本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2022年3月31日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 27,821.43 -205.82 -0.73%
TOPIX 1,946.40 -21.20 -1.08%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。前日はロシアが軍事活動を縮小したとのニュースを好感して上昇したが、東部では相変わらず激しい攻撃が継続し、キーウ周辺も撤退ではなく部隊の再編との見方が強まり、相場の過熱感もあることから利益確定売りが優勢となった。

日経平均は続落。米国株安を受け売り先行での始まりとなった。その後、米政権が、数カ月にわたる日量100万バレルの戦略石油備蓄放出を検討中と報じられたことで原油先物相場が急落し、日経平均は切り返す場面もあったが、中国の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことや、期末の買い需要が一巡したことから、上値を追う勢いはなく失速。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 2200株



2022年3月30日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,027.25 -225.17 -0.80%
TOPIX 1,967.60 -24.06 -1.21%

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは続伸。ロシア国防省が、ウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小すると発表したことで原油先物相場が続落し、幅広い銘柄に買いが入った。

日経平均は反落。米国株は上昇して戻ってきたが、期末特有の買い需要が一巡したことで小幅安での始まりとなった。日経平均は一時500円を超す下げとなったが、大引けにかけ下げ渋る。本日は日経平均の配当落ち分が237円あるので、実質小幅高。ロシアとウクライナは多少歩み寄りはあるものの、溝は深いまま。中立化一つとっても、武装中立か非武装中立かもはっきりせず、ましてやロシアが支配下に入れた東部の扱いなど、停戦に向けた課題は山積みで、随分遠い話だなって感じ。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 2200株



2022年3月29日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 28,252.42 +308.53 +1.10%
TOPIX 1,991.66 +18.29 +0.93%

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反発。直近大きく上昇した反動から利益確定売りが優勢だったが、原油先物相場が大きく下落したことで、消費関連の一角が買われた。また、長期金利の下落を受けハイテク株は堅調だった。

日経平均は反発。米国株高や原油相場の下落を受け買い先行で始まりとなった。その後も3月期末の配当権利取りや、配当金の再投資に絡む先物買いなどの好需給に支えられ終日堅調な展開となった。相場ですから、目先まだ上昇するかもしれませんが、あまりにも楽観に傾きすぎているように感じます。

本日の取引:1社 2勝 +7,000円
持ち越し:2社 2200株



2022年3月28日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 27,943.89 -205.95 -0.73%
TOPIX 1,973.37 -8.10 -0.41%

週末の米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。原油先物価格と長期金利の上昇を受け、エネルギー関連株や金融株が買われダウを押し上げたが、ハイテク株は利益確定売りに押された。

日経平均は反落。米国株はまちまちで戻ってきたが、9営業日で3,000円近く上昇した反動から終日利益確定売りが優勢だった。日銀が指し値オペを通告したことで円安が一段と進んだが、ここまで来ると円安株高という方程式も成り立たなくなってきますね。

本日の取引:1社 2勝 +8,000円
持ち越し:2社 2200株



2022年3月25日 金曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,149.84 +39.45 +0.14%
TOPIX 1,981.47 -0.09 -0.00%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。EUがロシアからの原油輸入を禁止するなどの制裁強化がひとまず見送られたことで、原油先物相場が下落し、ハイテク株などを中心に買いが優勢となった。

日経平均は9日続伸。ナスダックの大幅高を受け買い先行で始まったが、相場の過熱感も強くなっていることから、買い一巡後は戻り待ちの売りや利益確定売りが出て、終日方向感のない展開が続いた。黒田総裁は、円安は日本経済にプラスと言いますが、内需系にはマイナスですし、外需系も海外移転が進んだことで、以前ほど恩恵はなくなっています。マーケットでは125円が黒田ラインとされていますが、そこで止まれるんですかね? 今回のウクライナ危機で考えるのは、日本はエネルギー自給率も、食料自給率も先進国最低最低水準あり、周りを見渡せば危険な国だらけ。おまけに意味不明な金融政策が続き、10年前までは有事の円買いだったのが、今や有事の円売りで、このまま定着しそうなのが嫌な感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 2300株



