200日移動平均線と株価の見方・ポイント

200日移動平均線


市場で重要視されている移動平均線は5日、25日、75日などいろいろ有ります。その中で200日線もよく出てきますね。しかし、200日移動平均線を解説しているサイトはないので、取り上げてみました。



まず何故200日なのかと云うと、グランビルが研究した結果、当時のアメリカの株価サイクルに一番適合する数値だったからです。彼の本を読むと200日移動平均を非常に重視しているのが分かります。

始めはどうであれ、現在の日本でも200日移動平均は最も重要な中期線として、機関投資家を始め、多くの市場参加者が注目する線になっています。従ってテクニカル的なサポート・レジスタンスになるのは当然ですが、ここを中心に市場心理も大きく変わるわけです。

短期トレードの人は、そんな長期の移動平均線は関係ないと言われるかも知れません。私もそうでした。しかし短期トレードでも、自分がプレーしている相場環境を把握しておくのは重要です。


《売買ポイント》
200日移動平均線を使った4つの買いパターン
200日移動平均線を使った4つの買いパターン
①200日線が下降を続けたあと、横ばいもしくは上昇に転じてきた時に、株価が200日線を下から上に抜けた時。

②株価が200日線を下抜けてきたが、200日線が上昇を続けている時。

③株価が200日線に向けて下降したが、200日線でサポートされ再び上昇に転じた時。

④株価が急落して、下降しつつある200日線から大きく下方に乖離した時は、再び200日線に向かう可能性があるので、テクニカルリバウンドを狙ってもよい。



200日移動平均線を使った4つの売りパターン
200日移動平均線を使った4つの売りパターン
⑤200日線が上昇を続けたあと、横ばいもしくは下落に転じてきた時に、株価が200日線を上から下に抜けた時。

⑥株価が200日線を上抜けてきたが、200日線が下降を続けている時。

⑦株価が200日線に向けて上昇したが、200日線がレジスタンスとなり再び下落に転じた時。

⑧株価が急反発して、上昇しつつある200日線から大きく上方に乖離した時は、再び200日線に向かう可能性があるので、売りを狙ってもよい。
200日移動平均線チャート



テクニカル分析TOPに戻る