本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2004年7月16日 日経平均株価11,436.00(+26.86)
日経平均は小幅に続伸。NY安を受け、朝から軟調な展開でしたが、サムスンの決算発表を契機に先物主導で切り返しました。まぁこれは目先の不透明感が一つ解消したと言うだけのもので、これが来週に繋がるかは結局NY次第なんでしょう。

しかし、去年から買い方にとっては甘い相場ですよね。下がっても少し待ってれば必ず救済されますからね。それが3兆円の信用買い残ということなんでしょう。私なんか3万8千円のバブル崩壊直後から株をはじめ始めましたら、救済なんてされませんでしたよ。ミスしたらとっとと売ってしまわなければ、破産して今頃HPなんて書いていなかったでしょう。そういう経験をしたことが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、唯一いえることは株は100回連続で勝っても、1回のミスで全てを失ってしまうということですかね。

本日の取引:帝国石油(持ち越し分)577円×7,000株→582円×7,000株売り+35,000円、帝国石油577円×5,000株買い→584円×5,000株売り+35,000円、持ち越しX社2,000株



2004年7月15日 日経平均株価11,409.14(+52.49)

日経平均は小幅に反発。朝方から方向感のない展開でしたが、引けに掛けて先物主導で戻したという感じです。現在の市場はテーマが無く、その日に出た材料で売買していると言う感じですね。

確かに此処からどのセクターに買いが向かうのか、見当もつきません。既に買われすぎた感のある新興、業績不安の出てきたハイテク、内需、優良株、仕手株?敢えて言えば優良株の動きが強いのですが、これは市場参加者が金の持って行き場に困っている現われなんでしょう。

本日の取引:帝国石油(持ち越し分)576円×5,000株買い→582円×5,000株売り+30,000円、帝国石油577円で持ち越し7,000株



2004年7月14日 日経平均株価11,356.65(-251.97)
まぁ今日はなんと言っても三菱東京とUFJのニュースでしたね。このニュースを好感し両行を含めたメガバンクは急騰、その流れは関連銘柄にも波及し大幅高になる銘柄が続出しました。しかしその後は次第に市場も冷静になり、関連銘柄はジェットコースターのような値動きで一気に値を消して行きました。最後はヘッジ買いを外す動きと、当ての外れた短期筋の投売りも出て、日経平均は大幅安。またインテルショック? もありハイテクの売りが止まらないのも嫌な感じです。

今日はどちらにしろGLOBEXも大きく下がっていましたので、もしこのニュースがなければ最初から軟調に始まり、100円安ぐらいにはなったのだと思います。まぁでも関係ない銘柄まで余計なシコリを作ってしまった感じですね。

明日は多少落ち着いてくるでしょう。

本日の取引:持ち越しA社10,000株買い



2004年7月13日 日経平均株価11,608.62(+26.34)
NY市場はメリルが半導体業界全体を買いから売りへ投資判断を引き下げたことを嫌気してナスダックは下落。一方のダウは原油高が一服したことを好感し切り返しました。それを受けて始まった日経平均は値嵩ハイテクが振るわず、マイナス圏で動いてましたが、引けに掛けて先物主導でプラスになりました。

まぁそれにしても先物は薄商いながら要所要所で買いが入る展開で、ちょうど2週間前に戻った感じですね。しかしハイテクがこの状態で一部で言われているサマーラリーはあるんでしょうかね。個人的には株のラリーは歓迎ですが猛暑のラリーは勘弁して欲しいですね。もう既にバテ気味です。

本日の取引:帝国石油(持ち越し分)584円×2,000株+6,000円、帝国石油580円×5,000株買い→584円×5,000株売り+20,000円



2004年7月12日 日経平均株価11,582.28(+158.75)
日経平均は続伸。今日は朝から終日外出してましたので、ザラバは全く監視できませんでしたが、選挙の結果を受け買戻しも入り堅調だったようですね。

