売上高利益率の分析

売上高利益率の見方


売上高利益率は会社の収益性をみる指標です。利益率なので高いほど収益性に優れていることになります。

分母はすべて売上高ですが、分子を売上総利益、営業利益、経常利益にして比較するとで経営の実態が見えてきます。3つを比較して問題点を把握することが重要です。


売上総利益率(アラリ)
売上総利益は「売上高」から「売上原価」を引いたもの。つまり80円で仕入れたものを100円で売ったら20円が売上総利益ということになる。売上総利益率は、企業にとって商品やサービスの競争力と同時に収益性を表すものです。

計算式
売上総利益率(%)=売上総利益÷売上高×100

低下したときの考えられる要因
・売上数量の減少。
・商品価格の下落。
・競合他社の台頭。
・仕入れ単価の上昇。
・得意先からの値引き要請。
・得意先の構成が変わった。



売上高営業利益率
本業の営業活動による利益率です。売上総利益率を確認した後で、売上高営業利益率を見ます。ここで利益率が悪くなっていると販売費及び一般管理費(販管費)に問題があります。

計算式
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100

低下したときの考えられる要因
・広告宣伝費の使いすぎ(効果が出ているのか)
・人件費の上昇(人を増やしすぎた)
・交際接待費など無駄な支出が多くないか。
・家賃の上昇(高級オフィスなどへの移転)



売上高経常利益率
営業利益に営業外の金融収支を加えたものです。営業利益率を確認した後、売上高経常利益率を見ます。ここで利益率が悪くなっていると金融収支に問題があります。逆に本業とは関係ない賃料収入や利息・配当収入のおかげで経常利益率がよくなっている場合もある。

計算式
売上高経常利益率(%)=経常利益÷売上高×100

低下したときの考えられる要因
・借入金増加による利息負担(借入金で無謀な規模拡大をしていなか)



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