本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年6月28日 日経平均株価10,621.84(+360.24)
NYが続伸したことにより、国内も買いが続きました。ヘッジしていた向きの買戻しがまだ中心だと思いますが、これで一息つけた個人投資家も多かったのでは無いでしょうか。

米ワールドコムの粉飾決算には本当に失望しました。こんなことをやられたら投資なんて出来なくなってしまいます。幸いだったのはワールドコム自体すでに「死に体」だったので影響は限定されたようですね。怖いのは優良企業にこれが飛び火する事です。しかし、こんなリスクまで投資家は負わなければならないのですかねぇ?事件の関係者は刑務所に入って貰わなければ納得できません。




2002年6月27日 日経平均株価10,261.60(+187.04)
上がったと言っても、ショートカバー中心の迫力の無いものでした。アメリカの投資家も一度無くした自信を取り戻すのには時間が必要でしょう。

今回の急落では多くの人が傷ついたと思います。でも自信だけは失わないで下さい。自分を信じられなくなったら株などやってられません。本日はタキロン(4215)を4000株買いました。



2002年6月26日 日経平均株価10,074.56(-422.11)
全面安。6月に入ってから何度この言葉を言っただろう。何でこんなに下がったか整理してみましょう。①アメリカの企業会計疑惑・それに伴うダウ・ナスダックの急落
②半導体・ITの回復の脆弱さ。③デフレ対策・税制改革への失望。
④空売り規制をした事の弊害。⑤テロの予告。⑥印・パの緊張、イスラエル問題 
⑦円高 などが考えられます。

国内要因より海外要因に足を引っ張られた感じです。愚痴ばかりを言ってても始まりませんね、ここから買いか売りかなら、間違いなく買いで良いと思います。ただし1万円を割ってくると信用リスクの有る100円割れ銘柄などは止めた方がいいと思います。銘柄を考えるのが面倒な人はETF(1330)なども選択肢に入れられて見るのはどうでしょう。本日はきのう売ったタキロン(4215)を再び買いました。約定したのは1000株だけでした。



2002年6月25日 日経平均株価10,496.67(+25.35)
外国証券は本日も売り越です。NYとの連動性がよく話題になりますが、昨日も書いたように東証の殺生権は外国人が握っていると言っても過言ではありません。

自国のマーケットが不安定になれば、こちらにとばっちりが来るのは避けられないと思います。国内を見れば銀行・信託銀行・事業法人は相変わらずの売り越しでどうしょうもありません。個人投資家を育ててないこの国は、リスクを取ってくれる人がいないと言うのが実情ではないでしょうか。外国人の動向など気にしないで取引が出来る市場に早く戻って欲しいものです。

本日の取引はタキロン(4215)を利食いました。わずかな金額でしたがこの様な展開ではしかたないでしょう。100万円を1回の取引で稼ぐのは大変ですが、5万円を20回でも100万です。今はこまめに回転させた方が効率が良さそうです。狙っている株がいい値段になって来たので明日あたり下がれば買いたいと思います。



2002年6月24日 日経平均株価10,471.32(+116.97)
TOPIXは朝方、1000Pをあっさり割れてしまいどうなることかと思いましたが、後場は日銀の為替介入もあり、徐々に値を戻してきました。しかし、外国証券は売り越しを続けており、出来高も7億株と低調です。

皆様、ご存知のように東京市場は外国人によって支えられていますよね。小泉首相になってからの財政再建は、どうも虫が良すぎると思いませんか、何故なら彼らに市場を支えて貰いながら市場の事は無視して、自分達はせっせと借金を減らす事だけに専念する。(減ってないが)日本の金で市場を支えて、財政再建をやるのなら話が分かりますが、なんとも変な話ではないでしょうか?

そもそも不況の時に財政再建をやって景気が回復したなどと言う話は聞いた事がありません。おそらく、これからも無いでしょう。頼みの外国人様が愛想を尽かしたら、この国のマーケットはどうなってしまうのか心配でなりません。市場を無視し続けるこの国の政治家を変えなければこの国は変われないと思う。