私は特定の政治団体や宗教には属していないので、選挙前に皆さんにバイアスを与えるようなことを書くのは控えてきましたが、結果が出たのでもうよいでしょう。結局、小泉・竹中が目指している政治と言うのは簡単に言ってしまえば、不平等社会なんですよ。企業でも人でも勝ち組・負け組みを明確にし負けたものは死んで下さいと言うことです。既に日本はアメリカの従属国で、そこに米国型競争社会を取り入れることにより、負け組み弱者を徹底的に排除し需給をバランスさせて景気回復を計っているわけです。それ以上でもそれ以下でもありません。これが良いか悪いかを論じるつもりはありません。それを受け入れるか、受け入れられないかの問題でしょう。まぁ結果的に、このような政治を国民が望んだ訳ですから、私がこれ以上どうこう言う必要はないですね。

現在、勝ち組のポジションにいる人にとってはむしろ平等な世の中かも知れませんが、日本と言う国がどんどんアメリカナイズされて行くのを見るのは複雑な心境でもあります。先週、テレビ東京で田中勝博氏がいま景気の回復を実感できない人は既に負け組みであると、過激な発言をしていましたが、その通りなんでしょうね。

本日の取引:なし



2004年7月09日 日経平均株価11,423.53(+101.30)
NYはアルカイダによるアメリカを狙ったテロが既にオペレーション段階に来ているとの報道もあり、ダウ、ナスダックとも下落。それを受けた日本市場は安かったのは寄り付き後だけで、その後は値ごろ感から買いが優勢となりました。選挙前にとりあえず買い戻しておこうと言う動きもあったのでしょう。

アメリカはよくテロ警戒のレベルを引き上げたり、昨日みたいな警告をニュースで流したりして、国民に注意を呼びかけていますが、私は何か政治的な意図を感じてしまいますね。まぁ日本みたいに事が起きてからギャーギャー騒ぐ国よりましなのでしょうが、アメリカの場合はテロは起きて当たり前と国民に刷り込んでいるように感じます。株式市場もこう言うニュースが出るたびにガス抜きされるから、急落が無く今まで持っているのかも知れません。

本日の取引:帝国石油(持ち越し分含め)563.5円×5,000株買い→570円×5,000株+32,500円、コスモ石油295円×5,000株買い→299円×5,000株売り+20,000円、A社持ち越し2,000株



2004年7月08日 日経平均株価11,322.23(-62.63)
日経平均は続落。NYは若干反発しましたが、GLOBEXが大幅安となっていましたので、むしろ海外指標はマイナス要因でした。来週から米国では決算発表がピークを迎え、国内は週末、選挙とあって手控え要因には事かきません。従って先物にPKOが入らなければ、下がるしかないと言ったそんな相場でした。まぁ、こんな時はつれ安している良い銘柄を拾うチャンスでもありますがね。

小泉内閣の支持率調査で面白い数字が出ていました。

日本経済新聞調査 支持=40% 不支持=39%
日経CNBC調査 支持=27% 不支持=65%

意外だとは思いませんか? CNBCはご存知のように投資家向けの放送をしている専門チャンネルです。昨年からの上昇相場で個人投資家は良い思いをしている人が多いので、不支持が65%とは?? と言う感じです。もし今回の選挙で自民党が大敗し、小泉が退陣に追い込まれれば、ほぼ間違いなく1万円割れに向かうでしょうね。その辺は分かっているのでしょうか? 個人的には相場が動けばどちらでも良いのですが、考えてみれば株をやってる人は一般の人より、経済や政治について問題意識の高い人が多いのでこういうシビアな数字に成るんでしょうかね。よく分かりません。

本日の取引:帝国石油563円×5,000株買い→565円×5,000株売り+15,000円、持ち越しA社3,000株




2004年7月07日 日経平均株価11,384.86(-90.41)
NY安を受け、日経平均は4日続落。朝方は先物にもかなり纏まった売りが出て、11,200円も割れるかと言う水準まで下がりましたが、さすがにそれ以上売り崩すには材料不足のようで、徐々に下げ渋りました。それとも先物にPKOでも入ったのでしょうかね。

今日は最悪の気分です。こういう日は一番稼げるはずなんですが、午後、人と会ったりしてゴタゴタしてたもので、美味しいところは全く取れませんでした。

本日の取引:東京瓦斯384円×10,000株買い→385円×10,000株売り+10,000円、帝国石油562円×5,000株買い→564円×5,000株売り+10,000円、三菱ガス化 418円×5,000株買い→424円×5,000株売り+30,000円、持ち越しA社2,000株



