EV/EBITDA倍率の見方
EV/EBITDA倍率とは、「簡易買収倍率」ともよばれ、企業の割安性を測る指標です。EV(企業価値)がEBITDA(営業利益+減価償却費)の何倍になっているかを測ります。
EV/EBITDA倍率は、企業を買収したとき、その買収資金を年間利益でまかなう場合、何年で買収資金が回収できるかを示しています。

EV/EBITDA倍率は、各国の税率や会計制度の違いが排除されているため、純粋に何年で元がとれるかを見ることができ、株価を比較する際の尺度として外国人投資家に広く使われている。
計算式

EV(企業価値)=株式時価総額+負債総額-保有現預金
EV(企業価値)=株式時価総額+純有利子負債
EBITDA=営業利益+減価償却費
EBITDA=税引前当期純利益+支払利息+減価償却費
ポイント
・EV/EBITDA倍率は低いほど割安。
・EV/EBITDA倍率が3倍と10倍の企業では、買収資金が3年で回収できる3倍の企業の方が割安である。
・EV/EBITDA倍率の市場平均は7~8倍くらいである。
・EV/EBITDA倍率は
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