本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2009年2月27日 日経平均株価7,568.42(+110.49)
米国株は続落で戻ってくる。朝方発表になった鉱工業生産指数は、過去最大の下落幅だったが、予想の範囲内ということで材料にならず。日経平均は朝から米国株に逆行する形で堅調に推移し、2時半から上げ幅を縮小したが、大引けは月末らしいドレッシング買いが入り3桁の上昇となった。積極的に買う材料はありませんが、売る方もどんな株価対策が出てくるのか分からないので売り込めず、逆にファンドがチョロチョロ買い戻しに入っているので、不自然な値動きになっていますね。なんか更に動きづらくなった感じ。

本日、発表になった鉱工業生産指数と日経平均のグラフです。もはや景気後退とかいうレベルの落ち方ではないですね。ハーフ・エコノミーという言葉に相応しい直角の落ち方です。でも、人間が生きて生活している以上、ここから更に半分(クォーター・エコノミー)にはなりませんから、希望を持ちましょう。

本日の取引:なし
持ち越し:カイ4社 4,800株



2009年2月26日 日経平均株価7,457.93(-3.29)
米国株はダウ・ナスダックとも反落で戻ってくる。日経平均はCMEにサヤ寄せする形で、売り先行の始まりも、その後は一気に買い戻されプラス圏に。ただ、勢いは10時までで終わってしまい、その後は最近見慣れたジリ貧となり大引け。朝方の不自然な上昇については、公的資金という噂もありますが、ファンドの買い戻しだったみたいですね。

本日、日経平均が上昇すれば、2月になって初の続伸でしたが駄目でした。とりあえず政府が株価対策を検討していることで、心理的に売り込み難くはなっていますが、それ以上の動きにはなっていません。それにしても、7,000円台での滞留時間が長くなってしまい、これが普通の感覚になってきましたから、恐ろしいことです。明治安田が日経平均7,400円で含み益がなくなり、残りの生保は現在全社含み損状態ですから、最低8,500円ぐらいまで持っていかないと、今度は日本発の金融危機なんて話も現実味を帯びてきます。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:カイ4社 4,800株



2009年2月25日 日経平均株価7,461.22(+192.66)
日経平均は反発。米国株高を受け買い先行のはじまり。ただ、その後はジリ貧で今日も寄り天かという雰囲気もありましたが、引けにかけて持ち直し、高値圏での大引けとなった。

政府が公的資金を使った株価対策の検討に入った、と云う報道がショートカバーを誘ったんでしょうが、どこまで本気で考えているのか眉唾もんですね。こんな材料で上げてショボイ対策なら売り直されるリスクもあります。東証1部の時価総額など今日の時点で240兆円しかないのですから、やれることは全てやるべきでしょうね。

本日の取引:3社 3勝 +23,000円
持ち越し:カイ4社 4,800株



2009年2月24日 日経平均株価7,268.56(-107.60)
米国株はシティの国有化回避から、朝方は金融や自動車が買い戻され高かったものの、その後はハイテクセクターに出たネガティブ・リポーオとAIG問題などから大幅安で戻ってくる。まあ、なんというか、一つ問題が片付くと、直ぐにまた次の問題と、キリがありませんね。AIGが来週初めにも、また巨額損失(6兆円規模)を発表する見通しだそうですから、もう凄いとしか言いようがありません。

デリバティブ・バブルの本格的な崩壊は、人類がいま初めて経験していることですが、今後こういう火遊びをさせないように、確り監視しないと冗談抜きに世界中の木を切り倒して、ドル札を印刷しても足りなくなりますね。1兆円と聞いても最近では、たいした金ではないような感覚になっていますが、1万円札で1兆円ぶんを積み重ねると10kmの長さになり、重さが100tですから、やはり凄い金額なのです。

日経平均は、終値ベースでのバブル後最安値を一時下回るも、公的資金の買いでしょうか、下げ渋っての大引けとなった。為替は日本売りとか言ってみても、輸出企業の多くは90円、なかには85円でレート設定しているところもありますから、これは悪い話ではありません。130円を超えて円が売られるなら、それは日本売りでネガティブですが、現在のレートで日本売りというのは、ちょっと言い過ぎだと思いますね。昨年10月の下げと今回を比べると、急落とジリ貧という分け方になり、今回の方が性質が悪いとも言えます。ただ、売りの絶対量はかなり少なくなっており、ここから売り込んでも、値幅的な妙味はそれほど残っていないでしょう。

