PER(株価収益率)

PER(株価収益率)の見方


PER(Price Earnings Ratio)プライス・アーニング・レシオとは、株価が1株当たり利益の何倍に買われているかによって、株価の割安・割高度を測ります。株を始めると最初に耳に入る横文字がこのPERというくらいポピュラーな指標です。

計算式
PER=株価÷1株当たり利益
1株当たり利益とは、企業が年間で上げた利益を発行している株式数で割ったもの。

ポイント
PERは低ければ低いほど割安といえます。赤字の会社はPERがマイナスになるので算出しません。

PERの見方と使い方
A社 1株当たり利益100円 株価4,000円 PER40倍
B社 1株当たり利益15円  株価300円  PER20倍

A社・B社どちらが割安かと言えば、現状PERが20倍のB社の方が間違いなく割安です。しかし、B社が投資対象として適切かは別問題です。なぜなら企業も人間と同じで成長するからです。もしA社が伸び盛りの若い会社で、B社が成長が殆ど見込めない成熟産業の会社だとしたら、単純に1株当たり利益で考えるのは無理があります。
PER(株価収益率)

1年後、成熟産業のB社は相変わらず1株当たり利益は15円、一方のA社は1株当たり利益が2倍になり、割高だったA社のPERは20倍まで下がりました。

A社 1株当たり利益200円 株価4,000円 PER20倍
B社 1株当たり利益15円  株価300円  PER20倍

このことから成長力のある会社はPERが高くても割高とは言えないことになります。だいたい株価というものは、会社の成長力を織り込んで先に上昇するので、1年前のPER40倍は妥当な数字だったわけです。勿論、成長力もないのにPERが高すぎる会社もあるので注意して下さい。

PERの使い方としては、同じ業種や似たような内容の会社で比較すれば、成長性が大きく異なる事はありませんから、有効だと思います。また他社と比べるより、その会社の過去のPERから、現在、割高圏にあるのか割安圏にあるのかを比較することも重要です。

最後に利益の質もチェックする必要があります。例えば土地の売却益とかによる特別利益の計上で、PERが一時的に低く出ている場合があるからです。土地の売却益などは特殊要因なので次の年にはなくなってしまいます。つまりPERだけ見ていてもダメなのです。経常利益と当期純利益の差をチェックすれば、この辺のことは直ぐ分かるので確認して下さい。



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