本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2003年1月10日 日経平均株価8,470.45(-27.48)
今日も弱い展開でした。NY高にも反応せずなんと4日続落。今は、日本株は投資対象から完全にはずれているようです。

現在、長期金利より配当利回りの方が高い逆転現象が続いていますが、それでも株が投資対象にならないのは、国がいままで市場を軽視してきたツケなのかもしれません。

今週は、私の持ち株も±10万円の狭い範囲での動きでした。大きく下がれば、買いに行こうと思っていましたが、それも出来ずなんとも退屈な相場でした。来週もおそらく今週と似たような展開になるのではないでしょうかまあ、始まったばかりですから、のんびり行きましょう。




2003年1月9日 日経平均株価8,497.93(-19.87)
日経平均は小幅ですが3日続落となりました。為替市場を見ていても、日米どちらも悪材料合戦と言ったところですね。

私は株式の他にもにもGOLDへ投資を10年以上やっています。ご存知のように去年から国際緊張などもあり商品市場は非常に活況で、昨年は株よりパフォーマンスは上でした。しかし、数年前にGOLDを買っているなどと言えば、本当に馬鹿にされたものでした。世界の中央銀行も投資効率の悪いGOLDを売却していましたし、無責任な評論家に至っては、GOLDはいずれ価値が無くなるなどと言う始末でした。それでも私は、自分を信じ大きく下がる度に買い付けを増やして行きました。どちらが正しかったかは、今の値段をみれば、分かるのではないでしょうか。別に自慢を書いたわけではなく、株・商品に限らずマーケットに行き過ぎは付きものですし、また行き過ぎは必ず修正されると言いたかったのです。



2003年1月8日 日経平均株価8,517.80(-138.70)
日経平均は大幅に続落しました。買い手がいないと言ってしまえばそれまでですが、なんとも不甲斐ない市場です。
けれども、不思議に去年の様なイライラ感はありません。これ以上売れるものなら売ってみなと言う心境でしょうかね。

アメリカは総額6700億ドルの景気対策を表明しましたが、個人的にはこのタイミングは?という思いです。ブッシュは先走り、なんとも中途半端な時にカードを切ってしまったのではないか、それも10年間分ですからね。どうなんでしょうか?

恐らくこの背景にはツー・レイト、ツー・リトルと言われ、いまだ不況に苦しむ日本のような失敗は絶対しないと言う決意なのでしょうが、日本が失敗したのは、アクセルとブレーキを数年おきに交互に踏んでいるからであり、ツー・レイト、ツー・リトルが原因ではないと思います。いろんな意味で今後のアメリカは日本以上に心配です



2003年1月7日 日経平均株価8,656.50(-56.83)
NYは大型景気刺激策の期待から大幅高でしたが、東京は早くも反落。やはり昨日のような、出来高の伴わないショートカバーでの上昇はこんなもんでしょう。

今日の下げは、昨日言った持ち合い解消売りとのことですが、まあ気にすることも無いでしょう。それよりいま持ち合い解消売りのおかげで安く買えることを個人投資家は喜ばなくてはなりません。目先の動きにばかり捕らわれ、大局を誤ることは避けたいものです。



2003年1月6日 日経平均株価8,713.33(+134.38)
日経平均は反発。休みの間、NYが約300P上昇していた割には、反発力・出来高とも元気が無く、素直に喜べる上昇ではありませんでした。

大手銀は今後1年余りで、保有株式の4分の1に当たる約5兆円を売却するそうです。所謂、もち合い解消売りです。この見出しだけ見れば、非常にネガティブな材料に感じますね。しかしこれは好材料だと私は思います。

日経は最近、悲観的な見出しのつけ方が好きみたいですね。【5兆円売却】ではなく、【後5兆で終わり】、とでも書けないものでしょうか、事実この5兆で、あの悪名高き銀行の持ち合い解消売りは、ほぼ終わりになるのですから。これ以上の好材料はありません。