勝つことのみを知りて負けることを知らざれば害その身に至る
格言解説
初心者が柔道で最初に習うのは受身の練習で、相手を投げるのはその後です。しかし、こと相場に関しては、いかに儲けるか(相手を投げるか)と言うことに話が終始してしまいます。相場も柔道と同じで、最初に学ぶべきなのは、損切りや資金管理の仕方であって、儲けることではないと思っています。
なぜなら、株価が上がる下がるなど、所詮2分の1の確率なのですから、素人が適当に銘柄を選んで売買しても、儲かるときは儲かるのです。しかし、負けることも当然あるわけで、その負けたときのロスをいかに少なくするかが、大切になります。柔道で言う受身ということになるのでしょうか。
相場の世界は、負け方の上手い人が最終的に生き残り、利益を上げると言っても言い過ぎではないと思います。ある程度相場が分かってこないと、こんなことを言っても馬の耳の念仏なのでしょうが・・・
類似格言
・驕るなよ円い月夜も唯一夜
反対格言
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