本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2004年10月06日 日経平均株価11,385.38(+103.55)
日経平均は5日続伸。若干弱く寄り付きましたが、その後は先物主導で押し目も作らず11400円台まで一気に駆け上りました。どうも日米とも踏み上げ相場になってきました。特にアメリカは売り残が多くこれらがスクイーズされる展開になるのか見ものです。週末の米雇用統計で流れが変わるか、加速されるのか注目です。

日本も今日でテクニカルポイントは全てクリアーして、三角持合を上放れようとしています。納得いかなくても買わなきゃしょうがないと言った感じです。まぁ私の都合で相場は動いてくれないので上に行くなら素直について行くしかないでしょう。

本日の取引:日立化成1650円×1,000株買い→1650円×1,000株売り±0、帝国石油620円×3,000株買い→623円×3,000株売り+9,000円、住友倉庫447円×5,000株買い→451円×5,000株売り+20,000円




2004年10月05日 日経平均株価11,281.83(+2.20)
日経平均は小幅に続伸。昨日までの急騰による利益確定売りをこなしながら、そこそこ堅調でした。出来高も売買代金もまあまあと言ったところでしょう。ナスダックが強かった割にはハイテクがいま一つ伸びきれないのは、日本の方がショートが少なく買い残が多いという需給の差でしょう。日経もチャートからは強気になってよい場面でしょうが、どうも市場のバランスが悪いのが気になります。

それにしても今日は動きがありませんでした。先物は1日通しての値幅が僅か60円、まぁ実際に動いてたのは上下20円ぐらいなもので、デイトレ泣かせの1日でした。

本日の取引:味の素1248円×3,000株買い→1250円×3,000株売り+6,000円、クボタ525円×5,000株買い→527円×5,000株売り-5,000円、味の素1241円×2,000株買い→1243円×2,000株売り+4,000株



2004年10月04日 日経平均株価11,279.63(+294.46)
日経平均はNY高を好感し大幅に続伸。僅か3日間で9日間の下落を取り戻してしまいました。このままの出来高を維持できれば、信用残の整理が下落でなく上昇で整理がつくと言う思っても見なかった展開になり、期日到来でシコリ玉を抱えて投げ売り寸前だった人には願ったり叶ったりの展開になりつつあります。

11,300円台はかなりの戻り売りが予想されますが、今日の出来高を維持できれば、こなせてしまうかも知れませんね。個人的にはまだそれほど強気になる場面ではないと思いますが、とにかく明日以降の出来高、売買代金を注目したいですね。

本日の取引:日立化成1603円×500株買い→1640円×500株売り+18,500円、住友倉庫445円×5,000株買い→448円×5,000株売り+15,000円、味の素1256円×2,000株買い→1252円×2,000株売り-8,000円、味の素1252円×2,000株買い→1255円×2,000株売り+6,000円



2004年10月01日 日経平均株価10,985.17(+161.60)
日経平均は昨日の流れを引き継ぎ大幅に続伸。数日前と何が変わったかと言うと、まぁ特に何も変わってない訳で、市場のセンチメントが多少良くなったというだけのことでしょう。来週から4-5月高値の信用期日、年末へ向けてのIPOラッシュと懸念材料には事かきません。買いが薄くなると先物主導でストンと落ちるような場面も想定しておくべきでしょう。

NYは大手製薬会社のメルクがリコールを発表して26.78%も暴落。これだけでNYダウは89ドル分の押し下げ要因となりました。日本で言えば武田薬品が1日で1300円下がるようなものですね。薬品株はよくディフェンシブ銘柄と言われますが、私は潜在的リスクはハイテクより高いと思います。新薬の開発には莫大な金と時間がかかり、10開発して1つ市場に出れば良い世界ですしね。それでもその1つが当たれば、三共の高脂血症治療薬メバロチンのように会社を一変させてしまう力もあります。しかし今回のようなリコールなんて事態になれば、会社に与える打撃は相当なものでしょう。

本日の取引:日立化成1590円×1,500株買い→1600円×1,500株売り+15,000円、日立化成1596円×1,000株買い→1601円×1,000株売り+5,000円、日立化成1604円×1,000株買い→1607円×1,000株売り+3,000円、A社500株買い