2022年3月24日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,110.39 +70.23 +0.25%
TOPIX 1,981.56 +2.86 +0.14%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。原油先物価格の上昇を受け、インフレの高進が金融引き締めを加速させるとの懸念から売りが優勢となった。

日経平均は8日続伸。米国株安を受け利益確定売りが先行したが、後場になると先物に断続的な買いが入り、大引けにかけプラス圏に浮上し、日経平均、TOPIXとも高値引けとなった。3月期末特有のドレッシング買い、配当取り、配当の再投資への先回り買いに便乗するように先物へ買い仕掛けが入り、売り方へのスクイーズが続いている。

本日の取引:1社 2勝 +9,300円
持ち越し:2社 2600株



2022年3月23日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 28,040.16 +816.05 +3.00%
TOPIX 1,978.70 +44.96 +2.33%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。前日はFRBのタカ派発言が嫌気されたが、この日は打って変わって適切な利上げは中銀の信頼感を高めるとかで、終日買いが優勢となった。

日経平均は7日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まりとなった。その後も先物に断続的な買いが続き、売り方の損失覚悟の買い戻しや、コール売りのヘッジの先物買いなども巻き込み、後場には節目の28,000円を回復した。それにしても24,000円台から、あっという間に28,000円ですから驚きの展開ですね。まあ、驚くというよりか、このマネーゲームには正直呆れてしまいます。

ウクライナ情勢ですが、西側が武器を援助しているとは言え、1/10の戦力しかないウクライナ相手にここまで苦戦しているのは、クリミアでの成功体験から、軽く考え過ぎていたと言うか、都合のいい妄想をしていたとしか言えませんね。周りにイエスマンしか置かない独裁者が犯す典型的な失敗例と言えます。ロシアはこのままキエフを包囲して持久戦に持ち込むことも可能ですが、ロシア軍の死者数も既に1万人規模なので、長引かせるとプーチン政権が持たないので、大量破壊兵器を使ってくる確率が日に日に高まっているのは事実でしょう。

本日の取引:2社 2勝 +12,000円
持ち越し:2社 2000株




2022年3月22日 火曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 27,224.11 +396.68 +1.48%
TOPIX 1,933.74 +24.47 +1.28%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。パウエルFRB議長が年内の連邦公開市場委員会(FOMC)で今後0.5%の大幅利上げの可能性を示唆したことや、原油先物相場が再び急伸したを受け売りが優勢となった。

日経平均は6日続伸。3連休の間ウクライナ情勢は膠着状態で次の展開待ち。東京1部全体では値上がり/値下がり銘柄数は拮抗していたが、主力銘柄を中心に売り方の買い戻しが進み、27,000円台を回復した。思いがけない急騰で踏み上げもかなり入っている感じですね。急激に進む円安が今のところ日経平均にはプラスになっていますが、原油や食料品が上昇する中で、どこまで円安が歓迎されるのか。

本日の取引:2社 2勝 +8,000円
持ち越し:2社 2800株



2022年3月18日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 26,827.43 +174.54 +0.65%
TOPIX 1,909.27 +10.26 +0.54%

米国株は、ダウは4日続伸、ナスダックは3日続伸。ロシアとウクライナの停戦期待やFOMC通過によるアク抜けから買い戻しが続いた。また、ロシアの外貨建て国債の利払いが債券保有者に対して米ドルで実施されたことも、ひとまず不安後退につながった。

日経平均は5日続伸。米国株は続伸で戻ってきたが、昨日急騰した反動から小幅安で寄り付いたあとは方向感のない展開となった。3連休前を控え大引けにかけダレるかと思われましたが、3連休中に停戦合意がまとまれば、売り方は連休明けに再びかち上げられるリスクもあることから、大引けにかけ逆に買い戻しが優勢となり、本日の高値圏で大引け。マーケットは早期の停戦合意を織り込んで動いていますが、あくまで停戦で終戦ではなく、支配地域をウクライナへ返すとは思えず、ロシアへの経済制裁が当面続くことを考えれば、買い戻しが終われば再び売られると考えるのが妥当でしょう。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 3000株



