下手な難平(ナンピン)怪我のもとの解説

相場格言集

下手な難平(ナンピン)怪我のもと


格言解説
最初にナンピンは、善か悪かについて議論しなければならないでしょう。

昔から相場師の間でも、このナンピンに関しては禁止派と推奨派に分かれています。ギャンや本間宗久などは、ナンピン禁止派ですが、有名な三猿金泉秘録などでは、ナンピンは逆に推奨されています。

確かに、ナンピンはトレンドに逆らう行為ですから、非常に危険ですし、時に愚かな行為になることもあります。しかし、リスク管理がきちんと出来る人であれば、ボックス圏で動いている株などにはナンピンの有効性は認めます。ですから曖昧な表現で申し訳ありませんが、私はナンピンを全否定する気はありません。

要は使い方なのですが、多くの個人投資家はリスク管理が甘く、下げ相場になってもお構い無しに破綻するまでナンピンしてしまうので、現在は禁止派の方がマジョリティーを得ているのでしょう。



類似格言
意地商いは破滅のもと
・相場に意地は禁物
・相場に逆らいよろしからず
見切り千両、損切り万両
・引かれ玉は投げよ


反対格言
・三割の高下に徳(利益)は変転(ドテン)し損は平すが秘密なりけり(三猿金泉秘録)


相場格言TOPに戻る