本日の取引:1社 2勝 +6,900円
持ち越し:カイ6社 5,900株



2009年2月23日 日経平均株価7,376.16(-40.22)
週末の米国株安を受け売り先行の始まり。朝方は昨年来安値を更新する銘柄が247に上り、一時はどうなることかと思いましたが、前場中ごろにウォールストリート・ジャーナルから、米政府がシティグループの普通株を最大40%取得するとの報道が流れ、先物や金融株中心に買い戻され下げ幅を縮小した。その後は狭い値幅で膠着感を強めて大引け。朝方の大幅安から戻したので、頑張ったようにも見えますが、他のアジア株は全面高ですし、今晩の米国株の上昇をある程度織り込んでこれですから、日本だけ突出して弱かったとも言えます。

寄り前の外国証券経由の注文は、8日連続の大幅売り越しでしたが、買い注文がたったの790万株ですから、売られていると云うよりか、買い手不在と云うひと言につきますね。この辺は政治が足を引っ張っているなと思いますね。マスコミは早くも次のオモチャ(次期総裁)探しで盛り上がっています。政治家はいつから芸能人になったんですかね? ほんと異常な国です。それは兎も角、移動平均の乖離率もいいところまで来ているので、今晩の米国株が期待通りの動きになるのか、焦点はそれだけです。

本日の取引:1社 3勝 +14,500円
持ち越し:カイ5社 4,900株



2009年2月20日 日経平均株価7,416.38(-141.27)
米国株は、グリーンスパンの銀行国有化発言などから金融株が売られ、昨年来安値を更新。あとは、2002年の安値7,200P前後で止まれるかが焦点となる。あと250P程しかありませんが、ここで止まれないと洒落になりません。

東京市場はTOPIXが終値ベースで昨年の安値を下回り、バブル後の最安値を更新。日経平均も11月26日の7,406円をザラバで下回り、終値ベースでの安値7,162円が視野に入ってきた。しかし、真綿で首を絞められるような下げ方ですね。昨年の急落のときはボラが高かったのでザラバで結構稼げたんですが、このジリ貧状態ではお手上げです。こうなったら政策上のポジティブサプライズに期待するしかないですね。但し日本は政治が機能していないので、海外に期待するしかないんですが・・・

本日の取引:2社 1勝1敗 -2,000円
持ち越し:カイ5社 5,000株



2009年2月19日 日経平均株価7,557.65(+23.21)
日経平均は小幅に反発。米国株は前日終値を挟んで膠着感を強め小動きで戻ってくる。東京市場は為替が円安に振れていたこともあり、買い先行の始まりとなった。しかし、上値は重く本日も低ボラのマッタリした展開で終了。裁定・信用の仮儒をみても既に投げるものなどなく、かといって買い手もいないのが現状。為替の円安は日本売りという人もいますが、散々売られてきて、いまさら日本売りもないでしょう。

ロイターの記事によると、日本株をオーバーウエイトしている(アンダーウエイトを引いたネット)世界の投資家は、1月のマイナス15%から2月はマイナス26%とマイナス幅が拡大し、海外勢の日本株離れ鮮明になっているそうです。世界で一番景気が悪化しているのに、いまだ1円の金も景気対策として入れられない国ですから、外国人もびっくりしていることでしょう。ツーリトル、ツーレイトはまさに日本のお家芸になりました。定額給付金などどうでもいいですが、麻生は造反する小泉を除名処分にするべきですね。これができないなら自分が辞めるべきです。

本日の取引:2社 2勝 +7,200円
持ち越し:カイ6社 5,900株



2009年2月18日 日経平均株価7,534.44(-111.07)
米国株はマクロ指標の悪化、金融不安、GM問題などから大幅安で戻ってくる。GMとクライスラーの経営再建計画が示されましたが、どうやら結論は3月末に先送りとなりそう。目先の不安は後退したものの病巣は残ったままです。こんなことならバッサリやってしまった方がサッパリしますね。ただ、オバマも自動車産業の救済は公約であり、全米自動車労働組合(UAW)から支持を受けていますから、就任そうそう約束を反故にすることは出来ないでしょう。事実上、既に潰れている会社に時間稼ぎがどこまで通用するか。

