本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年8月23日 日経平均株価9,867.45(+53.43)
朝方は買い気配で始まる銘柄が多く、一万円まであと僅かに迫りましたが、後場からは急速に伸び悩みました。

NYダウも9000Pになると、さすがに割高に思えてきます。今のNYの上昇は、春先の日本に似てるのではないでしょうか、ショートの買戻と踏み上げが原動力になっての上昇は、買戻しが終わった後は反落するのが当然です。アメリカのファンダメンタルズがそれまでに回復していれば、問題は無いですが、私はそうなっているとは思えません。

日本が上昇基調を継続するのには、証券税制の再見直しが絶対に必要だと思います。公的資金しか買い手がいないマーケットでは話になりません。




2002年8月22日 日経平均株価9,814.02(+171.41)
NYが安定してきた為か、日経平均は3日続伸しました。これが継続するかは怪しいところですが、動きが出てきたのは良いことだと思います。

今日の日経新聞で、中小企業向けの融資を巡る銀行と金融庁の話が出ていました。金融庁は公的資金を注入した見返りに、融資を増やすよう要請したところ、銀行側は不良債権をこれ以上増やしたくないので、そんなに言うなら業務改善命令を出せばいいと開き直ったそうです。

なんともレベルの低い話ですが、私は銀行の言ってる方が正論だと思う。このように、日本経済をデフレにし、経済をシュリンクさせているのは、失政に継ぐ失政の為であり、銀行を寄ってたかって、いじめるのは筋違いである。「窮鼠猫を噛む」ではないが、あまり追い詰めると銀行も何をするか分からない。

どうも日本という国はマスコミが常に先導し、なにかターゲットを見つけると、集中攻撃する傾向がありますね。最近、政府もそれに便乗している始末です。そしてアメリカ等とは違って、反対意見も殆ど出てこないと言うのは、非常に不気味に感じます。昨今、子供のイジメが問題になっているが大人もひとのことは言えないですね。



2002年8月21日 日経平均株価9,642.61(+21.92)
日経平均は小幅に続伸しましたが、相変わらずやる気の無い相場が続いています。

不思議なもので1万円割れも、こう長く続くと慣れてしまって、当たり前のように感じてしまいますね。政府も危機感が薄れて来たのは怖いところです。

今年は2月の1万割れからの戻り相場で、稼いだ個人投資家が多く(私も含め)まだ、資金的にはそんなに痛んではいないのかも知れません。しかし、今度の1万円割れで、2匹目のドジョウを狙った個人投資家は、長引く低迷にかなり厳しい状況になって来たのも事実です。時間で調整されると人は耐えられなくなり、そして信用で買った個人の投売りが出て、恐らく底になるのでしょう。いくらが底になるのかは、はっきり言ってまったく分かりません。持ち合解消+NYの暴落+個人の投げなどが、複合的に作用すれば、かなり凄い状況になるでしょう。

本日は予定の値段になった4846三井情報開発を200株買いました。なんともセコイ買い方で笑われてしまいそうですが、この株はまだ下がるたびに買っていく予定なので、ゆっくりと取り組みたいと思います。



2002年8月20日 日経平均株価9,620.69(+21.59)
本日も日経平均は勢いがなく、どうにかプラスで引けたとは言え、実質マイナスのような日でした。

今週はチャート上、トリプルボトムになるか、あるいは底割れして8000円台に行ってしまうのか重要な週だと言っていましたが、買い手不在の現在のマーケットを考えると、どうやら9000円割れは、視野に入れておいた方がよさそうです。勿論、9000円を割ってくれば、そこは個人的には絶好の買い場であると言う認識に変わりはありません。

投資戦略としては、中途半端なところで玉を建てるのは、止めるべきです。動かない勇気も投資家には必要だと思います。



2002年8月19日  日経平均株価9,599.10(-189.03)
薄商いのなか、日経平均は続落。特に新たな悪材料が出てきたわけでもなく、僅かな売り物で値を崩して行きました。

何度も言いますが、政府は売りを止める事ばかり、力を入れていますが、市場の流動性を損なうだけで、本末転倒では無いかと思います。いま必要なのは、買いを増やすことです。これはそんなに難しいことではありません。証券税制を時限的に無税にすれば、買いなどいくらでも出てくると思います。東証の時価総額を150兆も吹っ飛ばしておいて、僅4000億の税収に拘っているのは本当に不可思議なことですね。

私は現在、セリング・クライマックス待ちと言ったところでしょうか。