2022年3月17日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 26,652.89 +890.88 +3.46%
TOPIX 1,899.01 +45.76 +2.47%

米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは続伸。ロシアとウクライナの停戦交渉への期待感から上昇して始まり、FOMCの結果発表後にマイナスになる場面もあったが、売り一巡後は再び買いが優勢となった。ナスダック指数は上昇幅、上昇率とも今年最大。

日経平均は4日続伸。米国株はFOMCをはさみ乱高下となったが、結局大幅高で戻ってきたことで、朝から強烈なショートカバーが入り、日経平均は大幅高となった。ロシアとウクライナの停戦交渉ですが、合意は近いと言われながら何が争点になっているのかも分からず、期待先行の感は否めませんが、ショートも溜まっていたのでFOMC通過によるアク抜けと相まって、一気に買い戻されたって感じ。個人的には、世界経済の先行きにはかなり悲観的ですが、そうは言ってもまだ過剰流動性相場は続いているので、買いでも売りでも調子に乗ると一気にやられますね。

本日の取引:2社 2勝 +17,600円
持ち越し:2社 3000株



2022年3月16日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,762.01 +415.53 +1.64%
TOPIX 1,853.25 +26.62 +1.46%

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反発。原油先物相場が連日で大幅安となり、2月卸売物価指数の上昇率が前月から低下したことを受け、インフレへの過度な警戒感が後退し、買い戻しが優勢となった。

日経平均は3日続伸。前日の米国株式市場が上昇したことや、原油価格の急落などが好感され、ハイテク株などを中心に終日堅調な展開となった。原油相場の下落が一番上昇に寄与したと思うが、足元の原油安は中国でオミクロン株の感染拡大による一時的な需要減を見込んでいるだけなので、原油がピークアウトしたと見るのはまだ早計でしょう。また、テールリスクとして、中国がロシアに経済支援や武器供与などを行い、西側の経済制裁の対象となった場合は、経済規模の大きさ、中国事業に深くコミットしている企業数がロシアとは桁違いなので、その影響は計り知れません。

本日の取引:1社 1勝 +6,400円
持ち越し:2社 3200株



2022年3月15日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 25,346.48 +38.63 +0.15%
TOPIX 1,826.63 +14.35 +0.79%

米国株は、ダウは反発、ナスダックは3日続落。4回目の停戦交渉への期待感や原油先物相場の下落を好感し、午前中は堅調な展開だったが、長期金利の上昇を受けナスダックが売られ、ダウも値を消す展開となった。

日経平均は小幅に続伸。ナスダックが2%を超える下落となったことで売りが先行したが、原油相場の下落や円安を支えに切り返す展開となった。指数寄与度の高いソフトバンクやファーストリテイリングが安値を更新したにも関わらず、プラス圏を維持して終わっているので、見た目より強い印象。ただ、先週まで見られたパニック的な動きが一時的に収まっているだけで、不安定な動きには変わりなし。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 3300株



2022年3月14日 月曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,307.85 +145.07 +0.58%
TOPIX 1,812.28 +12.74 +0.71%

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。ロシアとウクライナの対話が停戦に向け前進しているとの期待から買いが先行したが、いつもの通りはしごを外され売りが優勢となった。

日経平均は反発。米国株は続落で戻ってきたが、ロシアとウクライナの双方の当局者から停戦交渉の進展を示唆する発言があり、米国株先物が堅調に推移していたことから、シュート・カバーが優勢となった。ただ、今までの経緯を見れば、ロシアが本当にハードルを下げてくるかは眉唾ものの話なので、日経平均は伸び悩んで本日の安値圏で大引けとなった。

