キャッシュフロー計算書(C/S)まとめ
キャッシュフロー計算書と会社の状態早見表
社名 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 会社の状態 |
A社 | + | - | - | 理想的 |
B社 | + | - | + | 理想的 |
C社 | + | + | - | まあまあ |
D社 | - | - | + | 悪い |
E社 | - | + | - | かなり悪い |
F社 | - | + | + | かなり悪い |
・営業キャッシュフローは、本業の儲けなので多ければ多いほど良い。数値がマイナスの場合は、本業が赤字ということなので、会社の状態は文句なしに悪いということになります。
・投資キャッシュフローは、本来プラスでもマイナスでも問題ありませんが、企業は成長するために設備投資をするので、投資キャッシュフローは通常マイナスになると言うことです。設備投資金額より、過去に投資した有価証券や固定資産を売って回収した金額の方が大きいと言うことは、これから本気で成長して行く気があるのか疑問ということです。あと、会社が不採算事業のリストラをしている場合、投資キャッシュフローがプラスになることがあります。
・財務キャッシュフローも、プラスでもマイナスでもいいですが、借金を返済したり、自社株買いをすると、財務キャッシュフローはマイナスになります。逆に銀行から新たに資金を借り入れたり、株を発行して株主から資金を集めるとプラスになります。ここも数値がマイナスの方が安定しているといえます。
財務分析TOPに戻る