評価益は益と思うな、しかし評価損は実損であるの解説

相場格言集

評価益は益と思うな、しかし評価損は実損である


格言解説
評価益、評価損どちらも取引を終了するまでは、仮の利益、仮の損に過ぎない。そう言う意味では、どちらも同じであるが、投資家は利益となっている銘柄は、いつでも利食いできると油断する傾向がある。しかし悪材料一発で、利益が一夜にして吹っ飛ぶこともある。要するに利益を手にするまでは、油断するなと言うこと。

一方、評価損を抱えた投資家は、いつかは買値にもどる、売らなければ損は確定しないと、損失を受け入れることを拒否する傾向がある。しかし、含み損というのは今後も成長する可能性もあるし、資金が固定され機会損失を投資家に与える。ある意味、評価損は確定した実損より性質が悪いといえる。それを、売らなければ損じゃないと開き直る投資家を戒めた格言である。



類似格言


反対格言


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