2004年9月30日 日経平均株価10,823.57(+37.47)
原油安、NY高を受け日経平均の連敗もようやく止まりました。尚、日経平均は例の銘柄入れ替えの影響で引けにかけ急落しましたが、15:10分までやってる先物は10890円の100円高で引けており、こちらの数字の方が今日の数字としては正しいでしょう。私は除外銘柄の方を見ていたのですが、メルシャンなど安くなるどころか最後は踏み上げになってしまって、予定が狂ってしまいました。いずれにしろ、このような迷惑な入れ替えは止めて欲しいですね。採用と除外の価格差が大きい場合は1銘柄にするとか普通は考えませんかね。そのうち日経平均なんて先物をやってる人しか見ない指標になるのでしょうが・・

今月の成績は大きなロスカットこそ無かったものの、儲けもショボイものでした。リスクを取らなければ儲けも少ないと言う事ですね。まぁその辺のバランスが一番難しいですがね。

本日の取引:住友商事816円×3,000株買い→820円×3,000株売り+12,000円、住友商事820円×4,000株買い→822円×4,000株売り+8,000円



2004年9月29日 日経平均株価10,786.10(-29.47)
NY高を受け多くの銘柄がギャップアップして始まりましたが、まぁ今の地合いでそのまま上に行くとも思えず暫く見ていましたら、案の定ジリ貧となり9連敗。NYみたいにショートが多ければ、大きな反発も期待できるのでしょうが、日本の場合は信用買い残が減ってきているとは言え、いまだ高水準には変わりなく、このまま反発したとしても上値は重いでしょうね。昨日までの後場の下げ渋りもしょせんショートカバーによるものですから、日経が何連敗しようが、個別に需給の悪い銘柄の買いは慎重にしたいものです。

よく原油が上昇すると、実体経済と乖離している。投機マネーの仕業だなんて騒いでいる人がいますが、私に言わせれば、だからなんだと言う感じですね。それを言うなら全世界の為替市場で1日に動いている金は幾らだ言うんです。ソロスは2000兆円、ある機関は600兆円などと言ってますが、とにかく莫大な金額です。実際の物やサービスの対価として動く金は3兆円ぐらいと言われてますから、まぁ殆どが投機マネーであることは間違いありません。(古い資料なんで間違っているかも知れませんが)まぁ良いか悪いかは別として、投機マネーが世の中を動かしていることには変わりないのです。

原油高は最近の為替市場のボラティリティーが低いのが原因だと言ってる人がいましたが、案外、的を射た発言だと思いましたね。ヘッジファンドも為替のボラティリティーが高まれば、本来、自分達のホームグラウンドである為替に帰るかもしれません?でも流石に私もこんな世の中、異常だとは思いますよ。

本日の取引:メルシャン234円×7,000株→236円×7,000株+14,000円



2004年9月28日 日経平均株価10,815.57(-43.75)
日経平均は今日でとうとう8連敗となりました。そうは言っても指数の値幅はたいしたことありませんし、1部市場には流石に気味が悪いのか買戻しもせっせと入っているようで、案外底堅い動きに見えました。新興に関しては人気が離散すれば悲惨な下げになるのは毎度のことで、特にコメントすることもありません。トレードの方は今日は回数が使える日だったので小銭ばかり稼いでいました。

最近デイトレードが話題に成っているみたいですね。テレビで300万を何億円にしたとか、デイトレで何千万儲けたとかいう本が話題になっていますが、これを見てデイトレは誰でも儲かるんだみたいな発想は非常に危険ですね。成功者の裏にはその何十倍、何百倍の敗者がいることを忘れてはいけません。何処かのど素人みたいにデイトレードが危険だと言っているのではありません。私は自分でもやっているので、デイトレードはポジションを持つトレードよりリスクは少ないと自信を持って言えます。ただしそれは一定のルールのもとに行動している場合の話です。結局、デイトレードと言うのはポジショントレードよりメンタル面の影響を受けやすく、それをどう制御できるかがテクニックなんかより遥かに重要なんですよ。時間軸を短くすればそれに伴い良いことも悪いこともすべて凝縮され強化されてしまいますからね。こんなこと書いても分からない人には分からないんだろうなぁ 5万円ぐらいの価値のあることを書いたつもりですけど・・・