4回目の停戦交渉も期待はできませんが、侵攻前のウクライナ政治情勢を報告していたロシア連邦保安局(FSB)の対外諜報部門トップらが軟禁されたとの報道もあるように、事実上の「無血開城」だったクリミア半島とは異なり、ここまでの抵抗はプーチンも全くの想定外なんでしょうね。このままロシアが戦闘で勝っても、勝った方が世界中から憎まれ経済的に大きく疲弊するなら、戦争に勝ったとは言えず、現状この戦いを早くやめたいのは寧ろロシアの方なのかもしれません。プーチンが狂人でなければ、自分の体勢維持が可能なぐらいのお土産で満足するのが得策であり、ロシアも出口を探し始めているのかもしれません。ただ、西側がプーチンの出口を全部塞いでしまうと、何をするか分からない怖さもあります。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 3300株



2022年3月11日 金曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,162.78 -527.62 -2.05%
TOPIX 1,799.54 -30.49 -1.67%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ロシアとウクライナの外相会談はなんの進展もなく、2月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を受け売りが優勢となった。

日経平均は反落。欧米株安や昨日1,000円近く上昇した反動もあり売りが先行。その後も、ウクライナ情勢を巡るネガティブなニュースが散発的に入り、終日軟調な展開となった。期待はしていませんでしたが、トルコでの会談は酷いものでしたね。停戦交渉など最初から眼中になく、「ロシアはウクライナを攻撃していない」などと、ロシア国内向けのプロパガンダに利用されただけでした。マーケットは今週乱高下が続きましたが、本番はまだ先って感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し:2社 3300株




2022年3月10日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,690.40 +972.87 +3.94%
TOPIX 1,830.03 +71.14 +4.04%

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反発。OPEC加盟国のアラブ首長国連邦(UAE)が増産支持を表明したことを受け、原油先物市場が急落。また、ゼレンスキー大統領がウクライナの中立化に加え、領土問題についても話し合う用意があると示唆したことで、停戦合意への期待感が高まった。

日経平均は反発。原油相場が急落したことで、欧州→米国と株式市場が急騰した流れを受け買いが先行。その後もジワジワと上げ幅を拡大し、1,000円近い上昇で取引を終了。ドイツDAXなどは8%も暴騰しているので、4%の上昇もこんなもんかなって感じ。

昨日書いた通り、ウクライナの中立化は絶対条件で、ゼレンスキー大統領が領土問題も譲歩する姿勢を見せたのが本当であれば、停戦に向け若干前進した感じですね。一番問題になるのが非武装化で、ここはウクライナも絶対譲れないところ。優位に展開するロシアが中立化と領土の2つのお土産で満足して即停戦という流れにはまだならないでしょう。それにしても米国はなんの役にも立たないですね。そもそもウクライナをそそのかして西側に引き込もうとしたのはアメリカですし、バイデンが早々に軍事介入しないと表明しロシアの進行を許したのもアメリカ。タラレバですが、ロシアが進行したらアメリカも軍事介入するよと一言脅しておけばロシアは進行することはなかったでしょう。その後はプーチンの核の脅しに怯えまくり、昨日はポーランドに戦闘機を送れと言いながら、ポーランドがドイツのアメリカ軍基地経由で送ってくれと言うと、ロシアが怖いからそんなことは出来ないと・・・ 米国が情けないのか、バイデンが情けないのか、いろいろ問題はあったが、まだディールのできるトランプの方がマシだったと思いますね。当然、日米同盟もロシアや中国の核の脅しの前には機能しないというロジックが成立したことになります。

本日の取引:2社 2勝 +14,000円
持ち越し:2社 3300株



2022年3月9日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 24,717.53 -73.42 -0.30%
TOPIX 1,758.89 -0.97 -0.06%

米国株は、ダウ・ナスダックとも4日続落。ゼレンスキー大統領がウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟をもはや要求していないとの報道が流れ大きく上昇する場面もあったが、ロシア制裁によるインフレ高進は避けられず、買いは続かなかった。

日経平均は4日続落。米国株は4日続落で戻ってきたが、日経平均は直近3営業日で1800円近く下落していたこともあり、300円ほど上昇する場面もあったが、買いは続かなかった。昨日も前場はロング・ショートのアンワインドかセクター間のリバランスか分かりませんが、形は作るんですが、後場になると現物に実弾売りが入り崩れていく展開となっています。

