株式情報はこうやって仕入れる

株式情報の仕入れ方



株式投資の基礎

株式情報の仕入れ方

有益な情報は、プロのアナリスト達しか手に入らないと思っている人も多いと思いますが、決してそんなことはありません。皆さんも自分の専門や得意分野に関する情報は、下手なアナリストなんかより、余程詳しいはずです。インサイダー取引に抵触しない限りは、自分がよく知っている業界の株などを手がけるのは良いことだと思います。
消費者の立場から
また、消費者の視点からしか分からないと言うものもあります。あの飲食店はいつ行っても混んでいるとか、子供の間で流行っているオモチャや流行のファッションなど、投資に関するヒントは身近に転がっているものです。

情報源

投資に関するヒントは身近に転がっていると言いましたが、それとは別にもっとマクロ的な視点で経済を見てゆく必要も出てきます。国の政策や景気の動向、国際情勢などもにも株価は敏感に反応します。これらに関しては、やはり特定のメディアに依存するしかありません。

新聞
日本経済新聞
投資家の間で最も読まれている新聞。最近、少々先走りする面もありますが、記事の持つ影響力は絶大です。
新聞

TV
テレビ東京
モーニングサテライト(毎週月曜~金曜)朝5:45~6:40
ワールドビジネスサテライト(毎週月曜~金曜)夜23:00~23:58
株式情報を詳しく扱っている数少ない番組。
モーニングサテライトではNY市場の動向などを詳しく解説しています。

日経CNBC
24時間放送している経済専門ニュースチャンネルで、寄り前の外国人動向からチャート分析、注目銘柄、夜はNY市場をライブ中継(同時通訳有り)するなど、個人投資家に役立つ番組編成となっている。またモーニングサテライやワールドビジネスサテライトの再放送もやっています。視聴方法はケーブルTVやスカイパーフェクTVなどがあります。

雑誌
経済雑誌の定番としては週刊東洋経済・日経ビジネス・週刊ダイヤモンドなどがあります。この他にも注目銘柄など中心とした、はっきり言って低俗な雑誌も多数ありますが、最初の内はいろいろ見てみるのもいいでしょう。

インフォメーションとインテリジェンス

英語には「インフォメーション」と「インテリジェンス」という2つの言葉があります。日本語では両方とも「情報」と言う意味になってしまいますが、英語ではこの2つは全く別物で、インテリジェンスは知性・知能であり、インフォメーションは単にお知らせという意味です。(CIAのIはIntelligence、ITのIはInformation )
インテリジェンス
つまり本当に役に立つ情報と言うのは、ネット・新聞・テレビにはないと思って下さい。これらは全てインフォメーションか、それ以下であり、単独では殆ど使い物になりません。しかし、それらを全て捨ててしまうのではなく、無数のゴミ情報の中から、使える情報を選別しインフォメーションをインテリジェンスに昇華させて行くのが、投資家の力量ではないかと思うのです。

有料情報を買うべきか?

有料情報と言ってもいろいろありますから、私は否定も肯定もしません。ただ、粗悪なものも多いので注意して下さい。過去にこんなに儲かったとか、これを買えば絶対儲かるなどと宣伝しているものは、ほぼ100%インチキだと思って間違いないでしょう。

株に限った話ではないですが、おいしい話、儲かる情報なんていうものが存在すれば、それを僅かなカネで外部に漏らすことは、経済合理性の観点から言って絶対にあり得ないことです。何故なら、わざわざ会員を募って面倒な事務処理をするより、自分で売買して儲けた方が楽ですし、本当に有益な情報なら、共有するより独占する方が儲けも大きいからです。情報を発信したがっている人の情報など、ろくなものはありません。逆に表に出したがらない情報を、コネなどを使って仕入れたり、既に公になっている情報も、その裏を読むなど、まず自分で努力することの方が大切です。



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