本日の取引:三菱商事(持ち越し分)1178円×700株買い→1173円×700株売り-3,500円、三菱商事1170円×2,000株買い→1173円×2,000株売り+6,000円、三菱商事1171円×2,000株買い→1175円×2,000株売り+8,000円、三菱商事1171円×2,000株買い→1174円×2,000株売り+6,000円、三井物産901円×2,000株買い→903円×2,000株売り+4,000円、三井物産901円×2,000株買い→903円×2,000株売り+4,000円、三井物産904円×2,000株買い→905円×2,000株売り+2,000円、三井物産903円×2,000株買い→905円×2,000株売り+4,000円




2004年9月27日 日経平均株価10,859.32(-35.84)
日経平均は7日続落だが、配当落ち分が38円あるので実質はほぼ横ばい。本日のマーケットは買いも少なかったが、売りもさほど出ず終日方向感なく彷徨っていたと言う感じ。今日はタイミングが合わず殆ど何も出来ずに終わってしまった。

最近思うのですが、何故そんなに株が騰がらなければいけないんでしょうね。株をやってる人間にあるまじき発言かも知れませんが、日経平均が3万円台の頃は、もし2万5千円を切れば日本経済は崩壊すると言われてましたが大丈夫でした。そして2万5千円→2万円→1万5千→1万円と節目を切る度に同様の危機を言われましたが、いまだ世界一の債権国として日本は存在している訳です。私の考えとしては日本は今後人口の減ってゆく国ですから移民を受け入れるならともかく、論理的に考えて日経の2万、3万などと言うのはバブルだと思うのです。今後再びバブルが起き2万、3万になる可能性もあるかも知れませんが、現在の1万2千円ぐらいが分相応な位置なのかなと思えるのです。そう言うことからも昔のように株をただストックしてれば儲かる時代ではないと言うのが私の意見です。

本日の取引:日立化成1509円×1,000株買い→1519円×1,000株売り+10,000円、A社700株買い



2004年9月24日 日経平均株価10,895.16(-124.25)
NYはナスダックは踏ん張っていたものの、ダウが2日で200Pを超える下げになり、今日の東京市場も大幅にギャップダウンして始まる軟調な展開となりました。それでも今日は権利落ち最終売買日でしたので、徐々に配当狙いや空売りの買戻し等も入りジリ高になって行くのかなと、考えていましたが、後場になってもその気配がないので、ちょと焦りました。最後にやっとショートカバーが入りましたが、サポートと見ていた基準線もとうとう割れてしました。日経平均の入れ替えによる売りを考慮してもこの需給の悪さはどうしょうもありません。10月初めには電源開発の大型上場もありますし心配ですね。今晩NYが崩れると月曜日は更に酷いことになりそうなので、配当取りのオーバーナイトはする気になれませんでした。

オシレーター系のテクニカル指標は初心者はあまり使わない方が良いと以前書きましたが、まだ勘違いされてる人がいるみたいなので再度書きます。上昇トレンドにある株が押しでRSI(ストキャスでもなんでもよいが)20をつけたのと、既に下降トレンドの株が一時的にリバウンドしてその後、再び下落に転じRSI20をつけたのでは、同じ20でも意味(危険度)が違うことを認識して下さい。全て理解した上でなら、どの指標をどう使おうが問題ありませんが、中途半端な知識でテクニカルを振り回すと怪我をすることになります。そしてテクニカルなんて当たらないじゃないか~ いい加減なもんだなどと言うようになるのです。

本日の取引:東京電力2465円×1,000株買い→2475円×1,000株売り+10,000円、東京瓦斯396円×10,000株買い→397円×10,000株売り+10,000円、NTT438,000円×10株買い→439,000円×10株売り+10,000円、味の素1,227円×3,000株買い→1,226円×3,000株売り-3,000円、味の素1,222円×3,000株買い→1,226円×3,000株売り+12,000円



