っても長期のトレンド、短期のトレンド、1日のトレンドと、いろいろ有ります。1日のトレンドと言うのを個別銘柄で見ていると、最近、高値引けか安値引けになる銘柄が多いように感じます。これは多分、日計り商いをする人が増えてきたのが、原因とまでは言いませんが、遠因にはなっていると思います。

ザラバでトレンドが上下どちらかにブレイクされた場合、含み損を抱えた投資家が最後まで頑張り反対売買に動くので、高値引け、安値引けになるのでしょう。これは中期で見た場合も同じで、今は活況ですが年内受け渡し最終売買日まで、節税売りが続いた去年の新興市場も同じ理屈です。トレンドと言うのは損をしている投資家の行動で加速されます。これを利用するのも、利用されてしまうのも個々の投資家の力量なんでしょう。

本日の取引:1勝 +14,000円(日立)
持ち越し:2銘柄 1万株



2005年1月14日 日経平均株価11,438.39(+80.17)
日経平均は反発。NY安を受け、小安く始まりましたが、先物主導で徐々に下値を切り上げ、2時の機械受注で一気に上げ幅を拡大しました。

しかし毎度のことながら、場中に発表になる機械受注で先物が乱高下するのは見ていて笑っちゃいますね。元々振れの大きい指標で、はっきり言って、あまり使い道のない指標なんですが、それでも瞬間的に先物に与えるインパクトは大きいので、困ったもんです。

ネット証券を使っていると、誰でも一度や二度はシステムトラブルで、売買できない状態を経験したことがあると思います。私もロスカットが出来ず大きくやられたことがあります。しかし、これは全くの自己責任だと思います。故障しないシステムなど存在しないわけですから、予め数社に信用口座を開いて資金を分散させておくのは当たり前ですし、この他にもプロバイダーのシステムトラブル、自分のパソコンのクラッシュなどもありますから、それらの複数手配も必要です。システムトラブルで損しても誰も助けてはくれないのですから。

本日の取引:4勝1敗 +39,000(芦森、日立、メルシャンなど)
持ち越し:1銘柄 6,000株



2005年1月13日 日経平均株価11,358.22(-95.17)
日経平均は続落。昨夜のNY高は、ほぼ織り込み済みだったことから、1ドル=102円台半ばまで進んだ円高の方を嫌ったようです。11500円のコールの踏み上げは起こらずちょっと残念でしたが、年末から一本調子で上げてきた相場ですから、一目均衡表の基準線ぐらいまでの調整は、むしろ歓迎と言ったところでしょう。

今年の市場テーマはいろいろ言われていますが、個人的にはエネルギー、M&A、高配当銘柄、ちょっと捻ったところでは防災関連なんて注目してます。

本日の取引:1勝 +10,000円(東電)
持ち越し:3銘柄 12,000株 



2005年1月12日 日経平均株価11,453.39(-86.60)
日経平均は反落。昨夜のナスダックは、ほぼ全面安でしたが、引け後に発表になったインテルの決算が良かったことから、Globexは高く下げた分は相殺で日本市場に引き継がれました。

前場は前日終値を挟んで狭いレンジで動いていましたが、後場になると急に先物に大口の売りが大量に出て、下げ幅が拡大しました。3000枚とか1500枚とか急に売り板が増えだしたので、何か事件でもあったのかと思いましたが、なんでも大証でシステムトラブルがあったそうで、その影響でイレギュラーな動きに成ったみたいです。しかし、これで買いが引っ込んでしまい、後は惰性で大引けになったと言う感じです。

本日の取引:4勝2敗1分け(東電、王子製紙、芦森など) +10,000円

今日は誤発注を2回もやってしまい、そのリカバリーで利益が大幅に減ってしまいました。



2005年1月11日 日経平均株価11,539.99(+106.75)
日経平均は大幅に続伸。連休中NYは小動きでしたが、ナスダックが昨日、下げ止まったのが好感されたのでしょうか? 予想以上に強い寄り付きとなり、その後も堅調に推移しました。午後は先物が踏み上げっぽい動きになり、11600円まであと10円と迫る場面もあり終日、買いが優勢でした。

騰落レシオは過熱を示す130まであと僅かとなり、全体的なカサ上げ相場は、そろそろ終息に向かうと見るべきなんですが、NY次第では踏み上げ相場に成り12,000円に大量にあるコールオプションの売りが狙われるなんて可能性もゼロではないと思います。

本日の取引:4勝1敗 +23,000円 (日立ハイテク、芦森など)



2005年1月7日 日経平均株価11,433.24(-59.02)
日経平均は小幅に反落。米雇用統計、3連休前とあって、動意に乏しい展開でした。買いが入りずらい今日などは、先物で売り崩すには絶好の日でしたが、それでも小幅安にしかならない辺りは、まだ買いの勢力が優勢であると言うことでしょう。

NYダウは、まだ上昇トレンドは維持していますが、ナスダックに関しては全ての指標が陰転してしまいました。ナスダックは50日移動平均に、ほぼ達していることからテクニカルリバウンドが入るタイミングですが、ここで大きく戻せなければ、調整は長引きそうです。

本日の取引:オーバーナイトした2銘柄を処分。2勝0敗 +19,000円
持ち越し:0



2005年1月6日 日経平均株価11,492.26(+54.74)
日経平均は連日のNY安を受け、安く始まりましたが、直ぐに先物主導で切り返し高値引けとなりました。オプションSQをどうしても11500円以上にしたいようですね。

