本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2002年10月18日 日経平均株価9,086.13(+126.25)
日経平均は9000円台を回復。主にNYに引っ張られた形ですが、まあいずれにしろ8000円台というのは見ていて、あまり気持ちのよいものでは無いので、ホットしています。ただこの上昇は出来高があまり伴っていないのが不満です。

日足は本日で、25日移動平均の位置まできましたが、ここは、まさに鬼門で7月から何度も跳ね返されて来た位置です。今度はどうなるのでしょう。いまの相場は、まだ7:3位で弱気の人の方が多いかな?それ故に、非常に面白い場面だと思います。

今日は7011を2000株と6118を1000株買いました。5日続伸した後で買うのはナンセンスかと思いましたが、この株価から急落することもない銘柄だと思うのでまあ良いとしましょう。

来週の緊急対応戦略の中間発表、期待はしてませんが、注目ですね。



2002年10月17日 日経平均株価8,959.88(+75.01)
NYは大きく下がりましたが。昨日、申したように日経平均には織り込み済みだったので、影響はあまり受けませんでした。

それにしても、相変わらず出来高は少なく、見ていて欠伸の出る様な退屈な相場でした。まあショートが少ない市場は、戻りも少ないのは当然で暫くボックスの動きになるのは仕方ありません。売り規制がなければ、先週は恐らく7000円位まで売られていたでしょうが、それでも私は売り規制等は、やるべきではなかったと思います。流動性が無い市場は、そのうち誰からも相手にされなくなってしまいます。現在、札幌・名古屋・福岡の取引所から相次ぎ企業が撤退しているのも、なんか話は違いますが、将来の日本市場にダブって見えてしまいます。

先週の急落により、強制退場に追い込まれた個人投資家も多いと思います。来年は、税制の申告一本化などがあり、一度去ってしまった投資家はなかなか戻ってこないのではないでしょうか。政府も申告一本化は譲れないのであれば、譲渡益課税の大幅な軽減を考えて欲しいものです。市場活性化の為に。



2002年10月16日 日経平均株価8,884.87(+48.14)
NYが連日の大幅高です。テレビではショートカバーが主たる要因みたいに解説していましたが、ショートカバーだけで、これだけ騰がるはずがありません。恐らく、ヘッジファンドによるスクイーズなどもあるのでしょう。

しかし、日本に不運だったのはインテルが引け後に業績の下方修正を発表したことです。それにより時間外取引で同社株が急落しGLOBEXも終日安く、その影響により日経平均はNY高を素直に好感できませんでした。今日の日経平均は今晩のNYダウで-100P~-200P位は、織り込んだ形での引け値だと思います。

まあ、それを割り引いたとしても、上値が重いのも事実です。私がチェックしている銘柄なども、板の入り方が尋常ではありません。買い板が溜まってくると、一気に売ってきます。最初は個人の追証等による投げかと思っていましたが、恐らく国内生損保の大口の売りが、出ているのでしょう。しかし、これはあまり心配していません。目標金額まで売り切ってしまえば終わりですし、結局、彼等も何かで運用して金を増やさなくてはならないので循環的にまた株を買って来るからです。

今日は(1330)インデックスファンドを9000円で利食いました。




2002年10月15日 日経平均株価8,836.73(+307.12)
NYの3日続伸に助けられ、日経平均も大きく上昇しました。

「株は恐怖の代償」と言った人がいます。先週の急落場面で買えた人は代償をしっかり貰いましょう。

しかし冷静に国内を見れば、なに一つ問題は解決しておらず、今後出てくるであろう、緊急対応戦略の内容も、竹中氏がやってるだけに心配ですね。良い意味でのサプライズを期待したいところですが・・

それと出来高で見れば、今日は7億株にも届いておらず、銀行株の上値の重さもちょっと気に掛かります。日経平均は当面の底は入れたと思いますが、この上昇を持って転換とは、まだとても言えません。明日から出来高が膨らんで10億株以上になれば面白そうです。



2002年10月14日 日経平均株価8,529.61
先月から3連休が多くて、なんかリズムが狂ってしまいますね。

今日は休日モードと言うことで、ちょっと違う話をしましょう。先日、【中坊公平の人間力】という本を読みました。中坊公平氏は日弁連・元会長で住管機構でも有名な方なので、皆さんもご存知だと思います。その本の中で、次のように語っている場面があります。

あるとき、大阪府下のある市で、農家がどんどん2階建てのアパートを建てたりして管理運営することが流行りました。農家をやめてアパート経営者に変わるわけです。そのときの様子を見ていますと、言っては悪いのですが、「同じ人間がここまで堕落するのか」という思いがありました。農作物を作っていたときのAさんという人と、アパートを持ったれたときのAさんとでは、「これほど人間が変わるのか」と思うほど人間性が変わるのです。金銭には吝嗇(りんしょく)になり、おおらかさは失われ、冷たい人間になりました。また、肉体を使わないから、精力だけが余ってしまって、色欲も出てくる。そのときに、「金利で食べ始めると、なぜ人間はかくも卑しくなるものか」と考えました。金融は金利によって動いていますが、金融がどれほど人の人間性を害するものかということに、みんなが心をくだいていかなければいけませんね。

株のHPでこのようなことを書くのは、不適当かと思いましたが、毎日、金のやり取り(奪い合い)をやっていると、心がすさんで来るのも事実です。金は失っても、人間性は失いたくないものです。