兵は勝つことを貴び、久しきを貴ばずの解説

相場格言集

兵は勝つことを貴び、久しきを貴ばず


格言解説
これは孫子の兵法 作戦篇にある言葉である。ここでいう兵とは「戦争」のこと。すなわち、戦争は勝つことが大事で、長期戦、泥沼化は避けろということです。

初めから長期投資を覚悟で買い始めたのなら、何もいうことは有りません。しかし、そう云う人は極めて稀で、自分が買った株が予想外に下がってしまって、売るに売れず長期戦になってしまう人の方が圧倒的に多いことでしょう。

戦争に金や時間というコストがかかるのと同じように、投資にもコストがかかっています。投資期間が長期化し、巧くいかなくなれば、それは時間損失、機会損失となり投資家に降りかかってきます。

孫子の時代ですら、戦争には金がかかっていたのです。ですから、まず泥沼化は避けなければならないし、結果、勝ったとしても、国の財政が疲弊し、死傷者を多く出したりしては採算にあわないのである。まして負けるようなことになれば、最悪の事態に発展します。戦いに効率性を求めるのは、投資でも同じではないだろうか。

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