2004年9月22日 日経平均株価11,019.41(-61.46)
米国の利上げは予定通りで、注目のグリーンスパンの声明文も相変わらずの能天気な内容でこれも予定通り? でした。NYは高く戻ってきましたが、日経が高かったのは朝の僅かな時間だけでした。その後はジリ貧で引けにかけては、投信の押し目買いでも入ったんでしょうか若干戻して終わってますが、まぁいずれにしろ値幅はたいしたことありませんが、この5日続落はいただけません。今日でパラボリックは陰転しましたが、取り合えず今回も基準線がサポートラインとなりました。しかしチャート的には11300円で小さなダブルトップを形成しているだけに、ちょと嫌な感じですね。

投資に対する考え方は年々変わって行くものですね。私の場合、株を始めた当初はファンダメンタル重視で会社の業績変動ばかりを追いかけていました。しかしファンダメンタルでは主観が入りすぎ結果としてリスク管理ができないので、テクニカル重視に変わりました。しかし、テクニカルにも限界があり、これを100%信奉している訳ではありません。

私の場合、決った型と言うか自分の投資法なんてありません。と言うか作る気もありません。順張り・逆張り・ナンピンもやってますね。でも最低限やってはいけない資金管理面でのルールは作ってますよ。それだけです。結局、自分がAと言う投資法を見つけたとしても、それが不変的に毎回マーケットで通用することなどないのですら、最初から無駄なことはやらないと言う訳です。マーケットは言われるほど効率的には出来ていないので、そこに方程式を立てたとしても意味はあまり無いと思うのです。かと言って株価の動きはランダムウォークだとも思っていません。個人的にはこのランダムウォーク理論と言うのは実にくだらない理論だと思いますね。本も持っていましたが、あまりにくだらないので捨ててしまいましたよ。じゃ何を信奉しているのかと問われれば、やはりソロスの再帰性理論が感覚的には一番正しいように思っています。勿論、再帰性を理解していると言う事ではなく、感覚的にと言う意味です。

本日の取引:東京電力2465円×2,000株買い→2480円×2,000株売り+30,000円、味の素1231円×3,000株買い→1236円×3,000株売り+15,000円、味の素1235円×3,000株買い→1238円×3,000株売り+9,000円



2004年9月21日 日経平均株価11,080.87(-1.62)
日経平均は小幅ですが4日続落となりました。朝方は連休前にヘッジした買戻し等も入り堅調でしたが、今晩のFOMCを前に上を買ってゆく動きにはならず、後場はこのところお決まりの狭い値幅での取引となりました。

為替も株式もレンジでの取引が続いていますが、このような後は必ずどちらかに大きく方向性が出るものです。買いでも売りでも動かない時ほど個人はオーバーポジションになりがちなので、注意したいところです。

本日の取引:武田薬品4,920円×500株買い→4,950円×500株売り+15,000円、コスモ石油316円×5,000株買い→318円×5,000株売り+10,000円、メルシャン237円×5,000株買い→238円×5,000株売り+5,000円、A社2,000株買い



2004年9月17日 日経平均株価11,082.49(-56.87)
NYは反発して戻ってきましたが、日経平均は連休を前にして積極的な売買は手控えられ、軟調に推移しました。朝方発表のBBレシオは市場予想より悪い数字でしたが、半導体のピークアウトは既に織り込み済みと言うことなのでしょうか、特に材料視されませんでした。昨日からよく分からない動きがあります。昨日の外国人の大量売りもそうですが、今日の前場寄り前に出た225銘柄への大口のクロスはいったいなんでしょうね。昨日の後場寄り前も一瞬出て、その時は数分で取り消されましたが、今日はしっかり執行されました。なんでわざわざ市場を通してクロスをやったんでしょうね? どうでもいいことなんでしょうが、ちょっと気になりました。

今日は売買するつもりは無かったんですが、後場からちょっかいを出してしまいました。膠着感が強くやるだけ無駄でした・・・

あまり書くこともないので、今日は投資の時間軸について書かせて頂きます。デイトレードは投資でなく丁半博打だとデイトレーダーを馬鹿にしているサイトもありますが、まぁ他人がデイトレードを批判しようが推奨しようが別に気にもなりませんが、でも自称プロと言う人があまり偏ったことを書いてると、あげ足を取りたくなります。私は以前にも書きましたが、投資(投機)において時間軸は関係ないと考えています。