2004年7月06日 日経平均株価11,475.27(-66.44)
日経平均は3日続落。2時位までは小高く推移してましたが、上値は重く先物に出た僅かな売りでマイナスになり本日の安値引け。11,500円は実にあっけなく割れてしまいました。加えて今日は新興市場で急落するものが多く、個人には寧ろこっちの方が痛手なんですかね。

少し下がると先物が悪者扱いされますが、昨日も今日も出来高を見てもらえば分かるように、売りし掛けなどは入っていません。もしこのような買いが薄い環境の時に先物が本格的に売られたらと思うと恐ろしいのですが、売る方もかなり警戒している様子が見て取れます。この3日で市場の雰囲気はだいぶ悪くなりましたが、まだ個別に出る材料にはしっかりと反応しているあたりは強いですね。

本日の取引:東京瓦斯(持ち越し分)385円×10,000株売り-10,000円、帝国石油569円×4,000株買い→572円×4,000株売り+12,000円、帝国石油566円×3,000株買い→569円×3,000株売り+9,000円、持ち越しA社2,000株



2004年7月05日 日経平均株価11,541.71(-179.78)
週末NYが雇用統計から売られた流れを引継ぎ、日経平均も大幅に続落しました。まぁ、騰がる時も先物で不自然に上昇してましたので、下がる時も当然そうなりますね。それでも今日など先物が売られたと言う感じはありません。出来高も1日通して4万6千枚ですから、たいしたこと無いですね。このリバウンド相場の途中では1時間で3万枚も買われたこともありますから、それに比べれば今日は現物主導と言った感じです。

その現物ですが、ついに売買代金も1兆円割れですね。通常大きく下がれば、個人投資家は逆張りが好きですから、出来高も売買代金も増えるのですが、どうしたことでしょう? 個人はみんな新興市場に行ってしまったのでしょうかね。それとも・・・

昨日、週間予想に書いたように11,500円は心理的サポートラインであり、同時にオプションSQに絡む重要な節目です。早速、今日からこのラインの攻防になるとは思いませんでしたが、少しは面白くなってくるかな。

本日の取引:住友倉庫447円×5,000株買い→449円×5,000株売り+10,000円、帝国石油573円×4,000株買い→574円×4,000株売り+4,000円、持ち越しA社2,000株、B社10,000株



2004年7月02日 日経平均株価11,721.49(-174.52)
日経平均は大幅に反落。悪材料が重なり大幅下落したNY市場を素直に反映した形となりました。日本もここまで順調に戻してきたので、ここら辺で500円幅ぐらいの調整は欲しいところなのですが、選挙も控えていますし、そう都合よく下げるかどうか難しいところです。

選挙と言えば、スペインが選挙の直前にテロをやられ、その結果イラクから軍を引きあげる事態になったのは記憶に新しいところです。日本を狙ってくるとしたら、このタイミング以外には無いと思うのですが、どうも政府やマスコミの対応を見ていると、お気楽としか言いようがありません。

本日の取引:住友倉庫452円×5,000株買い→454円×5,000株売り+10,000円、帝国石油582円×5,000株買い→583円×5,000株売り+5,000円、帝国石油582円×3,000株買い→583円×3,000株売り+3,000円、持ち越しA社2,000株



2004年7月01日 日経平均株価11,896.01(+37.14)
FOMCは予想通りの0.25%の利上げ、日銀短観は予想を上回る数字が出ましたがこれもほぼ織り込み済みと言った感じでした。その後は狭いレンジでの揉み合いで終了。日経平均は恐らく明日動いた方向に来週は行くんじゃないかと思っております。

連日三菱の車が燃えたとニュースや新聞で取り上げられてますが、改めてマスコミの報道は恐ろしいなと感じますね。年間に走行中火災を起こす車の数は8,000前後あります。1日に直すと約20件、当然T社やH社の車も毎日燃えてるわけです。そんな中で三菱車が燃えたときだけニュースにすると言うのは、明らかに偏った報道です。勿論、三菱のやった一連のリコール隠しは許しがたいことなのですが、だからと言ってこの時とばかりに偏った報道をするのはいかがなものか。数年前にNECが防衛庁に水増し請求をした時も、事件とは関係ない悪材料が次から次へとマスコミから出ましたね。此処まで書けば私が何を言いたいかは、もうお分かりでしょう。