ウクライナのNATO加盟断念による中立化は、ゼレンスキー大統領も以前からほのめかしていたので、これで好感される事自体が意味不明ですね。この期に及んで中立化で停戦合意に持っていこうとするのは、さすがに甘すぎます。本気で停戦交渉するなら中立化は必要最低条件であり、それにプラスしてクリミアと東部2州をロシアに割譲し、その代わりゼレンスキー政権の維持と自衛のための軍隊保持を認めてもらうぐらいしか落とし所がないように思います。ロシアが新大統領を送り込み、非武装化も要求してくるなら、主権国家としてのウクライナは消滅しロシアに吸収合併されるのと全く同じなので、ウクライナ軍が全滅するか、ロシアが内部崩壊するまで戦い続けるしかありません。

本日の取引:2社 2勝 +9,200円
持ち越し:3社 4300株



2022年3月8日 火曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 24,790.95 -430.46 -1.71%
TOPIX 1,759.86 -34.17 -1.90%

米国株は、ダウ・ナスダックは3日続落。ロシアへの経済制裁に伴うエネルギー高が、世界的なスタグフレーションに繋がるとの見方から、幅広い銘柄に売りが出て、ダウの下げ幅は今年最大となった。

日経平均は3日続落。米国株は大幅安で戻ってきたが、直近2営業日で1300円以上下げていたこともあり、大きく下げた銘柄にはリバウンドも見られ、日経平均もプラ転する場面もあった。ただ、後場になると、落とし所がまったく見えないウクライナ情勢に伴うエネルギー高を警戒する売りに押され、節目の25,000円を割り込んで大引けとなった。昨夜もそうですが、停戦協議の前になると期待感から上昇しますが、仲介に米国や中国の名前が入っていなければ、何十回やろうが成果は期待できません。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 4600株



2022年3月7日 月曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,221.41 -764.06 -2.94%
TOPIX 1,794.03 -50.91 -2.76%

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。2月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったものの、金融政策の見通しを変えるほどの結果ではなかったとの見方から、相場への反応は限定的で、ウクライナ情勢を懸念する売りが継続した。

日経平均は続落。米国株安と欧米諸国がロシアからの原油輸入の禁止を検討していると伝わったことで、供給逼迫の懸念から原油先物価格が一時130ドルまで急騰し、日経平均先物は25,000円まで急落となった。後場は日銀のETF買いもあり下げ渋ったが、終日売りが優勢だった。

スタグフレーションの懸念は昨年からあったものの、ロシアの暴走が世界的なスタグフレーションのトリガーを引いてしまった感じですね。ロシアへの経済制裁の影響は、欧州の一部もそうですが、資源小国の日本は米国や中国よりも大きな影響を受けます。仮に停戦合意になっても、西側が望むような停戦になる確率は低く、ロシアへの経済制裁は続くことになります。また、これだけマーケットが荒れているのにクレジットリスクが全く報じられていないのも、なんか不気味ですね。1998年のロシア通貨危機で大手ヘッジファンドのLTCMが飛んだように、大きな影響が出てくると思うんですがね。こういうのは唐突に出てくるので要注意です。

本日の取引:2社 2勝 +7,400円
持ち越し:3社 3600株



2022年3月4日 金曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 25,985.47 -591.80 -2.23%
TOPIX 1,844.94 -36.86 -1.96%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。2月のISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったことや、プーチン大統領が妥協する気がまったくないことから、次第に売りが優勢となった。

ロシアとウクライナの2回目の停戦協議は、なんの成果もなく、米国株安を受け売り先行での始まりとなった。その後、ウクライナの原発が、ロシア軍の攻撃を受け炎上しているとの情報で下げ幅を拡大、更に「爆発すればチェルノブイリ原発の10倍の被害が出る」とウクライナのクレバ外相がツイッターで煽ったことや、周辺で放射能が漏れているとの情報も入り下げ足を早めた。すぐに放射能漏れは否定されたものの、その後の戻りは鈍かった。今回は原発でしたが、今後、ロシアがポーランドやバルト三国を攻撃する可能性だってゼロではなく、そうなれば第三次世界大戦だって容易に起こり得る状況です。マーケットの動きを見ているとそんなことはテールリスクの更に外側で想像すらしていない感じですが、虚構と現実は薄皮一枚。なんだって起こり得ます。