例えば時間軸を消した分足・日足・週足チャートがあったとします。どれが分足でどれが日足か分かりますか? 私には分かりませんね。結局、チャートと言うのは時間軸をどうしようが、上値・下値の抵抗ライン・ボックスがあり、それを判断材料としてトレードを仕掛けることに変わりないんですよね。他のテクニカル分析も同じ理屈です。では、ファンダメンタルではどうかと言うと、インサイダーでもない限り自分の持ているポジションに有利なニュースが出るか不利なニュースが出るかは、これも時間軸に関係なく分かりません。ですから短期投資だけ丁半博打だと言う人はそれだけでもうレベル以下の人だなと私は思うわけです。本当に投資を理解している人は時間軸で優劣をつけたりしないものです。設定した時間軸に自分が向くか向かないかの話でしょう。

本日の取引:日立628円×5,000株→680円×5,000株売り-10,000円、NTT437,000円×6株買い→440,000×6株売り+18,000円、A社500株買い




2004年9月16日 日経平均株価11,139.36(-19.22)
NYの下げを受けて始まった今日の市場は、寄り前の外資系経由の売買注文も2000万株を超える大量の売り越しとあって軟調にスタートしました。しかし昨日かなり織り込んでいたこともあり下げ幅は限定的でした。一部年金とみられるインデックス買いが入ったとも噂されていました。明日は今晩NYがどうなろうが17日の朝発表のBBレシオ次第でしょうから、引けにかけては膠着感が強くなりました。

どうも最近やる気がでません。売買もママゴト遊びのようになってます。来週は3日しか立会いがありませんし、少し休もうかしら・・・

本日の取引:味の素1220円×3,000株買い→1224円×3,000株売り+12,000円、味の素1228円×3,000株買い→1230円×3,000株売り+6,000円、



2004年9月15日 日経平均株価11,158.58(-137.00)
日経平均は大幅に反落。一筋縄ではいかない相場ですね。アメリカの方が先に崩れると思っていましたが日経の方が先になってしまいました。今日の下げはGlobex安から今晩のNYの下げを幾分先取りした感もありますが、日々風向きが変わる現在の相場を説明することは不可能です。いずれにしろ日経平均は一目の基準線が現状下値レジスタンスとして機能していますので、ここを割るまでは逆張り投資が有効と見ています。

本日の取引:なし



2004年9月14日 日経平均株価11,295.58(+42.47)
日経平均は続伸。ハイテク株中心に堅調でしたが、先物の1日の値幅が僅か上下80円であるようにトレンドのでない日でした。それにしても低位株は日替わりでいろんな銘柄が出てきますね。大儲けしている人もいるんでしょうが、この動きですから怪我人も大勢いるでしょうね。私も昔は仕手株ばかりやってた時期がありましたが、この手の株は一時的に儲けても続けてやっていると結局、全部吐き出しちゃうんですよね。それと最近のは仕手と言うか、ディーラーがちょっと仕掛け、値動きが軽そうだと見ると個人のネット資金がどっと入って来て急騰ですから仕手株と言ってよいのかどうか・・・

SQ後の日経平均はちょっと弱めに考えてましたが、SQ前の上げが不完全だったので、もうちょっと上に行きそうな感じですね。個人が全員一致で買い始めるまで上げてくる可能性も考えておいた方が良いかもしれません。個人にパンパンになるまで買わせてから機関は売りをぶつけてくるんでしょう。そうすれば溜まっている信用残が一番早く片付きます。

本日の取引:味の素1218円×2,000株買い→1220円×2,000株売り+4,000円、帝国石油590円×4,000株買い→592円×4,000株売り+8,000円、A社3,000株買い



2004年9月13日 日経平均株価11,253.11(+169.88)
連日のナスダック高を受け、日経平均も値がさハイテク株を中心に買われ反発しました。金曜日に陰転したハイテク株も今日1日で切り返すなど、目先は明るさが見えてきました。しかしナスダックは1900Pまでは比較的戻り易い位置でしたが、ここから上は徐々に重くなってくると思うので、注意意が必要でしょう。