本日の取引:東京瓦斯(持ち越し分)390円×10,000株売り+10,000円、東京瓦斯387円×10,000株買い→390円×10,000株売り+30,000円、帝国石油586円×3,000株買い→588円×3,000株売り+6,000円



2004年6月30日 日経平均株価11,858.87(-1.94)
日経平均は小幅に続落。指数はFOMC、日銀短観を前に手控えムードが広がり終日揉み合いでしたが、2部、店頭株は本日も活況でした。まぁ、日銀短観などはともかく、アメリカの利上げは既に遅すぎると思いますね。いずれアメリカドルは権威が落ち、制御不能なインフレになるんじゃないでしょうか。その時、ドルと金をリンクさせる金本位制が再び話題になると私は思っていますが、そんな先のことはどうでもいいか・・・

アメリカの軍需産業は10年に一度戦争を起こさなければ、構造的に成り立たないのは既に周知の事実ですが、下記の数字をみていただければ、いかにこの戦争で特定の企業がボロ儲けしたかが歴然です。
ロッキード・マーチン=170億ドル
ボーイング=166億ドル
ノースロップグラマン=87億ドル
レイセオン=70億ドル

このトップ4社だけで日本円で6兆円もの受注額です。勿論この他にも石油関連企業なども特需を受けています。まぁブッシュ政権の32人の高官が元軍需産業の役員や大株主ですから、なにおかいわんやなのですが、しかしアメリカと言う国は面白く、ある限度を超えてくると世論も急にリベラルになってくるんですよね。大統領選挙がどうなるかは全く分かりませんが、ブッシュが負け共和党から民主党に政権が移れば、日本経済にとっては大きなマイナス要因になるのは確実です。

本日の取引:なし



2004年6月29日 日経平均株価11,860.81(-23.25)
日経平均は小幅に反落。5月の鉱工業生産が市場予想を若干下回ったことも影響してかハイテク株の頭は重くそれが足を引っ張りましたが、それ以外は相変わらず強い動きでした。

株主総会は本日がピークでしたが、どうしてまだ一日に集中させるんですかね。もともと総会屋対策で始まったことなんでしょうが、年々総会屋の力も減少してますし、1日に集中させる理由はもう無いはずです。それとも株主に会社に来て貰っては困る理由でもあるんでしょうかね・・・ まぁ昔に比べれば株主を大切にする会社も増えてきましたが、いまだ多くの日本企業は個人株主を軽視しているのも事実でしょう。

本日の取引:帝国石油584円×3,000株買い→588円×3,000株売り+12,000円、帝国石油587円×5,000株買い→589円×5,000株売り+10,000円、A社持ち越し10,000株



2004年6月28日 日経平均株価11,884.06(+103.66 )
日経平均は続伸し本日の高値引け。まぁこうなると下がると思っている人が多いうちは逆に下がらないんでしょうね。

また現在はFOMCの0.25%の利上げは織り込み済みで、日銀短観が良いという前提のもとで動いてますから、その通りの発表を受けて此処からどの程度、買いあがる人がいるかと言うことですね。

昨日、運転免許の更新に行ったのですが、手続きがだいぶ変わったんですね。まず写真がいらなくなり、申請書も名前と生年月日を書くだけです。これじゃあ試験場の周りにあった代書屋さんもどんどん廃業になる訳です。利用者の立場からは便利になってよいのですが、昔からあったものが無くなるというのは寂しい限りです。

週末HPを見るだけで感染するウイルスが話題になってましたが、当HPのサーバーはコバルトOS(LINUX)ですので物理的に感染しないのでご安心下さい。また以前にも書きましたが、偽装メールが大変流行っております。例えば有名企業のアドレスや当HPのメールアドレスを偽りウイルスを送るというものです。誤解されてる方がいると困るので再度言いますが、これは私がウイルスに感染しているのではありません。マスターの野郎ウイルス送りやがってと誤解しないで下さいね(笑) 当方から添付ファイルが付いたメールを送ることは絶対にありません。

本日の取引:味の素1,304円×3,000株買い→1,307円×3,000株売り+9,000円、武田薬品4,810円×1,000株買い→4,820円×1,000株売り+10,000円、A社持ち越し10,000株