本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年7月19日 日経平均株価10,202.36(-295.90)
日経平均はNY安・円高の影響で大きく下げました。なんと言うか、縄跳びの輪から一度抜けてしまうと、なかなか入りずらい相場ですね。ボラティリティーが高いのは、それだけ収益機会が増す訳ですが、それも程度問題です。それに日本の場合、出来高が少ないのも頂けません。

今の株価位置はなんか中途半端で、参加意欲が沸きません。基本的には、下げのオーバーシューティング(1万円割れ)を待って買いという感じを考えていますが、自分が考えていることは、他の人も同じことを考えている可能性が高く、そのような時は、得てして押し目が優勢になりオーバーシューティングはしないものです。いずれにしても来週も神経質な展開になりそうですね。




2002年7月18日 日経平均株価10,498.26(+202.24)
気になるNYダウもようやく反発しました。しかし不安定な動きは暫く続くと思われます。ここ数ヶ月の株価下落で、アメリカの家計資産が約150兆円失われました。その反面、不動産は好調でそれである程度、相殺されていると言われていますがこの株安による逆資産効果は、米国経済にボディーブローのように効いてくると思います。

すでに株式市場に効いてきているのは、個人資金を集めるミューチアルファンドなどからの資金の流入が細り、それが現在の様な参加者の偏ったプログラム売買中心の相場に現れています。彼らの投資スタイルはファンダメンタルズなど関係ありません。安かろうが、高かろうがサヤを抜くのが仕事ですから、関係なしに売買してきます。その結果、急騰・急落が必然的に多くなります。本日の日本の市場もその様な感じが少し有りました。まぁそれだからと言って私は評論家ではないので、どこかで参加しますが今年もこまかく稼ぐしか無いのかなと感じています。



2002年7月17日 日経平均株価10,296.02(+45.60)
日経平均は小幅に上昇しました。そろそろ自律反発してもよい値段なのでしょうしかし、上値を買って行くにはNYが落ち着いてくれることが必要です。一日で200P以上動くような相場では、日本の投資家も腰が引けてしまいます。

昨日、ポジションをゼロにしたので、今日はどうするか悩みました。リバウンドを期待し、ここで買って短期で利食いという絵は、なんか安易すぎると思ったので今日は自重しました。逆にリバウンドした後、空売りの方が理に適ってるとも思えます。それにしても、アメリカ政府要人の発言は楽観的すぎるのではないでしょうか?ちょっと気になりますね。



2002年7月16日 日経平均株価10,250.42(-124.73 )
それにしても、昨日のNYは凄かったですね-439Pの後、切り返し終わってみれば-45Pまさにジェットコースターのような相場ですね。これは先週書いたように、高比率のプログラム売買の影響だと思います。

本日、キユーソー流通を僅かな利益でしたが利食い、これでポジションは○になりました。ポジションが、全てなくなったのは1年半ぶりです。ここからは、下がれば基本的には買いですが、あせる必要も無いと思います。



2002年7月15日 日経平均株価10,375.15(-226.30)
米企業の4-6月期決算発表が今週から出てきます。どうなんでしょう仮に良い数字が出たとしても、会計に対する信頼が揺らいでいる今では、素直に好感するとは思えません。それにダウの下げを見ていると7-9月は4-6月より良くなるとは考えずらいですね。仮に4-6月が好決算だったとしても7-9月の不安が相殺してしまうのでは無いでしょうか。

日経平均も本日、大きく下げました。現状の日本企業の株価は確かに割安だと思っています。でも上がらないのはなぜか? 一言でいえば、先高感がないのです。誰も株券が好きで買う人はいませんよね近い将来、買った値段より高く売れる期待があるから買うのです。頼みの政策はすべて改悪になってしまいましたし、為替も不安定、国際情勢も不安定、現状からはとても先高感など持ちようがありません。しかし、私は不当に安くなった株は買って行こうと思います。悪材料もかなり織り込まれて来ましたし、株価が下がれば相対的にリスクも低減します。これは最高の好材料ではないでしょうか?