今日はアメリカについての個人的な所見を述べてみたいと思います。ブッシュ大統領は先の米NBCテレビとのインタビューで、テロとの戦いで「完全に勝利するのは無理かもしれない」と発言しました。その後で慌てて発言を撤回しましたが、まぁこれが本音でしょうね。私はイラク戦争が始まる前から、テロを軍事力を持って押さえ込めるはずは無いと、繰り返し言ってきましたが、そのことにやっと気づいたとしたら、やはりブッシュはムーアが言うように、阿呆なのかも知れません。まぁそれに追随するだけの日本の総理もおなじですが・・・ 米国がイラク戦争に入る際、エジプトのムバラク大統領は「100人のビンラディンを生む」と警告しましたが、100人どころかもっと多くのビンラディンを生む土壌をアメリカが作ったことだけは、確かなことでしょう。テロとの本当の戦いは寧ろこれからが本番なのではないでしょうか。

私がアメリカ経済に弱気なのも繰り返し述べてきましたが、その一つに戦争に使う金と言うのは結局、一部の軍需産業しか潤わない死に金なんですよね。本来その金があれば、社会インフラや新テクノロジーと言った将来の発展に繋がるものが、全てブッシュの言う現状の安全? を維持するだけで使われてしまっていると言うことです。またその現状を維持するため、アメリカは大規模な減税と、低金利政策を続けた訳ですが、本来、戦争というのは常にインフレを呼ぶもので、その兆候が現在いたるところで出てきました。それで最近ちょっとボケてきたグリーンスパンは慌てて利上げに入っているんでしょう。既に遅すぎたように私は思いますがね。

まぁ、結局テロとの戦いがエンドレスなものであることを考えると、アメリカと言う国は今後、限りなく疲弊していくんじゃないでしょうか。そう言う意味では日本と言う国もいろいろ問題がありますが、消去法的に外国人の資金の逃げ場になって行くのは確かなことです。ただし日本は2007年をピークに人口減少に向かう国ですから、長期投資に向く国では無いことも外国人は知っています。

本日の取引:味の素1223円×3,000株買い→1225円×3,000株売り+6,000円、味の素1222円×3,000株買い→1225円×3,000株売り+9,000円、王子製紙648円×5,000株買い→650円×5,000株売り+10,000円



2004年9月10日 日経平均株価11,083.23(-87.73)
日経平均は3日続落。誰もが上方修正を疑わなかった4―6月期のGDP改定値が実質年率換算で前期比1.3%増と下方修正され失望売りを誘いました。しかし昨晩ナスダックがハイテク中心に高かったことから下げ幅は緩和され、もしこれがなければザラバ300円は下げていたのではなかろうか。引けはほぼ本日の高値圏で終わってますが、これは押し目が入ったと言うよりか先物の買戻しが中心で、それ程評価できるものではないと思います。しかしなぜ9.11をまたぐ週末に買戻しが優勢になったのかは不明です。大体今日のような日は安値引けになるはずなんですが・・・ もしかして、そう思い込んだ人達が先回りして売り過ぎたのかも知れませんね。

SQに関しては若干売り越しだったようですが、終わってみれば11000円と実につまらない結果でした。来週は主力の戻りが弱ければ、またボロ株中心のマーケットになるんでしょうかね。

本日の取引:味の素1217円×2,000株買い→1222円×2,000株売り+10,000円、メルシャン249円×5,000株買い→248円×5,000株売り-5,000円、味の素1212円×3,000株買い→1212円×3,000株売り±0円、味の素1208円×3,000株買い→1212円×3,000株売り+12,000円、



2004年9月9日 日経平均株価11,170.96(-108.23)
日経平均は続落。2時までは堅調に推移してましたが、機械受注が2桁のマイナス幅との報道がネガティブ・サプライズとなり、先物が売られ一気に下げを拡大しました。毎回言ってますが、私は機械受注など先物を動かす材料程度のもので、指標としては殆ど価値の無いものと考えています。こんなもので一喜一憂するのは実にくだらない話です。今日の下げは先物が主導したとは言え、出来高は僅か3万枚で売られたと言うよりか、SQ前の2時過ぎですから、買いが出ないところを少しの売りで下げを拡大してしまったと言う感じです。まぁこう言う話は、先物や225銘柄をトレードしてない人には関係ないことですが、私が殆ど225銘柄しかやらないので、お許し下さい。