日経平均は11月21日の安値7,406円まで、あと73円と迫りましたが、なんとか持ちこたえました。NYダウは昨年来安値に面合わせしており、ここを下抜けると2002年の10月安値まで節がなくなります。日米とも正念場にきています。それにしてもザラバの動きが日に日に小さくなっており、日計り派には辛い展開です。

本日の取引:1社 2勝 +8,000円
持ち越し:カイ6社 6,100株



2009年2月17日 日経平均株価7,645.51(-104.66)
日経平均は続落。主力株中心に幅広く売られ年初来安値した。後場寄り直後に中川財務相の辞任報道があり、為替が円売りで反応したものの、株式市場は殆ど無反応でした。これで2次補正、来年度予算とスムーズに行くか不安ですが、そもそも日本の政治になど誰も期待している人はいないので、関係ないという感じですかね。なんとも寂しい話ですがこれが現実です。

それにしてもジリジリ下がって嫌な感じになってきました。11月21日の7,406円で止まれないと、一気に7,000円割れに突入しそうです。ただ、ここから下を売り叩くには新たな材料が必要、目先は米自動車再建問題がどう決着するかですね。破綻させれば金融機関にも影響が波及しますし、中途半端な救済で再び問題を先送りすれば、これもネガティブに捉えられるので、難しい判断です。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:カイ6社 6,000株



2009年2月16日 日経平均株価7,750.17(-29.23)
GDPはマイナス12.7% と外需の大幅減がそのまま数字に表れ、35年ぶりの減少率となった。為替と株は、ほぼ予想の範囲内だったことから動きは限定的だった。ただ、GDPがこれだけの落ち込みを示したことで、20兆-30兆円規模の大規模補正の話も出てきましたし、政策もやりやすくなるでしょう。GDPや各種経済指標の数字は確かにショックですが、株価の方は去年の10月から殆ど横ばいで、ここまでの悪化は既に織り込んでいたとも言えます。問題はここからですが、世界各国で何百兆円という財政出動が始まるわけですから、これで何も変わらないということは有り得ないでしょう。株価に先見性があるとすれば、ここ数カ月の横ばいを考えてみる必要があると思います。

日経平均は今晩の米国市場が休みということもあってか、売買代金がかろうじて1兆円を超える程度の閑散相場。GDPよりもGM問題など海外市場の動向が気になるようです。

四半期決算も一巡してきましたね。個人的には業績はともかく自社株買いの発表が減ったのが気になります。財務に余裕のある会社でも手元資金に不安を感じているのか、人減らしをやりながら自社株買いをやると、どっかの政党から批判が出そうなので控えているのかは不明ですが、ここで下手な設備投資をやるよりも、将来のM&Aなどを考えて自社株を買っておくというのは、一番投資効率が良いと思うんですがね。スッ高値で株の持ち合いはやるくせに、こういう時に動かないというのはセンスがないと思いますね。

本日の取引:3社 2勝1分 +13,500円
持ち越し:カイ6社 5,900株



2009年2月13日 日経平均株価7,779.40(+74.04)
米国株は大幅安のあと持ち直し、ダウは小幅安、ナスダックは小幅高で戻ってくる。日経平均はなんとか持ちこたえて、今週初めてのプラス引けとなった。ただ、SQ値の7,811円 93銭も維持できず、なんとも覇気のない相場でした。

週明け発表の国内GDPは、既に2桁減になるという予想が出ているので、買い戻されることはあっても、GDPを材料にあらためて売られるということは無いでしょう。しかし、今日から始まるG7を受け、為替が大きく動くようだと来週も波乱含みとなろう。個人的にはボラがもうちょっと上がって欲しいところです。

本日の取引:2社 2勝 +11,300円
持ち越し:カイ6社 6,100株



2009年2月12日 日経平均株価7,705.36(-240.58)
一昨日の米国株は、ガイトナー財務長官が発表した金融安定化策が曖昧で具体性に欠ける内容だったことから、ダウは一時400Pを超える急落となった。昨日は若干反発したものの、2日間トータルで330P下げれば、日本株への影響は免れません。ただ、どうなんでしょう、米株は雇用統計が悪くて大幅高した後ですから、安定化策の内容に関係なく一旦売られる場面だったんじゃないでしょうか。

