株に関する話や時事問題など

今週の独り言


株と言うものはギャンブルではないが、結果として勝者と敗者に分かれる勝負事には変わりありません。そこで今日は、将棋・囲碁、宝くじ、麻雀、株、を例に考えてみたいと思います。

私が思うに、将棋や囲碁は技術的要素が重要であり、運が占める要素は限りなくゼロに近いものです。逆に宝くじなどは、何処で買って、何をすれば当たるなんて言う人もいるようですが、これは100%運の世界です。では株と言うものを考えると、技術的な要素もあり、運の要素もあり、このどちらでもありません。株に一番近いものを探すと麻雀ではないでしょうか。何故ならどちらも運も技術も同居する勝負事だからです。
株と麻雀類似性
株でも麻雀でも上手い人と下手な人がいるのは周知の事実です。短期の勝負なら運で勝ちきってしまうことも可能なのでしょうが、回数を重ねると上手い人の方が、次第に優勢になって行きます。何故なんでしょう? 思うに運と言うものは、常にツイたり離れたり不安定ですが、技術と言うものは常に安定しているからなんでしょう。

麻雀の上手い人に秘訣を聞くと、大体同じ答えが返ってきます。それは降りると言う技術です。麻雀を知らない人もいると思うので、降りると言う言葉を説明すると、自分の手の内が悪い時は、まず自分の勝ちを諦め、相手に振り込まないように安全牌を切って行くと
言うものです。

異論もあるでしょうが、運と言うものが全員に等しく分配されるものと仮定すれば、運の無いときにどのように行動するかが、株でも麻雀でも重要となります。すなわち降りると言う行為は、株で言えば損切りであり、また休むと言うことです。(2006年3月16日)