注目のグリーンスパン議長の議会証言は、○鹿の一つ覚えのような「景気は再び拡大局面」と繰り返すのみで、相場を押し上げる材料どころか、むしろ売りを誘いました。グリーンスパンはたまたま空前の株高時代に議長をやっていたので、神のように崇められていますが、ここ数年彼のやってることは政治家まるだしで、この人、本当に大丈夫なのかなと言う感じですね。私は90年代のアメリカの繁栄はグリーンスパンより寧ろ、マーケットと対話出来る男と言われたルービン財務長官に負うところが大きかったと思っています。しかしグリーンスパンも良い辞め時を失って、可哀そうと言えば可哀そうかも知れませんがね。

本日の取引:味の素1226円×4,000株買い→1229円×4,000株売り+12,000円、味の素1229円×4,000株買い→1232円×4,000株売り+12,000円、味の素1231円×3,000株買い→1233円×3,000株売り+6,000円、NTT473,000円×5株→474,000×5株売り+5,000円、味の素1231円×4,000株買い→1229円×4,000株売り-8,000円



2004年9月8日 日経平均株価11,279.19(-19.75)
日経平均は小幅に反落。NY高を受け小高く始まりましたが、買いは続きませんでした。今日は先物の出来高も3万株台に落ち、先物が主導しなければ主力銘柄には買いが薄いという状況には変化はないようです。出来高が増加し信用売り残も増加と言う一見耳障りの良いニュースを流していますが、実際のところ、両方とも低位仕手株がらみの増加でしかなく、全体の市場にとっては依然仮儒が重いことには変わりありません。

日経平均の入れ替えが行われましたが、ほぼ事前の予想通りで大きな波乱はありませんでした。日経は数年前、大規模な入れ替えを場中に発表して、ほんの10分ぐらいで日経平均を700円暴落させた前科がありますので(確かそうだと思う)それからは慎重になってきたようです。あの時は、ストップロスを入れずに先物を目一杯ロングしてた人は1日で破産するほどの衝撃でしたからね。

本日の取引:味の素(持ち越し分)1,233円×6,000株買い→1236円×6,000株売り+18,000円、王子製紙666円×10,000株買い→667円×10,000株売り+10,000円、NTT482,000円×5株買い→481,000円×5株売り-5,000円、A社4,000株買い



2004年9月7日 日経平均株価11,298.94(+54.57)
日経平均はザラバ安くなる場面もありましたが、先物にしつこく買いが入り続伸して引けました。SQに向け、やはり上への思惑が働いているようです。

今日はこのところ快調だった低位の仕手系材料株が総崩れとなりました。仕手株に関しては住友石炭・不二家など、昔とあまり変わりませんが、そのスピードは比較になりませんね。昔はもう少しゆっくり勝負できたのですがね。

ロシア・北オセチヤ共和国の学校占拠事件で多数の死傷者を出し、プーチン大統領の対応に非難が集まっています。テロが起きた時、国民の怒りがテロリストに向くのか、現政権にいくのかは国民性もあるのではないでしょうか。スペインなどもテロにより政権交代に追い込まれたのは記憶に新しいところです。しかしアメリカは大統領選挙までの間にもしテロがあれば、100%ブッシュが再選となるんじゃないでしょうか。アメリカ人はそう言う国民性ですから。

本日の取引:A社 6,000株買い



2004年9月6日 日経平均株価11,244.37(+221.88)
日経平均は大幅に続伸。金曜日のヘッジの買戻しから小高く始まった日経平均は後場になると、先物主導で一気に値を飛ばしました。

先週書いた通り、SQ前に10500円か11500円のどちらかに振れると思っていましたが、どうやら上で決着しそうな感じになってきました。弱気が増えてくると先物を使って一気に踏み上げるパターンはまだ継続しているということですね。ただここで売り方を殺し、強気が増えてくるとSQ通過後は逆に心配です。下がると弱気、騰がると強気の評論家には騙されないようにしたいものです。

本日の取引:味の素 (持ち越し分含む)1232.5円×7,000株買い→1242円×7,000円売り+66,500円