日経平均は直近、米国に逆行する形で下がっていたので、それほど大きな下げにはならない筈でしたが、それでも結構な下げになりました。ザラバはオプションSQを意識した7,750円の攻防でしたが、先物主導の下げというよりか、現物に買い手不在という感じの相場でした。今日の続落で3日連続で7,000円台での終値となりました。去年の10月から4日続けての7,000円台はなく、明日大幅高にならないとこのアノマリーが崩れてしまいます。直近9営業日のうち7営業日が7,000円台と、ここで滞留時間が長くなってきているのは嫌な感じです。11月21日の安値7,400円レベルで止まれないと目も当てられません。

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:カイ6社 6,200株




2009年2月10日 日経平均株価7,945.94(-23.09)
米国株は小動きで戻ってくる。日本は昨日先回り的に下げていた反動から、寄り付きこそ高かったが、昨日同様、先物主導でじり貧の展開。まともに動いていたのは寄り付き後30分ぐらいで、後場などは殆ど開店休業状態。休み前で米景気対策の内容と市場の反応をみたいというのもありましたが、それにしても活気のないマーケットでした。

「景気の落ち込み、米国よりはるかに急」 本日オバマがもたもたしていると90年代の日本みたいになると言ったそうです。中国も日本の失敗をよく研究しており、大規模な景気対策を進めています。対して世界が呆れる失敗の当事者である我が国は、今回も暢気なもので、やることは全てツーリトル・ツーレイト、おまけに増税の話をしているわけですから、確り前回の失敗を踏襲しております。もう怒るというよりか逆に笑えますね。しかし、これで民主党に政権が変わったら、もっと滅茶苦茶になりそうな気がしますが・・

本日の取引:2社 3勝1敗 +9,800円
持ち越し:カイ6社 6,100株



2009年2月9日 日経平均株価7,969.03(-107.59)
日経平均は反落。週末の米国株高と円安進行を受け、買い先行の始まりだったが、再び一目均衡表の雲で撥ね返された。ザラバ為替が円高に振れだすと、もう反発する気力もなく、ひたすらジリ貧の展開。終わってみればほぼ全面安ですから、期待はずれもいいところです。もっとも朝の高い時間帯でも、値下がり銘柄数の方が多かったので、朝高も買い戻しだけだったという感じですね。

買い戻しと言えば、最近のマーケットを見ていると外需系は業績が悪い分、ショートがバンバン入ってくるので、取り組みが良くなって株価があまり下がらなくなっています。対して内需ディフェンシブ系が売られており、一時的なリバランスと思っていたものがトレンドになりつつあります。外需を売って内需を買うという、現状のファンダメンタルズに沿った投資をしている人が一番損をしているわけですから、面白いものですね。

本日の取引:1社 1敗 -3,000円
持ち越し:カイ6社 6,100株



2009年2月6日 日経平均株価8,076.62(+126.97)
米国株の反発、為替の円安基調を受け買い先行の始まり。このところレジスタンスになっている8,100円を上回ったが、上値は重く終値でキープすることは出来なかった。上昇したと云っても東証1部は値下がり銘柄の方が多いですし、いま一つの動きでした。個別を見ていても意味もなく乱高下する銘柄も多く、捉えどころがない感じです。日経平均は8,000円がらみでの滞留時間が長くなっており、この攻防が上下どちらに抜けるのか、今晩の米雇用統計に注目です。

「かんぽの宿」問題が徐々に大きくなってきました。なぜかマスコミは郵政がらみの話になると、どこからか圧力がかかるのか歯切れが悪くなりますが、これは出来レースと言われても仕方ないですね。民営化から既に3年近く経っているわけですから、不透明な取引など探せば山のように出てくるでしょうね。素朴な疑問として外資が弱って小泉氏の影響力が弱くなった途端に、こういう問題が出てくるわけですから、寧ろそっちの方が胡散臭いですね。