本日の取引:2社 2勝 +10,200円
持ち越し:2社 3100株



2022年3月3日 木曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 26,577.27 +184.24 +0.70%
TOPIX 1,881.80 +21.86 +1.18%

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。パウエルFRB議長が議会証言で地政学リスクの高まりを踏まえ、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを見送り、0.25%にとどめる考えを示したことで、今後の利上げ見通しも含め過度な警戒感が後退した。また、ロシアとウクライナの2回目の停戦協議への期待感も下支えになったとか。

日経平均は反発。米国株高を受け買い先行で始まったが、パウエル議長の議会証言は概ね想定通りの内容で買い一巡後は伸び悩む展開となった。ショート・カバー主体の上昇で、現状まだ積極的に株を買えるような状況ではないので、これでも十分強かったと言えるでしょう。ロシアとウクライナの停戦協議を本気で期待している人なんているんでしょうかね?

本日の取引:なし
持ち越し:2社 2900株



2022年3月2日 水曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 26,393.03 -451.69 -1.68%
TOPIX 1,859.94 -37.23 -1.96%

米国株は、ダウは続落、ナスダックは反落。混迷を深めるウクライナ情勢を巡り、長期金利が急落し、商品相場は急騰するなど荒い動き。株はリスク回避の売りが優勢となった。

日経平均は反落。米国株安や原油の急騰などが嫌気され売り先行での始まりとなり、その後も直近の上昇に対する利益確定売りが優勢となった。米長期金利の急落は安全資産への逃避と、FRBがウクライナ情勢に忖度して利上げペースを緩めるとの思惑ですが、急激にインフレが進む中で本当に利上げペースが緩くなるのか、今日と明日に予定されているパウエル議長の議会証言が注目されいます。

ロシアとウクライナの停戦交渉の2回目が予定されていますが、双方まだ余裕があるので本気で停戦合意に向けた会談をする状況ではなく、ロシアに攻撃レベルを上げる口実を与えているだけに映ります。交渉が続いているのはポジティブなんて言う人もいますが、形だけの会談はロシアを利するだけです。相手が核の使用にまで言及している中で、ロシアとウクライナだけの会談にすべて任せると言うのは、なんのための国連か意味不明です。本気で早期停戦を実現をしたいのなら、アメリカ、中国を含めた4者会談ぐらいしなければ、事態を収拾するのは難しそうです。

本日の取引:1社 1勝  +7,000円
持ち越し:2社 2900株



2022年3月1日 火曜日
指標 現値 前日比 騰落率
日経平均 26,844.72 +317.90 +1.20%
TOPIX 1,897.17 +10.24 +0.54%

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続伸。日本市場と同様にロシアのSWIFT排除の悪材料と、ロシアとウクライナの停戦協議への期待感が綱引きする展開となった。FRBが今回のウクライナ問題に配慮するとの思惑から、長期金利が下落しナスダックは堅調な展開だった。

日経平均は3日続伸。米国株はまちまちでだったが、前日米国株の大幅安を織り込んで動いていた中、ナスダックはプラスで戻って来たことで、一時27,000円を回復するなど買い戻しが優勢となった。

ウクライナとロシアの間で何が話し合われたのか不明ですが、落とし所がまったく見えてきませんね。
私が考えるに、
1.ロシアが国際世論に押され撤退の可能性が5%。
2.ロシアの無差別攻撃が始まりウクライナが無条件降伏の可性が20%。
3.NATOが参戦し世界大戦の可能性が5%。
4、ウクライナがNATO加盟を断念し、スイスのような永世中立国(軍事力は保持)になる、ウクライナの現政権は維持、クリミア、ドネツク、ルガンスクはロシアに割譲するなどの妥協案の可能性が70%。

私が考えた4の妥協案は、軍事力の保持や国土の割譲など恐らくどちらも飲めないでしょうから、一体どうなるのかまったく分かりません。

本日の取引:1社 2勝  +10,000円
持ち越し:2社 2700株