2部、新興は喉もと過ぎればなんとやらで、ちょと首を捻りたくなるような銘柄まで急伸してきているのを見ると、早くも行き過ぎ感が出てきたように感じます。需給で押せる内はそれでも良いのですが、このピッチではシコルのも早そうです。

過去36年間、大発会が高かった年は、年間の陽線確率が72.2%と高いそうですが、その後2日間を追加すると以下のようになるそうです。そうすると今年は5勝0敗のパターンとなり、縁起は良いみたいですね。
年初3日間 回数 年間騰落
○○○ 13回 11勝2敗
○○● 8回 5勝3敗
○●○ 5回 5勝0敗
○●● 10回 5勝5敗

本日の取引:2勝1分け +14,000(芦森・王子製紙)
持ち越し:8千株




2005年1月5日 日経平均株価11,437.52(-80.23)
日経平均はNY安を受け反落。ナスダックは昨日の下げで12月の上昇を帳消しにしてしまいましたが、日本は地合いがよいですね。2部、新興は快調に値を上げていますし、1部も少し押すと買い遅れた投資家の買いが直ぐに入ってきます。買い遅れた人が、ポジションを持つまでは、NYが下がっても案外底堅いのかも知れません。

今日からライブドアの激安プレミアムトレードパスを一部の取引に使い始めました。どうせ安かろう悪かろうのイメージを持っていましたが、なかなかどうして、いつも使っている証券会社よりレスポンスも良かったように感じます。信用取引は対象外ですが、このレスポンスが保てるなら、金額を5倍にしても良いので期間限定ではなく、選択肢として残して欲しいですね。

本日の取引:3勝2分け +16,000円(住友山・芦森など)



2005年1月4日 日経平均株価11,517.75(+28.99)
日経平均はNY安を受け、小安く始まりましたが、その後は押し目買いに支えられ、小幅に続伸。まずまず無難な大発会となりました。

今年は年初安、年末高を予想する評論家が多いようですが、私はあの弱気なドイツの武者さんと殆ど同じ考えで、年初高の年央安のイメージを持っています。まぁこの手の予想など、はっきり言ってどうでもよいことで、騰がるか下がるか二分の一の世界なのですから、1年中買い買い叫んでる証券マンも、その逆も、ずっと同じ事を言ってれば自動的に半分は当たることになります。こう言う毎年同じ事しか言わない連中には個人的には嫌悪感を持っています。ある意味頭の良い連中なんでしょうが、真面目に相場を考えているとは思えません。

大事なのは当たり外れより、自分の頭で真剣に考えることなんだと思います。そう言う地道な積み重ねが相場に対する感性を高めてくれるでしょう。

本日の取引:1勝 帝国石油 +5,000



2005年1月2日 日経平均株価

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします

去年一番感じたことは、ネット投資家の台頭ですね。私がインターネットで株を売買するようになったのは98年からですが、そのころはまだネットは少数派で松井証券に口座を作るとき、現口座数を問い合わせたら、たしか2千口座とか言ってましたから、ここ数年で何十、何百倍にも増えたことになります。ネット投資は最初はパソコンに詳しい若者が中心でしたが、今はパソコンの操作性も良くなり、二の足を踏んでいた老齢富裕層もパソコンを勉強してかなり参入してきているように感じます。手数料と機動性は対面営業とは比べ物にはなりませんから、当然の流れでしょう。しかし、注意しなければならないのは、資金の流れが途轍もなく速くなったことです。億単位の投資資金を持つ老齢富裕層がネットを使い新興や小型株で暴れれば、とんでもない値動きになります。本来、市場の流動性が上がるのは良いことなんですが、同時に今までにないリスク管理も必要です。

市場全体の流れとしては、世界の投機マネーが今年はどの市場をターゲットにしているかを考える必要があると思います。去年は原油WTIが50ドルを超えるなど、商品に流れ、商品が調整に入ると、今度は株と為替に動きが出ました。結局、投機マネーも有限なものですから、ヘッジファンドもトレンドが出た市場をフォローして行く方が、グローバルマクロより効率が良いのでしょう。

私の感覚としては、アメリカはバブル、中国は過熱し過ぎ、日本は割安と言うイメージを持っています。アメリカは株もバブルですが、不動産はもっとバブルでしょう。もっともバブルではないと言う人も多いですが、頭金ゼロで金を貸付てその債券をファニーメイに売って、廻してゆくなどと言う住宅ローンビジネスは私に言わせれば、国家的詐欺プロジェクトであり、いつ破綻してもおかしくありません。アメリカは日本を見てきてますから、不動産バブルを直接潰すようなことはしない(出来ない)と思いますが、どうなるのか見ものです。

日本市場のリスク要因としては、短期的には北朝鮮の暴発であり、中長期的には年金問題、人口減少などがあげられます。北朝鮮がどのような行動に出るかは、理屈の通らない国ですから、誰にも分かりませんが、年金、人口減の問題は確実に起こることで、そう言う面で見れば、不良債権が片付いたとしても日本は長期投資には向かない国であり、対してアメリカはバブルの調整があったとしても長期投資には良い国だと考えることも出来ます。

今日は普段書かないマクロ的な視点で書きましたが、ここ数年、世界は過剰流動性状態であることは間違いなく、ファンダを無視して株も意外なほど騰がる可能性もあると思います。リスク管理と言う面では既に15年前からやってますが、今後も株で儲けた半分はGOLDに換えて行きたいと思います。

なんか纏まりの無いことを長々書いてしまいましたが、お互い今年も頑張りましょうね。