風が吹けば桶屋が儲かる
格言解説
この格言は「風が吹くと砂ぼこりが出て盲人がふえ、盲人は三味線をひくのでそれに張る猫の皮が必要で猫が減り、そのため鼠(ねずみ)がふえて桶をかじるので桶屋が繁盛する」と言う意味で、何か事が起こると、めぐりめぐって意外なところに影響が及ぶと言うことです。
株式市場と言うのは、連想ゲームみたいなところがありまして、A電気の決算発表が予想より良かったりすると、B電気も良いんじゃないかとか、製薬会社のA社とB社が合併すると、次はC社とD社が合併するかも? なんて連想がされ、それだけで株が騰がったりすることがあります。もっと高度? な連想では、むかしコメ不足のとき、コメがなければパンを食うしかないだろうなんて連想で、パン会社の株が急騰したこともありましたね。
連想で思惑売買をするのは、株式投資の楽しみの一つかも知れませんが、あまり度が過ぎてもいけません。またこの格言は、何でも材料にしてしまう株屋を皮肉った意味でも使われることがあります。
類似格言
反対格言
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