本日の取引:3社 4勝1敗 +15,100円
持ち越し:カイ4社 4,900株 ウリ1社100株



2009年2月5日 日経平均株価7,949.65(-89.29)
米国はISM非製造業総合指数・ADP民間雇用者数とも市場予想を上回ったが、バンカメの国有化懸念など金融株が足を引っ張り、NYダウは再び8,000P割れ、ナスダックは小幅安で戻ってくる。東京市場は中国関連株が堅調で後場プラスになる場面もあったが、昨日の反動からハイテクが弱く指数は反落となった。

これで3日連続8,100円で頭を押さえられており、7,800円~8,100円のレンジ内の動きになっている。結局、資金がセクター間でキャッチボールされているだけですから仕方ないですね。どっちに抜けてくるかは為替次第といったところ。明日から四半期決算が後半戦のピークに入りますが、既に来期に視点が移ってきていますから、影響は限定的でしょう。

本日の取引:1社 3勝1敗 +7,200円
持ち越し:カイ5社 5,300株



2009年2月4日 日経平均株価8,038.94(+213.43)
日経平均は米国株の上昇を受け買い先行の始まり。全体的には内需売り、外需買いのリバランス的な動きだったが、今日はだれることもなく終日堅調な展開だった。

日米とも下方修正を出しても株価が上昇するケースが出てきました。先週から主力企業に大きな下方修正が相次ぎ、これから決算を向かえる銘柄にも先回り的な売りが出たことで、単純に下方修正→売り叩くという方程式も崩れてきたような感じですね。

本日の取引:4社 6勝1敗 +22,800円
持ち越し:カイ4社 4,900株



2009年2月3日 日経平均株価7,825.51(-48.47)
NYダウは続落するもナスダックが反発したことで、日本もハイテク株が買われた。反面ディフェンシブが売られ、前場は前日終値を上下に狭い値幅で終了。昼休みに日銀が銀行保有株の買い取り再開を発表したこで、後場寄り200円高まで急伸する場面もあったが、効果は続かず先物は安値引けとなった。相場は動かないより動いた方がいいですが、なんか脱力感の残る終わりかたでした。

保有株の買い取り自体は決して悪い話ではありませんが、いま日本株を売っているのは外国人ですから、効果は殆どないと考えるのが普通でしょうね。結局上がったところで先物にショートがドカンと入り、売り方に餌を与えただけになってしまいました。2002年の時は日本の金融システム不安が原因ですから、こういう対処の仕方も有効でしたが、今回は世界的な信用収縮ですから、やってることがちょっと的外れです。今はとにかく経済指標の改善まで行かなくても、下げ止まりを確認するだけでもセンチメントはかなり改善するでしょうから、待つしかない状態です。もういいところまで来ていると思うんですがね。

本日の取引:3社 4勝1敗 +11,000円
持ち越し:カイ6社 6,100株



2009年2月2日 日経平均株価7,873.98(-120.07)
日経平均は続落。米国株の続落、ECBの利下げ観測からクロス円で円高が進行、加えて日本の主力企業は下方修正ラッシュと市場環境は最悪。その割には踏ん張っていたとも言えますが、アク抜け感は出てこないですね。懸念された日立製作所ですが、さすがにストップ安にはならなかったが、おもいっきり売られました。29年前の株価に戻ってしまった訳ですから、何とも言いようがありません。パナソニックも赤字転落になり、ハイテク業界はまさに総崩れ状態です。でも株価は魅力的ですがね・・

先週書いた繰延税金資産の多い企業について、メリルからレポートが出ていましたので、参考のため貼っておきます。ネット繰延税金資産÷株主資本の比率が高い企業には、OMCカード(8258)、GMOインターネット(9449)、富士火災(8763)、池田銀行(8375)、日立プラント(1970)、札幌北洋HD(8328)、みなと銀行(8543)、第三銀行(8529)、宮崎銀行(8393)、十八銀行(8396)、日立国際電気(6756)、大成建設(1801)、イーアクセス(9427)、パナホーム(1924)、富士重工(7270)、青森銀行(8342)、ジェイテクト(6473)、イオン(8267)、日軽金(5701)、ニチイ学館(9792)、中電工(1941)、日立電線(5812)、大日本スクリーン(7735)、アドバンテスト(6857)など

本日の取引:2社 4勝1敗 +17,500円
持ち越し:カイ7社 6,200株