本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2003年2月7日 日経平均株価8,448.16(-36.03)
日経平均は小幅に続落。イラク情勢が、はっきりしないうちは、日米とも動きようがありません。重苦しい展開はしばらく続きそうです。

そして気になるのが、(開戦)→(短期間で米国圧勝で終息)→(株価上昇)と考える人が多くいることです。そう言う私も、昨年からそのようなシナリオを考えていましたが、市場のコンセンサスが片寄ると、必ず裏がでるのがこの世界。今回は湾岸戦争の時のようには、市場は反応しないのではなかろうか。

冷静に考えると、湾岸の時とは市場参加者の心理状態に明らかに乖離があり、それが終戦→上昇というシナリオを相殺するのではないかと、今日ふと思ったのです。まあ、こればかりは何とも言えませんが、ちょっと緊張感のない市場を見ていると、やはり心配になります。

本日の取引=3591ワコールを利食いしました。




2003年2月6日 日経平均株価8,484.19(-65.66)
日経平均は高く寄ったものの、その後はじり安となり、反落しました。相変わらず、優良株売りのボロ株買いが横行しています。面白いですね。しかし、この流れがそう長く続くとは思えませんし、ボロ株で最後にババを掴むと、優良株みたいに長く持って回復を待つなどと暢気なことは言ってられないので、素早く見切り出来ない人は手出し無用だと思います。

私は、この後くるであろうボロ株売りの、優良株買いのタイミングを待ちたいと思います。日々市場はあるのですから自分に合わない相場に無理に参加する必要はありません。



2003年2月5日 日経平均株価8,549.85(+64.95)
日経平均は反発。市場は今夜のパウエル米国務長官の国連での証言を控え、売り買い、どちらにポジションを取るべきなのか迷っているようです。

本日、出来高が9億株に乗りましたが、売買代金はそれ程、増えておらずまだ主力銘柄を積極的に買えない環境の中、ボロ株がおもちゃにされていると言った感じです。

本日は一部利食いしました。といっても株ではなく、もう一つの投資対象の金(GOLD)です。99年の安値からもう既に60%程値上がりしてますし最近の値動きを見ていると、いかにも投機的であり、イラク攻撃が始まれば、下落するのではないかと思い、持ち分の七分の一ですが利益を確定しました。ただ、イラク攻撃がさらに延期されるようですと、一段と値上がりに拍車がかかる可能性があります。それにより鉱山会社がヘッジ売りしているGOLDが買い戻されるとの噂があります。その量は、なんと年間世界需要の8割に相当する2600トンです。そんな訳で現在、株と同じくらいGOLDに注目しています。



2003年2月4日 日経平均株価8,484.90(-15.89)
今日は一言でいってしまえば揉み合い。やはり5日の国連安保理が気になるところです。

最近テレビで知ったのですが、骨の無い魚が売られているのですね。骨が喉に刺さったりする心配がないので、人気があるとか。その魚をいつも買っていると言う主婦が、「家は骨のある魚なんて買いませ~ん だって子供の喉に刺さったら
大変だもん~」と言っていました。そして、レポーターが「ぼく、本当は魚に骨があるって知ってる?」というと、子供は「知らな~い」です。この会話を聞いて皆さんどう思われます?

リスク過敏症とも言える日本国民そのものですね。日本の教育というのは、この話ですべて計れます。少しでもリスクのあるものは、触らぬ神に祟り無しの思想です。リスクのコントロールや避け方は全く教えない。

私は今ほど、株式投資にチャンスがある時期は無いと思います。しかし、骨を心配するあまり国債や郵貯という骨の無い魚ばかりを食べる国民、まあ個人的にはいま国債を買うことは、確かに骨は無いかも知れないが、本当に旨い魚があるのに勿体無いことだなと思います。



2003年2月3日 日経平均株価8,500.79(+160.85)
寄りから一時8253円まで売られる場面もありましたが、円安効果も手伝って、日経平均は大幅に続伸しました。ただ、出来高・売買代金ともいま一つで、今日はまだ単なるリバウンドとしか思えません。

それにしても今日の相場を見ていて感じたのは、買いが多かったと言うよりも、極端に売りが少なかったと言う事です。これは今日だけの現象なのかな? ちょっと分かりません。まあ、いずれにしろ8200円から下を売り込むのは、かなりシンドイ事なのではないでしょうか。

個人向けの社債や国債が投資家の人気を集めていると報道されていましたが、これを買う人は、0.*%の利率に金を預けるリスクを考えているのでしょうか? 人様のことを、どうこう言うつもりはありませんが、いま株を買うよりリスクが大きいように私は感じます。